名前を知らず次の駅 揖屋から電車で20分。米子駅1番ホームに降りて、駅員に「境港へいきたいんだが…」と言うと
ネコの町 つぎの電車はあしたかな 降りる気はなかったが、待ち合わせ時間が長くなったので改札を出た。迷い込んだ
言の葉の違いもどかし届かざる声 目の前を横切った猫を追いかけて行くと、郵便局があった。そういえば、最近手紙を
目的地へ向かうバスは、今もどこかを走っている。 ミナミヤンマを見たいと思って徳島に来た。色々な交通機関を乗り
寝て暮らす夢はかげろふ大都会 せせらぎ公園の脇に空き地があって、猫がコロコロ転がっている。カメラを向けると「
穴の空いたところ以外は飾りだからね。だからマスクで覆うのさ。 亀有を歩いていると、眉毛のごっつい象が立ってい
友人は語らない 飛び交う言葉は自由の象徴だった。情報化が進み、言葉があふれる時代になって、それが束縛の道具で
化けの皮 はがれて知るや日の光 水元公園にアオヤンマを見に来たんだが、こちらはまだ早かったようだ。あきらめき
錨鎖には絡みつきたる藻屑かな 横浜港に係留されている氷川丸には、大宮にある氷川神社の御祭神が勧請されている。
時計が沢山あると、時間合わせが大変だ。 見上げると、時計の針は約束時間を過ぎていた。あわてて電話をすると、驚
忘れていたよ。金儲けに目が眩んで。 街角に佇む道端の神様。重ねられた硬貨が不思議な輝きを放つ。 そうだ、お
きれいじゃなくてもいい。喜びがあるなら。 指宿に向かう途中に、「きいれ」という名の駅がある。「喜入」と書く小
尊し。踏まれても動かぬ信念。 用あって木更津に来た。アクアラインを使えば1時間ほどだというのに、都心には無い
不誠実な願望に惑わされても… 居酒屋の店先に、招き猫が転がっていた。かつての願いも、忙しさの中に置き忘れてし
石像に魂が入る瞬間 朝方、閉ざされた天后宮を恨めしく思っていると、奥から猫がトコトコとやってきて、獅子の向こ
誰しも肉体に囚われた籠の鳥。 コンドルがいると、巨大な鳥籠も小さく見える。近付くと、憐れに思えて溜息が出た。
期待は裏切られるもの。失望は、新たな視点を提供するもの。 葉桜となった樹を見て、肩を落とした。忙しさにかまけ
誰も知らないところにスピカが過ぎる。あかる過ぎる街の光は、遠方の輝きを消し去ってしまう。 ひとに呼ばれて飲み
暗がりを求めることすら、光の導きと言うべきか… JR大井町駅の東側に、東西に走る二本の小路がある。入り口には
とらわれの空は悲しやトラボルタ 上京した頃、夜ごと蒲田西口のバーボンロードに酒を求めた。賑わう路地に胸躍らせ
個人の無力さを思い知らされる日々。声を上げよと言われても、ひとつの意見はパチンコ玉のよう。だから、今日も日常を
雨はいつか止むもの。もう少し待てば良かったな。 冷たい雨に、荷物をまとめて飛び出した。胸躍らせた道を逆に辿る
都鳥は渡り鳥。もうすぐ北へ飛んでいく。寒いところが好きという。 東京都の鳥として知られるユリカモメは、都鳥と
売られても、罵られても咲くものぞ。不遇に腐るは悲しやないか。 連なる車を横目に環八を歩くと、殺風景だった街並
溺れて知る也。手放せば泳げることを。 四国霊場一番の霊山寺の池には、見事な錦鯉が何匹かいる。相当な値がつくん
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