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「緑綺星」第4部のキャラ紹介。ラコッカファミリーと、ようやく一聖ちゃん。名前ラック・ポプラ / Luck Poplar性別・種族・生年身体的特徴男性? / 短耳? / 200歳くらいですって自由に変えられる自由に変えられる職業「シェイプシフター」普段はしょんぼりしたおじさんの格好ですが、老若男女誰にでも、あと、熊でも虎でも恐竜でも、何にでも変身できるんですって。こないだ試しに「テンコちゃんに化けられます?」って聞いたんで...
絵師さん募集中!黄輪雑貨本店 総合目次 (あらすじもこちらにあります)- - - - - - - - - - - - - - - - - - - -「緑綺星」地図(作成中……)- - - - - - - - - - - - - - - - - - - -「双月暦」の暦双月世界の魔力・魔術観について双月世界の種族と遺伝(2019年版)双月世界の戸籍- - - - - - - - - - - - - - - - - - - -1話目から読みたい方はこちら緑綺星・底辺譚1 2 3 4緑綺星・福熊譚1 2 3 4 5 6 7 8 9緑綺星・応酬譚1 2 ...
シュウの話、第162話。白い闇に踏み込む星々。- - - - - - - - - - - - - - - - - - - -6. 天狐や「セブンス・マグ」の面々からは「声がかかるまで自由に過ごしていい」「気楽にやっていい」と言われていたものの、ラックが「何か仕事してた方が気楽ですんで」と固辞したため、彼は天狐ゼミが行われている屋敷で用務員を勤めることとなった。「真面目さんですねー」 朝早くから掃除用具を背負い、仕事に出かける彼の姿をすれ違...
シュウの話、第161話。シェイプシフター;その勇気のために。- - - - - - - - - - - - - - - - - - - -5. 小男が部屋に入ってきたのを見て、シュウがきょとんとする。「お掃除ですかー?」「あ、はい、すんませんです。先日、あの、えっと、テンコちゃんに雇われまして。俺のことは気にしないで下さい。すぐ終わりますんで」「はーい」 軽く返事し、一瞬目線を切りかけたが、シュウはもう一度小男に向き直る。「ラックさんでし...
シュウの話、第148話。身の上話とヘッドハント。- - - - - - - - - - - - - - - - - - - -2. ひとしきり泣いた後、ラックはぽつりぽつりと、自分の身の上を天狐に話した。「俺の……俺が『俺』になった時の、一番古い記憶は、どこか暗いところにいたってことです。俺は……俺の中には、色んな別の俺が、……別々の人間がいて、……それが、……なんでか、一つに『まとまった』んです。でも、まとまったのは俺一つじゃなかったんです」 こ...
シュウの話、第147話。ホンモノのバケモノ。- - - - - - - - - - - - - - - - - - - -1. トラス王国が偽の緊急出動を行う、その2日前――。「お前さんがラック・イーブンか?」「学校」の片隅でひっそり過ごしていたラックのところに、天狐が現れた。「あ、はい、ども、はい。……な、なんです?」 ラックのことをじろじろと眺めている天狐に、ラックは困った顔を向ける。「妙なヤツだな」 天狐はそう言いながら右目をつむり、光...
シュウの話、第123話。百変化ショー。- - - - - - - - - - - - - - - - - - - -2.「本当にケガしてねーのか?」「あんだけ撃たれまくってたじゃん」「ええ、まあ、はい、全然」 王国軍による二度目の襲撃を退けた後、ラックはファミリーに囲まれ、裸の上半身をあちこちからじろじろと見つめられていた。「ってかさっきの筋肉はどこ行ったんだよ」「こーして見るとただのおっさんじゃね?」「そりゃ贅肉的なのはないけどさー、筋...
シュウの話、第122話。横暴と傲慢。- - - - - - - - - - - - - - - - - - - -1.「石油湧出地確保を目的とする前回の出動につきまして、兵士が撮影した映像を解析したところ、合成や加工の類が見られないことを確認しました」 将校の報告を聞き終えても、会議室に居並ぶ幕僚たちの、興ざめ気味の顔色に変化はない。「だから?」「映像に映っている巨大生物は本物である、と」「何を言っているのかね? そんなものがいるはずはな...
シュウの話、第110話。石油を巡る確執。- - - - - - - - - - - - - - - - - - - -2. 油田に到着した兵隊たちを待っていたのは、武器を手にした荒くれ者たちだった。「一応確認するがよ」 と、その中の一人、明らかにリーダー格の熊獣人が角材を手に、兵隊らに質問する。「あんたらはどこの誰だ? この油田をどうするつもりだい?」 兵隊らの先頭に立っていた将校が、それに答えた。「我々はトラス王国陸軍第16大隊の者だ。...