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#年下攻
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恋ってウソだろ?!11
月夜の猫-BL小説です 恋ってウソだろ?!11 BL小説 俺て、恋愛運とことん悪い思てたけど、ここまできたらお祓いでもしてもろた方がええんちゃう? 南青山にある広告代理店プラグインは、二年前、大手広告代理店英報堂のエリートだった河崎、藤堂の二人が興した会社で、河崎の元部下である三浦と浩輔を加えた四人がこのオフィ
2023/10/04 12:11
年下攻
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恋ってウソだろ?!10
月夜の猫-BL小説です 恋ってウソだろ?!10 BL小説 心臓がドキリと跳ね上がる。 あの男だろうか。 何故佐々木の電話番号を知っているのか、一応そのあたりのことは確かめなくてはならないだろう。 「…………はい」 「切らなくてもいいでしょ? 今朝だって、何も言わずに帰っちゃうし」 背筋にすっと悪寒が走る。 「す
2023/10/03 08:01
恋ってウソだろ?!9
月夜の猫-BL小説です 恋ってウソだろ?!9 BL小説 「そやね、キッチングッズとか一所帯いるよねぇ。悪いけど直ちゃん、買い物行って来てくれるかなあ」 佐々木はオフィス用に作った法人カードを直子に渡した。 「例えばグレードは? 食器類とかの。あと、佐々木ちゃんのご要望は? 欲しいものある?」 「ナオちゃんの判断
2023/10/02 08:57
恋ってウソだろ?!8
月夜の猫-BL小説です 恋ってウソだろ?!8 BL小説 ええご縁が、ごっつい男やなんてことになったら、おかあちゃん、怒るやろな。 いきなり昨夜の男を母親に紹介するシーンが頭に浮かんで、佐々木は慌ててそれを打ち消した。 「おかあちゃんの、ええ加減、耳タコやし。ほな、俺もオフィス行ってみますわ。ナオちゃんだけに押
2023/10/01 12:02
恋ってウソだろ?!7
月夜の猫-BL小説です 恋ってウソだろ?!7 BL小説 「ちょ、ちょっと春日さん、またそうやって、たったか一人で決めるし。営業なんか、そこまで面倒見る余裕ないよって。ナオちゃん、一緒に来てくれるだけで十分……」 その時、ドアがノックされて、たった今話題に上がった当の池山直子が顔を覗かせた。 「ああ、やっぱりここ
2023/09/30 09:10
恋ってウソだろ?!6
月夜の猫-BL小説です 恋ってウソだろ?!6 BL小説 「隣いうても、あちらさんはうちなんかと比べ物にならんでかいお屋敷やから、あの高い塀の中の人間とちゃんと顔合わすなんて、あんまりないからな。けど、確かに美人でしたよ。今時珍しい天然て感じの」 淡々と、佐々木は説明した。 「フン、お前に聞いたのが間違いだったよ
2023/09/28 23:24
恋ってウソだろ?!5
月夜の猫-BL小説です 恋ってウソだろ?!5 BL小説 「よう、あのしまりやのおかあちゃんにOK言わせたもんや」 父親が他界した後、一番町の財産は税金にかなり持っていかれたが、それでも尚広い屋敷や庭、それ以外に近辺に土地建物のいくつかを母の淑子と佐々木が相続した。 そのひとつ、かつて父親が事務所として使っていた
2023/09/28 02:52
恋ってウソだろ?!4
月夜の猫-BL小説です 恋ってウソだろ?!4 BL小説 「もう俺はいらん言うんか?」 「そんなわけないだろ? 落ち着いて話を聞いてくれ」 ジャスト・エージェンシーの社長室で、まるで痴話喧嘩のようなやりとりがあったのは、八月も末の夜。 そろそろ独り立ちしたほうがいいだろう、と春日が切り出したのだ。 「実は、もうオ
2023/09/27 06:07
恋ってウソだろ?!3
月夜の猫-BL小説です 恋ってウソだろ?!3 BL小説 佐々木は自分を笑い、だる重い身体をようやく起こすと、シャワーでも浴びて会社に顔を出すべく、バスルームに向かった。 湯を止めて何気なく鏡の中の自分を見た佐々木はぎょっとした。 首の付け根にくっきりと残る痕に、思わず赤面する。 「あいつ、えろ、情熱家やってんな
2023/09/26 04:48
恋ってウソだろ?!2
月夜の猫-BL小説です 恋ってウソだろ?!2 BL小説 モデルや俳優を使ってCMや雑誌広告を創ったりする仕事の中で、下手をすると佐々木自身が誰よりその画像の中に納まるのが似合っていたりするわけで。 特に冬など、ゆったりしたセーターでも着て、バーでグラスを傾けていたりすれば異様に画面にはまる。 ちょっと長めのウエ
2023/09/25 08:36
恋ってウソだろ?!1
月夜の猫-BL小説です 恋ってウソだろ?!1 BL小説 瞼に走った光の帯が眩しくて、佐々木は寝返りをうった。 朝か………何時やろ…… 気分は悪くないが、身体が重い。 やっぱ夕べちょっと飲みすぎたかも………。 できればもう少し眠りたいと枕に頬をうずめた佐々木は、ふと額に暖かいものを感じて目を開けたのだが、超絶な違
2023/09/25 00:14
恋ってウソだろ?!-Tricky Night-
月夜の猫-BL小説です 恋ってウソだろ?!-Tricky Night- BL小説 「誰にもやらない」などで登場した佐々木周平のエピソードです。 「好きなのに」へと続きます。工藤と良太にもリンク。 ■酔ってハロウインの夜に出会った男の腕の中で目が覚めた?! あり得ない出来事に混乱して佐々木は逃げ出したが、
2023/09/25 00:11
真夏の危険地帯36(ラスト)
月夜の猫-BL小説です 真夏の危険地帯36(ラスト) BL小説 これでもかというほど長いキスの後、「……サカりやがって! 俺は疲れてるって言ってるだろ!」と元気は精いっぱい喚いてみる。 のだが。 既に獣状態と化している豪には人間の言葉は通じないらしく、豪はそれこそものも言わずにバスローブなどとっくに脱げてしまった
2023/09/04 10:52
真夏の危険地帯35
月夜の猫-BL小説です 真夏の危険地帯35 BL小説 ここのところ晴天続きで暑いなんてものではなかったが、土曜のライブはいつも以上に盛り上がった。 さらにアンコールで現れたサプライズゲストには、オーディエンスは沸きに沸いた。 みっちゃんの思惑通り、ファンはいつサプライズゲストがまた現れるかと毎回ライブに足を運び
2023/09/03 12:20
真夏の危険地帯34
月夜の猫-BL小説です 真夏の危険地帯34 BL小説 「金曜の夜には出るけど、お前、平気?」 元気は東に聞いた。 「何時頃?」 「しゃあない、お前に合わせるよ」 「うーん、じゃあ、八時とかでもいいか?」 「わかった」 考えてみればたかだかアンコールに一曲か二曲やるだけなんだから、何本もギター持ってったって仕方な
2023/09/02 14:39
真夏の危険地帯33
月夜の猫-BL小説です 真夏の危険地帯33 BL小説 ざあっと夕立が通り過ぎて行った午後五時半を回った頃、伽藍にひょっこり東が顔を見せた。 「元気、あのお誘いってまだ有効?」 カウンターに座りしな、東が聞いた。 「どのお誘いだ? 記憶にないぞ」 「またまた、昨日言ってたろ? 週末に東京に行くってやつ。定員一人くら
2023/09/01 12:56
真夏の危険地帯32
月夜の猫-BL小説です 真夏の危険地帯32 BL小説 「バカ、ひとりでホテルなんか泊められるか。俺もホテルを取るから、紀ちゃんの部屋も俺が取るよ。こないだのお詫びに」 慌てて元気は提案した。 「え、そんなあ……元気ってば、太っ腹! じゃ、豪もホテル泊まればいいよね」 紀子の発言にまたしても東が一人で反応する。
2023/08/31 12:42
真夏の危険地帯31
月夜の猫-BL小説です 真夏の危険地帯31 BL小説 何が非常勤任務だ! いつも見かけは冷静なはずの元気だが、つい洗い物に水を一気に出し過ぎて慌てて緩める。 みっちゃんの話によると、ギターのタダシが何と盲腸で入院してしまい、急遽助っ人は頼んだのだが、一平のノリが非常に悪いから、週末の土曜、千葉のライブ一日だけ、
2023/08/30 11:47
真夏の危険地帯30
月夜の猫-BL小説です 真夏の危険地帯30 BL小説 客も少ないのをいいことに、テーブルに陣取って、これはどこで撮った、ここの海は恐ろしくきれいだった、と豪は紀子相手にカメラの画像を見せ始めた。 「うわ、可愛い! これ、さわりたい、コアラ!」 紀子は一つ一つの画像に声を上げている。 「しかし、蒸し暑いな…台風く
2023/08/29 15:03
真夏の危険地帯29
月夜の猫-BL小説です 真夏の危険地帯29 BL小説 「なんだ」 つい声が不機嫌になる。 「……あんま、時差ないから、まだ起きてるかと思って」 「お前、GENKIの事務所に寄ったんだってな」 「……みっちゃんに聞いたんだな」 「わざわざこっちまで出向いてな」 しばしの沈黙があった。 「わかってる! あの人、み
2023/08/28 18:57
真夏の危険地帯28
月夜の猫-BL小説です 真夏の危険地帯28 BL小説 「まあな、俺としては、豪がお前がGENKIに関わるのを邪魔するとかしなければって、黙認してたんだが。なるほど、豪に執念深くここまでお前を追ってこられて住み着かれて、押し切られたと。元気は結構乙女だったわけだ。誰よりも好きくらいじゃいや、オンリーユーじゃないと
2023/08/27 23:53
真夏の危険地帯27
月夜の猫-BL小説です 真夏の危険地帯27 BL小説 「一度会ったきりなのに? 確かに、あんな状況だったのに、怒られるどころか朝ゴハンすすめられて、大学のことくらい話したか、二人が出かけるまで和やかだったな。まあ、男だし、ただの友達と思ってくれたのか、一家弁護士とかエリート家族だから、許容量が大きいとか? でも
2023/08/26 23:03
真夏の危険地帯26
月夜の猫-BL小説です 真夏の危険地帯26 BL小説 そしたら、もしかしたら、父親はまだ生きていてあの店を続けていたのだろうか。 時間が戻せるとしたら、自分はどういう選択をしたのだろう。 元気はフン、と自嘲する。 もしとかたらとか、考えても詮無いことだ。 時は戻ることはないのだ。 にしても、今日は昔のことばか
2023/08/25 22:53
真夏の危険地帯25
月夜の猫-BL小説です 真夏の危険地帯25 bl小説 しかしな、とみっちゃんは続けた。 「たまに一平が元気にありつけるとなれば、一平のパワーは倍増するんだけどさ、ほら、ネコを遊ばせるときみたいに、たまにキャッチさせてやらないと興味をなくすだろ? つまり全然、報われないってことになると、一平は仕事だろうが放りだし
2023/08/24 22:30
霞に月の(工藤×良太)33までアップしました
月夜の猫-BL小説です 霞に月の(工藤×良太)33までアップしました BL小説 霞に月の(工藤×良太)33、真夏の危険地帯(豪×元気)24、鬼の夏休み(工藤×良太昨年夏)41までアップしました
真夏の危険地帯24
back next top Novels 「それとアユの塩焼き二つ、トマトとモッツアレラチーズのカプレー
2023/08/23 23:51
真夏の危険地帯23
月夜の猫-BL小説です 真夏の危険地帯23 BL小説 悪いのはちゃんとはっきりさせなかった自分だ、元気を勝手に好きになったのは自分だからと豪は言うが、自分に非がないわけがないと元気はわかっている。 起きるべくして起きてしまった結末に、そしていろんな感情のせめぎ合いから、あの時、元気はこの街に逃げ帰ったのだ。
2023/08/23 01:51
真夏の危険地帯22
月夜の猫-BL小説です 真夏の危険地帯22 BL小説 詩も歌詞も元気の中では同じ引き出しに属し、今も市内の同人誌にこっそり参加しているのだが、昔から書き綴ったノートはかなりの冊数になる。 「この詩なんか、宮沢賢治とか三好達治とか元気の好きな作家のニオイでいっぱい」 「そう…すか?」 言い当てられたことがきっかけ
2023/08/22 10:45
真夏の危険地帯21
月夜の猫-BL小説です 真夏の危険地帯21 BL小説 「今日は秋に出す『久遠』の編集会議です」 少し頬を赤らめながら少女は答えた。 「へえ、だって君ら三年だろ? 夏期講習とか忙しいんじゃないの?」 「でも『久遠』は今年で百号の記念号だから気合入ってて、私らも顔出してきたんです。すごいですよね、ほぼ年一回か二回発
2023/08/21 13:14
真夏の危険地帯20
月夜の猫-BL小説です 真夏の危険地帯20 BL小説 豪はオーストラリアに発ったはずだ。 朝、車の音で元気が目を覚ました時には既にいなかった。 「どっかいい店連れてけよ」 客が入ってきたのと入れ替わるように、じゃ、あとで、とみっちゃんは店を出て行った。 何だよ、重要な問題って。 またしても頭を悩ませそうな何かに
2023/08/20 19:21
霞に月の(工藤×良太)29までアップしました
月夜の猫-BL小説です 霞に月の(工藤×良太)29までアップしました BL小説 霞に月の(工藤×良太)29、真夏の危険地帯(豪×元気)19、鬼の夏休み(工藤×良太)36 までアップしました。
2023/08/20 17:14
真夏の危険地帯19
back next top Novels 絶対何かなければ、わざわざこんな田舎にみっちゃんが出向くわけ
2023/08/19 21:44
真夏の危険地帯18
月夜の猫-BL小説です 真夏の危険地帯18 BL小説 雛子との関係は昔から変わらず仲は良い方だろう。 多分、恋人が男だと告げたとしても、雛子はさほど驚かないに違いない。 のんびりとしているようで、実は元気などよりよほどどんと構えた性格なのだ。 ともあれ、さっき雛子が二日酔いかと聞いたのには、何も言わないで朝帰り
2023/08/18 19:29
真夏の危険地帯17
月夜の猫-BL小説です 真夏の危険地帯17 BL小説 すっかり実業家然とした涼子が、Gコーポレーションの自社ビルの前でたくさんのマイクに囲まれている。 「ですが、飛び入り参加してくれたギタリストはあくまでも純粋に音楽が好きなだけなんです。これ以上詮索されると、二度と彼がステージに立つことはないと思われます」 き
2023/08/17 21:50
真夏の危険地帯16
月夜の猫-BL小説です 真夏の危険地帯16 BL小説 「先日横浜ベイアリーナで行われた人気ロックグループ、GENKIのライブは大盛況だったことはもちろんなのですが、今、巷でネットで盛り上がっているのは、そのアンコールに登場した謎の超美形ギタリストのことなんです!」 ことさら大げさな身振りの女性リポーターの言葉に
2023/08/16 18:05
真夏の危険地帯15
月夜の猫-BL小説です 真夏の危険地帯15 BL小説 元気は名刺を見ようともせずに、黙々と手を動かす。 「天木って言います。ファッション関係の雑誌なんですが、GENKIはちょくちょく取材させてもらっているんですよ。確かにコーヒーは美味いけど、やっぱ元気さんの天職じゃないよな」 無言で元気に拒否されているとわかっ
2023/08/15 23:48
真夏の危険地帯14
月夜の猫-BL小説です 真夏の危険地帯14 BL小説 たまたまカップを下げてきた紀子にも聞こえたらしく、元気と豪の顔を交互に見た。 「コーヒーゼリーとアイスコーヒー追加ね」 紀子は豪の台詞には関知せず、ことのほか明るい声で元気にオーダーを告げた。 今度は元気が静かに怒ったのがすぐにわかったからだ。 普段は優しく
2023/08/14 23:35
真夏の危険地帯13
月夜の猫-BL小説です 真夏の危険地帯13 BL小説 やれやれ、とそんな事情からご機嫌斜めな紀子には細心の注意を払わねばならない元気は嘆息し、それでも自意識過剰かもしれないがこの店が辺鄙な田舎町でよかったと思うのは、日がな一日こういう「客」に店を占領されなくて済むことだった。 確かに、東京にいた頃は元気の携帯には
2023/08/13 23:51
真夏の危険地帯12
月夜の猫-BL小説です 真夏の危険地帯12 BL小説 そんな毎日にすっかり同化していた元気だが、謎のギタリストなる、まるで見知らぬ自分が勝手に世の中に出て暴走しているのを見ているような気がする。 どっちにしても、ちょっとみっちゃんと話さなきゃな。 川べりの道を歩く元気の頭の中を、ネットの記事や動画がぐるぐると駆
2023/08/12 23:11
真夏の危険地帯11
月夜の猫-BL小説です 真夏の危険地帯11 BL小説 四年前、別れを告げてこの町に戻ってきた元気を忘れられず、豪はストーカーのように元気を思い続けて、最近注目のカメラマンのくせに、ついに元気の住む近くの町に引っ越してきてしまうほど元気一筋な男で、いつも元気の顔を見ると喜んで尻尾を振って駆けてくるリュウと次元が一
2023/08/12 04:45
真夏の危険地帯10
月夜の猫-BL小説です 真夏の危険地帯10 BL小説 「元気、昨日はどこ行ってたの?」 さくっと紀子は切り込んだ。 「昨日? だから将清たちと会うって言っただろ?」 優作が見せてくれた携帯の動画を思い出して、どうやら紀子が既に元気が何をしていたか知っているような気はしていた。 昔の元気を知っている連中なら、や
2023/08/11 08:11
真夏の危険地帯9
月夜の猫-BL小説です 真夏の危険地帯9 BL小説 「四年前は、それに豪の元彼の優花ちゃんまで絡んでたから、お前、身を引くつもりで、田舎にひきこもったんだろ? けど、今は一応、お前と豪がくっついて、優花ちゃんも容認して事務所で仕事してるわけで、ああ、今は確か優花ちゃん、マサとつき合ってるんだし、お前、もうバンド
2023/08/10 13:03
真夏の危険地帯8
月夜の猫-BL小説です 真夏の危険地帯8 BL小説 黒ずくめだがタンクトップに上着を着ているだけ、一平にしてはマシというところか。 「一平? 本人? びっくりした」 優作が言った。 「誰だ?」 元気の左隣に腰を降ろした一平が元気に尋ねた。 「同期の毛利と江川だろうが。それにお前、去年も会ってるだろ、ライブも来て
2023/08/09 22:54
真夏の危険地帯7
月夜の猫-BL小説です 真夏の危険地帯7 BL小説 「くっそ、こういうのってみっちゃん、わざとライブ撮影容認しているっぽいぞ」 「ああ、うまく利用しているな」 将清が頷いた。 「それよか、これどうすんだよ、こっそりじゃなくなってんじゃん」 全くこれでは、内緒でライブに出たつもりだったのに元気のことを知っている人
2023/08/09 01:47
霞に月の(工藤×良太)21までアップしました
月夜の猫-BL小説です 霞に月の(工藤×良太)21までアップしました BL小説 霞に月の(工藤×良太)21、鬼の夏休み(工藤×良太)23、真夏の危険地帯(豪×元気)6までアップしました。 大変お暑うございます。 時節柄、皆様どうぞご自愛くださいませ
2023/08/08 15:01
真夏の危険地帯6
月夜の猫-BL小説です 真夏の危険地帯6 BL小説 「何で一平が俺のホテル知ってんの? 一平には教えるなって浅野にも言ってあったはずだけど」 今回の上京は実のところプライベートでも極秘機密で目的も上京する事すら誰にも教えていない。 しかも一平って、冗談だろ、またぞろおかしな誤解を招くだろうが。 ただでさえ、豪の
2023/08/08 12:20
真夏の危険地帯5
月夜の猫-BL小説です 真夏の危険地帯5 BL小説 無論最初から何もかもうまくいくわけではなかったが、みっちゃんが虎視眈々と準備を重ね、その広い人脈やネットをフルに使う頭脳戦略は徐々に功を奏し、メンバーは皆同格、ギャラはしっかり頭割りとなって、それぞれ意欲的に活動しつつ、現在に至っている。 元気の肩書である嘱託社
2023/08/07 15:28
真夏の危険地帯4
月夜の猫-BL小説です 真夏の危険地帯4 BL小説 しかしいい加減、そんな事務所の思惑や干渉をさすがに一平もうざったく感じ始め、決定打は事務所側が売れる音楽路線云々と口にしたことだった。 「おい、みっちゃん、事務所辞めるぞ」 事務所側に対して不快そうな目を向けただけで、一平が昔のように怒鳴りつけたりしなかったの
2023/08/06 23:16
真夏の危険地帯3
月夜の猫-BL小説です 真夏の危険地帯3 BL小説 「GENKI」のオリジナルメンバーで今はペンネーム「G」で曲を提供してくれている我が社の嘱託社員かつ株主、ただし社外秘、涼子は葛城に元気のことをそう簡潔に紹介した。 学生の頃からメンバーは涼子に頭が上がらなかった。 「GENKI」の発足は高校時代からバンドをや
2023/08/06 09:33
真夏の危険地帯2
月夜の猫-BL小説です 真夏の危険地帯2 BL小説 黒のベンツは人知れず横浜ベイアリーナを出ると、横羽線を走り山下町へと向かった。 「ふう、死ぬかと思った……涼子のやつ、いくら何でもカツラとかないだろ! このクソ暑いのに!」 ブロンドのかつらやベネチアンマスクを控室で外し、後部座席に乗り込んだギタリストは大き
2023/08/05 23:02
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