比叡山延暦寺(3)出家した道長の三男・藤原顕信
藤原顕信(あきのぶ)は、藤原道長と明子(左大臣源高明 の娘)の子で、道長の三男に当たります。11歳で兄と共に元服、寛弘2年(1005年)侍従に任官。寛弘3年(1006年)左兵衛佐を兼ね、寛弘6年(1009年)従四位下、寛弘7年(1010年)従四位上と昇進し、寛弘8年(1011年)10月に右馬頭に。同年12月に三条天皇から道長に対して、藤原通任の参議昇進で空席となっていた蔵人頭に顕信を補任させる意志を告げられましたが、顕信は「不足職之...
2024/11/12 22:38