アメリカの戦争とマーク・トウェイン

アメリカの戦争とマーク・トウェイン

マーク・トウェインの下記の指摘は、100年以上も前のものですが、現在も変わらない、興味深い指摘だと思います。”暗やみに座る人は、ほぼ間違いなくこう言うであろう。「ここには何か奇妙なことがある──奇妙で説明できないものが。二つのアメリカがあるに違いない。一つは囚われ人を自由にするアメリカ、もう一つはかつて囚われ人だった者から、彼が新たに得た自由を奪い、何の根拠もなく彼にけんかを売り、そして彼の土地を奪うために彼を殺すアメリカだ”(「暗やみに座る人」は、アジアやアフリカの文明化されていない人のこと)マーク・トウェインのこの指摘は、前回取り上げたフィリピン独立運動の指導者エミリオ・アギナルドの、”私は怪物の腹に中に住んだことがあり、その怪物がどのようなものかを知っている”という指摘と重なります。フィリピンをスペ...アメリカの戦争とマーク・トウェイン

2023/05/12 10:43