ーーーせっかくの成果をぶち壊しにするような行為も、全体の計画にとっては大して支障を来さないということなのでしょうか。「とんでもないことをして成果のいくつかをぶち壊しすることはあっても、全部を台無しにするようなことはないということです。人間の行為が及ぼす被害も多寡が知れてるということです。地上のいかなる人物にも、神の意志を完全に台無しにしたり、計画を推進を完全に阻害するほどの損害を及ぼす力はありませ...
ーーーバイブルにはイエスは我々のために苦しみを受けたとあります。「バイブルには事実でないことが沢山述べられています。いかなる人間も自分以外の者のために代わって苦しみを受けることはできません。自分の成長を管理するのは自分一人しかないーー他人の成長は管理できないというのが摂理だからです。贖罪説は神学者が時代の要請に従ってでっち上げた教説の一つです。自分が過ちを犯したら、その荷は自分で背負ってそれ相当の...
苦しみとは自分自身または他人が受けた打撃または邪悪なことが原因で精神または魂が苦痛を覚えた時の状態を言います。シルバー・バーチ霊のスピリチュアルメッセージ
ーーーあなたは先ほど他人の行為によって自分が災難に遭うこともあり得ることを認められましたが、他人の苦しみを知ることによって自分が苦しむという意味での苦しみもあるのではないでしょうか。それは無視してもよいのでしょうか。そしてそれは良いことなのでしょうか。「少しずつ深みに入ってきましたね。でも思い切って足を踏み入れてみましょう。円熟した魂とは人生の有為転変のすべてを体験しつくした魂のことです。苦しみの...
苦は進化と相関関係にあります。楽しみと苦しみは両極です。同じ棒の両端です。愛と憎しみも同じ力の二つの表現です。シルバー・バーチ霊のスピリチュアルメッセージ
ーーー環境条件が自分の進化と無関係のものによってこしらえられることがありますか。「それは一体どういう意味でしょうか」 ーーーもしかしたら、私は明日誰かの行為によって災難に遭うかも知れません。「そうかも知れません。が、それによって苦しい思いをするか否かはあなたの進化の程度の問題です」 ーーーでも、その他人がそのような行為に出なかったら私は災難に遭わずに済みます。「あなたは永遠の霊的規範を物的...
サークルの二人のメンバーが身内や知人の死に遭遇すると無常感を禁じ得ないことを口にすると、シルバー・バーチはこう述べた。「霊に秘められた才覚の全てが開発されれば、そういう無常感は覚えなくなります。が、これは民族並びに個人の進化に関わる問題です。私にはそのすべての原理を明らかにすることはできません。私とて、すべてを知っているわけではないからです。あなた方より少しばかり多くのことを知っているだけです。そ...
ーーー死後どれくらい経ってから地上へ戻ってくるのでしょうか。「それは個々の事情によって異なります。こちらへ来て何世紀にもなるのに自分の身の上に何が起きたかが分からずにいる人もいます」 レギュラーメンバーの一人が「自分が死んだことに気がつかないのです」と口添えするとシルバー・バーチがーー「一方にはちゃんとした霊的知識を携えた人もいます。そういう人は、適当な霊媒さえ見つかれば、死んですぐにでもメッ...
ーーー夜空に見える星はただの物体でしょうか。それとも生命が存在するのでしょうか。「どうやら少し深みに入ってきたようですね。地上世界の知識もまだまだ限界に到達しておりませんが、私たちの世界にいたっては遙かに限界から程遠い状態です。宇宙には最高界の天使的存在から、意識がようやく明滅する程度の最低の魂にいたるまでの、さまざまな意識的段階にある生命が無数に存在します。意識的生命が地球だけに限られていると思...
ーーーこうした問題は限られた人間的理解力を超えているというのは本当でしょうか。私たちは宿命的に理解不能なのでしょうか。「無限の顕現をもつ宇宙を理解しようとするとき人間の肉体的構造が一つの限界となることは、一般的に言って事実です。(霊覚者は別ということーー訳者)決して知識欲に水を差すつもりで申し上げるのではありません。が、私たちはあくまでも現実を見失ってはなりません。幾十億と知れぬ人間が生活する地上...
"愛"が宇宙を支配しているのです。無限の範囲と適用性をもつ愛です。シルバー・バーチ霊のスピリチュアルメッセージ
ーーー若くして他界した場合はどうなるのでしょうか。「そうくると思ってました」 ーーーこれには二つのケースがあると思うのです。一つは、もしそれがその人の寿命であれば、それまでに霊的にはすでに他界する準備ができていた場合、もう一つは死後その埋め合わせのために物質界との接触を通じて進化を得る場合です。「あなたは親切な方ですね。質問をなさると同時に二つも答えを用意してくださいました。ご質問に対する答え...
ーーーここに二人の人間がいて、一人は元気盛りでもう一人は死期を迎えて肉体との関係が稀薄になっているとします。この場合、後者の方が霊的な影響を受けやすいのでしょうか。「必ずしもそうとは言い切れません。肉体から離れるということは必ずしも進化を決定づけるものではありません。私の世界にも地上の人間より進化の程度が低い霊がそれはそれは大勢います。確かに肉体はその本性そのもののために人間の精神の表現を制約して...
神は無限です。無限なるものには際限がありません。制限がありません。神の恵みは果てしなくて広がっています。シルバー・バーチ霊のスピリチュアルメッセージ
ーーー神はすべての界層において平等に顕現しているのでしょうか。それとも地上の人間だけがそれを悟れないでいる、あるいは捉え損ねているのでしょうか。それとも人間が死後の界層を進化していくにつれて神の顕現の分量が増していくのでしょうか。「それは要するに受容力の問題です。神は無限です。無限なるものには際限がありません。制限がありません。神の恵みは果てしなくて広がっています。知り尽くすということは絶対にでき...
死刑制度は合法的殺人を許していることでしかありません。個人が人を殺せば罪になり、国が人を処刑するのは正当という理屈になりますが、これは不合理です。シルバー・バーチ霊のスピリチュアルメッセージ
ーーー死刑制度は正しいとお考えですか。 「いえ、私は正しいとは思いません。これは
憑依される人間は、もともと潜在的な弱点があり、邪霊を引きつける何らかの条件があるということです。シルバー・バーチ霊のスピリチュアルメッセージ
ーーー憑依現象のことですが、憑依される人間はそれなりの弱点をもっているからではないかと思っています。つまり、土のないところにタネを蒔いても芽は出ないはずなのです。 「そうです。それは言えます。もともとその人間に潜在的な弱点がある、つまり霊によって身体と精神と霊の関係が調和を欠いているのです。邪霊を引きつける何らかの条件があるということです。アルコールの摂り過ぎである場合もありましょう。薬物中毒...
ーーー私たちはあまりにも霊的知識に近すぎて、かえってその大切さを見失いがちであるように思います。「私は常々二つの大切なことを申し上げております。一つは、知識の及ばない領域に踏み込む時は、その知識を基礎とした上での信仰心に頼りなさいということです。それからもう一つは、常に理性を忘れないようにということです。理性による合理的判断力は神からの授かりものです。あなたにとっての合理性の基準にそぐわないものは...
手にした霊的知識という杖が困難に際して支えになってくれます。その杖にすがることです。霊的知識という杖です。それを失っては進化の旅は続けられません。シルバー・バーチ霊のスピリチュアルメッセージ
ーーー霊媒を通じて語りかけてくる霊はわれわれが受ける感じほどに実際に身近かな存在なのでしょうか。それとも霊媒の潜在意識も考慮にいれなければならないのでしょうか。そんなに簡単に話しかけられるものでしょうか。私の感じとしては、想像しているほど身近な存在ではないような気がしています。少し簡単すぎます。「何が簡単すぎるのでしょうか」 ーーー思っているほどわれわれにとって身近な存在であるとは思えないので...
私の抱いている神の概念は完璧な自然法則の背後に控える無限なる叡智です。シルバー・バーチ霊のスピリチュアルメッセージ
シルバー・バーチ霊に対してーーーあなたご自身にとって何か重大でしかも解答が得られずにいる難問はお持ちですか。「解答が得られずにいる問題で重大なものといえるものはありません。ただ、私はよく進化は永遠に続くーーどこまで行ってもこれでお終いということはありません。と申し上げておりますが、なぜそういうお終いのない計画を神がお立てになったのかが分かりません。いろいろ私なりに考え、また助言も得ておりますが、正...
精神的次元で捉えた場合、嫉妬心、貪欲、恨み、憎しみといった邪念は身体的行為よりも大きな悪影響を及ぼします。シルバー・バーチ霊のスピリチュアルメッセージ
ーーーたとえば誰かを殺してやりたいと思った場合です。「それはその動機が問題です。いかなる問題を考察するに際しても、真っ先に考慮すべきことは、
人生の究極の目的は、地上も死後も、霊性を開発することにあります。物質界に誕生するのもそのためです。シルバー・バーチ霊のスピリチュアルメッセージ
「最高の成果を得るためには顕幽界の間にお互いに引き合うものがなければなりません。その最高のものが愛の力なのです。両界の間の障害が取り除かれていきつつある理由は、その愛と愛との呼びかけ合いがあるからです」 ーーー霊媒の仕事が金銭的になりすぎるとうまく行かないのはそのためでしょうか。「その通りです。霊媒は止むに止まれぬ献身的精神 に燃えなければなりません。その願望そのものが霊恪を高めていくので...
愛こそすべてのカギです。シルバー・バーチ霊のスピリチュアルメッセージ
ある日の交霊会でシルバー・バーチ霊は招待客がいないということで、普段持て余している疑問点を聞きましょうと言われ、易しい問題はお断りで、難問を所望しましょうと言われたとのこと。易しい真理を平易に説くをことをモットーとしているシルバーバーチ霊がこの日開会と同時にこのように切り出したとのことです。早速次々と質問が出されたようですが、興味深いものを紹介しています。その中から更に抜粋してみました。ーーー神が...
宇宙を創造した大霊は愛に満ちた存在です。その愛の力を信頼し、すべてのことはなるべくしてそうなっているのだということを知らなくてはいけません。シルバー・バーチ霊のスピリチュアルメッセージ
ここでさらにプライベートな内容の質疑があったあとーーーーー彼は今幸せと言えるでしょうか。大丈夫でしょうか。「幸せとは言えません。彼にとって霊界は精神的に居心地がよくないからです。地上に戻ってあなたと一緒になりたい気持ちの方が強いのです。それだけに、あなたの精神的援助が必要ですし、自身の方でも自覚が必要です。これは過渡的な状態であり、彼の場合は大丈夫です。霊的に危害が及ぶ心配がありませんし、そのうち...
急激な死に方をした人はみなショックを伴います。もともと霊は肉体からそういう離れ方をすべきものではないからです。シルバー・バーチ霊のスピリチュアルメッセージ
このあとフィアンセについて幾つかプライベートな質疑がなされたあと、シルバー・バーチはこう述べた。「あなたにとって理解しがたいことは、多分、あなたのフィアンセが今はこちらの世界へ来られ、あなたはそちらの世界にいるのに、精神的には私よりもあなたの方が身近かな存在だということでしょう。理解できるでしょうか。彼にとっては霊的なことよりも地上のことの方が気がかりなのです。問題は彼がそのことについて何も知らず...
ーーー私のフィアンセは今ここへ来ておりますでしょうか。「来ておられます。先週も来られて霊媒を通じてあなたに話しかけようとなさったのですが、これはそう簡単にいくものではないのです。ちゃんと話せるようになるには大変な訓練がいるのです。でも、あきらめずに続けて出席なさっておれば、そのうち話せるようになるでしょう。ご想像がつくと思いますが、彼は今のところ非常に感情的になっておられます。まさかと思った最期で...
死は消滅ではありません。霊が別の世界へ解き放たれるための手段にすぎません。シルバー・バーチ霊のスピリチュアルメッセージ
(昨日の続きで、 シルバー・バーチ霊からのお言葉です)「こういうふうに理解なさることですーーこれが私にできる最大のアドバイスですーーわれわれ生あるものすべては、まず第一に霊的存在であるということです。霊であるからこそ生きているのです。霊こそ存在の根元なのです。生きとし生けるものが呼吸し、動き、意識を働かせるのは霊だからこそです。その霊があなた方のいう神であり、私のいう大霊なのです。霊の一部、つまり...
映画女優の悲劇の体験後のシルバー・バーチ霊との問答を記します。シルバー・バーチ霊のスピリチュアルメッセージ
今回からは、愛する人が突然亡くなって、残された方がどう生きて行けばよいかという問題を記してみようと思います。私達人間にとって、この問題は少なからず避けては通れない道だと思うからです。今現在もいろいろな形で愛する家族や愛する人達が亡くなっています。残された者にとっては苛酷な体験ですが、そこをどうやって乗り越えて行けばいいのかをシルバー・バーチ霊のお言葉を記載することで、少しでもお役に立つお手伝いがで...
再生するのは同じ個体の別の側面です。同じ人物とは申しておりません。シルバー・バーチ霊のスピリチュアルメッセージ
ーーー次に三つ目の質問ですがーー今おっしゃられたことがある程度まで説明してくださっておりますがーー人間は個霊として機械的に無限に再生を繰り返す宿命にあると説く輪廻転生論者がいますが、これは事実でしょうか。もしそうでないとすれば、最低界である地上へ降りてくるまでに体験した地上以外での複数の前生で蓄積した個性や特質が、こんどは死後、向上進化していく過程を促進もし渋滞もさせるということになるのでしょうか...
霊の世界への誕生である死は、その個性をもつ霊が巡礼の旅の第二段階を迎えるための門出です。シルバー・バーチ霊のスピリチュアルメッセージ
ーーーでは次の質問に移らせていただきます。人間はその始原、全生命の根元から生まれてくるのですが、その根元からどういう段階を経てこの最低次元の物資界へ下降し、物的身体から分離したあと(死後)今度はどういう段階を経て向上し、最後に
前回お話ししたように、老スピリチュアリストは交霊会に備えて三つの質問を用意されていたようです。その一門目の質疑応答を記載してみます。 ーーー私の信じるところによれば人間は宇宙の創造主である全能の神の最高傑作であり、形態並びに器官の組織において大宇宙マクロコズムのミクロ的表現であり、各個が完全な組織を具え、特殊な変異は生まれません。しかし一体その各個の明確な個性、顔つきの違い、表情の違い、性向の...
自分を導いてくれている愛の力は自分が精一杯の努力を怠りさえしなければ、決して自分を見捨てることはないとの信念に燃えなくてはいけません。シルバー・バーチ霊のスピリチュアルメッセージ
英国のみならず広く海外でも活躍している古くからのスピリチュアリスト(※)が招待されて、シルバー・バーチ霊は「霊的知識に早くから馴染まれ、その道を一途に歩まれ、今や多くの啓示を授かる段階まで到達された人」として丁重にお迎えされたようです。今までよりも難しい内容になると思いますが、この方の三つの質問とシルバー・バーチ霊のお答えとを記載しようと思います。私達人間にとって、重要な問題だと思うので今は理解で...
霊媒能力は神聖なるものです。いい加減な気持ちで携わってはならない仕事なのです。シルバー・バーチ霊のスピリチュアルメッセージ
シルバー・バーチ霊のお言葉真理普及は厳粛な仕事「ストレスと難問の尽きない時代にあっては、正しい知識を手にした者は真理の使節としての自覚をもたねばなりません。残念ながら、豊かな知識を手にし悲しみの中で大いなる慰めを得た人が、その本当の意義を取り損ねていることがあります。霊媒能力は神聖なるものです。いい加減な気持ちで携わってはならない仕事なのです。ところが不幸にして大半といってよい霊媒が自分の能力を神...
人類全体が原爆の恐怖に対処するには、という質疑応答です。シルバー・バーチ霊のスピリチュアルメッセージ
ーーー国家が、そして人類全体が原爆の恐怖に対処するにはどうすればよいでしょうか。「問題のそもそもの根元は人間生活が霊的法則によって支配されずに、明日への不安と貪欲、妬ねたみと利己主義と権勢欲によって支配されていることにあります。残念ながらお互いに扶たすけ合い協調と平和の中に暮らしたいという願望は見られず、我が国家を他国より優位に立たせ、他の階層の者を犠牲にしてでも我が階層を豊かにしようとする願望が...
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ーーーせっかくの成果をぶち壊しにするような行為も、全体の計画にとっては大して支障を来さないということなのでしょうか。「とんでもないことをして成果のいくつかをぶち壊しすることはあっても、全部を台無しにするようなことはないということです。人間の行為が及ぼす被害も多寡が知れてるということです。地上のいかなる人物にも、神の意志を完全に台無しにしたり、計画を推進を完全に阻害するほどの損害を及ぼす力はありませ...
ーーー先ほどあなたは、一歩控えて思い通りにやらせるほかはないことがあるとおっしゃいました。その人には好きな道を選ぶ自由意志があるわけですが、もしもその人が自由に行動してそれが仕事をぶち壊すようなことになったらどうなるでしょうか。「自由といってもある一定の範囲内での話です。無制限の自由ではありません。その人の霊的成長と進化から生じる一定の条件によって制約されます。完全な自由選択が許された無制限の自由...
ーーー霊の指導によって行われる範囲と人間の努力によって行うべき範囲について教えてください。「私たちも一定の法則の範囲内で仕事をしなければなりません。霊にもできることとできないことがあるということです。その法則による制約は人間よりはるかに厳格です。私がこれまでいちばん辛い思いをしたのは、私の愛する者が危機のさ中にありながら何も手を出さずに一歩下がって控え、自分で工夫するにまかせ、どちらの道を選ぶかじ...
今回から大英スピリチュアリスト協会で開催された講演及び、一問一答を抜粋して記載させて頂きます。初めに冒頭のシルバー・バーチ霊のお言葉からの抜粋です。「肉体に閉じ込められているが故の厄介な問題の一つとして、正しい焦点を定めることが難しいことがあげられます。つまり霊力というものが適切な通路を得た時の影響力がいかに実感あふれるものであるかについて、共通の認識が得られないことです。また、皆さんのように霊的...
ーーー精神に異状のある方は本当に気の毒でならないのですが、治療家として無力であることを痛感させられています。「精神上の病も治すことができます。身を私たちにあずけるーーあなたに要請されるのはそれだけです。ご自分を通して霊力が流れるようにするのです。じかに治療できない人には遠隔治療を施してあげなさい。霊的治療はもはや地上に根づいております。退散することは決してありません。あなたもあなたなりの貢献ができ...
ーーーわずか数分で治してしまう治療家がいると知って驚いているのですが、治療家によっては二時間とか数週間、あるいは数ヶ月、時には何年もかかって、それでも良くならないというケースがあります。なぜでしょうか。「果を見て木を知るべしです。大切なのは結果です(※)。治療家は背後霊団との最高の調和関係を目指して日常生活を律すべきです。そうすれば必ず良い成果が得られます。あなた方は身を正すことだけを考えてくださ...
ーーー心霊治療によって回復した人が間もなく他界することがあります。なぜでしょうか。「あなた方はなぜ死ぬということをそんなに悪いことのように考えるのでしょう。私たちの世界では仲間が地上へ誕生して行った時に泣くことがあります。地上を去ってこちらへ来ると手を取り合って喜びます。地球を離れることがなぜ悲劇なのでしょう」 今回の内容はやはり肉体を持った人間である私たちと霊界とでは、雲泥の差があると感じま...
ーーー私が遠隔治療を依頼されたケースが三つないし四つあるのですが、不幸にして成功しませんでした。少なくとも私はそう考えております。いずれの患者もそのまま他界されからです。「それはもしかしたら最高の成功だったと言えるかも知れませんよ。他界に際して何らかの力になることができたら、それは治療として成功といえます。治療の目的は地上での寿命を引き延ばすことはでありません。目的は霊との接触です。それが一番大切...
ーーーサークル活動に参加できる治療家は開発する上で勉強になりますが、そういう機会に恵まれない人のために何かアドバイスをいただけないでしょうか。それと、交霊会に出席することは治療家にとって不可欠でしょうか。「あとのご質問からお答えしますと、これにはきっぱりと
ーーー医者は大病にもストレスや仕事上の心配が原因であるものがあると言っております。そうしたケースでは(身体と精神と霊の)不調和はどの程度まで関わっているのでしょうか。「あなたがおっしゃったことは私が別の言葉で言っているのと同じことです。あなたは仕事上の心配と呼んでおられますが、それは私の言う不調和状態のことです。精神と肉体と霊とが正しい連繫関係にあれば、仕事上の心配も、その他の心配も生じません。心...
ーーー心霊治療を受ける上で信仰のあるなしは関係ないということは理解しておりますが、患者が邪悪な思念を抱いていると、それが治療を妨げると考えてよろしいでしょうか。「私は信仰をもつこと自体は反対していません。それが理性を土台としていて、盲目的でなければ結構です。スピリチュアリズムの思想を正しく理解された方なら、手にされた真理は全体のほんの一欠片にすぎないことはご存知と思います。肉体に閉じ込められている...
ーーーー赤ん坊が両脚とも奇形である場合に、一方の脚は治ったのにもう一方の脚に何の反応も生じないことがあります。なぜでしょうか。「それぞれの脚にそれぞれの原因があって、同じ治療法では治せないということです。一つ一つの治療法が異なります。それぞれの事情に合わせた治療が行われます。それぞれに特徴があります。こうした問題を地上の皆さんのためにできるだけ平易に申し上げようとすると、とても骨が折れます。他にも...
ーーー治療家によって力に差があるのはなぜでしょうか。「話の上手な人と下手な人、ピアノの上手な人と下手な人、文章がうまい人と下手な人がいるのと同じです。才能がそれだけ開発されているということです」 ーーーもし治療家が病気になった場合は他の治療家にお願いすべきでしょうか。それとも自分で治す方法があるのでしょうか。「他の治療家にお願いする必要はありません。それよりも、いつも使用している霊力を直接自分...
ーーーいったん遠隔治療のための絆ができても、次の治療の時はまた改めてこしらえる必要があるのでしょうか。「いったん、出来たら、もうその必要はありません。霊界との絆は磁気的なものです。いったん出来上がったら二度と壊れることはありません」 ーーーということは、どこにいても同じということですねーー教会にいても駅にいても。「霊の世界には地理的な
ーーー自分のために遠隔治療が行われていることを知らない場合はどうなりますか。「患者と関わりのある誰かが知っているはずです。そうでなかったらその患者に向けて治療が行われるわけがないでしょう」 ーーー治療家がその患者の病状が悪いことを知って一方的に遠隔治療を施してあげる場合もあるでしょう。「それだけでもう絆ができております」 ーーーでも患者の方からは思念が出ていません。「いえ、出ております。治...
ーーー遠隔治療が可能であることを考慮すると、直接治療においてその治癒力を受けるのに、治療家の身体または霊体はどの程度まで使用されているのでしょうか。「遠隔治療にも治療家の霊体を使用しなければなりません」 ーーーその過程を説明していただけませんか。「治療家はテレビジョンとよく似ています。霊的なバイブレーションが治療家に届けられると、治療家(の霊体)を通過する際に半物質的治療光線に転換されて、それ...
ーーーそれには霊界の担当医たちの精神的メンタルな努力は要するのでしょうか。「(人間が考える意味での)メンタルという用語は不適切です。実体のある作業だからです。実際に混合するのです。こちらの世界にもあなた方のいう化学物質に相当する霊的素材があります。もちろん精神マインドも使用します。霊界では精神がすべてをこしらえる上での実体のある媒体だからです」 今回の内容も実感するのは難しいですね。それは私達...
ーーー霊力がそちらで準備される過程を教えていただけませんか。患者の特殊な症状に応じて調合される治癒力です。「とても説明が困難です。非物質的なエネルギーを表現する適切な用語が見当たらないのです。こう理解してください。霊力とは生命力であり、生命の素材そのものであること、活力であり無限に存在すること、可変性があり、無限の形態をとることができ、無限の置きかえと組み合わせが可能である、ということです。こちら...
シルバー・バーチ霊は永い間、ホームサークルの交霊会を中心に語り続けて来られたようですが、三つのスピリチュアリストの団体からの招待に応じて、それぞれの本拠地で講演と一問一答を行ったとのことです。一つはコペンハーゲンで開催された国際スピリチュアリスト連名の総会において、二つ目は英国心霊治療家連盟において、三つ目は大英スピリチュアリスト協会において、それぞれ評議会員を前にして行われたようです。大事なこと...
「徐々にではありますが、光が闇を照らすように知識が無知の闇を明るく照らしていきます。生長、変化、進化、進歩、開発、発展ーーこれが宇宙の大原理です。一口に進化と言っても、、そこには必ず潮の干満にも似た動きがあることを知って下さい。循環(サークル)運動、周期(サイクル)運動、螺旋(スパイラル)運動ーーこうした運動の中で進化が営まれており、表面は単調のようで内面は実に複雑です。その波間に生きるあなた方も...
「私たちは法則と条件による支配を受けます。その時々の条件に従って能力の範囲内のことをするほかはありません。が、目に見えようと見えまいと、耳に聞こえようと聞こえまいと、手に触れられようと触れられまいと、あなた方を導き、援助し、支援とする力が常に存在します。人のために役立とうと心掛ける人に私はいつも申し上げてきたことですが、見通しがどんなに暗くても、いつかは必ず道は開けるものです。霊の力は生命の力その...
「あなた方が直面する悩み事は私にもよく分かっております。しかし霊的知識を有する者はそれを正しく運用して、物的要素に偏らないようにならなければなりません。霊的要素の方に比重を置かなければいけないということです。正しい視野に立って考察すれば、焦点を正しく定めれば、日常生活での心の姿勢さえ正しければ、物的要素に対して最小限度の考慮を払い、決して偏ることはないでしょう。そうなれば霊的自我が意のままに働いて...
「地上生活に何一つ怖いものはありません。取り越し苦労は、大敵です。生命力を枯渇させ、霊性の発言を妨げます。不安の念を追い払いなさい。真実の愛は恐れることを知りません。その愛が宇宙を支配しているのです。そこに恐怖心の入る余地はないのです。それは無知の産物にほかなりません。つまり知らないから怖がるのです。ですから知識を携えて霊的理解の中に生きることです。取り越し苦労の絶えない人は心のどこかにその無知と...
「人生は全て比較対照の中で展開しております。光も闇も共に神を理解する上での大切な要素です。もし光と闇とが存在しなければ、光は光でなくなり闇は闇でなくなります。つまり光があるから闇があり、闇があるから光があるのです。同じく昼と夜がなければ昼は昼でなくなり夜は夜でなくなります。愛と憎しみがなければ愛は愛でなくなり憎しみは憎しみでなくなります。その違いが分かるのは相対的だからです。しかし実は両者は一本の...
「人間は物質の中に埋もれた生活をしているためにバイブレーションが低くなっております。朝、目を覚まし、まだ意識が完全に働かないうちにから、あれやこれやと煩わしいことや心配事の波にのみ込まれていきます。大きい悩み、小さい悩み、真実の悩み、取り越し苦労に過ぎぬもの等々いろいろあります。が、いずれにせよ全ては一時的なものにすぎないのですが、そういうものに心を奪われてしまうと、背後で霊が働いてくれている事実...
「その日その日の煩わしい雑事に追いまくられ、心配事や悩み事を抱えた生活を送っていると、時としてあなた方は、なぜこんな目に遭わなければならないのかと思ったり、また、これもよくあることですが、気持ちの通じ合った仲だと思っていた人から冷たい態度に出られたりして、理想を求める旅路で初めて光を見た時の感激をつい忘れてしまいがちです。その感激的体験の純粋無垢の美しさは時の経過とともにある程度その輝きを失いがち...
「霊的真理は単なる知識として記憶しているというだけでは理解したことにはなりません。実生活の場で真剣に体験して、初めてそれを理解するための魂の準備が出来上がります。どうもその点がよく分かっていただけないようです。種を蒔きさえすれば芽が出るというものではないでしょう。芽を出させるだけの養分が揃わなくてはなりますまい。養分が揃っていても太陽と水がなくてはなりますまい。そうした条件が全部うまく揃った時によ...
「霊的知識を手にした者は挫折も失敗も神の計画の一部であることを悟らなくてはいけません。陰と陽、作用と反作用は正反対であると同時に一体不離のもの、いわば硬貨の表と裏のようなものです。表裏一体なのですから、片方は欲しいがもう一方は要らない、というわけにはいかないのです。人間の進化のために、そうした表と裏の体験、つまり成功と挫折の双方を体験するように仕組まれた法則があるのです。神性の開発を促すために仕組...
「霊的真理を知った者は一片の恐怖心もなく毎日を送り、いかなる悲しみ、いかなる苦難にも必ずや神の御加護があることを一片の疑いもなく信じることができなければいけません。苦難にも悲しみにも挫けてはなりません。なぜなら霊的な力はいかなる物的な力にも勝るからです。恐怖心こそ人類最大の敵です。恐怖心は人の心を蝕みます。恐怖心は理性を挫き、枯渇させ、マヒさせます。あらゆる苦難を克服させるはずの力を打ちひしぎ、寄...
「絶対に誤ることのない霊的真理が幾つかありますが、そのうちの二つだけ紹介してみましょう。一つは、動機が純粋であれば、どんなことをしても決して被害をこうむることはないということ。もう一つは人のためという熱意に燃える者には必ずそのチャンスが与えられるということ。この二つです。焦ってはいけません。何事も気長に構えることです。なにしろこの地上に意識をもった生命が誕生するのに何百万年もの歳月を要したのです。...
「人間の生活に過ちはつきものです。その過ちを改めることによって魂が成長するのです。苦痛や障害に立ち向かった者が、気楽な人生を送っている者よりも大きく力強く成長していくということは、それこそ真の意味でのご利益と言わねばなりません。何もかもが上手く行き、日向ばかりを歩み、何一つ思い煩うことない人生を送っていては、魂の力は発揮されません。何かに挑戦し、苦しみ、神の全計画の一部であるところの地上という名の...
「悲しみは魂に悟りを開かせる数ある体験の中でも特に深甚なる意味をもつものです。悲しみはそれが魂の琴線にふれた時、いちばんよく魂の目を覚まさせるものです。魂は肉体の奥深く埋もれているために、それを目覚めさせるためには余程の体験を必要とします。悲しみ、無念、病気、不幸等は地上の人間にとって教訓を学ぶための大切な手段なのです。もしもその教訓が簡単に学べるものであれば、それはたいした価値のないものというこ...
「地上の人生はしょせんは一つの長い闘いであり試練です。魂に秘められた可能性を試される戦場に身を置いていると言っていいでしょう。魂にはありとあらゆる種類の長所と欠点が秘められております。すなわち動物的進化の段階の名残である下等な欲望や感情もあれば、あなた方の個的存在の源泉である神的属性も秘められております。そのどちらが勝つか、その闘いが人生です。地上に生まれてくるのはその試練に身をさらすためなのです...
「時として人生が不公平に思えることがあります。ある人は苦労も苦痛も心配もない人生を送り、ある人は光を求めながら生涯を暗闇の中を生きているように思えることがあります。しかしその観方は事実の反面しか見ておりません。まだまだ道の要素があることに気づいておりません。私はあなた方に較べれば遙かに長い年月を生き、 宇宙の摂理の働き具合を遙かに多く見てきましたが、私はその摂理に絶対の敬意を表します。なぜなら...
「人生の目的は至って単純です。霊の世界から物質へ来て、再び霊の世界へ戻った時にあなたを待ち受けている仕事と楽しみを享受する資格を見つけるため、さまざまな体験を積むということです。そのための道具としての身体をこの地上で授けてもらうというわけです。この地上があなたにとって死後の生活に備える絶好の教訓を与えてくれる場所なのです。その教訓を学ばずに終われば、地上生活は無駄になり、次の段階へ進む資格が得られ...
「地上に生を享ける時、地上で何を為すべきかは魂自身はちゃんと自覚しております。何も知らずに誕生してくるのではありません。自分にとって必要な向上進化を促進するにはこういう環境でこういう身体に宿るのが最も効果的であると判断して、魂自らが選ぶのです。ただ、実際に肉体に宿ってしまうと、その肉体の鈍重さのために誕生前の自覚が魂の奥に潜んだまま、通常意識に上がって来ないだけの話です。あなた方地上の人間にとって...
タイタニック号の沈没で犠牲になったウィリアム・ステッド氏の続きです。最初にお話したように、ステッド氏は生前、霊的真理の普及に尽力していた方なので、死後すぐに辿り着いた世界ブルーアイランドで過ごしていましたが、地上でさまよっている地縛霊を救出するための活動をし始めたのです。もちろん、霊界側でも高級霊団の方々が日々、救済活動は行ってくれているのです。その地縛霊となっている人とは、同じタイタニック号で亡...
タイタニック号の犠牲になったウィリアム・ステッド氏の続きです。スピリチュアリズムについて物質化現象についても書きましたが、ステッド氏は物質化現象よりも、本当はもっと真実味がある「思念による交霊」という、思念伝達という手段がはるかに実感があるものだと言われています。「生前から親密な間柄だった者のことを強く念じると、その念は生き生きとして活力のあるエネルギーとなり、電波とまったく同じように宙を飛び、間...