『六の宮の姫君』 芥川龍之介作
『六の宮の姫君』 芥川龍之介作 六の宮の姫君の父は、古い宮腹みやばらの生れだった。 が、時勢にも遅れ勝ちな、昔気質むかしかたぎの人だったから、官も兵部大輔ひやうぶのたいふより昇らなかった。 姫君はそう云ふ父母ちちははと一しょに、六の宮のほとりにある、木高こだかい屋形やかたに住まっていた。六の宮の姫君と云ふのは、その土地の名前に拠よったのだった。 六の宮の姫君.mp3 にほんブログ村
2022/11/08 18:49
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