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  • 【ねえ誰れか、】3

    ほんとうは、 計登さんが一番堪えているんじゃないかって、 そう、 思ってる。 本人に云ったら、きっと。「んなわけーねーだろー」って怒るから云わないけど。 ・・・・・・云えないけど。

  • 【ねえ誰れか、】2

    なんの冗談かと思った。 だって僕たちは、【永遠】だった筈でしょう? なのに、 「今後のことを決めないといけない」 事務所の会議室で。社長に、そう云われた。その言葉の意味。 理解ができなかった。 ・・・・・・違う、 その意味なんてすぐに分かった。 だけど、認めたくなかったんだ。 ああ、【永遠】という言葉が、こんなにも儚く虚しく霧散していく。 「大丈夫。アナタたちのことは、私が守る」 きっぱりと云ってくれた社長。僕たちの所属している小さな音楽事務所の社長。あのとき、全く見向きもされていなかった僕たちを見つけてくれた。そして必死で育ててくれた。彼女がいたからこそ僕たちはこうして存在していられる。僕だ…

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壱色ノ匣:ヒトイロノハコ
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