日経平均株価がとうとう4万円台に帰ってきました。 みなさんの調子はどうですか。『賢明なる投資家』は通読がひと段落して、過去記事のリライトを進めるとともに、次の題材にする本のインプットを行っています。次はトレーディングの本にするか、グレアム本にするか検討中です。いずれも難易度が高いので、わかりやすく伝えられるか不安ですが、今までの知識と経験を活かして取りかかるつもりです。短いですが近況報告でした。
たとえ人に言えなくても、投資が大好きなんだ。 主に投資本の解説や書評を書いています。 また投資の基本についても改めてまとめていきます。 みなさんの投資リテラシーの向上を応援します!
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現代文学を信用しないわけじゃないよ。ただ俺は時の洗礼を受けてないものを読んで貴重な時間を無駄に費やしたくないんだ。人生は短い。 村上春樹の「ノルウェイの森」に登場する永沢のセリフ、 読んだことのある方も多いのではないでしょうか。 永沢は生粋の読書家で、 死後30年を経ていない作家の本を 原則として手にとろうとはしません。文学はコンテキストとして その時代の文化に根づく要素があります。 そしてその時代の人々に望まれて広まる。 すると、大衆が読みたい本がベストセラーになって、 それに比例して中身が薄い本も量産されていく。時の洗礼はまさにこの時に役に立つ。 何年も経てば、流行り物は廃れます。 しかし…
取っ手付きカップ以外にも、 適切な購入タイミングを教えてくれる 株価パターンはもちろん存在します。 今回はそれらを一気に見ていきます。 取っ手付きソーサー型 ダブルボトム型 平底型 正方形型ー新しい株価パターン ベースの上のベースとは 上昇ベース さいごに 取っ手付きソーサー型 取っ手付きカップのカップを長く引き伸ばして浅くした形状。 私はまだお目にかかったことはない。 珍しい型だと思ってる。 ダブルボトム型 ・底が二つあるダブルボトム型の株価パターンは、アルファベットの「W」に似ている。 ・「W」の2つ目の底が1つ目の底と同じ水準になるか、1~2ポイントほど明らかに下回る(たいていは下回る)…
最も多く、わかりやすく、 そして成功率の高い「取っ手付きカップ」 今回は前回の続きです。 gyatuby.hatenablog.com 「取っ手」部分の基本的特徴 取っ手付きカップ ・取っ手部分の形は1~2週間かかって形成 ・下落する値動きの終わり付近でふるい落としが起こる ・取っ手部分の下落した安値のところでは極端な薄商いになることがある ・取っ手は、全体のベース構造(カップの高値から安値まで)の上半分に形成 ・取っ手はその銘柄の10週移動平均線よりも上に現れる ・幅が狭くなっていく取っ手(安値が切り上がるか、下落せずに下値が真横に動くような場合)は、上へのブレイクアウトに失敗する可能性が高…
この本はエッセンスが盛りだくさんで、 紹介しきれないことも、 一気に読めるものでもないけど、 読破すればなにか土台ができるはずです。 じっくりと読んでいきましょう。第2章 プロのチャートの読解術を身につけ、 銘柄選択と売買タイミングを改善するCAN-SLIM(大化け銘柄が共通して持つ7つの特徴)では、 売買タイミングはわからないため、 まずはチャートの読み方について学習します。第1章には過去の事例100があるのですが、 基礎知識がないとちんぷんかんぷんのため、 最後に復習として振り返る予定です。 私も同じように学習していきます。まずチャートを利用する意味とは、 株価や出来高の水位はチャートにさ…
資産運用において最も大事な資金管理のこと。 全資産の例えば株式といった、 資産種類の割合を決めることを指す。 www.smbcnikko.co.jp 年金機構でもこのポリシーを 遵守しているくらい、 資金運用には必須といえる。 年金に大火傷は許されないのだ。 www.gpif.go.jp だから毎年都度入金を行う、 いわゆるドルコスト法を行なっても、 年1回でいいから全資産を点検して、 例えば株式で含み益が膨らんでいたら、 一部現金化することをお勧めする。 含み益も確定しなければ幻にすぎない。 逆に投資信託が含み損であれば、 現金を一部投資に充てるといい。 このとき多少苦痛かもしれないが、 必…
しっかりした原理や実績のある ルールや手法などをよく理解すべきであり、 それがあなたの投資ポートフォリオを 長期にわたり守り育てることになる。 だからこそ優れた投資本を数冊読んだり、 投資セミナーや投資クラブに加わることを 本著は強く薦めている。 本を選ぶ基準には実績を見るといい。 一発あてた主婦の本よりは、 何十年も相場に関わり続けた投資家の本がいい。 内容が難しいと感じるならば、 図解が豊富な本やインターネットで勉強する。 投資セミナーやクラブは基礎を固めてから。 善し悪しの判断がつかないし、 専門用語や知識もわかっている 前提で始まることが多いので、 少なくとも自分の頭で考えられることが…
★3.5/5点満点 内容は投資家の心理について。 人によって必要な個所が変わってきます。 自分が成功して自信があるなら、 最終章だけでいいかもしれないし、 トレードに傷を負っているならば、 最初から読んだほうがいい。ところどころにエッセンスもあるので、 やはり一読するのがおすすめだが、 それは他の本や雑誌などで代替可能です。この本の魅力を一つ挙げるならば、 ルールに基づいて投資する経験の大切さ を指摘している点にあると思います。 「トータルで勝つ」という、 期待値的な考え方を身に着けるうえで、 やはり勝てるという確信、 そのための経験を積むことを求めています。私はやってみなはれの精神で、 新し…
株式投資読書のアウトプット。 今回はゾーン「勝つ」相場心理学入門の第5回目です。
毒を吐こうと思う。 株式投資はプラスゼロサムゲームと言われるが、厳密には違う。 取引には諸経費がかかる。 投信なら手数料を取られる。 利益には税金が課される。 ただ投資すればいいものでは決してない。 それでは宝くじやギャンブルと同じだ。 これは一般的な考えではないかもしれない。 ただ株式で儲けるのは簡単だ。 安い時に買い、高い時に売ればいい。 コロナバブルで億った人もいるだろう。 インデックス投資が優れてるなんて、 ファンドで比較してるだけだからね。 まあまだ積み本があるから、 これから勉強するけど。 要は吐き出したかったことは、 無知でいることを恥じて欲しい。 高配当には訳があるのよ。
【知っとこ】では、投資関連の基本について調べていきます。昔は「仮想通貨」と呼ばれていましたが、 金融庁は「暗号資産」と名称を変更しました。*1 主な理由は法定通貨と勘違いする恐れがあるため。 ただ法律上は暗号資産ですが、 既に広まったこともあり、 引続き仮想通貨の名称も使われています。*2*3さて法律上の暗号資産(仮想通貨)は、 以下のような性質を持つ財産的価値と定義されています。 不特定の者に対して、代金の支払い等に使用でき、かつ、法定通貨(日本円や米国ドル等)と相互に交換できる 電子的に記録され、移転できる 法定通貨または法定通貨建ての資産(プリペイドカード等)ではない 具体的には「資金決…
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日経平均株価がとうとう4万円台に帰ってきました。 みなさんの調子はどうですか。『賢明なる投資家』は通読がひと段落して、過去記事のリライトを進めるとともに、次の題材にする本のインプットを行っています。次はトレーディングの本にするか、グレアム本にするか検討中です。いずれも難易度が高いので、わかりやすく伝えられるか不安ですが、今までの知識と経験を活かして取りかかるつもりです。短いですが近況報告でした。
株式や債券などの売買(トレード)によって利益を得ようとするなら、少なからず投機の要素が入ります。今回は最後のまとめと称して、守るべき成功原則について見ていきます。
安全域は防衛的投資家のみならず、積極的投資家、あるいはさらに拡大適用されうる概念です。今回は、積極的投資家に適用される安全域を中心に見ていきましょう。
安全域を有している銘柄をただ買うだけでは、真の安全を確保したことにはなりません。今回は安全域と関連する分散投資との関係について整理しましょう。
安全域はいわばクッションの役割を果たしており、万が一の場合が起きてもそのダメージを和らげることができます。では具体的に、成長株と割安株のそれぞれの安全域とは何か見ていきましょう。
投資資金に余裕を持つことはもちろん、有料銘柄を割安で購入することで「安全域」は確保されます。では、好景気の時にはどのように安全域を確保すれば良いでしょうか。
余裕を持ってスケジューリングすることはとても大切なことですが、これは投資についてもいえます。今回はこの余裕、「安全域」についてみていきましょう。
最近では、株式分割が積極的に行われており、なかには戸惑う方もいるかもしれません。今回は株式分割について触れていきましょう。
配当の多寡によって、株価が左右されることはよくあることです。今回は配当金と株価との関係についてみていきましょう。
『賢明なる投資家』で説明されている内容に基づいて、会計士が銘柄分析を行います。今回は【5108 ブリヂストン】について分析します。
株主還元に積極的になったのは、日本では最近のことです。またアメリカでも歴史的に見れば、配当を渋る傾向があったようで、その歴史から配当と株価の動きについてわかることがあります。
資金リスクを負っている株主のために、経営陣は会社をうまく運営することが求められます。では、株主にも会社のためにできることはあるのでしょうか。
『賢明なる投資家』で説明されている内容に基づいて、会計士が銘柄分析を行います。今回は【1605 INPEX】について分析します。
8組の企業比較を通じて、証券分析をどのように行うかを学んでいきました。今回は総まとめとして、これらの企業比較で学んだことをおさらいしましょう。
『賢明なる投資家』で説明されている内容に基づいて、会計士が銘柄分析を行います。今回は【1911 住友林業】について分析します。
アナリストにカバーされていない中小企業のような銘柄にはお宝があるかもしれません。今回は中小企業同士の比較を見ていきましょう。
シンプルであればあるほど、望ましい投資先であることは少なくありません。今回は資本構成が異なる2社を比べてみましょう。
人気産業はいつの時代にも投機的な水準まで株価が上がることがあります。今回は短いですが、その行方を見ていきましょう。
『賢明なる投資家』で説明されている内容に基づいて、会計士が銘柄分析を行います。今回は【9513 電源開発(J-POWER)】について分析します。
ただ単に割安だからといって、その後の株価が好転するとは限りません。今回は巨大企業と成長企業の比較を行います。
例えば、NTTの株価に一喜一憂する気持ちは非常にわかります。ですが実際にトレードして利益を得ようとなったら、話は変わってくるでしょう。今回は、プライシング手法とタイミング手法について詳しく見ていきます。
積極的投資家の中には、「特別な状況」下に置かれた銘柄を購入する投資家が存在します。今回は果たしてどんな状況なのか見ていくとともに、二流株の購入に関する注意点も見ていきましょう。
バリュー投資といえば、割安株を購入することにあります。今回は積極的投資家であれば、購入を検討できる割安株カテゴリーを見ていきましょう。
積極的にトレードを行う姿に、デイトレードやスイングトレードを思い浮かべる方も少なくないかもしれません。また昨今のNVIDIAのように、成長株で一発大儲けを狙うことも考えられるでしょう。今回は積極的投資家によるタイミング手法と成長株について見ていきます。
最近はアメリカ国債の利率が高止まりしておりとても魅力的です。またIPOも盛んで、毎週ごとに売買が盛んに行われています。今回は外国政府債とIPOについて見ていきましょう。
積極的投資家は、防衛的投資家が手がけない分野にも手を出す可能性があります。今回は二流債券と優先株を中心に見ていきましょう。
リスクと安全という言葉は、バリュー投資では少し違った使われ方をします。今回は投資のリスクや安全について学んでいきましょう。
お金を増やしたい事情は、投資家によって様々です。今回は、投資家個人の事情に合わせた投資法について学んでいきます。
株式運用に時間と労力を割くことができない、いわゆる防衛的投資家は具体的にはどのような株式を選べば良いのでしょうか。今回は、その具体的な基準について触れていきます。
ポートフォリオの攻めの部分の株式について前回話しましたが、今回は守りの部分の債券の話です。債券も奥深いテーマですので、じっくりと腰を据えましょう。
資産運用をするにあたって、ポートフォリオをどのように組むか考えることはとても大事なことです。本書でも特に学ぶべきところ、グレアムが提唱するポートフォリオ戦略についてみていきましょう。
歴史を振り返ることは、時に気づきとなることがあります。今回も本書が出版された時の経済状況を振り返りながら、現状は投資をどのように行うべきか考えていきたい思います。
過去の取引を振り返り、反省や対策を立てることは有益でしょう。今回はグレアムが著書で下した結論を振り返っていきます。
前回は株価の歴史を見ていきましたが、今回はそれ以外の指標の歴史を知りましょう。
過去の値動きを知っていれば、これから起こるであろう高騰や暴落を待てるかもしれません。今回は株式市場の歴史について見ていきます。
前回から間が空いてしまいましたが、今回は普通株以外でインフレへ対処できるかについて見ていきます。
前回から間が空いてしまいましたが、今回は普通株以外でインフレへ対処できるかについて見ていきます。
インフレーションとの戦いは継続的かつ周期的に起こっています。今回はインフレーションと投資との関係について見ていきます。
防衛的投資家が平均的収益を手に入れるとしたら、積極的投資家は何が得られるでしょうか。防衛的投資家よりも時間や判断が求められるため、できれば欲張りたいものですね。
シンプルかつ安全な投資を行うのが防衛的投資家です。では現在において、防衛的投資家が手に入れるものとは一体なんでしょうか?