こんにちは、雪野です。 久々の読書記録ですね。たまに読むとやっぱり楽しかったです。 今回は『多情多恨』です。 妻を亡くしてメソメソする男と、その親友、そして親友の妻の三人がメインの尾崎紅葉の名作です。この三人の登場人物と近代文学の組み合わせだと、ドロドロとした愛憎劇になりがちですが、そうはならないというのが面白いですね。登場人物がいずれも魅力的で、この物語が終わった後も、この三人の関係は続いていくのかなと思います。特に妻を亡くした主人公のその引きずりっぷり! だんだんと可愛く思えてきました。 それでは~。 ランキング参加中毎日投稿がんばり隊 多情多恨 (岩波文庫 緑 14-7) 作者:尾崎 紅…