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私の母が子供の頃住んでいた家の近くに「キ○○イの家」(○の中はご想像下さい)と呼ばれた家があったそうだ。 整然とした住宅地の中の竹藪の生い茂った一角があり、その中に建った家がそう呼ばれていた。 母が祖母に聞いた話によると、その家には母親と息子二人が住んでいる。息子は 両方ともおかしいから、決してその家には近づくなと言い置かれたと言う。 祖母は一度だけわめきながら外を歩く息子を見た事があるそうだ。20前後に見えたらしい。 しかし基本的には三人とも家に籠り、近所づきあいも全くない。 祖母に禁じられていたものの、ある時は母は「探検」と称して近所の子供と連れ立って竹藪の中に入って行った。竹藪は鬱蒼とし…