※一穂ミチ(2007年「雪よ林檎の香のごとく」でデビュー。劇場版アニメ化もされ話題となった「イエスかノーか半分か」などボーイズラブ小説を中心に作品を発表して読者の絶大な支持を集める。初の単行本一般文芸作品「スモールワールズ」が本屋大賞第3位、吉川英治文学新人賞を受賞したほか、直木賞、山田風太郎賞の候補に。本作も本屋大賞第3位、直木賞候補作)●一穂ミチさん、やっぱごっつ巧いやん旬も過ぎ、社内不倫の“前科”で腫れ物扱いの40代独身女性アナウンサー。娘とは冷戦状態、同期の早期退職に悩む50代の報道デスク…。一見華やかなテレビ局。そこで働く、真面目で不器用な人たちの物語。うん?何やねんこれ?と4つある物語のどれもが絶妙のイントロで、あっという間に引き込まれる。表現力も豊かで巧み。そうくるかとちょっと笑わせてもくれ...【砂嵐に星屑】一穂ミチ2022年2月