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日本史、経済、政治をテーマに歴史小説やファンタジー小説を掲載しております。ぜひ御覧ください。

幼い頃より、はやみねかおる著「名探偵夢水清志郎事件ノート」、高田崇史著「QEDシリーズ」などを読んで、読書の楽しさを知りました。簿記を学んだ経験から商売や経済の歴史に興味を持ち、その面白さを伝えるべく小説を書いております。

安田伊織
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2021/08/23

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  • 【戯曲】或る宴

    さる国にある城。その一室で目下戦争中の3国が集まった。宴の名目で集められた人々の思惑が事態を二転三転させる。最後に笑うのは誰か?

  • 今後の投稿について

    いつもNOVELSLOGを御覧いただき、ありがとうございます。表題の件ですが、しばらく不定期投稿にいたします。ひょっとしたら、当分投稿しないかもしれません。長くとも7月までは、このような状況が続くと思います。以上、よろしくお願いします。令和

  • 「こころ」の行方

    学校の図書館で余暇を過ごす少年・丸山亮太。彼はある日、隣のクラスの女子生徒・角谷彩花から暗号解読を託された。それはその年の夏に、命を絶ったとある女子生徒が遺したものだった。この暗号解読には、夏目漱石の「こころ」が鍵となるのだが……。

  • 令和4年4月17日投稿について

    いつもNOVELSLOGをご覧いただき、ありがとうございます。表題の件、2022年4月17日は新作発表をお休みし、前回発表作品の推敲版を発表します。よろしくお願いします。令和4年4月16日安田伊織

  • 投稿方針について

    いつもNOVELSLOGをご覧いただき、ありがとうございます。長い開店休業状態を経て、ようやく投稿を再開することができました。さて表題の件ですが、今後は以下のように投稿していこうと思います。1~2週間に1篇の短編・ショートショート・随筆を投

  • 亀麻呂と兎丸

    遠い昔、聖武天皇の御代のことである。この日は、その年の豊作を祝うため土地の者たちが長者の家に集まっていた。彼の家は点在する宅地の中で、山に登れば一目でわかるほど大きかった。版築の塀に囲まれ、奈良の都にはこんなものがたくさんあるのだろうかと人

  • お茶と権力

    本文アートがなぜ価値を持つのか。よくよく考えてみれば不思議である。紙だの布だのに絵の具を塗ったものに何十億もの値がつく。昨今では、NFTによりデジタルデータにさえ、高値がつくようになった。なぜ高値がつくのか。投機的な資金の流れか、個々の美し

  • 〈武家の王〉足利氏

    〈武家の王〉足利氏同じ人間だというのに、なぜか上下関係が発生している。それは役職が上だからか、お金をもらう相手だからなのか、年が上なのか、いろいろ理由はある。しかし、私達が常日頃行っているマナーもまた上下関係を形成する一助となっているのでは

  • 海や川、湖沼で考えられるビジネス

    水運業船を使って荷物を運搬。舟を貸すこともある。海や河川、琵琶湖並の湖でも行われる。曳舟上流の方へ遡る船を川岸から、縄をつなげて馬で引くことを曳舟という。倉庫業手数料を取って荷物を預かる場所。倉庫の荷物を担保に金銭を貸すこともある。漁業川魚

  • 山間部で考えられるビジネス

    異世界の山間部で考えられるビジネスを列記してみました。狩猟羽を取る矢羽根羽ペン衣服の装飾(豊臣秀吉の陣羽織など)肉を得る鳥獣の肉を得る皮革防寒具鎧(レーザーアーマーや大鎧など)靴動物の骨や腱を手に入れる膠(接着剤)スリングショットのバネ部分

  • 小説とカネ

    本文小説家を志すものとして、少なからず「これで飯が食えたらな」と思ったことがない人はいないと思う。かくいう私もその1人だ。小説家が「印税」という歩合制で報酬を得るようになったのは、日本では、夏目漱石の登場まで待たなければならない。それまでは

  • おわび

    いつもお世話になっております。2021年9月17日以来、更新していないことをお詫び申し上げます。言い訳がましいのですが、見切り発車で始めてしまったために今回のことが生じてしまいました。この際、投稿方針について考えを改めたいと思います。「完結

  • 天に二日無し 序「蓮下に堕ちる」

    男は一人、丸木舟の上で瞑想をしていた。漕ぎ手はいない。ただ潮の流れに操舵を任せていた。行く先はただ一つ、観音菩薩の御座すおはす補陀落浄土だった。 男は異形の姿をしていた。頭は烏帽子などなく蓬髪ほうはつで、口元はひげに覆われている。上等な絹

  • 畠山重忠物語 第6回「畠山の跡目」

    近保と成房が語り合ったあの夜から5年がたった。その間、平清盛が大輪田泊(神戸)に人工島・経ヶ島を建設し、法然が浄土宗を開いた。そして治承元年(1177)、平家の対応に不満を募らせた者たちが平家打倒の謀議を行った「鹿ヶ谷の陰謀」が起きた。ここ

  • 畠山重忠物語 第5回「願い」

    「市の賑わいも一段落したな。」晩秋のとある夜。本田屋敷の縁側で成房は近保に話しかけた。傍らには瓶子とかわらけが置かれている。畠山の領内で作られた酒が入っていた。「ああ、京より持ち帰った唐物も無事にみな片付いた。」「いくらで競り落とされたんだ

  • 千足國物語「新参者・二海道光宗5」

    異世界の官吏生活が今始まる!

  • おわび

    いつもお世話になっております。9月2日から本日9月3日にかけて、記事のタイトルを変更したことをお詫びしたいと思います。例えば【千足國物語「新参者・二海道光宗1」】を【上京1日目、痛感する父の教え「都では肩にぶつかってもいちいち怒るな」】とい

  • 海の向こうの新通貨!?男たちの夢と野望

    畠山重忠物語 第4回「紙の銭」重能は紙片を見せる前に、別のものを氏王丸に見せた。「この丸いものは何だと思う。銅でできておる。」「銭でございます。」氏王丸は即座に答えた。以前にも見せてもらったからだ。銭には「建炎通宝」と刻まれていた。重能は満

  • 千足國物語「新参者・二海道光宗4」

    3日目、光宗は義秀を始め佐清、義基、その他10人の従者と件の長持ちを牛に引かせて、主税卿・蘇芳蘇芳伯の屋敷に向かった。前日は、1日中挨拶回りの練習を行って、3人組はいささか疲れ気味だった。それを義秀は察して、光宗の両肩を強く叩いた。「しゃき

  • 千足國物語設定集ー官職編ー

    位階王家王千足國君主として、国家安寧を祈る祭祀と、諸侯の所領安堵、家督継承を裁可、および官人の任免権を執行する大后王の正妻太子王の世嗣内廷公太子以外の未成年王族院先王やその妻への尊称諸侯坤帝国の制度を流用し...

  • 千足國物語設定集ー経済編ー

    貿易畿内は天下の貿易を独占しているため、年間30~50万貫の抽分銭を得ている。当初は坤帝国皇帝への朝貢の見返りとして下賜される回賜品により収益を得ていた。回賜品は全て王の物となったが、随行員である商人たちは手荷物という名目で物品を持ち込んで

  • 千足國物語「新参者・二海道光宗3」

    御館様、という義秀の声で3人は談笑をやめた。「ご出仕はひと月後ではございますが、御館様にはやらねばならぬことが多うございます。」「都見物はならぬのか」「その前に上役へのご挨拶がございます。」もちろん挨拶は重要だ。しかし着任してからでは駄目な

  • 力以外の臣下の統制について

    異世界ファンタジーで戦記物となると必ずバトルシーンが入る。それはタイマンだったり合戦だったりする。しかし、その後が描かれていない。まあ書き手にとっては必要ないのだけれども。しかし、それでは私が困る。私が書きたいのは異世界政治劇だ。バトルで下

  • 畠山重忠物語 第3回「武士の役目」

    ハハハ、と氏王丸の父・畠山重能とその兄・重光は笑いあった。京より戻ってきて早々、最初の仕事は氏王丸を叱ることだった。しかし、迷子のはずの氏王丸が乳人らを探していたといい、大声で遊女の今様を謡っていたといい、それを目を吊り上げながら起こってい

  • 千足國物語「新参者・二海道光宗2」

    いつかお前は都に行かなければならない、と光宗みつむねは弟・成宗しげむねが生まれてからそう言われ続けていた。この千足國では長男長女は王宮の官人として仕える風習があるからだ。そのために学問と武芸に勤しんできた。時に王宮の能吏として、時に実家の工

  • 千足國物語「新参者・二海道光宗1」

    海には飽いた。それが二海道伯にかいどうはくの長子・光宗みつむねの4ヶ月に渡る船旅の感想だった。しかし、それ以上に二度と郷里に戻れぬということが、彼の憂鬱さを増していた。光宗が港で物思いに耽っていると、背中に衝撃を受けた。衝撃の主は、牛を引く

  • 畠山重忠物語 第1回「畠山の次男坊」

    商いとは、秋に収穫物を各々が交換し合うことから「あきない」と言い、のちに「商」の字を当てるようになった。現在の埼玉県西部あたりを支配する畠山の領内でも、そんな秋が来ていた。畠山では、京都に送られる年貢の余剰を手に入れようとする人々と、彼らに

  • 畠山重忠物語 序

    朝。静寂を破ったのは地を鳴らすほどの蹄の音だった。大将格の男を筆頭に数十騎ほどの騎乗している男たちがやってきた。武士ではない。冠もせず、身なりも汚い。男らは馬を止めると周囲を見渡した。朝日に照らされた金色の稲穂が風に揺れている。「大将、さっ

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