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問題24-1 いよいよ、商業簿記の問題集の最後の問題です。 次の問題集が、早くても10/5の到着になるので、今日は仕訳だけにしてみました。 先ず、仕訳をメモ書きするのではなく、P.200をA4サイズに拡大コピーしておいて、仕訳をイメージしながら、T/Bに数字を書き込んで行くと良いですね。 (1) 棚卸減耗損 6,000 / 材料 6,000 となるところですが、棚卸減耗は正常な範囲とあるので、この後の仕訳として、 製造間接費 6,000 / 棚卸減耗損 6,000 となり、2つの仕訳をまとめた仕訳をしておけば良いです。 工業簿記を未学習の方への解説です。 製造原価(製品製造にかかった原価)は、その製品のためだけに掛かった「製造直接費」と言われるものと、複数の製品に共通して掛かった「製造間接費」と言われるものがあります。 直接費は「仕掛品」という科目で処理し、間接費は「製造間接費」という科目で処理します。 (2) T/Bに「売上原価」という科目があることから、「売上原価対立法」で処理されていることが判断できます。 そのため、期首の棚卸は、この段階では不要です。(P/Lに記載する際に必要) 期末製品で22,000の棚卸減耗が生じていますが、問題に販一(販売費及び一般管理費)に計上するとあり、P.123の解答用紙を見ると、販一の項目の中に「棚卸減耗損」があるので、そのままの科目で仕訳をすれば良いですね。 (3) 減価償却費は、製造と販一に分かれているので、製造活動用は「製造間接費」、販一活動用はそのまま、「減価償却費」で仕訳をします。。 (4) 退職給付引当金の計上も、製造と販一に分かれているので、(3)と同様に処理します。 販一活動用は、そのまま、「退職給付費用」で仕訳をします。 (5) P.200の問題文に製造間接費は予定配賦していると記載されています。 工業簿記を未学習の方のためへの解説になります。 (1)で書いた直接費と間接費ですが、製造間接費のまま放っておいては、製品原価(仮にA製品)に反映されないので、製造間接費に集計した金額は、製造している各製品に何らかの条件により配分する作業を行います。 これを「配賦」と言います。 工業簿記の原価計算期間は1ヶ月なのですが、その1ヶ月後すら待っていては、製品の原価を決められない(ということは、売価を決められない)ということで、過去の実績等を勘案して、あらかじめ、製造間接