主にある者の自由(ダニエル3章)
ネブカドネツァル王は金の像を造った。その高さは六十キュビト、その幅は六キュビトであった。彼はこれをバビロン州のドラの平野に建てた。(1) 2章の終わりで王は神をほめたたえて、シャデラク、メシャク、アベデ・ネゴの三人は知者をつかさどる長官とされた。彼らは奴隷として連れて来られた国で安泰を得たかのようであったが、それは彼らの信仰が試されるための罠のようであった。 王は偶像を造って全ての人に拝むことを命じた。これはまさに人の世である。世の安泰はいつ反転するか分からない。世を支配しているのは、永遠に変わることの無い神ではないからである。王は一時は神をほめたたえたが彼の信仰とはならず、すぐに忘れ去って偶像を作り自分自身を神とした。 「ひれ伏して拝まない者はだれでも、即刻、火の燃える炉に投げ込まれる。」それで、すべ...主にある者の自由(ダニエル3章)
2024/02/02 17:02