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煙が目にしみる
某年某月某日 ドウロ川に沿ってTuaからSL蒸気機関車での旅をしたことがあります。その帰路に出会った数年前のできごとです。SLの汽笛はピョーピョーと鳴りなんだかやけに哀調を帯びて、旅の終わりを告げていました。車内は指定席ではないので、途中の2度の停車駅でわたしたちは車輌を変えてみました。最後は向かい合った座席が4つしかない小さな車輌でした。乗客はわたしたちとわたしたちの席の向こう座席の老人だけです。ふと...
#SLの旅
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