皆さま静寂の中に、一際まばゆい陽の光が差し込む瞬間があります。それが、今日、夏至の日です。この日、太陽は天の頂に昇り、世界は一年で最も長い昼を迎えます。私は巫…
先祖代々、呪術に関わる一族で育ち、邪気、悪鬼、死霊、生霊を祓うのを得意とし、自然の力を使い<結界>を張り、運気の流れを変える秘伝を受け継いでいます。愛媛県の神社で修行を積み神占・禁厭・祈祷の免許を持っています。
田和山遺跡と“空白の祭祀”──封じられた斎場の記憶|出雲の神域に眠る贄と祈り
皆さま 田和山遺跡は島根県松江市の中心にある小高い丘です。この地を初めて訪れたとき私は静かに目を閉じました。 風の音が耳に入ります。土のぬくもりが足元から立ち…
皆さま春の陽気がやわらかに満ち、大地の息吹がふくらみはじめるころ――わたしたちは、ふと立ち止まり、目には見えぬ世界の鼓動に耳を澄ませたくなるのです。清明(せい…
星の門巡礼記 ― 物部神社にて ~麗月、封じられし門に立つ~
皆さま 新シリーズとして「麗月の記憶」と題した連載記事を始めます。神社を巡る中でふと呼び覚まされた、“魂の記憶”を綴ってまいります。 よろしくお付き合いのほど…
神社は観光地なのか──和多都美神社の“立ち入り禁止”が示す信仰の危機
皆さま 長崎県・対馬にある和多都美(わたづみ)神社が、2025年3月23日をもって、氏子・崇敬者以外の境内立ち入りを禁止しました。 さらに、海中鳥居を含む建造…
信仰とは「心をつなぎ直す力」──神社・仏教・深層心理から読み解く日本人の祈り
皆さま 「あなたは信仰心がありますか?」 そう尋ねられて、即座に「はい」と答える人は、今の日本ではあまり多くないかもしれません。 むしろ、「特に信仰はない」「…
皆さまカルトに入信する若者たちは、本当に「騙された被害者」なのでしょうか? 確かに、カルトには巧妙なマインドコントロールの技術があり、一度足を踏み入れると抜…
皆さま 皆さまにとって、神社とはどのような存在でしょうか? 神様に手を合わせ、日々の感謝を伝える場でしょうか。それとも、美しい景観を楽しみながら、歴史や文化…
麗月より:願いを叶える神社参拝──産土神さまと氏神さまとの正しい関わり方
皆さま 日本には、古来より八百万の神々が宿り、人々の暮らしに寄り添いながら、その運命を導いてこられました。風がそよぐとき、木々が揺れるとき、私たちは知らず知ら…
陰陽道の表と裏・完全版(3):封印された禁術――闇に葬られた秘術とその痕跡
皆さま 陰陽道には、占術や厄除けといった「表」の技法とは異なり、長い歴史の中で封印された「禁術」が存在しました。 これらの秘術は、人の運命を強引にねじ曲げたり…
「生きづらさ」に悩むあなたへ――社会の仕組みと霊的な視点から
皆さま 近年、多くの人が「生きづらさ」を感じながら日々を生きています。 競争社会のプレッシャー、経済的不安、SNSによる比較文化、家族や社会とのつながりの希薄…
皆さま 占いは、本来、人生の指針として活用するものです。未来への不安を和らげ、前向きな気持ちを持つために利用する人も多いでしょう。 しかし、一部の占い師は相談…
麗月より:春彼岸と春分の日―陰陽が交わる時、ご先祖様とのつながりを見つめ直す
皆さま 春彼岸とは、ご先祖様への感謝を捧げ、家族の繁栄を祈る大切な時期です。しかし、供養は単なる習慣や儀式ではなく、その本質を理解し、心から感謝を込めて行うこ…
道徳は神の監視によって成立するのか?:罰の倫理と調和の倫理の対比
皆さま「人間は神の監視のもとで道徳を学び、社会秩序を維持してきた」——この考え方は、西洋的な宗教観に根ざした道徳論の前提です。 近年注目を集めるハンノ・ザウア…
『咒の脳科学』を呪術師が読み解く|言葉の力は脳科学だけで説明できるのか?
皆さま現代において、言葉の影響力はかつてないほど強まっています。 SNSやメディアを通じた発信は、一瞬にして多くの人々の意識を変え、時には社会全体の雰囲気すら…
麗月より:「折上稲荷のご神託」――信じて歩む者への神々のメッセージ
皆さま京都の地には、数多くの神々が鎮座し、古代より人々の信仰を集めてきました。その中でも折上稲荷神社は、ただの神社ではなく、古代の神秘と現代の信仰が交わる特別…
皆さま私たちの場合、自分のことでお参りに行くことはほとんどなく、願主になる人たちの願いを背負って巡礼の旅に出ています。行く先々で不思議な体験もしました。今回は…
日本のスピリチュアルの課題と再生:現実と調和する霊性の在り方
皆さま現代のスピリチュアルは、多くの人々にとって「癒し」や「気づき」の場となる一方で、批判の対象にもなっています。「お花畑スピリチュアル」「似非スピ」「スピリ…
麗月より:安易な霊能力開発の危険と巫病の試練—霊的な力を求める前に知るべきこと
皆さまあなたは霊的な力を望んだことがありますか?サイキックパワーや霊能力に憧れる人は少なくありません。未来を見通し、見えない存在と対話し、普通の人にはできない…
「ブログリーダー」を活用して、qininp0215さんをフォローしませんか?
皆さま静寂の中に、一際まばゆい陽の光が差し込む瞬間があります。それが、今日、夏至の日です。この日、太陽は天の頂に昇り、世界は一年で最も長い昼を迎えます。私は巫…
皆さま いまや社会は「心理学コスプレ大会」の真っ最中です。 書店の自己啓発コーナーには、“心理学”を冠した本の仮装行列。 SNSでは「心理学的に言えば…
皆さま香川県の山中に、「喝破道場」と呼ばれる廃墟があります。桜の名所として親しまれてきた日盛山の頂上に、今は使われなくなったコンクリート建物が取り残されていま…
皆さま なぜ、スピリチュアルや自己啓発は“科学の仮面”をかぶりたがるのか? SNSを眺めていると、 「科学的に証明された幸せの作り方」「最新の脳科学で夢が叶う…
皆さま。 最近、出雲大社に「呼ばれた」「いや呼ばれない」とSNSでざわついているのをご存じでしょうか?「神様にもフラれる時代か…」なんて冗談も耳にします。近年…
皆さま水無月──六月という名には、どこか霊的な響きがあります。 「水が無い月」と書きながら、実際には梅雨に包まれ、水に満ちる季節。けれど「無」は、古語で「の」…
皆さま食卓を囲むたび、心のどこかで「いただきます」と手を合わせる瞬間があるのではないでしょうか。 一見なんでもない日常の所作ですが、私はこの小さな祈りの中に、…
皆さまなぜ「日ユ同祖論」が現代でも広がり続けているのでしょうか。「日ユ同祖論」とは、日本人や日本の特定氏族が古代ユダヤ人、いわゆる“失われた十支族”の末裔であ…
皆さま2025年6月、日本の観光業界に静かな波紋が広がっています。 「7月に日本で大地震が起こる」という噂が香港のSNSや動画サイトで急速に拡散し、実際に日本…
皆さま「前向きに考えなさい」「ネガティブはよくない」「人のためになることをしなさい」。 子どもの頃から何度も耳にしてきた言葉です。気づけば、社会のあらゆる場面…
皆さまマインドフルネスは、いまや社会の常識のようになりました。 職場のメンタル研修、学校教育、SNSの「#今ここ」チャレンジ――あらゆる場所で「呼吸しまし…
皆さま誰もが仮面をかぶって生きています。 「いい人ですね」と言われるたびに、心のどこかが削れていくような感覚が残る。周囲の空気を読み、家族や職場の期待に応えよ…
皆さま「祈っても救われない」「どれだけ願っても、現実は何も変わらない」――。 誰にも話せない苦しみや、夜ごと胸を締めつける孤独の重さを、抱えて生きている人…
皆さま家族との葛藤や断絶は、決して特別な人だけのものではありません。それは誰もが人生の中で、一度は直面し得る課題です。 誰もが家族に恵まれているわけではありま…
皆さま夜更け、誰もいない部屋で祈りを捧げていると、ふと「本当にこの祈りは届いているのだろうか」と不安になることがあります。 心の底から願い、何度も祈りを重ねて…
皆さま梅雨に入ると、空がどんよりと曇り、雨が続く日々が訪れます。窓の外の景色もどこか重く、心身にも微妙な変化が現れる季節です。体がだるい、気分が晴れない、いつ…
皆さま「今日はなんだか、ついていないな」。そんなふうに感じる日がありませんか。たまたま運が悪いだけ、と片づけるには、妙な重さや、言葉にできない違和感がまとわり…
──「神に祈れば救われる」と信じていた人へ皆さま「これだけ神様にお願いしているのに、どうして何も変わらないのですか?」これは、霊的な相談を受ける中で非常に多く…
皆さま 「最近、ずっと心が重たい」「特に悪いことが起きたわけでもないのに、疲れが抜けない」こうした言葉を口にする方が、最近、少しずつ増えてきております。 仕事…
皆さま「怒りは魂の叫びです」「その苦しみは、あなたの波動の乱れかもしれません」「思考を変えれば感情は変わります。それは認知の歪みです」 こうした言葉を、皆さん…
皆さま 明治維新によって、日本は江戸幕府を中心とする封建的支配体制を打破し、天皇を頂点とする近代国家としての礎を築きました。 政治・経済・社会・文化などあらゆ…
皆さま 龍翠です。こんにちは。 当ブログへたどり着く人々の検索ワードをときどき見ているのですが、最近大きな変化が現れています。 検索ワードのトップ10をあげて…
皆さま 当ブログでは、これまでに海神信仰に関する記事を何件かアップしていますが、その中でも代表格と言えるところが宗像大社です。今回は海の神さまにまつわる信仰の…
皆さま 稲荷信仰は明治の神仏分離以前は、神仏習合の信仰として長い歴史を持っていました。 今では、神社と寺院に分かれていますが、仏教系稲荷としては西日本有数の寺…
皆さま。 こんにちは。龍翠です。 いつもの四方山話とは違って、今回は「陰陽道の表と裏」の編集後記的な話になります。 映画やドラマ、マンガやアニメ、ライトノベル…
皆さま 関係筋から情報が入りましたので、久しぶりにお話しいたします。 このシリーズを初めてご覧の方には突飛な話と思われるかもしれませんが、そこは連載の最初から…
皆さま 皆さまは日頃から、暦、カレンダーを見ていらっしゃいますか。 六輝(ろっき)という言葉を知っていますか。 六輝は六曜ともいいます。 日数を六日単位で数え…
皆さま 今では知っている人も少ないとは思いますが、四国と言えば憑き物信仰が幅を利かせていて、とりわけ犬神憑きについては根強いものがありました。 今回は、憑き物…
皆さま 猫が神格化されたお宮が徳島県にあります。 化け猫伝説から流行神へ転化したところです。 今では猫好きの聖地となっていますが、非業の死を遂げた飼い主の敵討…
皆さま 龍翠です。こんにちは。 このところ、ご縁のある方々からの祈祷依頼、その準備に追われています。 六月の行事と言えば夏越の祓です。これは私たちも恒例行事と…
皆さま 人間はどう生きるのが幸せにつながるのかというテーマは、古今東西、多くの思想哲学者、宗教家がそれぞれの見解を述べています。 当ブログの場合で言えば、それ…
皆さま かつて四国陰陽道の拠点と言われた神社があります。 今では過疎高齢化によって、居住者も少ない山村ですが、江戸時代には陰陽道宗家、土御門家から「地方の民間…
皆さま 再び舞台を地元、四国松山に戻します。日本の憑霊信仰の中でも狸にまつわる神社のお話です。 よろしくお付き合いくださいませ。 大宮八幡神社 所在地:愛媛県…
皆さま 日本人はよく無宗教だと言われることがあります。ですが、無宗教=無神論というわけではありません。 無神論と無宗教は、しばしば混同されることがありますが、…
皆さま 龍翠です。こんにちは。 長文連載モノが3本も続いて、編集者としては非常にバテました。 実は、連載記事の1回目で、下書き保存したモノが消えてしまい、一か…
皆さま 今回の一連の記事では、便宜上「邪馬台国」という漢字を、2-3世紀頃の日本の国号として使っています。 この漢字を「ヤマト」と読むのが正しいとする説が提唱…
皆さま 邪馬台国については昔から九州説と畿内説とに分かれて、研究者の間で論争になってきました。 最近の考古学的な発見や、後の大和王権の中心地であることから畿内…
皆さま ジョセフ・マクモニーグルは、1990年代までアメリカの軍部と諜報機関が運営していたスターゲート計画において、遠隔透視者として主導的な役割を果たした元ア…
皆さま 丑の刻参りというと呪詛の手順の一つですが、もともと呪い=「まじなひ」と読むこともあり、願掛けもその中に含まれます。 「のろい」と読む場合は、他人に対…
皆さま 皆さまは神様をどのような存在だとお考えですか。 どんな質問にも答えてくださる、助けてくださる。そう思っていませんか? いいえ、違います。 人間には考え…