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tsukikageya
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2021/02/21

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  • 石丸電気のレコードのビニール袋

    今日、石丸の昔のビニール袋見つけたんだよね! 前の記事で書いた、秋葉原のレコード館のやつだと思うんだけど。 表はこんな感じ。 細かく見ていくと…… ショパンとベーム ベートーベン、バッハ、チャイコフスキー ワルター、ブラームス、シューベルト、ポリーニ フルトベングラー、モーツァルト、バーンスタイン、カラヤン、ワーグナー。 まじでイカすなーと思って裏を見ると、裏はジャンルが違います。 ナウでヤングな感じですわ。 マイルス・デイヴィス、オリビア・ニュートンジョン、オスカー・ピーターソン、イヴ・モンタン ザ・ビートルズの4人、ボブ・ディラン、キース・ジャレット エルヴィス・プレスリー、ナベサダ、ルイ…

  • やっぱり話し言葉

    特に苦もなく40記事超えてきてるな。やっぱ誰かのためとかじゃなく自分のために書いてるからだろうな。カラオケも、友達から「自分が満足できるように歌うことを目指せ」っていわれてから伸び伸びと歌えるようになった。ブログも、誰かに読まれたいとかウケたいとか思ったりせず、自分が書きたいから書くっていうノリだけで書けば、伸び伸び書けて、いくらでも書ける。まぁ読みに来る人いないけど。余談だけど、誰かのためじゃなく自分のためにって歌詞ある歌なんかいろいろあるよな。宇多田ヒカルのFor You とか……でも思い出せないな、バンプの才悩人応援歌とか尾崎豊の僕が僕であるためになんかも似た文脈だけど。才悩人応援歌いい…

  • 歩くことと書くこと

    昔、万歩計っていうのがあって、歩数を測るためだけのポケベルみたいな機械だったんだけど、今時はもうそんなものがなくても、スマホが勝手に歩数を測ってくれる。別に健康に気を使っているとかではないのだが、数値化されるものはなんでも面白くて見てしまう。 dretec(ドリテック) 歩数計 大画面 消費カロリー エクササイズ表示 3Dセンサー 30日間メモリー H-235WT ホワイト 発売日: 2017/09/20 メディア: ホーム&キッチン 僕の1日あたり歩数は、生まれたて児の子守りしてる時は1000歩行かないぐらいで、児童館なんかにいってもせいぜい3000歩ぐらい。今日は洗足池まで行ったからさぞか…

  • 東急池上線 車両いろいろ

    子供が望むのままにお散歩していたら、京浜東北線の蒲田駅に着いた。そこで、東急池上線に乗ることにした。子供は初めて乗る電車に期待を膨らませている。僕自身は昔、池上線沿線に住んでいた頃を思い出し、懐かしさを胸に東急線の改札をくぐった。 そこに並んでいたのは、緑の東急7000系。僕の記憶の中ではまだ少数派だった新型車両が、関東では貴重な私鉄ターミナルの櫛形ホームを埋めている。早速乗ろうかと思ったが、席が埋まっているので一本見送り。すると、東急1000系1500番台のトップナンバー1501Fがやってきた。 ▼手前が1501F、奥に7000系が2本並ぶ。この後ろからもう一本停まっていた7000系が、先に…

  • 喋ってる感じで書く

    このブログも登録してるけど、「ブログ村」ってサイトにいくと色々なブログが読めて面白いんだよね。なんかだらだらとブログ見てたら、同じはてなブログで今年入ってから立ち上げたブログで、記事が30個ぐらいしかないのに読者が百数十人いるブログとかあって。読んでみると他愛もないことを書いてるんだけど面白いんだよね。 これに比すると、比するべくもないんだけど、僕のブログはなんかつまらないし読みにくい。硬いんだよね、文章が。昔、言文一致運動ってのがあったけど、仕事柄書き言葉のトレーニングをかなり受けてきてるから、しゃべりの感じで書けない。今書いてるのはかなり意識して喋ってる感じの書き方にしてるけど、すごくムズ…

  • 気持ちを言葉で表現するということ

    前回、色々な言語を習得したいという、単に願望だけを書いた記事をアップした(言語習得したい - 読んだ木)。確かに、色々な言語が話せれば話せるほど、たくさんの人と意思疎通できるようになる。他方で、告白の話を書いたときに(それわた - 読んだ木)、言葉を使って表現したものが本当に自分の表現したいものでなく、逆に言葉に自分の意識が引っ張られてしまうこともあることに、少しだけ触れた。 そうすると今度は、より多くの人と話すための言語能力ではなく、より深い意思疎通をするための言語能力という問題が出てくる。そこにあるのは、出来るだけ自分の心中を的確に表すような言葉を選ぶという楽しみだ。もちろん、思ったことを…

  • 言語習得したい

    新訳 ソシュール 一般言語学講義 作者:フェルディナン・ド・ソシュール 発売日: 2016/08/20 メディア: 単行本(ソフトカバー) 言語は、生きていくために必須ではないが、もし出来るならたくさんできた方がいいに決まっている。日本語だけでも、敬語ができた方がいい、漢字が書けた方がいい、方便が話せれば地方の人とも仲良くなれる、言葉遣いが丁寧なら一目置かれる、など色々なメリットはある。 日本語だけでは生きていけない、小学生から英語を勉強するような時代であるから、英語もできた方がいい。僕は今、英語ができなくて非常に参っている。これは壁である。仕事上の技術や、専門知識であればまだこう、やっている…

  • それわた

    今週のお題は「告白します」なんだそうだ。告白といえばトルストイ(『懺悔』)か、フーコー(『性の歴史 1 知への意志』〜『性の歴史IV 肉の告白』)というイメージがあるが、やはり面白いのは普通の個人の日常から出てくる告白である。 普段、自分はこういう人間だよ〜と振る舞っている自分の像に対し、自分の内面の考えや実際のあり方を言語化してあげることで、表の自分と、それとは違う自分の間の齟齬に解決をつけてあげたり、あるいは自分が見せようとしている像を否定して楽になるという効果が、告白にはある。他方で、告白した内容が必ずしも自分の本心ではなく、あくまでそれも自分の見せ方の一つでしかないのに、告白することに…

  • 鉄道の旅とみかんと

    レモンというと、なんだか冷たくて硬く鋭く、今にも爆発しそうな気がする。そう、梶井基次郎の書いたあの小説で丸善の書棚に置かれた檸檬のように。 檸檬・冬の日―他九篇 (岩波文庫 (31-087-1)) 作者:梶井 基次郎 発売日: 1954/04/25 メディア: 文庫 さだまさしの檸檬も、この梶井基次郎の話を元にして作られたらしいが、こちらは聖橋から放り投げられて、オレンジ色の201系中央快速線電車とすれ違う。 檸檬<れもん> 発売日: 2009/07/29 メディア: MP3 ダウンロード 同じ柑橘類でも、みかんの持つ感じはまったく違う。みかんはむしろより柔らかく、人々の温もりを感じさせ、物語…

  • 加湿機能付き空気清浄機を選ぶ

    春先に、空気清浄機を購入した。冬の頃から、慣れない鉄筋の建物に住んでいるために乾燥に悩まされていて、加湿器を探したが買わなかった。春になり、今度は猛烈な花粉に悩まされ、如何ともし難いので空気清浄機を探し始めたというわけである。その検討過程から決定までを、なんの参考になるかわからないが、メモ程度にここに記録しておく。 単に機器の比較表を見たい人は、以下の目次から「機器の比較表・決定の理由、使用感」にアクセスするのがよい。 謎の言葉に惑わされてはいけない レビューを読んでみる 機器の比較表・決定の理由、使用感 謎の言葉に惑わされてはいけない みなさんは、スーパーカリフラジリスティックエクスピアリド…

  • 空気清浄機を選ぶ(3) 比較と決定、使用感

    この記事は、次の二つの記事の続きである。 空気清浄機を選ぶ(1) 謎の言葉に惑わされてはいけない - 読んだ木 空気清浄機を選ぶ(2) レビューを読んでみる - 読んだ木 で、諸般検討の結果、amazonでポチったのがこれ。 日立 加湿空気清浄機 クリエア ~42畳 自動おそうじ機能付き スピード集塵 PM2.5対応 EP-MVG90 N シャンパン 発売日: 2016/10/22 メディア: ホーム&キッチン これを選んだ理由をおさらいすると、だいたい以下のような比較である。 シャープ 加湿 空気清浄機 プラズマクラスター 7000 スタンダード 13畳 / 空気清浄 23畳 2019年モデ…

  • 湯島天神の梅

    ただでさえ年度末で忙しく、なのに平日の少ない2月に、また祝日ができてすこぶる迷惑しているのだが、休みなものは仕方ない。子供を連れてどこへ行くか思案する。 この季節といえば梅の花、梅の花といえば湯島天神だ。というわけで、湯島天神の梅を見てきた。 ただ、子供達は花より団子だ。桃の節句を間近に控え、どこの和菓子屋でも道明寺もとい桜餅を売り出し始めている。(僕は長命寺を桜餅として食べることはない) 湯島天神に行ったときに立ち寄る和菓子屋には、二つの選択肢がある。 一つは、天神下の交差点にある「つる瀬」。つる瀬に行ったら必ず食べるのは「福梅」だ。柔らかくてもちもちした皮に白梅あんが包まれた、ピンクの梅の…

  • リーズナブルで高機能な体重計(体組成計)

    目でみる筋力トレーニングの解剖学―ひと目でわかる強化部位と筋名 作者:フレデリック ドラヴィエ 発売日: 2002/04/01 メディア: 単行本 去年の末だったか、1000ポイントほど貯まっていたヨドバシカメラのポイントが期限を迎えるというので、秋葉原のヨドバシカメラに行った。もともとはサンタクロースからの受託事業をポイントで済まそうかと思っていたのだが、さすがはアキバのヨドバシ、天文学的な種類数のおもちゃが並んでいて、到底決めきれないのでそうそうに諦めた。そこで、何かいま必要なもので数千円で買えるものあるかな……と探していたところ、見つけたのが体重計である。ちょうど夏頃から身体のコントロー…

  • きいろいみかんがなっている

    僕が普段使っているカレンダーは、雑誌『鉄道ファン』の付録のものである。それを手に入れるために、毎年1月号が出ると買っていることを、前に書いた(高千穂鉄道と推理小説 - 読んだ木)。*1 もう少しいうと、僕はカレンダーを二つ使っていて、現在の月を表示するカレンダーは別にあり、『鉄道ファン』付録カレンダーは翌月を表示している。さらにそのカレンダーの右上には次の月まで書いてあるので、翌々月まで、つまり3ヶ月分を一覧できて、大変便利である。 今使っているのは、これの付録のカレンダーだ。 鉄道ファン 2021年 01 月号 [雑誌] 発売日: 2020/11/20 メディア: 雑誌 で、1ヶ月先を表示し…

  • リー・オスカーのベスト盤

    日が伸びたので、まだ明るいうちに洗濯物を取り込もうと、ベランダに出る。日本海側の上信越の山地でよく冷やされた冷たい空気を運んでくる北西の風がやみ、風は南から吹くようになる。我が家は海沿いにあるわけではないが、南風は微かな潮の匂いをベランダまで届けてくれる。春の訪れを感じる瞬間だ。もちろんこの後に立て続けにくしゃみをし、ついで鼻血混じりの鼻水が出てくるところまでが定石である。 風が吹いてくると、思い出すLP盤がある。その名も「風を見たかい」だ。 ベスト・オブ・リー・オスカー アーティスト:リー・オスカー 発売日: 2000/03/23 メディア: CD これは、1981年に発売されたリー・オスカ…

  • あてのない散策の記憶

    高校生の頃、途中で部活を辞めたために随分暇だった時期があった。そう、この記事(男子高校生の演奏 - 読んだ木)で書いた吹奏楽部を、高校3年生の春に辞めたのだった。暇だったから何をしていたかというと、延々と歩いていた。当時のブログが残っていないことが痛恨だが、東京や埼玉や千葉のあちらこちらをとにかく歩き通していた。 そんなことを思い出したのは、昨日尾久の車両基地を見たときに、前にここに来た時の記憶が呼び覚まされたからだ。 yondaki.hatenadiary.jp その時は、確か北千住駅から歩き始めたのだった。まだスマートフォンも持っておらず、google mapもないような時代だったと思う。…

  • 飛鳥山公園とその周辺

    こどもとおでかけ365日 2021-2022 首都圏版 発売日: 2021/01/26 メディア: Kindle版 休みの日になると、コロナで予約制になってしまった近隣の児童館に片っ端から電話をかけるが、人の考えることは皆同じで、予約開始時刻にはずっと話し中で繋がらず、繋がったときにはもう予約が一杯になっていることが多い。いくら外出自粛とはいえ、幼い子供にとって休日の外出は知力、体力等を伸ばすために不可欠な機会であって、感染を防止しつつ積極的にその機会を確保したいと思っている。 今朝も電話をかけたが、近くの児童館の利用予約が取れなかった。しかしせっかく天気も良いのだし、どこかへ行こうかと思案し…

  • 東武博物館への思い入れ

    東武鉄道 てくてく日帰り散歩旅 作者:はるやまひろぶみ 発売日: 2021/01/27 メディア: 単行本 子供が大きくなってきて、博物館なども少しずつ楽しめるようになったので、先だって東武博物館へ行った。 数ある博物館のなかでそこを選んだ理由はいろいろある。子供が鉄道好きなので、鉄道博物館へ行こうと思ったのだが、うちは東京の南側なので、大宮の鉄道博物館は遠い。さらに、今はコロナ対策で予約制になっており、その手続きが面倒だ。子供が博物館へ行くかいかないかなんて当日の気分で決まることだが、当日ではもう予約が埋まっている。もっと遠くにいけば、青梅鉄道公園や碓氷峠鉄道文化むらなど一日遊べるところもあ…

  • ゾ、ゾー、ゾウ

    ゾという動物がいるのをご存知だろうか。「ゾ」という、一文字の名前の動物である。英語でDzo、チベット語でམཛོ་と表記する。ヤクと牛が交配した動物で、「牛よりも大きく、力強い」とWikipediaに書かれている。エベレストの麓の高山地帯が広がるチベットやネパールでは、農耕のために牧畜されているという。 en.wikipedia.org 農作業ではパワーを発揮し、肉付きがよいので食肉としても重宝され、乳の出もよいという、牛の完全体のような——もちろん人間にとってということだが——動物だ。 英語名はゾ(Dzo)のほかに、ヤク(Yak)とカウ(Cow)の合成語でヤカウ(Yacow)と呼ぶこともあるら…

  • ガトーショコラとチョコクロワッサン

    今週のお題「チョコレート」にちなんで。 「チキンライス」という歌がある。松本人志作詞で、槇原敬之が曲をつけ、浜田雅功が歌ったあの歌だ。大人になっていくら贅沢できるようになって、どんな高級なものを食べてみたって、幼少時のクリスマスに味わったチキンライスの味には敵わない、という趣旨の歌だったと思う。 誰しもそういう幼少期の思い入れのある食べ物があるだろうが、僕にとってそれはガトーショコラかもしれない。母親が作っていた、クーベルチュールチョコレートを買ってきて生地を作り、焼いて最後にブランデーを垂らす濃厚なものだ。その記憶を元に、高校生くらいから20歳を過ぎたあたりまで、僕自身も毎年クリスマスにガト…

  • ケンプの弾くベートーヴェンの「皇帝」

    この記事の続き。 yondaki.hatenadiary.jp 前の記事を書き終わった後に唐突に思い出したのだが、母親が好きだった録音のもう一つに、ヴィルヘルム・ケンプの弾くベートーヴェンピアノコンチェルト第5番「皇帝」があったはずだ。ただ、LPのジャケットがどうしても思い出せない、ケンプが弾いた「皇帝」なんて、ベルリンフィルと一緒にやったものだけでもいくつかある。この1961年のライトナー指揮ベルリンフィルとの、本当にマジで完成された演奏の録音は有名だと思う。 ベートーヴェン ピアノ協奏曲 第5番「皇帝」、 アーティスト:【Deutsche Grammophon】W.ケンプ (P)、F.ライ…

  • モーツァルト日和

    気候が春めいてきたので、BGMにモーツァルトをかけ始めた。バロックにはない流れるようなハーモニーと、ロマン派にはない透き通るような軽さが、日本の春の訪れのイメージにぴったりだ。 前の記事に書いたが、高校生の頃に吹奏楽をやっていた時に演奏していたのは、だいたい20世紀の近現代音楽だった。 yondaki.hatenadiary.jp そのあと本当に音楽をやらなかったかというと、毎日練習するほど真面目にはやらなかったけれども、一応、大学でも音楽サークルに入っていた。そこは後期バロック時代の音楽を主に演奏するところだったから、バッハとかテレマンとかヴィヴァルディをよく聴くようになった。ちょうどドイツ…

  • グローバルからアジアへ、隣人へ

    犬も歩けば棒に当たるというが、コロナで外に出なかったので棒にも何にも当たらないできた。 ようやく今月あたりから、仕事などの関係で止むを得ずではあるが、ちょくちょく家を出るようになってきている。中華料理店に行けばテレサ・テンが流れてくるし、電車に乗れば広告が新鮮で、街を歩けば馴染みの店がみんな潰れている。 仕事場の周りのカフェが軒並み潰れて、今日はわざわざ駅前にあるカフェまで行く羽目になった。コロナから解放されたとしても、自分の生活スタイルは全く変わるだろう。いく店も、歩く道も、関心を向けるものも変わってしまった。ちょっとした異世界転生である。 去年の今頃は、いろいろと仕込んできたものが実って、…

  • 歌を通じたアジアと日本の繋がり

    昨日の昼に行った中華料理屋で、聞き覚えのある曲が流れていた。テレサ・テン(鄧麗君)の「時の流れに身を任せ」だ。 テレサ・テン ベスト・オブ・ベスト 時の流れに身をまかせ EJS-6080 アーティスト:テレサ・テン 発売日: 2007/07/05 メディア: CD その中華料理店は福州の中華料理と書いてあった。福州とは福建省の海の玄関口で、台湾への移民を多く輩出した土地である。テレサ・テンの両親も、国共内戦に敗れた国民党側の人間であったために蒋介石とともに台湾に移住した人間で、テレサは台中で生まれている。この中華料理屋も、看板は福州の中華料理であるが、実際は台湾料理店なのかもしれない。 テレサ…

  • 新幹線の顔の歴史

    ブログ、楽しくてどんどん書いてしまうな。。。 yondaki.hatenadiary.jp 前に書いたこの記事で、子供に鉄道雑誌を読ませてる話をしたんだけど、そのきっかけは子供が電車に興味を持ち始めた頃に、子供と一緒に立ち寄った本屋で『鉄道ファン』2020年1月号を買ったことなんだよね。 鉄道ファン 2020年 01 月号 [雑誌] 発売日: 2019/11/21 メディア: 雑誌 で、リンクの写真にもあるように、特集が「485系」だったわけ。いやー、485系ってすごい特急列車なんだなと改めて思ったよね。日本の、交流60Hzと交流50Hzと直流の三電源対応で、九州から北海道までどこでも走る。 …

  • 福音館の科学の絵本

    寝室にベランダの出入口があるために、夕方子供が寝ていたりすると、洗濯物を取り込むことができない。そうすると、夕飯の準備やら何やらで時間が過ぎて、寒風吹きすさぶ夜中に洗濯を取り込むことになる。しかし、いいことも多少あって、それは星空を見上げることができることだ。今日はオリオン座が綺麗に見えた。 100億年を翔ける宇宙―ビッグバンから生命の誕生まで 作者:万里子, 加藤 発売日: 1998/04/20 メディア: 単行本 僕が宇宙に関心を持った最初のきっかけは、大学の授業でこの『100億年を翔ける宇宙』を読まされた時だ。地球があって、太陽系があって、銀河系があって、その外が大規模構造だかボイドだか…

  • 高千穂鉄道と推理小説

    鉄道ファン 2001年1月号 メディア: 雑誌 実家に置いてあった、僕が昔読んでいた鉄道雑誌を、子供が引っ張り出してきて読んでいる。20年以上前の鉄道の様子を振り返ることができて、親も懐かしい。 どういう経緯でそうなったのかよくわからないが、子供の気になる列車があると、それの走行動画などをYouTubeで再生することになっている。驚くべきことにというか、案の定というか、21世紀に入ってからの列車については、どんなに辺境のオンボロの列車でも、動画がアップされている。鉄道オタクというのだろうか、そういった鉄道の走っているのを追いかけて動画にする人々の執念というのはすごい。単に都会を走る珍しい列車を…

  • なぜnoteではなくはてななのか

    僕がはてなでブログを立ち上げたのは、これが二回めである。ちなみに、増田で書いてホッテントリに入ったこともある(自慢)が、それはカウントしていない。前の記事(インターネット年少世代 - 読んだ木)でも書いたが、僕もそれなりにブログ遍歴を持っているので、あらゆるブログサービスを使ってきた。本当に色々なブログサービスがあったものである。はてな以外のものをざっと一覧すると、livedoor、goo、ameba、楽天、エキサイト、fc2、それからまぁサービスではないがwordpress。エキサイトブログとか懐かしいな。gooブログはもうなくなったんだろうか。大昔にはyahooジオシティーズも使ってました…

  • 我が家の調理環境

    色々料理に思いを馳せながら、 この記事を書いてたらなんかやたら長くなってしまったので、続きをこの記事に分割した。 僕はテフロンが剥がれると使い物にならなくなるフライパンとか、底が丸くない中華鍋とか、すぐ冷める寸胴鍋とかがあまり調理上合理的でなく、味も思ったものを出せないと考えているので、フライパンは鉄(結婚式の引き出のカタログでもらった)、中華鍋は丸いやつ(実家から持ってきた)、鍋はストウブ(結婚した時に義妹からもらった)と土鍋(相方の祖母宅からもらった)を使っている。片手鍋はステンレス製だが。コンロはガスである。 和平フレイズ 燕三条 職人仕事が生み出すこだわりの道具 鉄 フライパン 26c…

  • ミレニアル世代の三種の神器

    前回の記事↓の中で、 yondaki.hatenadiary.jp 我が家はガスコンロで鉄の鍋で調理しているというようなことを書いたが、はっきりいって自分でもこれは前時代的な所業であると思う。確かに、自分が育ってきた環境ではガスコンロで鉄の鍋で調理したものを食べさせられていたから、それに舌が馴染んでいるということはあるが、いくら何でも料理するのに時間と手間がかかりすぎる。 僕はいわばミレニアル世代だが、同世代で子供を養育するなど多人数世帯を形成している人々、ナウでヤングなファミリーは、ガスコンロはもとよりフライパンなどの調理器具すら要しないようだ。現代では高度な技術を用いた家事の合理化が進んで…

  • 料理エッセイ本あれこれ

    これも昔、インスタグラムで書いたことがあるんだけど、僕の好きな三大料理エッセイ本は、一つ目が米原万里『旅行者の朝食』、二つ目が桐島洋子の『聡明な女は料理がうまい』になる予定(まだ読んだことがない)で、三つ目が玉村豊男『料理の四面体』である。 『旅行者の朝食』は大学の時にサークルの超絶聡明美人な先輩に頂戴したもの(その先輩がいたからそのサークルに入った)だが、ロシアの缶詰の話とか、あとロシアの缶詰の話、それからロシアの缶詰の話が面白い。話の中に"ab ovo"という単語が出てくる。ラテン語の言葉で、そもそも論を打ち出したいときに使う言い回しなんだそうだ。米原万里はロシア語の翻訳・通訳をやっている…

  • 男子高校生の演奏

    前の記事(1940年代生まれの音楽家たち - 読んだ木)で触れたチック・コリアのことを初めて知ったのは、高校の吹奏楽部で「スペイン」のアレンジを演奏したからだ。あれは楽しかったが、僕はチューバだしバスケ部をやめて管楽器をやり始めたばっかりでほとんど吹けなかった。とはいえ曲がいいのでとにかく楽しく、その後もチックをよく聴くようになった。 男子校だったためか、思えば勢いのある力強い曲ばかりやっていた。ジェンダー平等とはいえ、年齢に応じた男女間の身体特性の違いは演奏においてはっきり現れる。合唱(合唱ももちろん男子高校生)と一緒にやったのが、ベルリオーズの「ファウストの劫罰」。あれもかなりヘビーな曲だ…

  • インターネット年少世代

    これまでもなんどもブログを作っては消し作っては消ししてきたが、それぞれの回にそれぞれの理由がある。僕のインターネットライフは、中学生の時にブログを始めたことで始まり、サービスの展開とともに掲示板やSNSでの活動に移行して現在に至る。当初のブログ執筆の動機は、インターネットを通じて知らない人に出会うことができることの楽しみと、ブログ数自体が少なかったことからちょっと頑張って書けばブログのランキング上位になれるということだった。ブログの内容が雑多となったり、読んで欲しい相手を分けるためにブログを複数立ち上げる時期もあったが、結局インターネットでの新たな関係性や知見の獲得はSNSに移行したため、ブロ…

  • 冷蔵庫の話

    冷蔵庫のファンと吸熱フィンの部分。下がヒーター。 これは2020年夏の時にフェイスブックで書いたやつ。 『ネイチャー』に、ムペンバ効果を証明する論文が掲載されたという。水より温水の方が早く凍るというこの効果は、身近なようだがその原理についてはまだ解明されておらず、議論が続けられている。熱というのは厄介なものだ。それはベルクソンがいうように、大きさでは測れないし、変化でありながら振動という形で空間すべてに広がることで安定しようとする。われわれは四角い氷を削って丸くすることはできるが、0度の氷を切って-5度の氷と5度の水に分けることはできない。そこにはエネルギーが対象となる物質全体に拡散するまでの…

  • グレーバーの「根本的他性、あるいは「現実」について」とオンラインについて

    思想 2020年 10 月号 [雑誌] 発売日: 2020/09/28 メディア: 雑誌 (これは2020年10月1日にフェイスブックに投稿したやつ。) 岩波の『思想』10月号に掲載されていたグレーバーの「根本的他性、あるいは「現実」について」を読んだ。他性を、自らとは別の存在論のもとで存在するものとして客観的に認識しうると前提し、そのように認識したと信じることでそれを自らとは異なるものにとどめることは、翻って自らの他性に対する他性をも揺るがされないよう守ることになると批判し、むしろ他性が侵入することで他性に対する他性としてのいわば自性が揺るがされる可能性に賭けるというグレーバーの立場は面白い…

  • 逃げ恥の新春スペシャルがすごく嫌いだった話

    文學界(2021年1月号) 発売日: 2020/12/07 メディア: 雑誌 (これは1月3日にフェイスブックに投稿したやつ。フェイスブックにあると流れてっちゃうのでブログに移した) ハンガリーの諺をモチーフにしたドラマ、いわゆる逃げ恥の新春スペシャルドラマをネットのオンデマンド放送で観た。本編は見ていないが、貧困女子が結婚して階級上昇する話のようで、ツイッターなど見ると好評を博している。半沢直樹が半世紀前の男性の理想を現代版にアレンジしたものだとすれば、これはその女性版ということでウケがいいのかなと思う。 ちょうど前の晩、Amazonの袋に入りっぱなしだった『文學界』1月号を出してきて小佐野…

  • 1940年代生まれの音楽家たち

    プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第3番/ラヴェル:ピアノ協奏曲ト長調 アーティスト:マルタ・アルゲリッチ 発売日: 2018/12/12 メディア: CD この2人、本当に美男美女だったのである。これがドイツ・グラモフォンから発売されたマルタ・アルゲリッチとクラウディオ・アバドの最初の共演盤。1967年、写真はリハーサルの時のもの。音質はともかく、円盤を買いに出かけずともこうやってワンタッチで聴けるというのはやはりいい時代だ。今のアルゲリッチを想像して……花の色は移りにけりないたづらに、と思わずにはいられない。最初から花も実もない僕にはどうでもいい話ではあるが。プロコのピアコン3番聴くためにかけた…

  • 育児のバイブル

    定本育児の百科 (岩波文庫)〔全3冊セット〕 作者:松田 道雄 発売日: 2008/02/15 メディア: 文庫 松田道雄(1908 – 1998)は、小児科の医師である。そしてこの『育児の百科』は、1967年に彼が出した育児書である。こう書けば、『育児の百科』はまるで医学書か、あるいは「医学的に正しい子供の育て方」でも書いてあるのか、と思ってしまう。しかし、この本には脳トレとかそういうことが書いてあるわけではない。世の中でも、この『育児の百科』は単なる育児書ではないすごい本として評価されていて、1998年まで改定が続けられ、その死後に至っても、文庫となって継続的に出版されている。(僕がこの文…

  • ウィリアム・モリス『無可有郷通信』

    ユートピアだより (岩波文庫) 作者:ウィリアム・モリス,川端 康雄 発売日: 2015/04/16 メディア: Kindle版 本当は、「古い本」っつーことでアレクサンドル・ボグダーノフの『赤い星』を取り上げたかった。なのだけど、最初で最後の訳が出たのが1926年の大宅壮一訳(新潮社)だから、流石に本が売っていない。もはや近デジでタダで読めるようになっているからそれでいいのだが、僕はどうも画面上で読むというのが苦手で、全部印刷してみたんだがこれが莫大な量なもんで、結局読まずじまい。近く(これを書いた2018年当時)、共和国という出版社さんから出るとか出ないとかという話もあるが、とにかく『赤い…

  • 中沢臨川・生田長江『近代思想十六講』(1915)

    近代思想十六講 作者:中沢臨川,生田長江 発売日: 1924/01/01 メディア: - デジコレ(今は近デジじゃないのね)で公開されるようになって、戦前の本はだいぶ閲覧しやすくなった。まぁだけど読む人いないよね。 戦前の日本というと、20世紀初頭の新カント派や、1920年代後半以降に非常に広がったマルクス主義など、ドイツ思想の影響をイメージする人が多いと思うんだけど、1920年代前半ぐらいまでは、フランスの思想もかなり参照されてた。ベルクソン(当時はベルグソン)なんかはナチスで再読されたものが日本に入ってくるよりずっと前から影響があったし、社会学の祖オーギュスト・コントとか、クロマニョン人を…

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