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『ビバリーヒルズ・コップ2』(87)(1988.5.10.)『ビバリーヒルズ・コップ』が面白かったもので、余勢をかってレンタルビデオ屋に走って『2』を借りてきた。その最たる理由は、メンバーが前作とほとんど変わっていないところだった。こうした続編物は、最近の『ポリスアカデミー』シリーズもそうだが、前作で活躍したキャラクターが、そのまま出続けることによって、違和感なく“続き”に入り込める楽しみが生まれる。それが続編を作る上での最低条件であり、それが失われては、続編を作る意味はなくなるのだ。その点、この映画は、主人公アクセル役のエディ・マーフィはもちろん、脇役のジャッジ・ラインホルド、ジョン・アシュトン、そしてロニー・コックスも、誰一人欠けずに出演し、いい味を出していたのがうれしかった。ただ、前作のような単純な...「午後のロードショー」『ビバリーヒルズ・コップ2』
『エアフォース・ワン』(97)ついに大統領にまで出世したハリソン・フォードhttps://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/0d9267bfabd2336dd77879f6da1a57bc「BSシネマ」『エアフォース・ワン』
『エアフォース・ワン』(97)ついに大統領にまで出世したハリソン・フォードhttps://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/0d9267bfabd2336dd77879f6da1a57bc「午後のロードショー」『エアフォース・ワン』
『ジャッジ・ドレッド』(95)(1995.8.3.日本劇場)未来に希望はないのか冒頭に映る未来都市の風景が、何だか手塚治虫の漫画やバットマンみたいだと思ったら、原作はイギリスのコミックだという。それ故、簡単に言ってしまえば荒唐無稽で安直。ポール・バーホーベンの『ロボコップ』(87)と『トータル・リコール』(90)を足して二で割ったような話で、SFXのすごさだけが目立つ。さて、どうして近未来を描くと、どの映画も、希望のない、暴力に満ちたものに終始してしまうのだろう。いっそのこと、バラ色未来を描いた映画ができたら新鮮ではないか。何々、それじゃあ話が盛り上がらないって。つまり、見かけの派手さに負けない、ストーリー重視のシンプルな映画を作るのがいかに難しいか、ということなのだ。かつて『パラダイス・アレイ』(78)...「午後のロードショー」『ジャッジ・ドレッド』
『U・ボート』(81)(1982.1.13.東洋現像所・技術検討試写会)またドイツがすごい映画を作った。最近、『マリア・ブラウンの結婚』(78)や『ブリキの太鼓』(79)など、ドイツならではの、戦争の傷や痛みを感じさせる映画が作られているが、この映画も、第二次大戦に敗れ、ナチスという悪霊から解き放たれるために、いまだに必死にもがいているドイツにしか作れない映画だと感じた。同じく第二次大戦の敗戦国でありながら、日本で作られる戦争映画とは、残念ながら一味も二味も違う。同じような傷を持ちながら、この違いは一体どこから生じるのだろう。もし、この映画のような題材を日本で映画化しても、恐らくラストのどんでん返しは出てこないだろう。すると、潜水艦の乗組員たちの苦労を描くのにとどまり、チームプレーを描いたスポーツ映画を見...ウォルフガング・ペーターゼンの映画『U・ボート』