ジーン・ハックマンの出演映画 1990年代『訴訟』『ロシアン・ルーレット』
『訴訟』(91)(1991.12.5.日比谷シャンテ1)簡単に言ってしまえば、ハリウッド映画が得意とする、先が読めてしまうような“正義派裁判もの”なのだが、そこに父と娘の愛憎劇をクロスさせたところがこの映画のうまいところで、最後はきっと正義が勝つ、父と娘は和解すると分かっていながら、ついこちらも乗せられしまった。そして、その父と娘を演じたのが、またしてもの多作出演のジーン・ハックマンとメアリー・エリザベス・マストラントニオという、わが贔屓の2人だったので、放ってはおけなかったのだ。結果、あまりにもこちらが思い描いていた通りに話が転がっていって少々困ってしまうようなところがあったのは否めないものの、ジェームズ・ホーナーの“フィールド・オブ・ドリームス風メロディ”の効果もあって、何だか野球の代わりに裁判を持っ...ジーン・ハックマンの出演映画1990年代『訴訟』『ロシアン・ルーレット』
2025/03/16 11:25