メインカテゴリーを選択しなおす
べてるの家について書かれた本 『悩む力 べてるの家の人びと』を紹介しながら 私が息子と過ごす中での学びと気づきを書いた シリーズ6つ目最終回の記事です。 (べてるの家は北海道にある精神障害を抱えた方のという共同体) 前回の続きです。 「自立できることが唯一の道?」←ここからスタートしています。 「俺、こまった。この人、俺の病気が治るように祈っている」 口をとがらせて、松本さんは向谷地さんにいった。 「治ったら困るんだよな。病気治ったら、前みたくがんばったらどうしよう」 前みたくがんばったら、自分のこの人生はなくなってしまう。かつてのかんばりの日々がいかに荒涼たる風景を生み出していたか、記憶は生…