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不思議活性 https://blog.goo.ne.jp/fushigikaxtusei/e/9e1b2aad16c5ef22bef0086ebfdd55d3

ちょっとした幸せを感じられたらな

ホームページとして、『太陽とともに・ふしぎかっせい』を作っています。 https://www5d.biglobe.ne.jp/~fushigi/ です。

ふー
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2022/01/25

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  • 一枚の絵画と詩 3 『糸杉と星の道』 ゴッホ

    『一枚の絵画と詩』3『糸杉と星の道』1890年フィンセント・ファン・ゴッホ(1853~1890)星たちと三日月が夜空に、糸杉もうねるような大気とともに描かれ、点描としての馬車と手前の二人の人物はどこへ行くのでしょうか。これはゴッホが見た幻想なのか、このうねった世界は死の世界に通じているのでしょうか。この一枚の絵『糸杉と星の道』。この絵もまた、私たちがふだん見ている夜空を通り抜けたというか、一つの詩的世界と呼べるのではないでしょうか。・尚、太陽の画家フィンセント・ファン・ゴッホです。一枚の絵画と詩一枚の絵画と詩3『糸杉と星の道』ゴッホ

  • 一枚の絵画と詩 2 『ピレネーの城』 マグリット

    『一枚の絵画と詩』2『ピレネーの城』1959年ルネ・マグリット(1898~1967)マグリットは絵画という行為について、色を並べて、その実相を消し去り、空、人、木、山、家具、星、堅固な構造物、落書きなどの見慣れたものを、一つの詩的に凝縮したイメージに統合する芸術、と表現している。また、マグリットにとって絵画とは、この世界に関する私たちの知識を深める手立てであり、絵の題名は説明ではなく、絵は題名の図解ではない。題名と絵の関係は詩的である。つまり、この関係によって、二つの相反するものに共通する側面が表現されなければならないと。私はこの一枚の絵、『ピレネーの城』を見て、なぜか、スタジオジブリの『ハウルの動く城』を思い浮かべました。これは、ただ城が宙に浮いているということからの連想なのですが、この絵を見た人は、そ...一枚の絵画と詩2『ピレネーの城』マグリット

  • 一枚の絵画と詩 1 『横たわる詩人』 シャガール

    はじめに詩とは心に感じたことを一定のリズムと形式にあてはめ、言葉で表したもの。絵画は、基本的には、線や色彩を用いて、物の形や姿を平面上に描き出したもの。とあります。『一枚の絵画と詩』という題をつけましたが、毎回、私自身が気になった一枚の絵を紹介するという形です。読者はその一枚の絵を見て、それぞれの思いや感想が浮んでくると思います。十人十色ですので、私の添え書きは、そんな思いもあるのかと受けとっていだければと。『一枚の絵画と詩』ですが、一枚の絵には、言葉はついていませんが、その一枚の絵は、私にとっては詩的だなと思ったという意味で、詩という言葉を使わせていただきました。それでは、『一枚の絵画と詩』の紹介です。1『横たわる詩人』 1915年     マルク・シャガール(1887~1985)ポーンド国境に近いロシ...一枚の絵画と詩1『横たわる詩人』シャガール

  • 老子道徳教 38

    第三十八章論徳(徳を論じる)上徳は徳とせず、是を以て徳有り。下徳は徳を失わず、是を以て徳無し。上徳は無為にして以て為せること無し。下徳は之を為して以て為せること有り。上仁は之を為して以て為せること無し。上義は之を為して以て為せること有り。上礼は之を為して之に応ずること莫(な)ければ、則ち臂(ただむき)を攘(かが)げて之を仍(ひ)く。故に、道を失いて而る後に徳あり。徳を失いて而る後に仁あり。仁を失いて而る後に義あり。義を失いて而る後に礼あり。夫れ、礼は忠信の薄らぎにして乱の首(はじ)めなり。前識は道の華にして愚の始めなり。是を以て大丈夫は、其の厚きに処りて其の薄きに居らず。其の実に処りて其の華に処(お)らず。故に、彼を去り、此を取る。この章は、道よりも徳、徳よりも仁、仁よりも義、義よりも礼と、人の注意をひき...老子道徳教38

  • 賢治童話と私 マグノリアの木 2

    2(けわしくも刻むこころの峯々にいま咲きそむるマグノリアかも。)斯う云う声がどこからかはっきり聞えて来ました。諒安は心も明るくあたりを見まわしました。すぐ向うに一本の大きなほおの木がありました。その下に二人の子供が幹を間にして立っているのでした。(ああさっきから歌っていたのはあの子供らだ。けれどもあれはどうもただの子供らではないぞ。)諒安はよくそっちを見ました。その子供らは羅(うすもの)をつけ瓔珞(ようらく)をかざり日光に光り、すべて断食のあけがたの夢のようでした。ところがさっきの歌はその子供らでもないようでした。それは一人の子供がさっきよりずうっと細い声でマグノリアの木の梢を見あげながら歌い出したからです。「サンタ、マグノリア、枝にいっぱいひかるはなんぞ。」向う側の子が答えました。「天に飛びたつ銀の鳩(...賢治童話と私マグノリアの木2

  • 賢治童話と私 17 マグノリアの木 1

    『マグノリアの木』1霧がじめじめ降っていた。諒安(りょうあん)は、その霧の底をひとり、険しい山谷の、刻みを渉(わた)って行きました。沓の底を半分踏み抜いてしまいながらそのいちばん高い処からいちばん暗い深いところへまたその谷の底から霧に吸いこまれた次の峯へと一生けんめい伝って行きました。もしもほんの少しのはり合で霧を泳いで行くことができたら一つの峯から次の巌へずいぶん雑作もなく行けるのだが私はやっぱりこの意地悪い大きな彫刻の表面に沿ってけわしい処ではからだが燃えるようになり少しの平らなところではほっと息をつきながら地面を這わなければならないと諒安は思いました。まったく峯にはまっ黒のガツガツした巌が冷たい霧を吹いてそらうそぶき折角いっしんに登って行ってもまるでよるべもなくさびしいのでした。それから谷の深い処に...賢治童話と私17マグノリアの木1

  • 老子道徳教 37

    第三十七章為政(政を為す道)道は常に為すこと無くして為さざること無し。侯王(こうおう)若し能く之を守れば、万物将に自ずから化せんとす。化して作さんと欲すれば、吾将に之を鎮むるに無名の樸を以てせんとす。無名の樸、亦将に欲せざらんとす。欲せざれば静を以てするなり。天下将に自ずから正まらんとす。この章は、無為無欲の道、すなわち、樸の道を以て治むれば、民は自然に従って快育を遂げ、天下は正しく治まるものであることを説く。道は、常に自らなすことはないのであるが、万物は、自然の法則という、道によって、それぞれ成長を遂げることになるのであるから、道は為さざることなしということになるである。侯王が、もし、道は、無為にして万物を化すという道理に則って、自ら奢ることなく、また、民を使役したり、税を負担させたり、禁令を出したりす...老子道徳教37

  • ミレーと私 5

    『縫物のお稽古』1874年室内の人物と彼らの背後の異常に大きな窓の外の景色とのふたつの部分から成るこの作品は、ミレーの晩年の画風をよく伝えている。窓外の風景が先に描かれている。前景は未だ色の調子が決まった程度であるが、順番としては次に人物が完成されるのであろう。しかし既に彼らは2人とも、未完成ながらしっかりと三次元的に配置されている。おわりにかえて本棚に眠っていた『田園の抒情と祈り・ミレー展』を見直すことによって、改めてミレーの絵が好きになりました。敬虔な祈りの画家ミレーですが、描かれた作品からは、親子のあたたかなふれあいや、羊飼いと羊のふれあい、夕暮れの田園風景などどれもがあたたかな郷愁を誘います・・・・。が、描かれたのが百年以上も前ですが、21世紀の今それらミレーの絵をみても、なぜか古さは感じず、21...ミレーと私5

  • ミレーと私 4

    『春』1868-1873年稲妻が照らし出したかのような超自然的な光景で、細かなタッチで樹木や草花が描かれています。ミレー最晩年の作品で、描写はしっかりした写実だが、一瞬の外光の反映を描いている点で、間もなく登場する印象派の先駆けとなった作品とみることもできるでしょう。『木陰に座る羊飼いの女』1872年木もれ陽が少女の前掛けや森の地面に斑文を作っており、光の強い効果によって形態を崩していった印象派の手法へとミレーが近づいていることが解る。変化を持った丹念な筆致と一様な柔らかい描写が光の動きを暗示している。画室内での制作であり、ミレーは一度も戸外制作を行っていないが、しかし印象派の主張の重要性はよく理解していたのである。・続きは次回に・・・・。ミレーと私4

  • ミレーと私 3

    『晩鐘』1855-1857年「一人の男とその妻が、一日の終りを告げる鐘の音に祈りを捧げるため、仕事の手を休めている」ミレーはまた、次のように述べている。「かつて田園で仕事をしていたとき、私の祖母は教会の鐘が聞こえると、必ず私どもに仕事を止めさせた。それは、死んだ人々のために、敬虔な気持ちで、帽子に手を持って、お告げの祈りを唱えさせるためであった」『生まれたての子羊』1866年生まれたての子羊を抱えて若い農婦が家路を行く。その後を親の雌羊が精一杯の愛情を見せながら、ついて行く。そしてその後には、ほかの羊達も従っている。いかにも微笑ましくほっとするような光景である。ミレーはこのような可愛らしさを主としたもの、もしくは気のおけないもの、或は薄暮の情景のようにおぼろげなものにおいて、好んでパステルを使っているよう...ミレーと私3

  • ミレーと私 2

    『ぶどう畑にて』1852-1853年斜面になったぶどう畑の中で、少年が杭を打ち込み、年長の相棒がぶどうの蔓を支柱に結びつけている。ぶどう畑の緑に映える光や空の薄桃色に表わされた春景色の表現に対して、構図はしかし堅苦しい。白いケープを着て牛を追う小さな女性の姿によって距離感を強調しているが、彼の風景画の構成力は人物画家としての技量にはるか遅れをとっているようである。『編物のお稽古』1854年1850年代のミレーは「オランダ様式」の時代と呼ばれるように17世紀オランダの室内画から影響を受けた作品が多い。母と娘のこの微笑ましい情景を描いたものはこの作品が初めてである。ちょうどこの1854年頃には、ミレーの長女が8歳になり、ミレー家では日常の光景であったと思われる。・続きは次回に・・・・。ミレーと私2

  • ミレーと私 1

    『ミレーと私』はじめに私がジャン=フランソワ・ミレー(1814-1875)の絵画について、何か書こうと思ったのは、1984年(昭和59年)発行の『Millet』ミレー展図録を本棚から再び手にしたことによるのです。記憶は曖昧で、この『田園の抒情と祈り・ミレー展』を見たのは、1984年の東京展だったか、1985年の甲府展だったか、私が30歳か31歳の時でした。リタイア生活の私は、本棚にある若かりし頃、手に入れた絵画関係の本を時々取り出してはその若かりし頃の自分に帰ってみるのでした。若かりし28歳から47歳の頃、私は独学で油絵を時々描いていたのでした。そんな絵に対するあこがれの一ページがミレー展との出会いだったのです。実際には、その『ミレー展図録』は、絵の部分を見ていただけで、文字になった解説を、あれから40年...ミレーと私1

  • 老子道徳教 36

    第三十六章微明(道は微妙、その効験は明らか)将に之を歙めんと欲すれば、必ず固に之を張れ。将に之を弱めんと欲すれば、必ず固に之を強くせよ。将に之を廃せんと欲すれば、必ず固に之を興せ。将に之を奪わんと欲すれば、必ず固に之を与えよ。之を微明と謂う。柔弱は剛強に勝つ。魚(うお)は淵に脱(のが)すべからず。国の利器は以て人に示すべからず。人は、ものごとには必ず表裏がある、という真理のあることを忘れがちである。ものごとには、必ず反対の方向に変化することがあるという、真理のあることをわすれてはならぬことを説く。張り切っているものは、一層張り切らせるようにすれば、早く疲れて、その状態をつづけられなくなるのである。廃さねばならぬものがあるときは、暫くこれを興すようにするのである。そのようにするときは、前に述べたのと同じ道理...老子道徳教36

  • 小説 日本婦道記 『糸車』 2

    2『糸車』五「ここをおまえのお部屋にと思って、襖を張りかえたり、調度を飾ったり、新らしく窓を切ったりした、着物や帯を織らせたり染めさせたりして、こんどこそ親子きょうだい揃って暮せるとたのしみにしていた、これでこそ父上もご出世の甲斐があるとよろこんでいたのですよ、それを考えてお呉れではないのかえ」それは哀願ともいうべき響きをもっていた。心をひき裂かれるようなおもいで、これが親の愛情だと思いつつお高は聞いた。子のためには、子を愛する情のためにはなにも押し切ろうとする、それが親というものの心であろう、かなしいほどまっすぐな愛、お高はよろよろとなり、母の温かい愛のなかへ崩れかかりそうになった。自分のために模様がえをしたというその部屋、新らしい調度や衣装、どの一つにもまことの親の温かい愛情がこもっている。その一つ一...小説日本婦道記『糸車』2

  • 小説 日本婦道記 『糸車』 1

     1小説『日本婦道記』山本周五郎著を読みました。山本周五郎(1903年6月22日~1967年2月14日)、名前は知っていましたが、読むのは初めてでした。題名の婦道とは、婦人として守るべき道とあり、ちょっと、古臭い話かなと読みはじめたのですが、背景が江戸時代であるのですが、その婦道としての生き方には衝撃でした。現代、この平成・令和の時代では、ちょっと、ありえないかなと思われもしたのですが、このような女性が今の世にも多くいるのだとしたら、いわゆるやまとなでしこという言葉が近いのでしょうか。「やまとなでしこ」とは、日本女性のしとやかさ、奥ゆかしさ、あるいは清らかさ、美しさをたたえていうことば。か弱さの中に、りりしさがあることを、ナデシコの花になぞらえたもの。やまとなでしこは日本人女性の美称であり、特に、態度や表...小説日本婦道記『糸車』1

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