『青い麦』シドニー=ガブリエル・コレット 感想
こんにちは。RIYOです。今回はこちらの作品です。 ブルターニュの海岸に毎年避暑にやって来る16歳の少年フィルと清純な少女ヴァンカは、芽ばえ始めた異性愛にとまどう。フィルは知り合った美しい中年女性の別荘を訪れ、はじめて時間をすごすが、ヴァンカは彼の突然の変化を感じ取り、二人はもはや無心な遊び友達ではいられなくなる……コレットが終生追究した肉欲のテーマを少年少女の混乱した心理を通して描いた散文詩的な小説。 フランスの中心からやや北部に位置するヨンヌ県、パリから南東へ200kmほど離れたサン・ソヴール・アン・ピュイゼ(Saint-Sauveur-en-Puisaye)にてシドニー=ガブリエル・コレ…
2023/02/18 08:00