わたくしに任せる、と
ねこ車掌、今回の出張先は北海道、秘境の駅。「んな~……ぅ」秘境なので、人がいない。あくびをしてもひとり。ねころんでもひとり。「んぅ~」ただし、ねこにはその静けさはそこそこ心地良いらしく、ねこ車掌はこの無人駅でのんびり惰眠を貪っていた。と――ステンレス車体に緑ラインが引かれた気動車が、ねこ車掌が寝転んでいたホームに停まる。中から一人、お人形のような娘が降り、ねこ車掌に声をかけた。「あなたをお迎えに参りま...
2024/08/13 21:13
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#暑中見舞いイラスト
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