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#現代詩
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感情天気予報
晴れのち 不安曇りときどき うつ雨一時 怒りわたしの感情天気予報はわたし自身にもできなくてだから明日がわからない急に悲しみに襲われて嗚咽したりふと些末なことがたまらなく苦しくなったり煙草と珈琲と涙だけで凌ぐ孤独終わらない日常#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#心...
2024/02/01 06:06
現代詩
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【現代詩】「駆け出す」 衝動と時間 現代詩の試み
駆け出す 不意に、駆け出すには ちょうどよい季節になった かもしかや若い鹿のようには もう駆けられないけど むしろよたよたと だらしがないくらいだけれど 不意に駆け出すには ちょうど、よい季節になった 雨空を見上げ、吐息をつき 駆け出すには ***** 年齢なりの体力で、身体の底から湧き上がる衝動に身を任せてみるのもよいと思います。 何ができるにしても。 それは自分の身体全体の輪郭にちょうど合ったもの。 それを知るのに、遅すぎることも早すぎることもないですね。 雪の処方箋 (暖淡堂書房) 作者:暖淡堂 Amazon 腐朽船群 (暖淡堂書房) 作者:暖淡堂 暖淡堂書房 Amazon dantan…
2024/02/01 05:56
親子の糸
親子の糸は もつれやすい一か所 もつれると そこからまた 新たなもつれが出来て愛しているから 傷つけ合って愛しているから 憎しみ合う言葉をどんなに 尽くしてもすれ違ったり 誤解が生じて長い長い 歴史の中でどちらが悪いわけでもないのにどんどんもつれて行く母はもういないけれど母の残した言葉や生き様を頼りに記憶を頼りに私は自分の過去を旅してもつれた糸を少しずつ ほどいて行く自分の古傷に光を当ててあげるよ...
2024/01/31 06:08
世界が受け容れてくれるなんて
息苦しく窮屈に我慢してしか生きられなかったこの世界が自分を 受け入れてくれるなんて長い間 そう 大人になるまで知らなかったから自分を 切り売りして生きるしかなかった自分の 皮膚を切り刻み血を流しながら笑顔を 作るただ 嫌われたくなかったから若かったあの頃この世界が私を受け容れてくれるなんて知らなかった古傷だらけの肌にようやくつたって落ちる熱い涙が私を 癒やす#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代...
2024/01/30 06:17
今週の詩「花市」
今週の詩は「花市」という詩です。うちの地元では、この前の土曜日は花市がありました。そのときの詩です。詩「花市」https://youtu.be/hQtty0n…
2024/01/29 20:46
【現代詩】「それは華だろうか」 部屋の隅で囁くもの 現代詩の試み
それは華だろうか 足元に散り積もった 色とりどりの 僕の傍にいつもある ノスタルジーの塊を チクチクと刺激する 落ち着かなくさせる そしてあの部屋の隅に 引き込んでしまう それは華だろうか 季節の変わり目の 雨を呼ぶだけの 雨を呼ぶだけの… ***** 目の端だけで見ることができるものって、ある気がしています。 けっして真正面からでは見えないもの。 そんな感じで見えている華があるようで。 それは、明るい部屋ではなく、過ぎ去った時間を押し込んでおくところでだけ、見えるもの。 雪の処方箋 (暖淡堂書房) 作者:暖淡堂 Amazon 腐朽船群 (暖淡堂書房) 作者:暖淡堂 暖淡堂書房 Amazon …
2024/01/29 18:07
私を置いて行かないで
自分の過去を 辿ってみると辛い 悲しい思い出でぎゅうぎゅう詰めに なっている辛い 悲しい思い出が今の私を 支えてる自分を 支えてくれるのは本来 楽しかった思い出や 美しい思い出ではないの?愛し合った思い出も語り合った思い出も結局は 皆悲しい別れにつながって悲しい思い出 として私の中に 痛みと共に 刻まれる「私を 置いて行かないで」この言葉が私の 原点#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポ...
2024/01/29 06:13
健気な心
孤独が度を超えると爪を切るのも 忘れる悲しみが度を超えると悲しいと感じなくなる人の心はいつも必死で自分を守ろうとしてる心が 壊れてしまわぬように心が 遠くへ行かないように健気な心の仕組み早春の優しい風のように自分を守る健気な心の仕組み#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#心...
2024/01/28 06:14
絶望が足りない
絶望しきってしまえたらきっと 楽になるのだろうぬるいねまだ 絶望が足りないどこかでつまらない希望なんか持ってるから苦しいんだ捨てなさい捨てなさいつまらない 希望も際限のない 欲も全部 捨てて思い切り 絶望しなさいそうしたら 絶望は本物の 希望に変わる梅雨の日の豪雨のあとの陽射しみたいにね本物の 希望はハンパな絶望では得られない海の底の底まで落ちたら絶望しきったらその先にきっと 光は見えるはず#ネガ...
2024/01/27 06:09
なりすまし人生
私は自分を持たないから誰かになりすますしかないまるでカメレオンのように擬態をして木の枝や葉と同じ色になってひっそりと生きている雨が降ったら 雨になりすまし風が吹いたら 風になりすましあなたが好きなら あなたになりすます常に誰かになりすまして生きて来た奪われた「自分」がどこにも見つからなくてなりすまし人生は哀しいでもそうしないと嫌われる気がしてまだ育っていない けものの自分がこの胸の中でわたしはここ...
2024/01/26 06:03
砂上の楼閣・砂上のあなた
引く波に足元をすくわれるように突然にあなたは遠くへ消えて行ったね思えば 私たちはいつも砂の上に 家を建て砂の上で 抱き合い砂の上で はしゃぎ合うだけのそんな関係でしか なかったんだね砂の上では全てが小さな波に いとも簡単に飲み込まれる砂の上で 出会って砂の上で 別れたあなた寄せては返す 波次第でいつかは覚める 夢まぼろし砂上の楼閣砂上の あなた#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#心...
2024/01/25 06:17
朝の敗北
朝 目覚めると敗北 を覚える何十年分の一日の始まりを 思うと昨日のままでいさせて欲しい と心が 叫ぶ今日の 始まりは私にとって爽やかでも 晴れやかでもなくただ忌まわしい意識が 戻っただけ昨日のままでいたくって早くに 目覚めても必死で抵抗してベッドにへばりついているそれも無駄だと仕方なく 起き上がったときのあの敗北よ私は朝に勝てないんだ私は朝に勝てないんだ永遠に昨日のままでいたいのに#ネガティブのま...
2024/01/24 06:04
【現代詩】「華下」 来し方行く先の中間で佇む 現代詩の試み
華下 梅が咲き、桃が咲き 車窓の景色 曇天の暗い街に 色を散らし 丸い花びら とがった花びら いずれも 雨に打たれ ふと、風に舞う 儚い色の花びらを 無数の花びらを 思う 後、何度 見られるだろうかと そんな風に思う ***** 春に咲く花を見るたびに、来年はこの花を見られるのだろうか、と思うようになっています。 もうすぐ花が咲き始めますね。 今年は、見られそうだな。 雪の処方箋 (暖淡堂書房) 作者:暖淡堂 Amazon 腐朽船群 (暖淡堂書房) 作者:暖淡堂 暖淡堂書房 Amazon dantandho にほんブログ村 ランキング参加中詩 ランキング参加中雑談・日記を書きたい人のグループ
2024/01/24 05:53
一夜限りの夢のあと
色とりどりの街並みが滲んで見える一夜限りの夢のあと熱い雫がわたしの頬をつたって落ちた昔々もこんな街並みを見た気がする極彩色の街の中にわたしも 棲んでたおぼろげな 記憶今はもうモノトーンの街にしか棲めないから夢色の街が恋しい熱い雫がいくつもいくつもわたしの頬をつたって落ちたモノトーンの景色の中で束の間の夢を見た束の間の 夢を#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#心...
2024/01/23 06:04
地上の星に惹かれて
真夜中のコンビニの灯りはまるで地上の星のように闇の街に 瞬いているから私は 救いを求めるように地上の星に吸い込まれてくただ 腹が膨れるだけで救われることなどないとわかっていても地上の星だけが私の味方のように闇の街に瞬いているから地上の星はいつも私に 優しい#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#心...
2024/01/22 06:16
死にたい日常
うつな一日思考力が 働かず五感も 麻痺して日常の雑多な事柄の中に死にたい が散らばっているまた起きちゃったくすりが残ってる頭いたい 死にたい 買い物寒いから行きたくない 死にたいAmazonで欲しい物買おうかなやめようか 死にたいしんどいからだ重たい 死にたいごはんの支度 めんどくさい ...
2024/01/21 06:17
唯一の救い
一秒一秒 確実に皆 平等に墓場に 向かって歩いてるそして人生は 一度きりで済む二度 生きることはないそれだけが私の救いこの苦しみは墓場に着けば終わりにできる霧氷に凍った 木々にたくさんの悔いを封じ込められたまま果てたとしても朽ちた葉のようにたったひとつの夢さえ花 開かせずに果てたとしてもそんなことどうでもいい死に向かって歩いている死に向かって歩いているその事実さえ感じることができるならそれでいい#...
2024/01/20 06:10
うわの空・遠い空
うわの空 どこの空くもり空寒い空私の心も 遠い空1月23日午後3時から会議買う物 ネギ トマト 食パントイレットペーパー ・・・・様々な所用や心配の 雲に晴れ間が 見えない暗い空毎日 晴れてた若い空もう戻れない青い空大人になって 知った社会的責任という巨大な暗雲の重たさあのどこまでも青かった空が 恋しい#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#心...
2024/01/19 06:21
祭りの陰で
祭り 祭り祭りが 近づくと人々は 喜ぶ祭り 祭り祭りが 近づくと人々は 高揚するその陰で ひとり祭りから 逃げ出してひたすら 息を潜める私私に 祭りは無縁私に 祭りは無用私に必要なのは弔いだけ私に祝うものはない騒がしい静かにしてそう懇願しても街中が 騒がしい地中の虫のように私は地下に潜ってひとり亡くした者たちを弔う#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#心...
2024/01/18 06:15
【現代詩】「…しずかな…」 雪を聴く 現代詩の試み
…しずかな… あさが しずかになり… (…おとが、とおくなり… あめ、みぞれ、そして ああ、 ゆきだ… ***** これも2007年の12月に書いた詩です。 寒い冬だったようですね。 雪の処方箋 (暖淡堂書房) 作者:暖淡堂 Amazon 腐朽船群 (暖淡堂書房) 作者:暖淡堂 暖淡堂書房 Amazon dantandho にほんブログ村 ランキング参加中詩 ランキング参加中雑談・日記を書きたい人のグループ
2024/01/18 05:59
悲しみを引き受けて生きる
梅雨の日の雨のように何を見ても 涙が出るの胸がくっ・・・と痛み 知らぬ間に熱い涙の粒が 幾つも幾つも頬をつたって悲しみの雨が降る緊張でパンパンに張った糸を緩めて何年も何十年も泣けなかった分の悲しみの涙が雨になって降りそそぐ涙の雨で どんなに土砂降りになっても悲しみを しっかりと引き受けて悲しみと 向き合って歩いて行ける 自分になれたらきっと楽になれるはず#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩...
2024/01/17 06:09
自己否定
見棄てられ不安を起こして大荒れに 荒れた夜こんなとき 一人で絶叫するくらいしか方法がない私一人でもひとりぼっち ではないと感じられるために目には 見えなくてもちゃんとずっと 広い世界に見守られていると感じられるためにむしろ 目に見えるメールや 笑顔や言葉に頼ることほど不確かなものはないと本当にわかるために一体 どれくらい時間がかかるのだろう自己否定から 始めてしまった人生の道はこんなにも まわり道...
2024/01/16 06:07
【現代詩】「殻」 ここ、ではない場所へ 現代詩の試み
殻 硬い殻から冷たい雨の中に連れ出され置き去りにされた犬よりも悲しい目をしているのではないか雨雲を見上げることが出来ないそれすら僕の目には眩し過ぎるのだあの硬い殻はもうすぐ飛び立ってしまう ***** 2007年の12月に書いた詩です。 それが曇り空であっても、そこに向かって飛び立ちたい。 そんなことを考えていたようです。 雪の処方箋 (暖淡堂書房) 作者:暖淡堂 Amazon 腐朽船群 (暖淡堂書房) 作者:暖淡堂 暖淡堂書房 Amazon dantandho にほんブログ村 ランキング参加中詩 ランキング参加中雑談・日記を書きたい人のグループ
2024/01/15 22:11
愛されることのなかった人は
愛されることのなかった人はいつも不安にかられて闇に棲むしかなくなる愛されることのなかった人はいつも他人の顔色を伺ってしか生きられない愛されることのなかった人は自分が悪い子だったから愛されなくて当然なんだと思ってしまう愛されることのなかった人は自分の前に限りなく広がる世界が何も見えない愛されることのなかった人は太陽の輝きも 暖かさも知らない愛されることのなかった人は世界が怖いものだと思ってる他人を自...
2024/01/15 06:10
孤独病・その2
所詮は無常の 仮の宿人生の不条理をこの世の矛盾をいくら嘆いてもどう訴えてもその声は いつも街の喧騒に かき消されるだけ私自身も もう疲れて不条理のなすがままに消えたい思いを引きずりながら産まれたことを恨みながらだらだらと生きているただ膨れ上がった不安が高波のように押し寄せて来るときだけは助けて欲しい孤独の病に完治はないから#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#心...
2024/01/14 06:09
何もいらない
どんな 耳に心地良い言葉もどんな 優しそうな素振りも何も いらないどんな 綺麗な服もどんな 美味しい物も何も いらないどんな 高価な物もどんな 沢山のお金も何も いらないただ あなたが私を見ていてくれさえすればそれで良いあなたの 温かい眼差しだけが私の 財産だったのにそれさえあれば私は生きられたのに今はもうあなたはいないこの心に空いた穴をどう埋めたらいいのだろう#ネガティブのままでいい#シニア女性#...
2024/01/13 06:06
へその緒を引きずって
呪縛が解けないまま朽ちたへその緒を引きずって歩くへその緒が 足に絡まって何度も何度も 転んで歩くへその緒が 私の首に絡まって何度も何度も 窒息しそうになる引きちぎりたいけどちぎれないだから 夢なんか見られない叶わぬ夢を 後生大事に持っているくらいなら夢なんか見ないほうが良い私は 不器用だから夢の積木をそっと積んでは何度も 崩してしまったのただ 苦しいことばかりが目の前に山積みになっていて夢の置き場...
2024/01/12 06:14
不信の水
はだかの木立ちに 枯れ葉道冬の景色は私の心を 物語る寒さが きーんと音立てて頭を 貫いて行く不信の水は冷たくて裸足の足を 麻痺させるきーん きーんと 寒さの音が私の頭でリピートして街の音色が 聞こえなくなる麻痺した足では 進めないから不信の中で立ち尽くすそれはとても 寒くて私は必死で抜け出そうとするけれど不信の水はその水かさを 増すばかりで私はただ 途方に暮れる不信の水は冷た過ぎて 痛くって信頼の...
2024/01/11 06:08
【現代詩】「また、雪」 同じことを話し続けられる幸福 現代詩の試み
また、雪 日々は一日ずつ過ぎているのに 二四時間きちんとかかっているはずなのに 帰宅する電車の中では なんて長い一日だったのかと思ってもいるのに 一月はあっという間に過ぎてしまい 一年も、気がついたら また同じ季節になっていて 妻と靴底の話をしている それを可笑しいと思えるほど 歳もしっかりとっている ああ、去年の僕たちよ 今年も雪が降ったよ ***** 2015年の1月に書いた詩です。 寒かったようです。 今年は雪は降るのかな。 もう、お花屋さんでは梅の花が売られていました。 桃や桜が待ち遠しいです。 雪の処方箋 (暖淡堂書房) 作者:暖淡堂 Amazon 腐朽船群 (暖淡堂書房) 作者:暖…
2024/01/11 05:42
感情を陽に当てよう
古い段ボール箱の中に詰まった がらくたのその下に無理矢理眠らせている喜びや 悲しみや 苦しみや 楽しみを捨てないで箱から丁寧に出して存分に陽に当ててあげよう存分に欲求や感情を表すことは決して悪いことじゃない理性だけで生きていては何も創造できない生き生きとした欲求や感情を思い切り出して存分に陽に当てよう良い感情も悪い感情もそれが私 という人間の生き様につながる理性はときに邪魔になることを忘れてはいけ...
2024/01/10 06:10
楽の境地へ
自分がどんなに病んでいてもたとえ歪んだ心でもどんな自分であってもその心の奥底を理論で いじるのではなくてどんな自分のこともダメな自分も 醜い自分もその 丸ごとをちゃんと 腹の底から 感じて引き受けてあげられる自分でありたい星のない 闇空に涙しても木枯らしに 震えてもそのままにいられる自分でありたい幾つもの 雨粒がただ土に 染み込んで行くように空の雲がただ 流されて行くように絶えず 変わって行く自分...
2024/01/09 06:06
冬の宴
さあ 宴の始まりだ星空のミラーボールがまわる まわる信号のスポットライトがひかる ひかる冬のメロディーに乗せておどる おどるメロディーが私を ひととき懐かしい過去に連れて行ってくれる無垢なバージンな心だった懐かしい あの頃に群衆の拍手暗転アンコールの声 声 声明転私はアンコールに応えて歌うそして 暗転ほど良く酔いのまわった頭では不確かで頼りなくきらびやかな世界がこの目に 映る茶番劇でも構わない冬の...
2024/01/08 06:19
幻想ジャンキー
二人ぼっちの世界にずっと生きているとひとは 病む二人ぼっちの世界はお互いだけに通じる言葉で話すことが出来るお互いのことしか見えなくなる二人ぼっちの世界は生ぬるくて 居心地が良い二人ぼっちの世界は癖になるそこから抜けられなくなるまるで麻薬のようにでもそこから抜け出して一人になって初めて誰かと二人で生きて行けるの抜け出さないと抜け出さないとそう思いながらもこの麻薬の快感を知ってしまうとなかなか抜けられ...
2024/01/07 06:04
不安なままで・その2
鉛のような不安が胸につかえて食べ物が 咽喉を通らない最近 むせてばかりいる夜空に不安を 投げて星たちに 輝いてもらおうそうすれば少しは心も軽くなるかも知れない地に不安を 捨てて土を這う虫たちに食べてもらおうそうすれば少しは心も明るくなるかも知れない不安を かき消すように煙草のけむりを 吐き続けるそんなにけむりを吐かないで不安は何とか解消しようとするから余計に膨らむの不安なまま不安なままそのままにし...
2024/01/06 06:15
笑うことを忘れて
さえずることを忘れた 小鳥のように笑うことを忘れた揺れることを忘れた 木の葉のように泣くことも忘れた暖かな風が 優しく吹いても私には 厳しい 冬の突風に感じられる胸が苦しい不安に押し潰れそうな日は道端の草を むしりとるみたいにどこかから 誰かから安心 を求めようとするでも安心からいちばん遠い所に自分は居ていつも みんなの楽しそうな姿を横目で見てる残り少なくなったコインを数えたり嫌いなはずのラブソン...
2024/01/05 06:06
【現代詩】「代 償」 対立の涯の砂漠のイメージ 現代詩の試み
代 償 テレビでは 相変わらず 誰かの子分になりたい人たちが 自分の子分を引き連れて歩いている まるでパレードのような姿が 映し出されている 我々はただ、微かな空腹感を堪えながら ぼんやりと眺めているだけだ そして、そんな行為の代償を 気づかずに負わされている あの人たちと、我々は いつまでも砂漠を ともに歩かないといけないのか ***** 雪の処方箋 (暖淡堂書房) 作者:暖淡堂 Amazon 腐朽船群 (暖淡堂書房) 作者:暖淡堂 暖淡堂書房 Amazon dantandho にほんブログ村 ランキング参加中詩 ランキング参加中雑談・日記を書きたい人のグループ
2024/01/05 05:52
戦地の心
私の心は何故 まだ戦地にいるの?血を流すのは 痛いのに平和な場所のほうが良いと知っているのに敵から身を隠すようにおどおどと 生きている敵なんかいやしないみんな味方なのに不信と言う 銃弾がまだこの胸に 入ったまま抜けないから私の一人戦争は終らない#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#心...
2024/01/04 06:15
魑魅魍魎と化した私
不信は真冬の風を 運び不安は星のない夜空を 呼ぶ明日のことなどどうでもいい昨日も今日も明日もないただ魑魅魍魎(ちみもうりょう)と化した 私は自分の規則正しい 拍動の音を忌まわしく思いながらこの一瞬一瞬を やり過ごす魑魅魍魎と化した 私はただ漠然とこの世を恨みながら肉体を嘘と俗とで 塗り固める時の流れに 逆行していつだかわからぬこの一瞬一瞬をやり過ごすのみ#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩...
2024/01/03 06:09
安息の時
月が 夜空に浮かぶ頃束の間の 安息の時心配や不安の色を闇が 塗り潰して旅立った白猫をひたすら思うだけでいい束の間の 安息の時いっそこのまま誰も目覚めなければいいのにだって月といっしょにぽっかり浮かぶ間だけが私の罪までも塗り潰してくれるからただ夜に優しく抱かれてコーヒーカップをゆるり 傾けるだけでいい束の間の 安息の時闇よいっそこの世の何もかも塗り潰しておくれと願う罪な 私#ネガティブのままでいい#シ...
2024/01/02 06:09
今日もひとり
「ひとりじゃ寂しいでしょう」とか「ひとりなら気楽で良いわね」とかどちらもひとり を知らない人の言葉ひとりは寂しい寂しいと センチメンタルに嘆くほど甘くないひとりは気楽なんかじゃないひとりは 痛いひとりは 寒いひとりは 苦しいひとりは 真冬の海のうねりに引きずり込まれるように厳しいひとりは世界中から無視されているとさえ思わせるわかってるわかってるのよ勝手にひとりになっているだけだと自分から手を伸ばせ...
2024/01/01 06:04
苦しみも悲しみも幾年月
苦しみも幾年月悲しみも幾年月たったひとりで悩み憂い惑い心が悲鳴をあげる幾晩も幾晩もたったひとり恐れ迷い夢の色さえなくして苦悩の鎖に巻きつかれてたったひとり行く先も見えぬままそれでも生かされている苦しみが体の自由さえ奪う年の瀬見渡す限りの苦しみの 海にひとり ぽっかり浮かんでる#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#心...
2023/12/30 06:50
【現代詩】「港と駅のある街で 4」 吹雪の最中に聞こえる泣き声のこと 現代詩の試み
港と駅のある街で 四 雪が重く練りこまれた空間の底を揺するように 遠い汽笛が微かに響く 不意の風が 雪の落下する軌跡を崩す 灯りを消した駅の隅の暗がりで 何かが泣き続けている また、汽笛が聞こえる と、暗がりで立ち上がるのは 小さな子供だ そして 雪の降りしきる外を見つめた後 また、泣きながら 隅の暗がりに溶け込むのだ ***** うなる風の悪戯、ではなく、聞こえてしまうもの。 雪の処方箋 (暖淡堂書房) 作者:暖淡堂 Amazon 腐朽船群 (暖淡堂書房) 作者:暖淡堂 暖淡堂書房 Amazon dantandho にほんブログ村 ランキング参加中詩 ランキング参加中雑談・日記を書きたい人の…
2023/12/30 05:51
無限ループな日常
らせん階段 昇ってるらせん階段 降りているぐるぐるぐるぐる昇っているのか降りてるのかもう わからなくなっているびりびりに破れた夢の欠片を拾い集めてももう 未来は見えない忌まわしい思い出を塗り替えようとしてももう時は戻せないだから ただ無限ループな日常を生きる昇るのも降りるのもらせん階段は長過ぎて恨み節を歌っては日常に堪えるあなたの中の私は 消えたあなたは きっと今頃現在(いま)を生きているのでしょ...
2023/12/29 05:09
【現代詩】「港と駅のある街で 3」 零下の街に降り積もる雪 現代詩の試み
港と駅のある街で 三 不意に音が止む と 空間を埋める雪に遮られていた 街燈の光が浸潤するように 雪片と雪片との間の空隙に広がる そして 全空間が乳白色に輝き始めたとき (…微かな羽音… 赤信号が一斉に明滅を開始する と また雪が 音が そして息苦しい空間の重さが また、微小な物体の運動の稠密さが 時を刻み始める 灰色の男たちは 肺を絞り 絶望の声を上げるのだ ***** 雪の降り頻る夜の、街灯の光が切り取る円錐状の舞台で。 雪の処方箋 (暖淡堂書房) 作者:暖淡堂 Amazon 腐朽船群 (暖淡堂書房) 作者:暖淡堂 暖淡堂書房 Amazon dantandho にほんブログ村 ランキング参…
2023/12/28 07:32
世界が怖い
世界はきっと優しいはずだ私が 気負いさえしなければ世界はきっと私の味方をしてくれるはずだ私が 卑屈にさえならなければなのにこの散らかった部屋だけが自分の世界になってその中で息苦しさに喘ぎ続ける本物の世界が怖くて怖くて見られない歩けない何が現実なのか知れお前の見る景色は幻想であることを知れ薄汚れた 野良猫みたいに怯えて部屋の隅っこに うずくまる路地裏から世界を想像してはこの身を 硬くして幻想の中でう...
2023/12/28 06:11
狂気の宴
踊れ 踊れよ狂気の夕べ歌え 歌えよ病の夕べ今宵 狂気の 宴のその席で苦しみの歌歌いましょ声のしない声が聞こえる歌声のない歌が聞こえる歌声のない歌に狂気の音符を散りばめて歌え 歌えよきりもなく狂気の宴の その席で歌声のしない歌苦しみの歌狂気の沙汰で歌いましょ息絶えるまで踊りましょ静寂の調べがこの部屋に満ちている#ネガティブのままでいい#シニア女性#現代詩#詩#ポエム#心...
2023/12/27 06:24
た す け て というパスワード
た す け てた す け てだれも助けてはくれないことを知っていてたすけてたすけて と台詞みたいにつぶやいてみるた す け てた す け て 音楽みたいに口ずさんでみるその台詞はいつも 虚しく誰の耳にも響くことなく雨のようにぽたぽた 落ちて路面をただ濡らすだけた す け てた す け て無意味な言葉携えてただ口元からぽろぽろ ぽろぽろ零すだけた す け てた す け て抑揚も 何もない大根役者の台...
2023/12/26 06:51
【現代詩】「港と駅のある街で 2」 零下の街に降り積もる雪 現代詩の試み
港と駅のある街で 二 零下の街を 灰色の男たちはさまよう 雪は激しく降り続け 大気に濃密に練りこまれる 置き去りにされた何台もの車に 雪は厚く降り積もる 灰色の男たちは車の上に這い上がり 雪で視界の閉ざされつつある周囲を 空洞になった眼窩で 不安げに見回すのだ ***** なにも見えない男たちが、雪の降り積もる街を彷徨う。 雪の処方箋 (暖淡堂書房) 作者:暖淡堂 Amazon 腐朽船群 (暖淡堂書房) 作者:暖淡堂 暖淡堂書房 Amazon dantandho にほんブログ村 ランキング参加中詩 ランキング参加中雑談・日記を書きたい人のグループ
2023/12/26 05:54
喪失
いろんなものを 手に入れる時代は 終わった今はもういろんなものを喪失する時代に 入ってるあと幾つのものを喪失すれば私は 楽になれるだろうこれ以上の 喪失に果たして 私は堪えられるだろうか大切に 愛でている花が一輪 また一輪と散って行く様をそのすぐ近くで 私は幾度 見送ったことだろうその度に 悲しみ心 揺さぶられ狂気さえ 見たと言うのにあと幾つの 花が散るのを見送れば私は 楽になれるだろう私自身が散...
2023/12/25 06:09
【現代詩】「港と駅のある街で 1」 北の街の一夜の情景 現代詩の試み
港と駅のある街で 一 雪の激しく降る夜 誰もいなくなった駅に ひっそりとたどり着いた列車から 灰色に膨れ上がり 眼球の溶け落ちた男たちが 何人も、何人も降り立ち 暗い改札口を抜けて 雪の降り続く街の中にさまよい出るのだ ***** 冬の夜の幻想。 風の音が、遠く、近く。 雪の処方箋 (暖淡堂書房) 作者:暖淡堂 Amazon 腐朽船群 (暖淡堂書房) 作者:暖淡堂 暖淡堂書房 Amazon dantandho にほんブログ村 ランキング参加中詩 ランキング参加中雑談・日記を書きたい人のグループ
2023/12/24 08:01
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