日本国の政策は誰が決めているのか?-公的年金改革問題
昨今、日本国内では、公的年金制度の改革案をめぐって国民から不安の声が上がっています。国民年金であれ、厚生年金であれ、公的年金制度は、国民全員の生涯設計の基礎となりますので、否が応でも関心が高まるのですが、同改革案は、今日の日本政治の問題点を明らかにする機会ともなったようです。マスコミから漏れ伝わるところに依りますと、今般の改革案では、(1)国民年金の納付期間を5年延長する、(2)遺族年金を廃止する、(3)在職老齢年金の支給停止額の緩和といった方向での検討が進んでいるそうです。ところが、(1)の5年延長案にしても、納付期間を40年(480ヶ月)から45年(540ヶ月)に伸ばすのか、それとも、納付終了の年齢を60歳から65歳に変更するのか、これらの何れであるのか判然としていません。前者の納付期間であれば、既に...日本国の政策は誰が決めているのか?-公的年金改革問題
2024/04/29 12:27