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  • 湖底の城(一)

    宮城谷 昌光 講談社 講談社文庫 275ページ 湖底の城の2回目。第一巻からしばらくは、伍子胥の兄の伍尚が治める棠(とう)という領地が舞台となるが、ここはいまの南京市にあったらしい。武術大会鼎の部の優勝者である鱄設諸(せんせつしょ)が住む堂という場所も同じ南京市。やはり地図があったほうがいいなあ。...

  • 湖底の城(九)

    宮城谷 昌光 講談社 講談社文庫 299ページいよいよ最終巻。黄金の楯の伏線を最後に回収し、西施との悲恋もうまく収めて落ち着いた余韻を残して終わる。この長編は宮城谷作品の中では一二位を争う面白さではないかとおもう。登場人物が多くて後半になると誰が誰だか分からなくなって消化不良になったので、また最初から読んでみるつもり。...

  • 湖底の城(八)

    宮城谷 昌光 講談社 講談社文庫 273ページ呉越の戦いと越の苦境。宮城谷 昌光伍子胥はほとんど出てこなくて、范蠡が中心。そういえばあの黄金の盾はどうなったのだろう。...

  • 湖底の城(七)

    宮城谷 昌光 講談社 講談社文庫 271ページ主人公は、いつのまにか越の范蠡になったようだ。ここで西施が登場。そうか。この時代の人物だったんだ。...

  • 湖底の城(六)

    宮城谷 昌光 講談社 講談社文庫 289ページ呉による楚の制覇。巻末になって、ようやく呉の不差と越の勾践が現れる。呉越と楚の場所を調べてみた。呉の首都の蘇は、いまの江蘇省蘇州市。越の首都は会稽で、いまの浙江省紹興市楚の首都であった郢(えい)は、三国志の時代の江陵で、湖北省荊州市にあったという。蘇州市と紹興市には仕事の関係でいったことがある。いずれも上海周辺の都市で、両市の間には杭州市がある。杭州市に...

  • 湖底の城(五)

    宮城谷 昌光講談社講談社文庫270ページ孫武が女兵を訓練する有名なエピソードがここで登場。作品のちょうど真ん中あたり。いよいよ呉と楚の決戦へ。...

  • 湖底の城(四)

    宮城谷 昌光 講談社 講談社文庫 278ページ この作品は呉と楚が舞台で、あとになって越も登場するのだが、地図がついていない。文春文庫でも中公文庫でも、他の宮城谷作品では地図が必ずついているのだが、講談社文庫にないというのは予算をけちったせいだろうか。中国の古代の物語ではなじみがない場所だけに、なおさらあったほうがいいと思うのだが。...

  • 湖底の城(三)

    宮城谷 昌光 講談社 講談社文庫 283ページ 著者の作品にはめずらしく、伝記小説風になってきた。それもまた面白い。登場人物が増えてきて名前を覚えられなくなってきた。気にせず読み進める。...

  • 湖底の城(二)

    宮城谷 昌光 講談社 講談社文庫 275ページ 最近読んだ「三国志」や「呉漢」よりも展開がダイナミックなのは、史実が不明確なぶんだけ、想像の羽を自由に伸ばせているからではないだろうか。先の作品では資料に縛られて窮屈な思いをした欝憤を、ここで晴らしているようにすら思える。...

  • 湖底の城(一)

    宮城谷 昌光講談社講談社文庫275ページ呉越同舟の呉と越の物語。呉王夫差と越王勾践の復讐譚となるわけだろうが、この時代この地域ははじめてなので、地名や人名になじみがない。ゆっくり読む進めることにする。...

  • 呉漢(下)

    宮城谷 昌光 中央公論社 中公文庫 357ページ 下巻は、光武帝の第一の将軍として、各地を平定する活躍を描く。光武帝のライバル国を一個一個潰していく戦いだが、陣取りゲームの後半に似て、繰り返し作業みたいになってあまり面白くはない。...

  • 呉漢(上)

    宮城谷 昌光中央公論社中公文庫342ページ呉漢というタイトルから、なんとなく項羽と劉邦の時代の物語かと思っていたら、呉漢というのは人名で、後漢を建国した光武帝の主将であった人物のことだった。上巻は、極貧の農家の次男として雇れで働く日々から、時代の動乱の中で大将軍に任じられるまで。...

  • 劉邦(四)

    宮城谷 昌光 文芸春秋 文春文庫 330ページ 劉邦に対する見方が変わった点は、巻末の「連載を終えて」に記してある。そして、項羽に対する見方も変わったのだと思う。ここに描かれている項羽は、武人としては最強だが、小児的な殺戮者で三国志の董卓よりも始末が悪い。ただ、虞美人との別れと最後の死はやはり印象的だ。...

  • 劉邦(三)

    宮城谷 昌光 文芸春秋 文春文庫 314ページ項羽との交流。鴻門の会の前夜まで。三国志の場合は、出てくる地名はだいたい場所の見当がつくが(ゲームのおかげ)、楚漢戦争の場合はわからない。地図を見ながらじっくり読めばいいのだが、めんどくさいのでとばして読んでいる。...

  • 劉邦(二)

    宮城谷 昌光 文芸春秋 文春文庫 319ページ二巻目。張良を幕下に加える最後の方で項羽がちょっとだけ登場。...

  • 劉邦(一)

    宮城谷 昌光文芸春秋文春文庫281ページ最初の頃の作品では、作者は劉邦をかなり嫌っているようだった。その後本作品を書いているので、この人物に対する見方が変わったのだろう。数年前に読んだことのある作品だが、その点が興味深く、再読してみることにした。...

  • 三国志 第十二巻

    宮城谷昌光 文藝春秋 文春文庫 462ページ 宮城谷昌光の三国志の2回目を読了。ストイックな三国志だが、また読んでみたくなる滋味あふれる作品。ただし一巻目の前半は、さすがに地味すぎてとっつきにくい。読んでいて、11で止めていたコーエーの三国志をまたやりたくなり、12、13、14のパワーアップキット付を買ってしまったのはわれながら愚かだと思った...

  • 三国志 第十一巻

    宮城谷昌光 文藝春秋 文春文庫 412ページ この物語の最初の数巻では、皇帝とその周辺の政治的暗闘が延々と描かれていたが、黄巾の乱からはじまって曹操、劉備、孫策・孫堅・孫権らがあちこちで戦闘を繰り広げていた時代が終わり、それぞれの国が一応の安定を見せてくると、話の中心はまたそこに戻ってくる。物語的には地味になるけれども、実際その時代に生きている立場からすれば、まだその方が害は少なかったはずである。な...

  • 三国志 第十巻

    宮城谷昌光 文藝春秋 文春文庫 405ページ どの三国志でも、曹操、劉備が亡くなったあとは諸葛亮が主人公となる。本書では、司馬懿にもそれと同等かそれ以上の筆が割かれている。歴史的には魏の方が王朝系譜の主流なので、正史を踏まえた本作品では当然そうなるだろう。そして諸葛亮が亡くなっても物語はつづく。...

  • 物語 タイの歴史 ~微笑みの国の真実~

    柿崎一郎中央公論社中公新書310ページ同じ著者による「一冊でわかるタイ史」は、3月のタイ出張中に読み終えた。わかりやすいタイの歴史の入門書で好著。本書はもっと詳しい内容で、帰国後に読んでみてこれも有益だった。この5月14日にタイの下院総選挙があるが、軍事クーデターの流れをくむプラユット首相の現政権とタクシン元大統派との政治闘争の歴史的背景を理解するうえでも、この2冊は役に立つ。...

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