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Pithecanthropus Erectus https://squeezeme.hatenablog.com/

本、映画、音楽、ラジオ、ムーミン、スポンジ・ボブが好きです。レゴも。読んだ本などの感想をブログに書いています!

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2022/01/25

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  • 二村ヒトシ『AV監督が映画を観て考えたフェミニズムとセックスと差別と』

    快刀乱麻を断つ、ということわざがある。これはgoo辞書によれば、「よく切れる刀で、もつれた麻を切る。もつれた事柄を、もののみごとに処理することのたとえ。」というポジティブな意味らしいけれど、もつれた麻をバッサリ切るのではなくて、根気強くほどくことの方が大切なのではないか。 同じようなことはコロンブスの卵ということわざにも言える。これはgoo辞書によると、「《大陸発見はだれにでもできると評されたコロンブスが、卵を立てることを試みさせ、一人もできなかった後に卵の尻をつぶして立てて見せたという逸話から》だれでもできそうなことでも、最初に行うことはむずかしいということ。」という意味らしいけれど、潰しち…

  • 大塚ひかり『昔話はなぜ、お爺さんとお婆さんが主役なのか』

    四十年以上生きてきて、それなりに色んな昔話に触れてきたけれども、「そういえば、おじいさんおばあさんが主役の昔話って多いなあ」と考えたことは無かった。なんか普通にそういうもんだと思っていた。 だからこの本のタイトルはけっこう衝撃的だった。え、理由、あるの? って思った。 それで読んでみたら、歴史上実在した人物や、古典文学のキャラ等、あらゆる「老人」が紹介されていて、面白かった。こないだ読んだばかりの『雨月物語』の上田秋成も紹介されていて、やっぱこういう人じゃないと傑作「貧福論」は書けませんよねと感動したりした。 昔のお年寄りは、今以上に過酷な日々を送っていた。昔話の大スタンダード「かさじぞう」だ…

  • 上田秋成『改訂 雨月物語 現代語訳付き』鵜月洋訳注

    今年の大河ドラマ『べらぼう』の第一話で、ナレーションの綾瀬はるか演じるキツネが劇中に登場してカメラに向かって語りかけ、スマートフォンの地図アプリを使って視聴者に距離感を説明するというくだりに私は、物凄く感動した。素晴らしすぎると思った。町田康『ギケイキ』スタイルだと思った。私は、現代語訳ってこういうことだよねと思う。 この本『改訂 雨月物語 現代語訳付き』にも現代語訳が付いている。1776年に出版された当時の原文は、難しくて読み進められなかったけれども、現代語訳は超面白く読めた。各話の冒頭では簡単なあらすじが紹介されている。そのあらすじの文章が、けっこう今っぽい文章というか、ちょっとおかしみの…

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