異界への道

名前を知らず次の駅 揖屋から電車で20分。米子駅1番ホームに降りて、駅員に「境港へいきたいんだが…」と言うと

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• #妖怪列車

ネコの町

ネコの町 つぎの電車はあしたかな 降りる気はなかったが、待ち合わせ時間が長くなったので改札を出た。迷い込んだ

• #青梅
• #猫

猫の郵便局

言の葉の違いもどかし届かざる声 目の前を横切った猫を追いかけて行くと、郵便局があった。そういえば、最近手紙を

• #神楽坂
• #猫の郵便局

石の上にも

目的地へ向かうバスは、今もどこかを走っている。 ミナミヤンマを見たいと思って徳島に来た。色々な交通機関を乗り

• #石の本
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• #徳島

ねっころがって

寝て暮らす夢はかげろふ大都会 せせらぎ公園の脇に空き地があって、猫がコロコロ転がっている。カメラを向けると「

• #田園調布
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• #ネコ
• #猫

飾らない人生

穴の空いたところ以外は飾りだからね。だからマスクで覆うのさ。 亀有を歩いていると、眉毛のごっつい象が立ってい

• #亀有
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• #ドラッグストア

マスク

友人は語らない 飛び交う言葉は自由の象徴だった。情報化が進み、言葉があふれる時代になって、それが束縛の道具で

• #軽井沢
• #テディーベア
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東京の狸

化けの皮 はがれて知るや日の光 水元公園にアオヤンマを見に来たんだが、こちらはまだ早かったようだ。あきらめき

• #水元公園
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繋ぎ留められた歴史

錨鎖には絡みつきたる藻屑かな 横浜港に係留されている氷川丸には、大宮にある氷川神社の御祭神が勧請されている。

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WORLD TIME

時計が沢山あると、時間合わせが大変だ。 見上げると、時計の針は約束時間を過ぎていた。あわてて電話をすると、驚

• #山下公園
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貨幣は価値あるものへと向かう

忘れていたよ。金儲けに目が眩んで。 街角に佇む道端の神様。重ねられた硬貨が不思議な輝きを放つ。 そうだ、お

• #知覧
• #武家屋敷
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途中駅

きれいじゃなくてもいい。喜びがあるなら。 指宿に向かう途中に、「きいれ」という名の駅がある。「喜入」と書く小

• #喜入
• #指宿のたまて箱
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駐車場の犬

尊し。踏まれても動かぬ信念。 用あって木更津に来た。アクアラインを使えば1時間ほどだというのに、都心には無い

• #木更津
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招き続ける根子

不誠実な願望に惑わされても… 居酒屋の店先に、招き猫が転がっていた。かつての願いも、忙しさの中に置き忘れてし

• #鶯谷
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朝の中華街

石像に魂が入る瞬間 朝方、閉ざされた天后宮を恨めしく思っていると、奥から猫がトコトコとやってきて、獅子の向こ

• #横浜中華街
• #横浜媽祖廟
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コンドルは飛んでいかない

誰しも肉体に囚われた籠の鳥。 コンドルがいると、巨大な鳥籠も小さく見える。近付くと、憐れに思えて溜息が出た。

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• #野毛山動物園
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うつむいて見つけたもの

期待は裏切られるもの。失望は、新たな視点を提供するもの。 葉桜となった樹を見て、肩を落とした。忙しさにかまけ

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銀座の夜空

誰も知らないところにスピカが過ぎる。あかる過ぎる街の光は、遠方の輝きを消し去ってしまう。 ひとに呼ばれて飲み

• #銀座
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光の道

暗がりを求めることすら、光の導きと言うべきか… JR大井町駅の東側に、東西に走る二本の小路がある。入り口には

• #東小路飲食店街
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束縛の都市

とらわれの空は悲しやトラボルタ 上京した頃、夜ごと蒲田西口のバーボンロードに酒を求めた。賑わう路地に胸躍らせ

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