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今につながる日本史+α https://maruyomi.hatenablog.com/

現役の記者で2019年までニュースキャスター。読売新聞オンラインでwebコラム「今につながる日本史」を連載中。ブログには書ききれなかった余話や書き下ろしの歴史コラムを掲載します。

丸山淳一
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2019/12/29

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  • 牧野富太郎を評価するのに不可欠な視点とは

    書斎で本に囲まれる牧野(国立国会図書館蔵) NHK連続テレビ小説『らんまん』で神木隆之介さんが演じる主人公の槙野万太郎のモデルは、日本を代表する植物学者、牧野富太郎(1862~1957)だ。貧困にあえぎつつ、ひたむきに研究を続けた植物学者のことは、ご存じの方も多いだろう。だが、富太郎がドラマが描く通りの破天荒な人生を歩んだことは、あまり知られていないかもしれない。 読売新聞オンラインのコラム本文 ↑読売新聞オンラインに読者登録すると全文お読みになれます 龍馬と万次郎との邂逅は創作だが 研究成果の裏に妻などの犠牲 科学者としての業績を評価すべき 4月24日は「植物学の日」なのか 龍馬と万次郎との…

  • 2025年大河ドラマ発表!主人公の蔦屋重三郎ってどんな人?

    2025年に放送されるNHK大河ドラマは、江戸時代の出版人、蔦屋つたや重三郎じゃうざぶろう(1750~97)の生涯を描く「べらぼう~蔦重つたじゅう栄華乃夢噺えいがのゆめばなし~」に決まった。主人公の重三郎は横浜流星さんが演じる。横浜さんは大河ドラマはもちろん、初めてNHKドラマに出演するという。脚本は大河ドラマ『おんな城主 直虎』やドラマ10『大奥』を手がけた森下佳子さん。原作のないオリジナルストーリーだ。 横浜流星さんが演じる蔦屋重三郎(『箱入娘面屋人魚 3巻』国立国会図書館蔵) 「蔦屋」といえば、レンタルビデオ・書店大手の「TSUTAYA」が思い浮かぶが、重三郎のことはよく知らない。さっそ…

  • 次期朝ドラロケで本堂が破損 百済寺の長くて深い歴史とは

    百済寺本堂。慶安3年(1650年)に再建された 近江(滋賀県)琵琶後の東に位置する「湖東三山」のひとつ、釈迦山しゃかさん百済寺ひゃくさいじ(滋賀県東近江市百済寺町)本堂の濡ぬれ縁が破損した。 NHK大阪放送局が制作する次期連続テレビ小説『ブギウギ』の撮影を進めていた4月25日午後3時過ぎ、濡れ縁で出演者10人がダンスの練習をするシーンのリハーサルを始めたところ、床板を支える部材が折れ、床板が20枚ほど外れて濡れ縁が5メートルにわたって最大20センチほど陥没したという。 寺はドラマや映画のロケ地だった 「聖徳太子が創建」由緒ある名刹 比叡山延暦寺無動寺の末寺、厳しい修行の場に フロイス絶賛「地上…

  • 小栗忠順が東京湾に残した「志」の遺産

    NHK大河ドラマ「青天を衝つけ」で、もう少し長く見たかった人物がいる。東征軍(後の新政府軍)との徹底抗戦を唱えて 罷免ひめんされ、領地の上州権田村(群馬県高崎市)で理不尽に殺害された 小栗おぐり上野介こうずけのすけ忠順ただまさ(1827~68)だ。 読売新聞オンラインのコラム本文 ↑読売新聞オンラインに読者登録するとお読みになれます コラム本文にない話として、ここでは明治になって行われた東京湾の整備について、小栗の志が原点にあるという話を国際協力機構(JICA)が動画番組にして公開したので紹介したい。 渋沢栄一より先に1万円札の顔になっていた? 「売り家に土蔵をつければ幕府の栄誉」 東京湾整備…

  • 天下の大名物「千鳥の香炉」の数奇な来歴

    トイズキャビンのカプセルトイ「戦国の茶器」の大人買いを続けていたら、本棚の一角が変の直前の本能寺みたいなことになってきた。蘭奢待らんじゃたい、三足みつあしノ蛙、平蜘蛛の釜、黄金の茶窯などがそろった。それぞれ深い由来がある。コンプリート記念に、その中から天下の大名物「千鳥の香炉」(青磁香炉せいじこうろ 銘めい 千鳥ちどり)を紹介したい。 大人買いしている「戦国の茶器」 「千鳥の香炉」とは 武野紹鴎から今川氏真へ 氏真が信長に献上 蘭奢待切り取りと連動 信長から秀吉、千利休に 石川五右衛門の標的に 秀吉から家康に、そして尾張徳川家に ほかにも複数伝わる「千鳥」 「千鳥の香炉」とは 千鳥の香炉は13…

  • 退却を進言した家康は置き去り?「金ヶ崎の退き口」の虚実

    読売カルチャーセンター公開講座で話した中から、今回は元亀元年(1570年)の織田信長(1534~82)による越前(現在の福井県)朝倉攻めについて再録・補足する。越前攻めは信長の義弟、浅井長政(1545~73)の裏切りによって失敗し、NHK大河ドラマ『どうする家康』の4月16日放送回でも描かれた「金ヶ崎の退のき口」につながっていく。 朝廷も将軍も了承済みだった越前攻め 小豆袋の逸話は創作といわれるが… 警戒されていた長政の裏切り 人が好すぎた信長 殿軍の司令官は秀吉でも家康でもなかった 朝廷も将軍も了承済みだった越前攻め 室町幕府の15代将軍・足利義昭(1537~97)を擁して上洛した信長は、各…

  • 熊本地震から7年でジェーンズ邸再建…ジェーンズってどんな人?

    平成28年(2016年)4月に発生した熊本地震から間もなく7年が経つ。熊本のテレビ局に赴任して地震に遭遇した筆者は、4月14日(前震)と16日(本震)の揺れをまだ体で覚えている。 再建されたジェーンズ邸。内部展示を整備し、2023年9月に一般公開の予定(熊本市提供) 毎年この時期には地震からの復興も見据えて熊本の記事を書いてきたが、今年は移築・再建がほぼ完了した「ジェーンズ邸」(洋学校教師館、県重要文化財)を取り上げた。 読売新聞オンラインコラム本文 ↑読売新聞オンラインに読者登録すると全文を読めます 熊本の近・現代を見続けてきた洋館 日本赤十字発祥の館 「求む改革者」で白羽の矢 ミカン、パン…

  • 三英傑「ホトトギスの歌」を詠んだのは誰か

    読売カルチャーセンター錦糸町で「徳川家康はなぜ最後に天下人になれたのか」という題で公開講座を開き、「戦国の三英傑」について話した。織田信長(1534~82)、豊臣秀吉(1537~98)、徳川家康(1542~1616)の性格の違いを話した際に、有名な「ホトトギスの歌」を取り上げたのだが、時間の関係で十分話せなかった。補足をかねて再録することにしたい。 有名なのは『甲子夜話』だが 作者は聡明な名君、松浦静山か 『甲子夜話』より古い『耳嚢』 ほかにもある出典候補 有名なのは『甲子夜話』だが 「ホトトギスの歌」は三英傑の性格の違いを端的に示した狂歌として有名だ。実際に3人が詠んだ歌ではなく、江戸時代後…

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