国連の気象機関であるWMO(世界気象機関)によると、地球温暖化のなかで異常気象と気候の脅威が激化したため、アジアは昨年世界で最も災害に見舞われた地域となった。 WMOのセレステ・サウロ事務総長は今週発表した報告書で、「2023年はこの地域の多くの国が、干ばつや熱波から洪水や嵐に至るまでの極端な状況の連続に加え、観測史上最も暑い年を経験した」と述べた。大陸の900万人以上が洪水や嵐の影響を受け、2,0...
世界のなかでアジアの果たす役割が増大しています。これからの日本企業のアジアにおける新しいビジネスのあり方について、ビジネス連携に基づく新しい価値の創出について動向の整理と視点の提示を行います。
東アジア(中国、台湾、韓国)、アセアン10カ国やインドと日本の産業・企業とのビジネス連携のあり方を考えていきます。とりわけ、中国と台湾の情報通信(含む半導体)領域に大きな力点を置いております。
【注目】Nvidiaジェンスン・フアン、今最も重要な選択 ― 競争状況とNvidia ―
「多くのアイデアが同時に生まれ、互いに刺激し合う。このとき、私たちは正しい態度をとり、自信を持ち、学ぶ意欲を持ち、最初から完璧を求めてはいけない」 ̶ ジェンスン・フアン、Nvidia 年初から Nvidia GPUチップが不足している。顧客は「大金を持って」Nvidia GPUをスポット購入することはできない。市場における Nvidia GPU の価格は何度も値上がりしており、2022年12月からの A100の累積価格上昇率は68.8%...
今年第2四半期の米国経済は、①回復力のある労働市場が個人消費を支え、②企業が設備投資を増やし、③懸念されていた景気後退を食い止められる可能性があるため、予想を上回って成長した。 米国商務省経済分析局(Bureau of Economic Analysis、以下、BEA)は現地時間7月28日、2023年第2四半期(4-6月期)の実質国内総生産(GDP)は事前推計(Advance Estimate)で年率2.4%増加したと発表した。第1四半期の経済成長率は2.0%...
インテル(Intel Corporation、本社:米国カリフォルニア州サンタクララ)は7月27日(現地時間)、2023年第2四半期(4-6月期)の決算(米国会計基準GAAP)を発表した。 まとめ ●第 2 四半期の売上高は129億ドルで、対前年同期比 (YoY) 15% 減少した。 ●第 2 四半期のインテルに起因する1株当たり利益 (EPS) は0.35ドル、インテルに帰属する非GAAP EPSは0.13ドル。 ●第 2 四半期の業績は、売上高および...
自動車部品最大手、デンソー(株式会社デンソー、本社:愛知県刈谷市)は7月28日、2024年3月期第1四半期の決算(連結、国際会計基準IFRS)を発表した。 売上高は1兆7,129億円、対前年同期比21.0%増、営業利益は944億円、同、48.3%増、税引前利益1,293億円、同、56.6 %増、当期利益927億円、同、72.0%増であった㊟。 2024年3月期第1四半期の同社の売上高を地域・国別にみると、日本9,811億円、対前年同期比18.9%増...
【標準化】中国政府、国家インターネット自動車の標準体系構築ガイドラインを改訂
7月26日、工業信息化部と国家標準化管理委員会が共同で「国家インターネット自動車業界標準体系構築のためのガイドライン(智能網聯汽車㊟)(2023年版)」を改訂し発行した。これは、車両のインターネット業界向けに、より完全なフレームワーク、より包括的なコンテンツ、より明確なロジックを備えた標準システム構築ガイドを提供することを目的としている。 2023 年版ガイドラインは、「国家自動車インターネット産業標...
【動向】コンピューティングチップの製造プロセス:ファーウェイ、TSMC、インテル
先週、江蘇省南京市で開催された「2023年世界半導体大会と南京国際半導体博覧会」(2023年7月19日~21日)には、ファーウェイ、TSMC、インテルなどの大手企業や地元の主要企業 300 社以上が参加し、最新の高度な技術、ソリューションや先端製品を展示し、各種フォーラムが開催され、参加者は約3万6,000人に達した ̶ 科創板日報が7月24日付で報じた。人工知能AIとビッグデータの発展に伴い、ますます多くの大規模工場が半導体な...
トヨタ自動車と広州汽車集団の合弁会社「広州トヨタ自動車(广汽丰田汽車、本社:広東省広州市)」は7月24日、約1,000人の派遣労働者との契約を早期に打ち切ったと発表した ― ロイター社が7月25日伝えた。 これは、先の「広汽三菱自動車」(三菱自動車、三菱商事と広州汽車集団との合弁法人、本社:湖南省長沙市)の生産減対応人員削減に関する同じくロイター社の7月13日報道に次ぐものである。 ロイ...
サムスン電子は、韓国のハイテク大手と特許訴訟を起こしている中国最大のパネルメーカーであるBOE(京东方科技集团、本社:北京市)の製品への依存度を下げることで、テレビ用大型液晶パネルのサプライチェーンを多角化する取り組みを強化している。同社は、中国企業に依存すると、パネルの価格交渉で不利になる可能性があるとして、台湾や日本のパネルメーカーとの連携強化を図るとみられる。̶ 韓国の英字紙、BusinessKoreaが7...
【視点】ニーナ・フルシチョワ「ロシアの分裂した状態」(Project Syndicate)
最近、プロジェクト・シンジケート(Project Syndicate)に掲載されたニーナ・L・フルシチョワ氏(ニューヨーク市のThe New School、国際関係教授)の論説記事、Nina L. Khrushcheva, “Russia’s Fractured State”, Project Syndicate, July 19, 2023が目に留まり、導入部を読んだ。私は、Project Syndicateにユーザ登録しているが、購読者としての有料登録はしていない。この場合、基本的に、限定的なアクセス(導入部分のみの...
中国半導体工業協会(中国半導体行業協会、China Semiconductor Industry Association、本部:北京市、以下、CSIA)は7月19日、半導体産業のグローバル化維持に関する声明を発表した。 最近、メディアは、米国の一部の半導体企業のリーダーたちが、貿易制限を緩和し、世界的な協力を促進するよう米国政府に働きかけようとしていると広く報じた。米国SIAは「半導体産業に対する米国政府の追加制限の可能性に関する声...
「中共中央と国務院の民間経済の発展と成長の促進に関する意見《中共中央 国务院关于促进民营经济发展壮大的意见》」が7月19日、発表された。 先日、本ブログでも述べたように、今年上半期の中国GDP(国内総生産)は対前年同期比実質で5.5%増(第1四半期4.5%増、第2四半期6.3%増)であったが、対前四半期でみると、第1四半期は2.2%と伸びたものの、第2四半期の伸びは0.8%増となり、足もとの成長の鈍化傾向が浮き彫りに...
アジア開発銀行(Asian Development Bank、本部:フィリピン、以下、ADB)は7月19日、『アジア経済見通し2023年7月版』(Asian Development Outlook、ADO、July 2023)を発表した。ADBは、今回の経済見通しで、堅調な内需が引き続きこの地域の回復を支えていることから、アジア太平洋地域の発展途上国の今年の成長率見通しを4.8%に据え置いた。 出所:ADB 経済見通しによると、燃料と食料価格...
国務院新聞弁公室は7月月19日、新聞発表会を開き、2023年上半期の事業内容と運営を紹介した。会議のなかで、中国商務部の郭婷婷副部長は、今年初め以来、商務部が対外貿易の安定、海外投資の安定、消費促進に向けてさまざまな措置を講じ、政策の総合的な効果を最大限に発揮していることを紹介(新聞発表会の文字記録)した。 商務部の戦略的な具体的な活動については、記者会見資料に譲るとして、上半期の活動の重...
【AI】アップル、OpenAIへの挑戦を目指し、「Apple GPT」で生成AIに挑戦
アップルは、「Apple GPT」と呼ばれる社内チャットボットサービスも作成し、AIの推進は同社とって大きな取り組みとなり、複数のチームがプロジェクトに協力しているという ̶ 7月19日(米国現地時間)多くの業界メディアが報じた。本稿では、PressReachの同日付記事に拠り現状のポイントを記す。 アップル(Apple Inc.)は、OpenAIやアルファベット傘下のグーグルに匹敵する独自の人工知能 (AI) ツールを密かに開発中だ。同社...
MIT研究、ChatGPT は日常的なビジネスコミュニケーションの品質を向上させる
「MIT の研究者による新しい論文では、特定の執筆課題で労働者を支援する生成 AI の可能性が強調されている」 ― MIT Newsは7月14日付プレスリリース、” Study finds ChatGPT boosts worker productivity for some writing tasks”で報じた。 生成型AIが大々的に宣伝されるなか、MIT の研究者らによる新しい研究では、このテクノロジーが仕事に与える影響に光が当てられ、カバーレターの作成、デリケートな電子メ...
【自動車】中国のBYD、上半期の純利益は3倍以上になる可能性があると発表
中国自動車企業、比亜迪BYDの快進撃が続いている。ここでは、先日のロイター社の香港発記事を紹介する。 中国の電気自動車大手、比亜迪股份有限公司は金曜日、堅調な自動車販売と市場シェアの拡大に支えられ、上半期の純利益が大幅に増加するとの見通しを示した。 深圳証券取引所への提出書類によると、今年上半期の純利益は前年同期の36億元から225.4%増の117億元(16.4億ドル)となる見通し。予想レンジの下限は前...
【速報】中国2023年上半期GDPは5.5%成長:成果と課題
中国国家統計局は7月17日、今年上半期の国内総生産の予備計算(初歩核算)値を発表した。 発表によると、2023年上半期の国内総生産(GDP)は固定価格で計算して59兆3,034億元となり、対前年同期比5.5%増となり、第1四半期より1.0%ポイント増加した。産業別にみると、第一次産業は3兆416億元で前年比3.7%増、第二次産業は23兆682億元で4.3%増、第三次産業は33兆1,937億元で6.4%増加した。四半期別にみると、...
【知財】ファーウェイ、特許ライセンスプログラムのロイヤリティー料率を発表
ファーウェイは、技術革新と導入のバランスをとりながら、知的財産保護を推進している。7月13日、ファーウェイはスマートフォン、Wi-Fi、IoT特許ライセンスプログラムのロイヤルティレートを発表した。 同社の最高法務責任者、宋柳平(Song Liuping)氏は「ファーウェイは特許の形で最先端のイノベーションを世界と共有することに意欲がある」と述べ、「これらは世界の産業の共通かつ持続可能な発展を支援すること...
【アジア通貨】今後も続くマレーシア通貨リンギットのボラティリティ
東南アジア地域で今年最も弱く、パフォーマンスの悪い通貨のひとつであるマレーシア通貨リンギット(Ringgit)は、対米ドルで数週間にわたり安値を更新している。 ここ数週間、マレーシア通貨は対米ドルで4.65ドルから4.67ドルの間で取引されていたが、7月14日には4.52ドルまで大きく反発した。これは主に最新の米国の経済指標によって引き起こされた展開によるものである。7月14日の反発までの過去3カ月でリンギの下落は ...
【デトロイト発】売れ行きの遅い米国EV市場は自動車業界の頭痛の種
「業界アナリストとデータによると、米国の電気自動車市場は成長しているものの、一部の自動車メーカーの販売店に売れ残りのEVが積み重なるのを防ぐほど、あるいはテスラが新たな値下げを回避できるほど、最新四半期には十分な成長を見せていないという」 ̶ ロイターが7月11日、デトロイト発記事、” US EV market struggles with price cuts and rising inventories”で報じた。 現在の米国EV市場を取り巻...
【発表】Honor荣耀、折りたたみ式スマホ「Honor Magic V2」シリーズ発売
Honor荣耀(荣耀終端有限公司、本社:広東省深圳市、以下、Honor)は7月12日北京市で、折りたたみ式モバイルフォン(以下、スマホ)の新モデル「Honor Magic V2」シリーズを発表した。 Honor Magic V2 シリーズの外観の厚さは、折りたたんだ状態でわずか9.9mmであり、折りたたみ式スマホはミリ時代へ突入した。 重さはHonor Magic V2プレーンレザー版が231g、ガラス版が237gである。Honor Magic V2シリーズは8カーブ...
調査会社Canalys(本社:シンガポール) の最新のデータによると、2023 年第 2 四半期の世界のパソコン市場の減少が鈍化し、デスクトップとノートブックの総出荷台数は対前年同期比11.5%減の6,210万台となった。これは、2四半期連続で出荷台数が30%以上減少したことに続くものである。 出所:Canalys 上述のパソコン出荷台数の減少の鈍化傾向のベースには、パソコン流通チャネルの在庫縮減がある。Canalysの今...
中国の自動車産業は、これまで巨大な中国市場をその基礎に持ち、成長を遂げ、足もとでは、電気自動車、新エネルギー車の画期的なビジネス躍進もあり、一大産業として歴史的ともいえる歩みを続けている。 最近では、中国企業の輸出に磨きがかかり、昨年は、中国の輸出がドイツを抜き、世界第二位になり、今年春先からのニュースを拝見していると、今年は日本を抜いて世界一になる見通しが現れてきた。以下、7月5日付...
中国国家統計局が7月10日に発表したデータによると、インフレの主な指標である中国の消費者物価指数(居民消費價格指数、以下、CPI)は、5月に対前年同月比で0.2%上昇した後、6月は、同、横ばいとなった。このうち、CPIの都市部は横ばい、農村部は0.1%下落、食料品価格は2.3%上昇、非食料品価格は0.6%下落、消費財価格は0.5%下落し、サービス価格は0.7%上昇した。 最近の中国のCPIの推移を図示すると次のようになる。 ...
【スマホ】中国に支えられ拡大を続ける世界の折りたたみスマートフォン市場
「中国、北米、西ヨーロッパを含むほぼすべての主要地域の折りたたみスマートフォン市場は、2023年第1四半期に大きな成長を示し、中国の折りたたみ式市場の拡大がこれを支えた」 ― 市場調査会社、Counterpoint(Counterpoint Technology Market Research、本社:香港)は7月7日付プレスリリースで報じた。 世界の折りたたみスマートフォン市場は、販売数量ベースで2023年第1四半期に対前年同期比64%増加し、250万台...
【台湾発】AIか第三世代半導体か? テクノロジー投資第7波が始まろうとしている
台湾紙、経済日報は7月7日、「AI還是第三代半導體?第7波科技投資週期即將展開」を掲載し、足もとで新しい投資の波が形成されていると報じた。この記事は月刊『Smart智富』第299期(2023年7月1日刊)に掲載されたものであり、原題は「第7波科技投資週期即將展開」、記事の著者は張真卿氏である。 最近、NVIDIAの創設者、ジェンスン・ファン(黃仁勳)氏が旋風を巻き起こして台湾を訪れ、「人工知能 (AI)」の進歩に対する人...
【注目】ファーウェイ、クラウド盤古Panguモデル3.0を発表、AIクラウドサービスを開始
ファーウェイは今、ファーウェイ開発者大会、HDC.Cloud 2023(7月7日-9日)を広東省東莞市で開催している。 7月7日午後、ファーウェイ常務董事兼ファーウェイクラウドCEOの張平安氏は、ファーウェイクラウド盤古Panguモデル3.0の正式リリースを発表した。同氏は、盤古大型モデル3.0は5+N+Xの3層構造を含む業界向けの大規模モデルシリーズであり、「業界再編」の三つの主要な方向を中心に独自の中核を構築している...
【注目】中国初のオープンソースデスクトップOS「openKylin 1.0」が公開
中国初のオープンソースデスクトップOS「openKylin 1.0(開放麒麟1.0)」が正式にリリースされた。「openKylin 1.0」は、オペレーティングシステムのオープンソースコードを通じて多くの開発者によって開発された国産のオープンソースオペレーティングシステムである。 ― 中国紙「快科技」が7月5日付で報じた。 このシステムは、国家工業信息安発展研究中心などの指導のもとに開発されているもので、あらゆるシナリオに対応し...
【EV】ファーウェイと賽力斯汽車、AITO車の販売・サービスで連携強化
先ごろ、ファーウェイと賽力斯汽車(以下、セレス)は、両社の共同事業の緊密な発展をサポートするため、マーケティング、販売、配送、サービス、その他の事業のクローズドループ管理を担当する「セレス・ファーウェイAITO門界販売・サービスチーム」を設立した。 セレスはスマートカーモデルの先駆者であり、最も早くから参加しており、スマートカーモデルの成功は、ICT分野におけるファーウェイの優位性とセレス...
【英国】教育におけるAIの使用に関する新しい原則に関する声明
大学が学生と職員が「AIリテラシー」を確実に備え、テクノロジーのブレークスルーが教育と学習に提供する機会を活用できるようにするために一連の新しい原則が作成された。 7月4日に発表され、ラッセル・グループ(Russell Group、本部:英国ケンブリッジ)の副学長24名によって支持されたこの声明は、生成AI、新しいテクノロジー、ChatGPTのようなソフトウェアの倫理的かつ責任ある使用をサポートするための教育機...
未来がどうなるにせよ、中国はそのなかで重要な役割を果たすだろう。西側諸国はそれを受け入れる必要がある、とアード・フレデンブレグト(Aad Vredenbreg)氏は主張する。― 先ごろ、オランダのBits&Chipsが記事、China is on the rise, get used to it, Bits & Chips, June 28, 2023で報じた。以下、記事を紹介する。―――――――――――――――地政学、経済、テクノロジー、気候、公衆衛生、人口動態はすべて、前例のないペース...
【課題】 SEMICON China:半導体産業の再グローバル化をどう進めるか
6月29日から7月1日まで、上海市で半導体業界の一大イベント「SEMICON China」が開催された。現在、半導体業界はサイクルの底にあり、多くの機関は2024年に回復が見込まれると予測している。 新たなサイクルの到来を見据え、SEMICON Chinaは、展示会やフォーラムにより、業界の発展動向を伝える重要な窓口でもある。今回のSEMICON Chinaの各種会議では「再全球化(再グローバル化)」が話題になり、熱心な議論がなされた。&nbs...
【設計】中国科学院らが世界初のAI自動設計CPU「啓蒙No.1」を生成
中国科学院計算技術研究所(略称、中科院研究所、北京市)などがAI技術を利用して、人手を介さずに完全に自動生成される世界初のCPUチップを設計した ̶ とIT之家が6月30日、報じた。 今回設計がロールアウトされたCPUはGPT-4の4,000倍となるRISC-Vの32ビットアーキテクチャを採用し、Intel 486シリーズCPUと同等の性能を持ち、Linuxオペレーティングシステムも動作可能であるという。これは、65nmプロセス、周波数300MHzの...
先月末、6月28日から30日にかけ、上海市で開催されたWorld Mobile Congress上海2023、以下、MWC上海2023)は大変有意義なセッションであった。 毎年この時期に、中国上海市で開催される催しは、世界最大の通信市場を擁する中国で開催され、国際都市上海がこの巨大なイベントの開催地になっていることそれ自体が極めて重要であろう。世界の有数通信事業者と産業界を代表する企業やパートナーたちが一堂に会し、ソフトウェア...
【地域連携】APEC中小企業発展促進フォーラム、広東省で開催
全般 APEC(アジア太平洋経済協力、Asia Pacific Economic Cooperation、事務局シンガポール)において、中小企業 (Small and medium enterprises、SME) は成長とイノベーションの原動力であり、APEC中小企業作業部会(SME Working Group)は、中小企業の発展促進に向け、さまざまな取り組みを進めている。 2023中小企業発展促進フォーラム 今般、中小企業の専門的かつ革新的な発展促進に関するAPECフォーラム...
【台湾発】香港国家安全法施行3周年、香港は海峡を越えた仲介機能を失った
2020年6月末、中国人民代表大会常務委員会が「香港国家安全維持法」を可決・施行した。爾来、香港の環境は大きく変化し、経済、政治、社会に直接的な影響を与えている。̶台湾紙、中時新聞は6月29日記事「香港國安法實施3周年 學者:香港喪失兩岸中介功能」で報じた。 台湾の学者の分析によると、香港の自由空間は今後さらに厳しくなると予想され、「香港国家安全維持法」は中国が香港を模範として利用できなくなる...
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国連の気象機関であるWMO(世界気象機関)によると、地球温暖化のなかで異常気象と気候の脅威が激化したため、アジアは昨年世界で最も災害に見舞われた地域となった。 WMOのセレステ・サウロ事務総長は今週発表した報告書で、「2023年はこの地域の多くの国が、干ばつや熱波から洪水や嵐に至るまでの極端な状況の連続に加え、観測史上最も暑い年を経験した」と述べた。大陸の900万人以上が洪水や嵐の影響を受け、2,0...
中国上海市で4月11日、在上海日系企業と華源・上海市政府副市長との円卓会議が開催された。同会議は上海市政府により、日系企業が抱える生産、経営などの具体的な課題を解決し、持続的なビジネス環境を整備することを目的に毎年開催されている。― ジェトロ「ビジネス短信」が4月24日、報じた。 今回の会議には、ジェトロを含む7社及び団体が出席し、上海東方樞紐国際商務合作区および上海国際再保険交易中心の建設...
4月下旬の今、中国で各種の展示会やフォーラムが催されている。ここでは今、北京で開催中の自動車展示会をご紹介する。 2024年(第18回)北京国際汽車展覧会(Auto China 2024)が2024年4月25日から5月4日まで中国国際展覧中心の順義ホールと朝陽ホールで開催されている。2024年北京モーターショーのテーマは「新時代、新車」で、117台のワールドプレミアカー(多国籍企業による30台のワールドプレミアカーを含む)...
JPモルガン・チェースのジェイミー・ダイモンCEOは、堅調な雇用と健全な消費者金融に支えられた堅調な米国経済に自信を表明した。ダイモン氏は4月23日、ニューヨークのエコノミッククラブのイベントで、米国の経済好況は「信じられない」と語った。 「たとえ景気後退に入ったとしても、消費者は依然として良好な状態にある」。それでも同氏は、国債の増加、インフレ、地政学的紛争がもたらす潜在的な経済的影響に...
中国商務部が4月19日出した発表資料によると、2024年第1四半期(1-3月期)の中国の海外直接投資(金融業を除く)利用額は実行ベース3,016億7,000万元、対前年同期比で26.1%減少し、2023 年の第 4 四半期と比較すると、対前四半期比41.0%㊟増加した。今年第1四半期に中国で新たに設立された外資系企業は12,086社で、対前年同期比20.7%増加した。㊟発表資料では41.7%となっているが、筆者の計算によると41.0%になる。 今...
「Linking Society」―つながっていく社会を支えるデザイン。私たちは、人々がしなやかにつながることで、暮らしの中に幸せを感じる瞬間を増やしたいと考えています。― 日立製作所研究開発のサイト、「Linking Society」はこう訴えかける。 わたしたち研究開発グループは、将来の社会の変化のきざしを敏感に捉えたビジョンと、それを実現する技術を生み出していくことが重要だと考えています。 そのために、経験...
台湾のTSMC(台湾積体電路製造)の創始者、張忠謀Morris Chang氏(92歳)に4月19日、台湾市民に対する最高勲章、「中山勲章」が授与された。― 台湾の経済日報が20日伝えた。 勲章の名称は孫文の号である中山から取られている(孫中山、Sun Yat-sen)。台湾で戦後制定された「中山勲章」の受賞者は、モリス・チャン氏で5人目であり、大変栄誉のある賞である。 台湾の南北を貫く3千メートル級の山脈は「...
日立グループの経験者採用で入社し活躍している若手・中堅社員へのインタビューをご紹介する。今回は、YouTubeのHitachi Brand Channelで4月19日に配信された公共システム部門の営業・システムエンジニアとして働く入社歴1年~3年の方へのインタビュー動画(7分24秒)を転載させていただく。 ちなみに、日立製作所の最近の経験者採用比率(正規雇用労働者の中途採用比率)は、2023年度45%、2022年度...
ファーウェイはPura 70フラッグシップシリーズを正式に発売し、標準のPura 70、Pura 70 Pro、Pura 70 Pro+、およびPura 70 Ultraの4つの新しいモデルを発表したとHuaweicentral.comが4月18日報じた。 今回の新しい戦略機種の公開と販売は、ファーウェイが再び大規模なショーケースイベントを開催せずに行ったものである。ファーウェイの新型スマートフォンPura 70シリーズは、同社が正式に宣伝してから非常に人気...
IMF(国際通貨基金)は4月16日、世界経済見通し(World Economic Outlook、以下、WEO)を発表した。 世界経済成長率は、2023年に3.2%になるとみられており、2024年、2025年とも同じペースが続く見込みである。2024年の成長予測は、2024年1月の世界経済見通し改訂時から0.1%ポイント上方修正された。 先進国は、成長率が2023年の1.6%から2024年は1.7%、2025年は1.8%へやや加速する見込みである一方、新興市場国・発展...
中国国家統計局は4月16日、中国の今年第1四半期GDP実績の発表を行った。発表のタイトルは「国民経済は第 1 四半期に好調なスタートを切った」である。 国家統計局のデータによると、第1四半期の中国のGDPは29兆6,300億元、対前年同期比5.3%増、昨年第4四半期の成長率5.2%を上回り、幸先の良いスタートになった。輸出の拡大と製造業の伸びが背景にある。懸案の消費財小売売上高は12兆327億元に達し、対前年同期比4....
米国調査会社Gartner(コネチカット州スタンフォード) は4月11日、2028 年までに、企業領域のソフトウェアエンジニアの 75%がAIコードアシスタントを使用し、2023 年初頭の 10% 未満から増加すると発表した。 AI コードアシスタントは、人工知能を使用してコードをより効率的かつ正確に作成できるようにするツールであり、企業などのソフトウェア人材は、最新の大規模言語モデル(LLM)を活用することができる。 ...
アジア開発銀行(Asian Development Bank)が4月11日発表した2024年4月のアジア経済見通しによるとアジア太平洋地域の発展途上国経済は、堅調な内需、半導体輸出の改善、観光業の回復を背景に堅調な成長を続けるため、今年平均4.9%成長すると予測され、成長は来年も同じペースで続くだろう。過去 2 年間、多くの国で食品価格が上昇したことによりインフレが上昇した後、2024 年と 2025 年にはインフレが鈍化すると予想されてい...
序言:読書会資料のブログ公開昨年5月から再開された読書会、第20回思史の会東京(コロナ禍後第6回)は、事情があり、急遽中止となり、その代わり、報告者である私の報告資料(ワード文書のPDF化)をメール添付でメンバーに配り、コメントの交換を行い、読書会の記録、「思史の会東京図書一覧」として残すことと相成った。第20回の勉強会では、報告者の私が、中国の近代の幕開けに東奔西走した革命家、孫文の思想と行動の軌跡を考...
米国労働統計局の4月10日発表によると、2024年3月の消費者物価指数(Consumer Price Index、以下、CPI)は、都市消費者、季節調整済みベースで0.4%上昇し、2月と同じ上昇率となり、また過去12カ月のCPIは季節調整前で3.5%上昇した。 3月にはガソリンのCPIと同様に、住居費(shelter)の指数も上昇した。これらふたつの指数を合計すると、全項目の指数の月間上昇率の半分以上に寄与した。エネルギーCPIは月間で1.1...
BCI Researchは最近、2024年第1四半期の中国スマートフォン市場データを発表し、ファーウェイは、スマートフォン出荷台数で他社と僅差の第3位に落ち着き、ファーウェイが再びアップルを追い抜いた。― Huaweicentral.comが4月6日報じた。 中国の2024年第1四半期のスマートフォン市場は、しのぎを削る激戦となるなかで、vivo、Honor、ファーウェイ、アップルの四社が強い地位を維持した。 vivo(含むiQO...
ブルームバーグの4月10日の報道によると、アップルは2024財務年度にインドで140億ドル相当のiPhoneを組み立てるという。事情に詳しい関係者の話によると、アップルは現在、同社の主要デバイスの14%、つまり約7台に1台をインドで生産しているという。 中国が依然として世界最大のiPhone製造拠点であるにもかかわらず、北京と米国の間の地政学的緊張のなかで、アップルは中国を越えてサプライチェーンの多角化を模索し...
テンセントオート(騰訊汽車)がトヨタのグローバルモデルのインテリジェント運転ソリューションが「トヨタ+ファーウェイ+Momenta(北京市)」の三者共同ソリューションモデルを採用することが関係者から分かったと報じた。― IT之家が4月8日伝えた。 トヨタと自動運転会社Momentaとの協力は2020年に始まった。Momentaはカメラビジョン技術に基づく高精度地図サービスをトヨタに提供し、中国での自動地図プラットフ...
ジェトロ(日本貿易振興機構)上海事務所は3月22~24日に浙江省杭州市の杭州国際博覧中心で開催された「CLE2024中国(杭州)アウトドア・キャンプ生活展(CLE2024中国(杭州)戸外露営生活展)」に、キャンプ用品や釣り具、機能性アパレル分野の日本企業18社を取りまとめ、ジャパンブースを設置した。 第2回となる今回の展示会には、中国内外のキャンプ道具、アウトドア調理器具、アウトドアアパレルなど約300以上の出展...
米国労働統計局は4月5日、2024年3月の非農業部門の雇用者数は、大方の予想を上回る30万3,000人増加したが、失業率は3.8%とほとんど変化がなかったと発表した。雇用は、医療、政府、建設業界などの領域で増加した。 今年3月の雇用者増で2024年1-3月期の平均増加数は27.6万人となり、これは昨年の月平均雇用増25.1万人を上回っているが、足もとの雇用増は、米国への移民の増加によるものであり、問題はこの状況がいつまで続くか...
サムスン電子は4月27日、2023年3月31日に終了した第1四半期の決算を発表した。同社の連結業績は、不確実な世界的なマクロ経済環境の下で個人消費全体が減速し、大幅な減収減益となった。 2023年第1四半期の連結売上高は63兆7,500億ウォンで、前四半期から10%減少し、営業利益は0.64兆ウォン、対前四半期から85%減、純利益は1.57兆ウォン、全四半期から93%減であった。 サムスン電子の第1四半期業績...
台湾経済部(Ministry of Economic Affairs, R.O.C.)の4月18日付プレスリリースによると、台湾の3月輸出額は米ドルベースで352億ドル、対前年同月比で20.1%減少した。これで台湾の輸出は昨年11月以降、5カ月連続のマイナス傾向が続いている。 2023年3月の台湾の欧州、ASEAN、日本、米国、中国本土および香港への輸出は、対前年同月比で、それぞれ、3.1%減、11.6%減、16.9%減、20.7%減、28.5%減となっており、中国...
PCとスマートフォンの出荷は2022年に低迷し、2023年も引き続き減少している。例えば、2022年のPCの出荷台数は2021年から16%減少し、PCの歴史のなかで最大の対前年比の減少となった。2023年第1四半期について、IDCはPCの出荷が前年同期から29%減少したと推定している。2023年の見通しは明るいものではなく、Gartnerは2023年のPC出荷台数が12%減少すると予測している ― SemiWikiが4月19日付記事で伝えた。 出所:Sem...
日立製作所(以下、日立)は、2023年4月20日、ニュースリリースを出し、同社のコーポレートベンチャーファンドの第3号を設立し、Web3、生成AIなどデジタル領域におけるイノベーション創出に向けて、最先端のデジタル技術を活用した事業機会の獲得をめざすと発表した。 日立は2019年6月に日立ベンチャー社(Hitachi Ventures GmbH、本社:ドイツミュンヘン市)を設立し、「HV Fund」の第1号ファンドを、2021年10月...
ファーウェイは、4月19日と20日、広東省深圳市でファーウェイグローバルアナリスト会議2023(Huawei Global Analyst Summit 2023)を開催した。今年の会議のテーマは「デジタルで繁栄し、インテリジェントな世界に向けて前進する(Thrive with Digital, Striding Towards the Intelligent World)であった。 多くの中国業界紙がこの戦略アナリスト会議と主たる講演を取りあげ、報じた。なかでも、4月19日に行われたファー...
マイクロソフトのブラッド・スミス社長は日経アジアNikkei Asiaとの東京でのインタビューで、生成型AIツールの最前線に三者がいると見ている。ひとつはマイクロソフトのOpen AI、ふたつ目はグーグル、そして三つ目は中国北京の人工智能研究院(北京智源人工智能研究院、Beijing Academy of Artificial Intelligenceである」と答えた―日経アジが4月21日、報じた。 スミス社長は、「誰が先を行き、誰が遅れをとるのか...
世界のスマートフォン市場は、5四半期連続で減少し、2023年第1四半期は対前年同期比12% 減少した。世界市場はまだ回復していないが、安定の兆しが出てきた。 ̶ シンガポールに居を構える調査会社、Canalysが4月18日付プレスリリースで伝えた。 主要企業の市場シェアの動きを見ると、サムスン電子は、対前四半期比で回復を達成した唯一の主要ベンダーで、22%の市場シェアで首位を奪回した。一方、アップルは21%の市...
全般状況 米国サンフランシスコ発の生成AIツール、OpenAI ChatGPTが世界各地で急激な反響を呼び、中国社会にも巨大なインパクトを与え、これまで経験したことのない産業のうねりを起こしている。 本稿では、足もとの中国の動きを「AIモデルと企業」の観点から取りあげ、中国で高質のウェブサイトである「中国電子報」に先ごろ掲載された記事、「产业观察 AI大模型不只是巨头的“狂欢”、中国電子報、2023年4月12...
世界最大級の国際自動車展示会である「上海モーターショー(第20回上海国際汽車工業展覧会)」が2023年4月18日、上海市清浦区の国家展示コンベンションセンター(国家会展中心(上海))で開幕した。主催者は中国汽車工業会、上海国際貿易促進委員会と中国国際貿易促進汽車産業分会である。主催者によると、今年の展示会には20の国と地域から約1,000社が参加し、約1,500台の車両が展示されている。 今年の上海モータ...
パナソニックグループは、AIアシスタントサービスのグループ環境を構築し、4月14日より「PX-GPT」として、国内全社員(約9万人)向けに展開した ― パナソニックホールディングスが同日付プレスリリースで発表した。 「パナソニックグループでは、DXへの取り組みを「Panasonic Transformation(PX)」として、ITシステム面の変革に留まらない経営基盤強化のための重要戦略と位置づけ、「IT変革」「オペレーティング・モデル...
中国国家統計局は4月18日、2023年第1四半期の国内総生産(以下、GDP)実績を公表した。発表文書のタイトルは「一季度经济运行开局良好(経済は第1四半期に好調なスタートを切った)である。 予備計算(初歩核算)によると、第1四半期のGDPは28 兆 4,997億元で、対前年同期比で実質4.5%増加し、対前四半期比で2.2%増加した。産業別に見ると、第一次産業1兆1,575億元、対前年同期比3.7%増、第2次産業は10兆7,947億...
三井住友フィナンシャルグループ(以下、SMFG)は4月11日、日本マイクロソフトが提供するクラウドサービス「Microsoft Azure」のSMBCグループ専用環境上で構築するAI(人工知能)アシスタントツール「SMBC-GPT」の導入に向けた実証実験を開始すると発表した。― と日経クロステックが報じた。 実証実験ではマイクロソフト「Azure OpenAI Service」を利用して、AIアシスタントツールを開発し、日本総合研究所とNECも...
60年以上前に設立された広州交易会は、中国の対外貿易のバロメーターおよび風向計として知られている。中国南部の広東省広州市で4月15日に開幕した広州交易会は5月5日まで催される中国最大の貿易イベントである ― 中国英字紙、China Dailyが4月15日、報じた。 第133回広州交易会の総展示面積は150万平方メートルで、約 35,000 の出展者(そのうち9,000超の新規出展者)が参加し、史上最大の規模を誇る。特に、中国...
アジア開発銀行 (The Asian Development Bank、本部:フィリピン・マニラ市、以下、ADB) が4月初旬に発表したアジア発展見通し(Asia Development Outlook、2023年4月4日)によると、新型コロナウイルス感染症の段階的な収束に伴う継続的緩和措置が消費や観光、投資活動などを後押しし、今年のアジア太平洋地域の経済成長はより加速する。 ADBの2023年、2024年の経済見通しによると、アジア太平洋地域の経済は今...
Google(グーグル)は4月13日、千葉県印西市のデータセンター開所式を行い、同社日本法人(東京都港区)の奥山真司代表、千葉県の熊谷俊人知事、板倉正直印西市長、ラーム・エマニュエル駐日米国大使らが参加した。国内各紙が報じた。 グーグルが日本国内でデータセンターを設置するのは初めてで、3月から稼働している。アジアでは台湾、シンガポールに続いて3番目となる。この取り組みは、2024年にかけて総額1,000...
中国汽車工業協会(以下、中汽協会)は4月11日、今年3月の自動車の生産台数と販売台数の実績を発表した。 3月の自動車生産台数と販売台数は、それぞれ258.4万台と245.1万台で、生産は対前年同月比15.3%増、9.7%増となった。今年1-3月期の累計生産台数は621万台、販売台数は607.6万台で、対前年同期比4.3%減、6.7%減と微減となり、自動車消費の回復は遅れている。 一方で、今年3月の中国の新エネルギー...
最近、Microsoft Bingで対話型の検索を始め、従来とは違う経験を楽しんでいます。 ひょんなことから、Image Creatorに出会い、AIツールによる描画実験をしています。Image Creatorはまだ日本語仕様になっておらず、英文テキストにより、AIツールに描画してもらいます。 ここでは、三つの描画事例を紹介します。ひとつめは、みかんの絵(水彩)、次は米国カリフォルニア州ナッパバレーの秋のブドウ畑(...
ニューヨーク・タイムズ記事 「不況は嫌な言葉になった。連邦準備制度理事会(以下、FRB)の人たちは、「ソフトランディング」またはその恐ろしい代替手段である「ハードランディング」のような婉曲表現でその周りを踊っている。とはいえ、の予測の裏を見てみると、中央銀行の政策立案者が、すぐに急激な景気減速の可能性が高いことを認識していることは明らかで、彼ら自身のポリシーは、それを実現するために少なくとも部分的...
世界のデータサイエンティストが参加するデータ分析のコンテスト「Kaggle(カグル)」。さまざまな分析技術を使って予測モデルを作成し、その精度の高さを競う。その世界大会が2022年に開催され、1,000チーム、5,000人を超えるデータサイエンティストが参加、この大会で3位になったのが、日立製作所の諸橋政幸さん(48)が参加するチーム。 ここでは、YouTubeの”Hitachi Brand Channel”、シリーズ「日立の人」から...
トヨタ自動車(以下、トヨタ)は4月7日、新体制方針説明会を開催し、1日に就任した佐藤恒治社長が都内で経営方針を表明した。界販売を年間150万台にすると発表した。 トヨタは、電気自動車(EV)のラインナップを拡充し、2026年までに10機種を新たに投入する。今までとは異なる次世代バッテリーEVの投入で26年に販売台数の年間150万台到達を目指す。トヨタは、同社の生産方式を活かし、仕事のやり方を変え、工程数...