妊娠に必要な栄養や女性の健康に関する最新の論文を紹介。 主に体外受精、顕微授精や胚盤胞、着床前胚染色体異数性検査(PGT-A)など情報発信しています。
赤ちゃんをつくるために元気な精子をつくる - 葉酸は、精子の形成に不可欠なDNA合成に関わり、亜鉛との摂取で相乗効果を示します。不妊男性における高容量葉酸の補給はIVF-ICSIの結果を改善する。 男性不妊18-60歳の162組のカップルでIVF-ICSI適応の男性を対象とした研究。
胚盤胞の内部細胞塊(ICM)と栄養外胚葉(TE)のグレードは妊娠率、出生率に関連
胚盤胞の内部細胞塊(ICM)と栄養外胚葉(TE)のグレードは妊娠率、出生率に関連 - 胚盤胞のグレードによって妊娠率が変わります。グレードは関係ないとは限りません。2021年に発表された凍結融解単一胚移植を受けた患者を対象とした後ろ向きコホート研究を紹介します。
7日目胚盤胞VS5日目6日目胚盤胞凍結融解胚移植での着床、妊娠率
7日目胚盤胞VS5日目6日目胚盤胞凍結融解胚移植での着床、妊娠率 - 体外受精、顕微授精での受精卵の成長の過程は様々で、成長が遅延すると胚盤胞に成長するのが6日目や7日目となります。7日目胚盤胞の着床率、妊娠率、妊娠継続率をまとめたアメリカからの報告を紹介いたします。
PTG-A正倍数性の胚移植による妊娠、出生率。 PTG-A(Preimplantation genetic testing for aneuploidy)とは受精卵の染色体数を調べる検査す。習慣流産や、ART不成功の方などが対象です。以下は正倍数性凍結融解単一胚移植後の移植あたりの出生率を調査した報告です。
男性も精子を鍛えるとパートナーを妊娠させる力を持てる。男性不妊の一つの原因に活性酸素(ROS)が関連しています。精子は酸化ストレスに敏感で、クロマチンの損傷や運動性の低下、アポトーシス(細胞死)の増加に関連。ROSによる精子DNAの損傷は、着床不全、流産につながる可能性があります。
妊娠中の痛み止め。お腹の赤ちゃんに奇形など影響は? ロキソニンやイブなどのNSAIDsと呼ばれる薬は胎児毒性があり、妊娠後期に胎児の動脈管が収縮するリスクがあります。一般的に妊娠中は、動脈管の収縮作用が弱いアセトアミノフェン(カロナール)が処方されることが多いです。
コロナウイルスに感染した妊婦。お腹の赤ちゃんはどうなる? 妊娠中にコロナウイルスに感染した場合、お腹の赤ちゃんも感染するのか、どんな影響があるのか正確な情報はまだありません。胎盤を通してウイルスの感染が成立するのか、母乳から新生児や乳児へウイルスが移行するかなど胎児への影響を述べた論文を紹介します。
葉酸は赤ちゃんへのプレゼント。妊娠したいと思った時から飲み始めよう。
葉酸は赤ちゃんへのプレゼント。妊娠したいと思った時から飲み始めよう。 葉酸は細胞分裂に必要なDNAとRNAを作りアミノ酸の代謝に関わります。葉酸が欠乏することで、この細胞分裂が阻害され、産まれてくる赤ちゃんに神経管欠損が起こるリスクが高まります。胎児の神経管の形成は妊娠4週前後で閉じるといわれているので、妊娠前からの摂取が推奨されています。
ビタミンDは妊娠率、出産率、流産率に関連する。 - 赤ちゃんが欲しい。ビタミンDは骨を丈夫にする以外にも役割があり、胎児の胎盤組織の形成や卵子の形成に深く関わりがあり、流産率、妊娠率、出産率を上昇させることが分かってきました。体外受精における妊娠とビタミンDに関わる最新の論文を紹介します。
抗酸化物質コエンザイムQ10でミトコンドリア活性化。 - 赤ちゃんが欲しい。コエンザイムQ10は妊活に重要で強い抗酸化物質を持ちます。加齢やストレスによる卵子の老化を防ぎ、妊娠率や出生率の上昇、流産率の減少に関与しています。最新の論文を紹介します。
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