梅の花咲く春隣(はるどなり)
「春隣(はるどなり)」は冬の季語ですが、もうすぐそこに春がきているという意味の言葉。寒中でまだまだ寒さの厳しい日々が続きますが・・もう立春まであと10日余り、寒さは厳しくとも太陽の光は日一日と力強さを増し、日射しは1日に畳の目一つ分ほど伸び、心なしか空の色も少しずつやわらかくなってきたようです。風はまだ冷たくても自然界の草木は逞しく春の準備を進めていいます。「春隣(はるどなり)」は、そんなかすかな春の予兆に目を向けながら、春を待ちわびる人々の気持ちが伝わってくる言葉です。近づく春の気配を探しに出かけた、本郷ふじやま公園の丘の陽だまりでは紅梅、白梅、蝋梅が紅、白、黄の三色揃って咲き始めていた。咲き始めた紅梅。白梅。透き通るような薄黄色で咲く蠟梅。最後は寒中に咲く青い寒咲きアヤメの花。梅の花咲く春隣(はるどなり)
2025/01/25 10:44