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Pithecanthropus Erectus https://squeezeme.hatenablog.com/

本、映画、音楽、ラジオ、ムーミン、スポンジ・ボブが好きです。レゴも。読んだ本などの感想をブログに書いています!

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2022/01/25

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  • トーベ・ヤンソン『ムーミン谷の冬』山室静訳、翻訳編集:畑中麻紀

    トゥーティッキは、肩をすくめました。 「どんなことでも、自分で見つけださなきゃいけないものよ。そうして自分ひとりで、それを乗りこえるんだわ」 お日さまは、いよいよ燃えるように輝きはじめました。(p.170) ムーミンたちは冬眠をする。十一月から四月まで。そういう種族なのである。したがって、彼らにとって冬とは、空白の季節だった。これまでは。 新年を迎えて間もない、ある晩のこと。冬眠中のムーミントロールの顔に、 月明かりが静かに差し込む。その時、彼の目が開いた。彼は冬眠から目覚めてしまったのである。先祖代々、誰も経験したことがないという目覚めを経験したムーミントロール。家族の皆は平常通り冬眠してい…

  • 『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』

    話はこないだの世紀末前後にさかのぼる。 その頃、「ゲーム好きの、ファミっ子」(by飯田和敏from『スーパーヒットゲーム学』著・飯野賢治)だった僕が所有していたゲーム機はニンテンドウ64だった。 それで『スーパーマリオ64』を遊びまくっていた。クッパの尻尾を掴んで、コントローラーの3D(サンディ)スティックをぐるぐる回して勢いをつけて、クッパをポーン! と遠くまで放り投げる。僕は楽しくて「あっはっはっはっはっは!」と嬌声を上げる。そうしているうちに中学校の三年間は終わった。 高校一年生の十一月の終わりに、『ゼルダの伝説 時のオカリナ』が発売されるまで、僕は『スーパーマリオ64』ばかり遊んでいた…

  • トーベ・ヤンソン『ムーミン谷の夏まつり』下村隆一訳、翻訳編集:畑中麻紀

    ミーサは赤いベルベットのドレスを着て、舞台の上をしずしずと進みました。しばらくの間、両手を目の上にあててじっと立ったまま、プリマドンナになるとどんな気持ちがするものか、味わいました。それは、すばらしいものでした。(p.165-166) 彼女の名前はミーサ。いつも悲しんでいる。悲しみを悲しむために生きている、そんな自分がとても悲しい。そしてそんな自分のことを誰も分かってくれない。そのことがなおさら悲しい。このように、悲しみのどん底で悪循環にはまっている人、私にはそう見える。 そんなミーサの暮らすムーミン谷が、大洪水で水没してしまった。もちろん彼女は悲しみまくる。 「だれかが、わたしのことを考えて…

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