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新学期が始まりました。ワクワク・ドキドキの新一年生、今年が最後でキリッとする最終学年生…色々な思いを胸に子供達は登校・登園していると思います。学校薬剤師も4月に入ると、一年間の検査の日程の段取りをします。今回は学校薬剤師の一年間をみていきましょう。
冬場の室内環境で注意したいのは、「湿度」です。乾燥した環境では、一般的にウイルスを含んだ飛沫は小さい微粒子になりやすく拡散しやすいと言われています。そして、湿度の維持の為には室温をある程度の温度に保つことが重要です。
学校薬剤師①(2021.4)〜学校環境衛生と学校薬剤師業務〜
学校薬剤師は大学以外の学校に設置が義務付けられています。活動内容ですが、学校薬事衛生(薬品の使用・保管等)、学校環境衛生(換気、採光、照明等)の維持管理に関する指導・助言、健康相談、保健指導となっています。薬学生やこれから学校薬剤師を目指している方,それ以外の方も学校薬剤師について興味を持っていただけたら嬉しいです。
「学校給食衛生基準」には、「衛生管理上の問題がある場合には、学校医又は学校薬剤師の協力を得て速やかに改善措置を図ること」「学校薬剤師の協力を得て、定期に検査を行うこと」と明記されています。主な検査項目についてお話しいたします。
プールの季節となりました。学校薬剤師はプールの水質や設備の点検もします。今回は昔と違って見る機会が減った「腰洗い槽」や「洗眼器」のこと、改めて気をつけなくてはいけない「アタマジラミ」のお話を通じて、学校薬剤師が気を配る学校のプールの注意点を紹介いたします。
学校の環境衛生検査の一つに「照度検査」があります。暗い場所で物を見ると目が疲れやすくなります。暗いが故に近くで見ようとする行為は近視の進行の原因になります。リビングの照度は結構低いです。リビングでの勉強には是非デスクライトをお使い下さい。
学校薬剤師は、例年6月から7月にかけてプールの水質検査を行います。水道水と同様、プールの塩素剤投入について抵抗のある方がいらっしゃいますが、多くの細菌やウイルスに有効で使いやすい薬剤として、塩素剤の右に出るものは中々見当たらないと思います。
学校でダニアレルゲン検査を行いました。シーツやカバーの洗濯・布団の天日干し・掃除機かけ等の対策は1週間に1度以上行うのが効果的です。子供達にとって、学校は安心できる安全な場所でなければなりません。その為のお手伝いができる学校薬剤師でありたいと思います。
学校薬剤師は学校の環境衛生試験をします。その中の一つに飲料水検査があります。水は人間が生きていく上で必要不可欠なものです。学校でも給食の調理には欠かせません。残留塩素濃度測定など、「飲料水検査って、何をしているの?」にお答えしていきます。