「終末のフール」を読む(2)//1日1日大切に生きる意味を知らされた

「終末のフール」を読む(2)//1日1日大切に生きる意味を知らされた

終末のフール (集英社文庫) 作者:伊坂幸太郎 集英社 Amazon あらすじ (前回と同じ) 八年後に小惑星が衝突し、地球は滅亡する。そう予告されてから五年が過ぎた頃。当初は絶望からパニックに陥った世界も、いまや平穏な小康状態にある。仙台北部の団地「ヒルズタウン」の住民たちも同様だった。彼らは余命三年という時間の中で人生を見つめ直す。自分の言動が原因で息子が自殺したと思い込む父親(「終末のフール」)長らく子宝に恵まれなかった夫婦に子供ができ、3年の命と知りながら産むべきか悩む夫(「太陽のシール」)妹を死に追いやった男を殺しに行く兄弟(「籠城のビール」)世紀末となっても黙々と練習を続けるボクサ…

2024/06/22 06:01