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エモい古語 自然(その3)元素 水鞠・忘れ水・澪標・埋み火・末黒野・水精・翡翠・玻璃
前に「エモい古語辞典」という面白い辞典をご紹介しました。確かに古語は現代の我々が普段あまり使わない言葉ですが、繊細な情感を表す言葉や、感受性豊かで微妙な感情を表す言葉、あるいはノスタルジーを感じさせたり、心を動かされる魅力的な言葉がたくさん
【百人一首の歌人】「わびぬれば今はた同じ難波なる」 元良親王 悲劇の皇族の恋歌
百人一首第20番目の歌の作者は元良親王です。 陽成院の第一子でしたが、父の退位後に生まれています。 天皇に即位する可能性はほとんどありませんでした。 陽成院は藤原基経との対立で退位させられた人でしたね。 今回は元良親王について紹介します。 元良親王とは 生年890年、没年943年。 平安時代中期ごろの人です。 元良親王のエピソードとしては、左大臣時平(藤原時平)の娘褒子との恋愛が知られています。 褒子は醍醐天皇に入内することになっていましたが、それを宇多上皇が横取りしてしまいます。 その褒子との密通は、政権への反逆とも取られかねない危険なものだったかもしれません。 また、元良親王はよく通る美し…