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マスター・ツートンのちょっと天使な添乗員の話 https://mastertwotone2020.livedoor.blog/

添乗員のドキュメントストーリー。 いいことも悪いことも、いいツアーも悪いツアーも、いい客も悪い客も満載。 業界の裏話も時々出ています。現地の美しい風景も掲載。

マスター・ツートン
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2021/03/12

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  • イベント会場におけるお客さん同士での駆け引き 前編

    ちょっと前に参加したとある取引先での旅行イベントでの出来事。女性の四人組がいらしていた。もう参加するツアーは決まっていた。最初は他のスタッフが対応していたらしいが、非常に質問が細かいということでノルウェーによく行っている僕が呼ばれた。席につくなり一番

  • 気球の旅 後編 トルコでの気球の景色

    早朝く暗いうちにホテルを出て、打ち上げ場に着く頃にようやく薄明るくなってきた。多くの気球はまだ地面に横たわり、轟音とともに膨らませている最中だった。やがて立ち上がる。炎が上がると辺りのうっすらとした明るさはかき消されて暗闇になった気がする。搭乗したら最

  • 気球の旅 前編 旅行会社による気球観光への対応

    今回行ったトルコツアーでは、気球での観光が含まれていた。打ち上げ場ではいくつかの旅行会社が一緒になる。搭乗する気球は違うが、A社の添乗員の僕はお客さんたちと一緒に乗った。B社の添乗員は乗らなかった。これは添乗員の意志ではなく旅行会社の方針だ。「いいなあ

  • こぼれ話 ベテラン添乗員の懺悔

    久しぶりのトルコに行った。コロナ禍明けの物価高騰はどの国に行っても感じたが、個人的には今回のトルコが一番だった。ちょっと前まで円換算で300~500円程度、五つ星ホテルでも1000円少々だったビールがイスタンブール市内の普通のレストランで1200円、田舎でも800円以

  • こぼれ話 涙ぐましい努力と優しいトルコ人

    いつぞやのトルコツアーでの話。朝、出発前に年配女性客に声をかけられた。「すいません。今さら言うのもなんですけど、実はシャワーと蛇口の切り替えが壊れていてシャワーをつかえませんでした。」「あら。どうしてすぐに連絡をくださらなかったんですか。」「だって

  • 優しさと現実と…⑬最終回 吟味と審判

    ツアーと添乗員だけで言えば、アンケートはかなりの高評価だった。スペインのハイライトを効率よく巡るコースそのものは秀作で、よほどの失敗をしなければ、参加者にはとても満足していただける内容だった。明神さんについては、七割のくらいの方は触れていなかった。いろ

  • 優しさと現実と…⑫自立と自分勝手の境目 後編

    「ねえ、さっき諏訪さんに何か言おうとしたでしょ?」武田さんは、目をキラキラさせている。「別に何も。」「いや、言おうとしていた。私には分かる!」分かるもなにも「でも・・・」と口に出していたのだからそりゃわかるに決まっている。「あんたは、どんな時で

  • 優しさと現実と…⑪自立と自分勝手の境目 中編

    「すみません、お待たせしちゃって。先にいらしてたんですね。」明神さんが、ほんの僅かでも気まずい思いをされないように配慮したつもりだった。「私の部屋のシャワーがどうしようもないポンコツでねー。ツートンさんを貸り切っちゃってごめんなさい。」武田さんも続

  • 優しさと現実と…⑩ 自立と自分勝手の境目 前編

    セビリヤにて。最後の観光を終えてホテルに着いた。この日の夕食はついていなかったので、これで解散だ。「明神さん、夕食はどうされますか?」バスからホテルの部屋に帰る前に僕はたずねた。このツアーでは、夜の自由食が三回あり、これが三回目だった。一回目は、

  • 優しさと現実と…⑨ 比較的平穏だった時

    大聖堂の観光を満喫したお客さんたちを連れて、僕らは休憩場所の銅板細工屋に着いた。しっかり修行した職人たちが伝統工芸品を見事な腕前で手掛ける様子を、お客さんたちは興味があるフリをして見ている。トイレを使わせてもらうための「せめてもの礼儀」だった。「うちに

  • 優しさと現実と…⑧ トレドでの対策

    http://mastertwotone2020.livedoor.blog/archives/24270164.htmlhttp://mastertwotone2020.livedoor.blog/archives/24294683.htmlhttp://mastertwotone2020.livedoor.blog/archives/24303036.html(間が空いてしまったので、過去三話分のURLを貼っておきます)==

  • マルタにて 韓国人グループを案内する日本人ガイド

    こんなことがあるんだと思った。その方は、日本人日本語ガイドとして、韓国人グループを三回も案内したことがあるという。日本の派遣添乗員には、育成の過程がある。一般的には、最初に東南アジアやインド、トルコなど優秀な日本語ガイドがいるところで案内人の動きを学び

  • 優しさと現実と…⑦ ブラックにしたい人と旅行を続けたい人

    プラド美術館を楽しみにされていた坂田夫妻はご満悦だった。特にご主人は、「こんなに読むはずないわよ」と奥様に突っ込まれながらも購入した画集とガイドブックを早速袋から出してニコニコしていた。「トイレに行ってくるね。」奥様がその場を立ち去ると、ご主人は僕の

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