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セミリタおっさんの再読小説(51)山田宗樹「嫌われ松子の一生」
2022年4月からセミリタイア生活に入り時間が出来ましたので、蔵書の小説を読み直しております。 今回は山田宗樹「嫌われ松子の一生」。 2003年発表作品。 嫌われ松子の一生(上) (幻冬舎文庫) 作者:山田 宗樹 幻冬舎 Amazon 嫌われ松子の一生(下) (幻冬舎文庫) 作者:山田 宗樹 幻冬舎 Amazon 映画化もされ山田宗樹の名を一躍広めたヒット作である本作。 晩年に「嫌われ松子」と呼ばれ不遇の死を迎えた女性・川尻松子の運命に翻弄され続けた生涯を描く傑作長編。 物語は福岡から上京して大学生活を送る川尻笙の元を突然父親が訪れることによって幕が開きます。 笙の伯母(父親の実姉)にあたる川…
2022年4月からセミリタイア生活に入り時間が出来ましたので、蔵書の小説を読み直してます。 今回は山田宗樹「百年法」。 2012年発表作品。 百年法 上下合本版 (角川文庫) 作者:山田 宗樹 KADOKAWA Amazon 日本推理作家協会賞受賞作。 山田宗樹は1965年生まれで自分より一世代上の作家さんです。 「嫌われ松子の一生」が大ヒット作となったのでご存知の方も多いかと。 物語は先の大戦後に共和制となった日本が舞台となる西暦2048年から始まります。 そこは、戦後米国主導により導入された不老化処置によって国民は不老(事故や病気によって死には至るので不死ではない)となっている世界。 同制…