平安貴族が愛した長谷寺(2)『源氏物語』「玉鬘」の舞台
また、長谷寺は『源氏物語』の「玉鬘(たまかずら)」の舞台としても知られています。仁王門から右の小道に向かうと、『源氏物語』二十二帖「玉鬘」ゆかりの二本の杉があります。幹の根元がくっついた杉の大木です。 謡曲「玉鬘」と二本の杉 謡曲「玉鬘」は源氏物語玉鬘ノ巻に拠ったもので、初瀬詣の旅僧の前に現れた玉鬘の霊が、僧を長谷寺の”二本の杉”の下に案内し、この杉の下で亡母の侍女右近とめぐりあった話を述べるという...
2024/08/26 21:36