文章を書くのが好きなので、ブログを始めました。 以前博物館などで働いていたので展示についてや美術についての話をしています。 ついでに曼荼羅アートの制作過程を載せていることが多いです。 読み物としても楽しめるエッセイを目指しています。
「18世紀のドレスメイキング 手縫いで作る貴婦人の衣装」という本を、先日買いました。 手芸が趣味ではあるのですが、ドレスを作ろうと思ったわけではなく、元々ドレスや着物など昔の衣服を見るのが好きなのもあって、表紙のフリルやレースたっぷりのドレスに惹かれて買いました。 学生時代、美術を勉強していた、と、このブログで時々書いてるのですが、文様好きが高じて着物やドレスにも興味を持っていて、そちらの分野も少し勉強していました。 この本は、18世紀のドレスを実際に作れるように材料や型紙、手順がきちんと書かれていて、コルセットなどの下着からエプロンや帽子といった小物まで一通り全部掲載されています。と、いって…
キャンバスを買おうと思い、ついでに絵の具も足りない色があったので、先日、久しぶりに地元の画材屋さんに行きました。 小さめのキャンバスを買うつもりだったのですが、アミアントカルトンという、アクリルや油絵が描ける、板のようなものを、お店の方からすすめていただいたので、それを買ってみました。キャンバスより薄いので、場所を取らないのが良いかなと思っています。 そのお店には、今使っているホルベインが置いていなかったので、リキテックスという別のメーカーのアクリル絵の具を買いました。リキテックス以外のメーカーもありましたが、リキテックスを以前使っていて、感じがなんとなく分かっていたので、そちらにしました。 …
ディスクリプション(Description)というのは、直訳すると記述とか描写という意味で、美術でディスクリプションというと、作品の描写のことを指します。 このディスクリプションは、美術を勉強する人にとっては、必要な技術(?)です。作品を言葉で解説する機会は意外と多く、例えば論文や図録の解説でも必要です。ギャラリートークでも、作品が目の前にあったとしても、作品の部分を全部指しながら説明、ということは、さすがにしないので、やはりメインは言葉での説明になります。 私は、学生のとき、先生から「その絵を見ていない人が、その絵を完璧に再現できるようにディスクリプションができなくてはいけない」と習いました…
美術を勉強していたというと、たまに現代アートについて聞かれることがあります。 どこがいいのかとか、なぜ値段がつくのかとか、自分にも描けそうだけど、とか・・・。 実のところ、学生の時に少し授業でやった程度で、現代アートは専門外で、さきほどのようなご意見も、そのとおりですよね!とうなずくくらいに、私も現代アートは難しい、と考えていました。 現代アートが難しいと感じるのは、できあがった作品から得られる情報が少ないからなのかな、私は思います。近代以前の絵画だと、基本的にできあがったものが全てなので、それを見て「綺麗」「可愛い」「美しい」とか「怖い」「不気味」とか感じたり、宗教画や物語の一場面であれば、…
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