「我意と神から来る直観とは全く違ったものです。それを見分けるには、先ず何よりも、我を捨てることです。感情的なもの、欲望を去ることです。不統制の感情、これが直観を妨げる大敵です。波立つ水は影をこわし、何も映すことは出来ません。静かなる水面は、正しくその影を映します。同じ事です、よく統制された静かな平和な魂には、霊的世界が映ります。これが直観、内面の知です。神からの使者、天使達は、皆さんを助けるために...
愛する者を失った悲しみに耐え切れず、来世で一緒になる期待をもって自殺しても、その結果は、期待とは逆になる。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー軽率な行為のために、たまたま命を失った場合、罪がありますか。「傷つけようという意図も思いもないのだから。罪はない」 ーーーある国では、夫人達は夫が死ぬと焼身自殺を遂げます。これはいわゆる自殺ですか。彼女等はその罪を負うことになりますか。「彼女等は迷信の偏見に従ったのであり、また多くの場合、自由意志というより、権力の犠牲者である。本人達も義務を遂行しているのだと信じている。かよ...
神の定められた死の時を待たないのは、常に誤りである。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー自殺で自分の苦しみを短くしようと、死の淵へ身をさらす者の場合、間違っていますか。「神の定められた死の時を待たないのは、常に誤りである。それに、自分の生命の終わりの時が今来ていると、誰に分かるだろうか。自分で最後の時と思っていても、どんな救いの手が現れないとも分からないではないか」 ーーー自殺は、普通の状況下では、悪い事は当然のことです。しかし、もう死ぬことが分かり切っていて、ほんの...
ーーー自分で、それが死を早めると分かっている、恐ろしい激情に落ち込んでいる者、しかし、それが習慣になって自分でもどう仕様もなくなっている者、彼は自殺をしているのでしょうか。「彼は精神的に自殺している。この場合は、三重の罪があるという事が、お分かりだろうか。一つは意志の固さが欠けている、二つには獣のようになっている、三つには神を忘れている罪」 ーーーこのような者は、絶望で自殺する者よ...
他人の生命を救うために自ら進んでの生命の犠牲は、自殺ではない。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー早く楽になりたいと願って、自殺する者について、どうお考えですか。「これも愚か者の行為である。かような者には、人に役立つ事をさせなさい。そうすればもっと確実に楽に幸せになれる。この者は自殺によって、幸せな国に入る時を遅らすことになる。と申すのは、彼は地上へ逆戻りすることを請い求めることになろう、愚行で切断された人生をやり直すために。善人の聖域は愚行によっては決して開かれることはない、たとえその...
不法行為が、自殺によって拭い去られるものではない。それどころか、初めの不法にもう一つの誤りを付け加えることになる。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー自殺する者は、逆境と闘い、絶望の挙げ句自殺したのだと、こう考えることは出来ませんか。「そういう自暴自棄が自殺なのである。だが、自殺に追い込んだ人物、すなわち、もしかしたら自殺させずにすんだ人物は、自殺した本人より罪が重い。従って、本人は寛大に裁かれよう。とは申しても、彼に何の罪科がないわけではない。もし、彼が堅実さと忍耐に欠けていたのなら、困難を乗り切るため知恵を奮ってベストを尽くさなかった...
人間には自分の命を絶つ権利はなく、その権利は神にのみある。我意によって自殺する者は、彼を地上に送った神の命に背くものである。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーーはっきりした理由もないのに、人は時々生の倦怠に陥ります。あの原因は何ですか。「何もやる事のない状態、何か信念の欠如、食い飽きて飽きあきした状態、これである。自分の資質に合った、有用な目的に向かって努力をしている人には、苦労は少しも不愉快ではない。彼の時間は自分に叶った仕事をしているので、坦々と過ぎて行く。彼は人生の波風にも、甘んじて耐えていける。彼の目は未来の揺るがぬ永遠の幸福に向けられてい...
死の恐怖についての質疑応答です。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー死の恐怖のために多くの人が戸惑いを覚えます。来世を信じる者達の死の恐怖は、いったいどこから来るのですか。 「そのような恐怖は全くお門違いだ。だが、人々は若い時に、次のように信仰として叩き込まれている。即ち、天国があれば地獄もあると。そして、俗世の事は魂にとっては罪悪だから、大抵の者は地獄に落ちると。それ故、もしそういう信仰が心に残っているとすれば、当然、生きながらの永劫の火の中に投...
愛には二種類あるーー一つは肉体の愛、他は、魂の愛。この二つはよく間違えられる。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー共感し合う霊は互いに引き付けられるのに、霊が肉体をとると、愛が一方通行となることが多いのはどうしてですか。真底深い愛が片思いであったり、肘鉄を食ったりします。更にまた、命をかけた相思相愛なのに、その愛が冷めたり、憎しみに変わったりもします。「そういう感情の不一致は一つの罰である。しかしそれは一時的なものだ。それに、本当に愛し合っていると思ってる人はどれだけいるだろう。と申すのは、二人はお互い...
善行を受けた者が現世では忘れても、あの世では思い出し、恥じて忘恩の責めに苦しむ。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー忘恩で失望すれば、人は心を無慈悲、無情にしようと思いませんか。「実際はそうばかりではない。心の広い人々はただ善行をしたことを喜ぶものだから。彼等は心得ている、かりに彼等の善行をそれを受けた者が現世では忘れても、あの世では思い出し、恥じて忘恩の責めに苦しむということを」 ーーーそうは分かっていても、だからといって、現世で心が傷つかないというわけではありますまい。この苦で本人はこう思い...
自分が親切にしてあげた人達について、あれこれ頭を悩ますでない。忘恩があって初めて、諸君等は自分が善事をなす際の、忍耐力が試される。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー忘恩、そして世の友情のはかなさ、それが原因で味わう失望は、また人間の心の悲しみそのものではないでしょうか。 「左様、だが、吾等は諸君等が、これら忘恩、また誠意を欠く友等に対して、憐れみの心を持つよう教えたい。彼等の無情は、諸君等に対してより、彼等自分自身を傷つけることになろう。忘恩は利己主義から出る。利己的な人間は、いつか、自分と同じ冷酷な人間達に会うだろう。次の事を思いなされ、諸君等よ...
大切な人を亡くし、いつまでもひどく悲しみ続ければ、霊本人にも苦痛を与える。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー後に残された者達の慰めようもない悲しみ、これは当の悲しみの対象である霊自身に、どんな影響を及ぼしますか。「霊は人が自分を思ってくれることには感銘するし、また自分を愛した人達を名残惜しくは思っている。だが、いつまでもひどく悲しみ続ければ、霊本人にも苦痛を与える。と申すのは、このように悲しみ深ければ、来世への確信とか神への信が欠けていることが目に映るから。また、このことは、悲嘆者の進歩の障害、や...
愛する者を失う悲しみ、金持ちにも貧者にも等しく襲いかかるこの悲しみの源こそ、人類普遍の法である。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー愛する者を失うことは、取り返しのつかないことであり、また自分の力ではどう仕様もない事です。これこそ悲しみの中の悲しみではないでしょうか。「金持ちにも貧者にも等しく襲いかかるこの悲しみの源こそ、人類普遍の法である。これは試練であり、罪滅ぼしであるのだから。しかし、諸君等は既に友人等と交通する方法をもっており、それから慰めを得ている。また、もっと直接的に諸君に感覚される別の方法が、将来あるだろう...
羨望と嫉妬、この二つの苦悩の種を知らない者は幸いである。羨望と嫉妬のあるところ、静穏も安らぎもない。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー人は自分の世俗の災厄を生み出す職人です。人間はまた、自分の精神的な苦痛を生み出す職人でもありませんか。「そちらの方が多い。と申すのは、世俗の災厄は本人の行為と関係ないことが割りにある。ところが精神の苦痛とは、傷つけられた誇り、挫かれた野望、貪欲、嫉み、あらゆる激情、このような魂の苦悶、かようなものなのである。羨望と嫉妬、この二つの苦悩の種を知らない者は幸いである。羨望と嫉妬のあるところ、静穏...
貴方がたの中、一人として完全な幸福という者はいない。世間が富裕と思うものの中には、恐るべき不幸が隠されている。苦しみは何処にでもある。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー私共の世界には、富裕な者より、苦しむ者の方が多いのではありませんか。「貴方がたの中、一人として完全な幸福という者はいない。世間が富裕と思うものの中には、恐るべき不幸が隠されている。苦しみは何処にでもある。しかし、貴方の質問の意味を斟酌しんしゃくして、次のように答えておこう。諸君等の言う苦しむ階級が地上に充ち満ちている、その理由は、地上が罪の償いの場所だということである。諸君等が地上を美徳と善...
キリストの教えを基に社会が作られていれば、飢えのため死ぬ者は一人もいないだろう。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー周りはみんな豊かなのに、お金がないため、餓死するより外に道のないという人達がいます。こんな場合、本人達はどうすればいいのですか。彼等は餓死の道を選ぶべきなのですか。「餓死しようなどという考えを持ってはならぬ。誇りが邪魔をして仕事と欠乏の間に立ち塞がらなければ、人は必ず食べていける道が見出せる。<正直にさえやれば、どんな職業も恥ずかしい職業はない>こういう言葉がある。だがこれは、自分に向かって...
両親は貪欲とか見栄から、子供が本来進むべき道とは別の方向へ押し進める。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー私共の素質の違いは、明らかに神が固有の職業を与えておられることと存じます。この世の諸悪は、私共がその職業に従事していないことから起こっているのではないでしょうか。「その通り、両親は貪欲とか見栄から、子供が本来進むべき道とは別の方向へ押し進める。だが、彼等はこの誤導の結果の責任をとらされることになろう」 ーーーでは、貴方は、例えば、名士の子息に靴直しの才があれば、靴直しにするように勧められ...
富者達がその富を自分のためだけに使い、利己的であるなら、恐るべき逆転が彼等の前途にある。彼等を羨むことをするな、彼等は哀れむべき者達である。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー文明は新しい必要を生み出すことによって、新たな苦悩の源になりませんか。「地上の不幸は、諸君が自分の手で創り出した人為的な欠乏によるものである。自らの欲望を抑制し、自分より富む者を羨望の目を持たずに見ることが出来る者は、地上の数多の失望を味わわずに済む者である。最大の富者とは、最も欲しがらない者である。諸君等は、恵まれた富者達の楽しみを見ては、これを羨む。しかし、彼等の多くを待ち受けているもの...
現在にしか目の向かない者にとっては、富は恵みのように見える。だが、心得られよ、富は貧困よりももっと危険な試練であることが多い。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー地上の幸福は人によって違います。ある人には幸福であることが、他の人には不幸でもありましょう。しかしですね、人類すべてに共通の基準がありましょうか。 「肉体について申せば、生活に必要な資を持つこと。精神について言えば、良心と来世への確信である」 ーーーその立場が違えば、ある人には余分な物が、他の者には不可欠なものと、そういう事はありませんか。またその逆の場合も。「それはある。諸君等の物...
人間が完全な幸福を味わうことはできない。と申すのは、地上での生命は、人間の試練のため、または罪の償いのため、そのいずれかのために与えられているから。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー地上で、人間が完全な幸福を味わうことは可能でしょうか。「できない。と申すのは、地上での生命は、人間の試練のため、または罪の償いのため、そのいずれかのために与えられているから。だが、運命を好転さすのも、地上で出来る限りの幸福になるのも、本人いかんにかかっている」 ーーー人類が変革された暁には、人間の地上生活は幸福なものになろうと、想像しております。しかしですね、個々の人間の場合、自分である...
神は諸君の傍に敵(相手)という鏡を、しばしばお置きになる。友人の言葉より、もっとはっきり諸君に警告してくれるものとして。素晴らしい内容です。霊の書スピリチュアルメッセージ
「それ故に、自己認識は自己改善の鍵である。しかし、諸君は尋ねよう<どのように、自分を判断したら良いのか。人間は自己愛の幻想に陥り、自分の欠陥など目に入らなくなり、自分を良い子にしてしまう。守銭奴は、自分は節約して先見の明を発揮しているだけだと思い、高慢な人間は、うぬぼれを権威だと考える>と。これは事実である。だが、諸君は自分を欺くことは出来ない、自己確認の手段を持っている。もし、諸君が自分の行為の...
自分のした事を、先ず神に対して、次に隣人に対して、最後に自分自身に対して、どうであるかを審査してみよ。とても重要なことを言われています。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー毎日の生活で、自己の精神的向上を進め、悪の誘惑にびくともせぬ、そのための最も効果的な方法は何ですか。「古代のある賢人が、既に諸君に告げている<汝自身を知れ>と」 ーーー私共はこの格言の知恵を十分に承知しています。しかし、この自己認識は、最も習得することの困難なものです。どうやったらこれが習得できますか。「地上に在った時、私がやったのと同じ事をなされよ。一日の終わりには、私は自分の良心に問...
今回は霊的に高い進歩を遂げている人の特色という内容です。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー霊的に高い進歩を遂げている人は、どんな特徴がありますか。「肉体をまとっている人間の霊の高さは、地上生活での行為のすべてが、神法と一致していること、及び、霊的生命をよく理解していること、これがその証拠である」 [注解] 真に高潔な人は、正義と愛と奉仕の法を、無上の純粋さで実践する人である。彼は常に自分の行為に関して良心に問う、悪い事をしなかったか、力一杯よい事をしたか、自分に対して不満を抱く...
人間の不完全性の中で、最も根絶の難しいのが利己主義である。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーーどんな方法をとれば、利己主義は打破されますか。「人間の不完全性の中で、最も根絶の難しいのが利己主義である。と申すのは、利己主義は物質の力と結び付いており、人間は未だ初等段階にあって、その力から自由ではないということ。それに、人間の法律、社会機構、教育などすべてが、この物質の力を維持する傾向にあるということである。人間の精神生活が物質生活より優位になっていくにつれて、利己主義は漸次弱まっていこ...
人間が利己主義を脱却すれば、兄弟のようになり、他を傷つけるということはなく、気心も一つになって相互に助け合う。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー利己主義は人間にとって生来のものです。ですから、地上を美徳が完全支配するには、これが障害となるのではありませんか。「確かに、利己主義は諸君の最大の敵である。しかし、利己主義は地上に生まれて来ている霊が持っている未発達性にあるのであって、何度も再生して浄化を重ね、利己主義を払い落としている霊もいるように、人類に属するものではない。地上には、利己心を脱して、奉仕に献身している人が居ないというのか...
悪を生じさせている利己主義を滅ぼさぬ限り、悪の根絶には成功せぬものである。利己主義こそ、社会腐敗の根源であるのだから。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー数ある悪徳の中、それらの根源をなす悪徳は何ですか。「利己主義、これは繰返し諸君等に述べた通りである。諸悪が生じるのは、この利己主義からなのである。悪徳をよく調べてみられよ、さすれば、その根源に利己主義があることに納得がいこう。決意をしたら悪と闘ってみなされ。その悪の根源に至り、悪を生じさせている利己主義を滅ぼさぬ限り、悪の根絶には成功せぬものである。すべての努力をこの目的に向けなさい。利己主...
神や守護霊に、援助を請う真摯な祈りを捧げれば、必ず助けが得られる。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー人間は努力によって、必ず、自分の悪い性向を克服出来るものですか。「左様、ほんのちょっとの努力、それを時々やれば、それで十分だ。欠けているのは意志である。ああ!諸君等のうちの何人、本当に真面目に、自己改善の努力をしているだろうか」 ーーー激情を克服しようとする場合、霊からの援助が十分に受けられますか。「神や守護霊に、援助を請う真摯な祈りを捧げれば、必ず助けが得られる。それがあの方々の使命な...
激情のその本性が悪なのではなく、悪いのは過度の激情とのこと。何故なら、過度は意志の乱用であるからと。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー私達の激情は自然に出てくるものですから、激情はその本性が悪なのでしょうか。「いや、悪いのは過度の激情である。何故なら、過度は意志の乱用であるから。しかし、感情はすべてその根源おいて、人間のため、善のために与えられている。感情あればこそ、人間は拍車をかけられ、偉大な仕事をやり遂げようなどと目論む。害となるのは、感情の乱用、これのみである」 ーーー感情が良いものになるか悪いものになるか、どう...
道徳原理は、これを実践しなければ、播かない種子のようなものである。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーー社会の傷の部分を、はっきりさせる目的で、あれこれ詮議だてする事はいけないことですか。「それは何のためにするのか、その動機いかんによる。スキャンダルを生むだけが目的なら、為にはならぬ。世を害する図を描いてみせて、自分一個の満足を得るものである。本人の心にはその社会の悪が分かっていながら、その悪を描きだして楽しむ傍観者は、その罰を受ける者となろう」 ーーーこの場合、その作者が誠実であること、そ...
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「我意と神から来る直観とは全く違ったものです。それを見分けるには、先ず何よりも、我を捨てることです。感情的なもの、欲望を去ることです。不統制の感情、これが直観を妨げる大敵です。波立つ水は影をこわし、何も映すことは出来ません。静かなる水面は、正しくその影を映します。同じ事です、よく統制された静かな平和な魂には、霊的世界が映ります。これが直観、内面の知です。神からの使者、天使達は、皆さんを助けるために...
「無言の友が、貴方の傍に居ます、霊の姿で、彼等は貴方の悩みも喜びも、また、あなたの魂の求めるところも、知り抜いています。一人っきりと、貴方は思っていても、貴方は一人ではないのです。魂の友、貴方の愛する者は、貴方の傍に立っています。一人と感じるのは、貴方が現実の生活で一人っきりであったり、またそういう意識を持つからです。貴方の霊はそんな枠を乗り越えて、愛する者と一つになることは可能なのです。ただ、そ...
「民族間、国家間の誤解や衝突によって、人間の心の平和も、信頼関係も閉ざされています。しかし、地上の人を超える視力でものを見る時、人間は内的には驚くべき成長を遂げつつあるのです。宇宙の星々の霊団から、地上に向けて、光明と愛の光線が投射されております。皆さんは、愛について語り合うことがありますね。しかし、高い世界から放射される愛の本当の力や秘密については、殆ど判っていません。そのような愛と光明と慈しみ...
「霊師達は、何よりも、皆さんが神に素直に身を委ねることを求める。と申しても、決して貴方の人生を苦労なしにしてやろうとか、目を開き意識を高めるに大切な人生勉強をなしにしてやろうとか、そういう事ではありません。心に善意を持ちなさい。素直になりなさい。進んで悩みも重荷も、貴方を見守り導いてくれる霊的な愛に委せてしまいなさい。無私の、援助を求める声があるところ、必ずや吾々はそれに応えることが出来ます。他者...
「地上にも、他界にも、霊師達が居られます。これら諸霊は、更に偉大な霊師達と結んで、宇宙に一大組織を形成しておられ、生命の諸階層で活動しておられます。この組織を大ホワイト霊団と申します。これら霊師達は、過去に様々の苦難をなめ、霊性を清められた結果、その輝きが神の使徒に相応しいホワイト(白色)となられたわけです。霊師達は、静寂の中に、いつも皆さんを待ち受けて居られる。もし出来ることなら、皆さんの目を開い...
「第二のことは、感謝です。神への感謝の念を絶やすことのないよう。これが完全な生に至る秘訣です。神への感謝の行いによって、人は神と道交するものですから。この世に生まれたことを神に感謝しなさい。この世に生を享け、そのおかげで貴方は神性発揮に歩一歩近づける、この事に感謝しなさい。決して一日一日をぼんやりと過ごすことのないよう、生活の一つ一つにその意義を学び取るようにして生きなさい。泥まみれになることが人...
「昔、東方の賢人達が星の導きで、イエスの元に至りました。もし貴方がその星に至りたいなら、どうしても胸に温めて貰いたい二つの事があります。許しと感謝、これです。これが天国の門を開く鍵です。いとも単純な鍵、この教訓を身に付けぬ者は、誰一人天国の門をくぐることは出来ません。イエスは申しました『私達に背く者を私達が許すように、私達の過ちも許し給え』と。許すことは難しい。しかしどうしても人が学び取らねばなら...
「貴方の内に宿る神性に気付く事は、何ものにも勝る霊的経験です。それは貴方の霊的諸媒体の浄化に役立ちます。ひるがえって、貴方の肉体の健康にも有効なのです。人間は四六時中、自分の乗る車ーーーつまり肉体・幽体・霊体などの媒体ーーーの浄化をすすめる事が出来ます。それが貴方の未来の地上生活や他界での生活の有り様を決定します。生命の幾段階が、神の子である貴方を待ち受けています。盲目ではその美を見ることは出来ず...
「皆さんは霊的進歩の道を選びました。そこで毎日こう祈っています、「神よ、私を見捨てないで下さい。私がつまずくことのないように、誘惑に会うことがないように。神よ、私に力を、悪魔のささやきにも挫けぬ力をお与え下さい」と。それにも拘わらず、貴方がたはつまずき、しばしば悪魔の世俗のささやきに負け、神の道を、愛の道を見捨ててしまいます。なぜ、魂はこうした誘惑に耐えねばならないのでしょうか。その答えは簡単、試...
「常に、心の静穏を保つように努めなさい。心から争いと恐怖の思いを消しなさい。これは、愛を学ぶにつれ、出来るようになるものです。師を求めて荒野へ行った、ある新入りの信者の話があります。師はその者を受け入れこう言いました。入門者はすべて、絶えず霊的進歩を目指す強い心構えがなければいけないと。この新入りの弟子は、人並み以上にそうした強い願望を持っていました。しかし唯一、一番大事なものを欠いていました。つ...
「人は神秘を学べば、何か道が開けると思いがちです。だが、霊的神秘は言葉で魂に伝わるものではありません。それは行為です。貴方がその神秘に触れるための行為によるのです。世の全ての書を読み、知識を知り尽くしても、人は依然無力です。それに至る道は唯一つ、日常の貴方の生活如何です。どんなに願い、憧れ、欲求しても無駄です。肝心なのは人類への現実の奉仕です。それがつまらない床掃除であったり、人の嫌がる仕事であっ...
「魂の試練は四種類あります。それは人間の霊的要素と関係しています。第一は『水』の目覚めです。この試練を経る者は『水』の要素を獲得したわけで、その日以後、感情の統制者となります。第二段階は思考の統制です。真と偽、黒と白、表と裏、高い心か低い心かを見抜く思考の修練です。これは『空』の目覚めで、これを経て心の見分け方を身に付けます。次に『火』の目覚め、これは愛の訓練、愛の力の聡明な使い方の修練です。最後...
「個人の問題も、人類の問題も、その回答はすべて、神の意に身を委ねるところにあります。貴方の内在の声『神の意なさるべし』これに従うところにです。しかし、人が神の意のままに従うことはなかなか難しいことです。人は未だ霊的進歩の途上にあるわけですから。それに、自己の力を過信している場合は、とりわけ難しい事です。神に仕えようと思う者は、誰しも重荷と試練に耐えねばなりません。それは、貴方が多くの魂の役立つ者と...
「人の師たること、救世者たること、その資質は限られた少数の人だけのものではありません。神の子はすべて、内にその可能性を秘めています。そして、貴方がたこそ、その神の子、人の師、救世者たり得る資質をもつものです。貴方には自由意志があります。貴方は霊性の開顕に必要な最高な状況に置かれています。それは貴方が神の偉大な計画の部分だからです。一粒の種子の中に、やがて花開く、花のすべての美が隠されています。種子...
「夜空に目を向ければ、広大な星空の拡がりに目もくらみます。しかし、人は空のほんの外側を見ているにすぎないのです。大空の星の一つといえど、一つの偉大な魂ーーー神と私達は呼びますがーーーその指揮下にあるのです。神は星々の命、その活動をみそなわし給う。この太陽系にある無数のもの、それは神の愛の通路です。それらもまた奉仕に生きることによって、同じ愛と同胞性の真理を表現しています。一枚の蝶の翅を思ってみられ...
「貴方が病気の時、また、貴方の愛する者が病んでいる時、貴方は自分の霊を高めて、キリスト、その輝く存在に触れることも可能です。本当にこれが出来さえすれば、一切の病気も痛みも治癒します。キリスト神霊は医師です。キリスト神霊はイエスを通じて、これを行ってみせました。この創造主の治癒力は、今もなお示され続けております。貴方は明日のことが気になりますか。行くべき道が分からないのですか。怖くて一歩が踏み出せな...
「救済とは、特定の一人の人物を信じることではなく、人間内在のキリスト神霊の目覚め、その愛の働きによるものです。この愛は同胞と戦うことを禁じます。隣人を踏みつけにすることを禁止します。逆に、言葉で行為で、親切や思いやりを勧めます。ーーー日常を神のために、上方の、周りの、また内なる栄光を感じつつ、生きるように奮い立たせます。これがキリストによる救いです。かつてイエスは弟子達に申しました。聞く耳を持つ者...
「どうしたら、人は、宇宙にあるキリストの生命と力を、自分のものとすることが出来るのでしょうか。善人ならば死んでから会える、キリストとはそんな遠い存在ではありません。キリストは、目の前に存在する力であり智です。現に、キリストは貴方の友であり、貴方の兄弟です。もし貴方が望むならばですが。また、キリストは救世主でもあります。と申しても、私共は人間の主イエスのことを言っているのではありません。この地上の生...
「霊界の上に『光の宮』があります。魂が再生するのはこの境からです。しかし、地上で奉仕の苦闘生活を終わって後、この境で、長期に渡る至福の生活を続けることも可能です。其処の滞在期間については各別の決まりはなく、また、地上への再生も強制されません。しかし終局においては、再生することが生命の法則です。魂がある段階まで成長しますと、目覚めというか、刺戟が起こり、きびすを返して再生する決断をします。それは更に...
「地上生活中に、人は宮居を建設しています。先ず第一に、日々の食物と呼吸する空気とで肉体をつくります。同時に、日常の欲求・情緒・好みによって幽体を建設します。その思想・想像・祈り・向上心・真我の直観を通じて、霊体を建設しています。秀れた霊視能力者なら、これら諸媒体は、オーラとして見ることが出来ます。幽体は肉体に滲透しつつ、その周りを取り巻いており、色彩をもっています。その色は人により、美しく洗練され...
ーーー宇宙空間は無限ですか。それとも有限ですか。「無限である。境界があると考えてみよう。ではその境界の向こうに何があるだろうか。こう考えていくと何もかも分からなくなる。しかしながら、これ以外にどう考えたらよろしいか。従ってどう考えてみても、無限という観念に行き着く。唯この無限という観念は、人間の小さな頭では、とても理解できるものではない」 ーーー絶対の真空というものが、どこかの空間に存在するの...
ーーー鈍重さは物質の本性ですか。「その通り。但し、それは人間が知っている物質の本性であって、宇宙的液状体としての物質の本性ではない。このエーテル的で精妙な物質は、人間からみると重さはない。しかし、これは物質の原理である」[注解]鈍重性は相対的な性質である。宇宙諸天体の引力空間の彼方には、重さなどというものはない、そこに上も下もないように。 ーーー物質は一つの要素からできているのですか、それとも幾...
ーーー霊と物質は別物ですか。それとも、霊は物質の持つ諸性質の単なる一つにすぎないのですか。たとえば、色は光の、音は空気の、それぞれ一性質でありますように。「霊と物質とは全く別物である。しかし、霊と物質の結合があって初めて、物質に知的活動が与えられるのである」 ーーーこの霊と物質の結合は、霊の発顕はつげんにも必要なのですか。(ここで言う霊とは、抽象的に知的原理の意味であって、個性をもった霊魂の意...
ーーー物質は神とともに、永遠より存在したのですか。あるいは、ある時期に創造されたのですか。「神のみが知り給う。しかしながら唯一つ、諸君の理性に訴えて言えることは、愛と慈悲の源泉である神は、一時も休まれることがないということ。いかに深く、神の活動の始原にさかのぼって想像をたくましくしても、いやしくも神が一瞬たりとも、その活動を停止なされたことがあり得ようか」 ーーー物質の一般的な定義として次のも...
ーーー人間は、未知なものの神秘を明らかにする日が来るのでしょうか。「もし人間が浄化を遂げるなら、神秘の扉は一部分開かれるであろう。しかし、あるものに限って、これを理解するには、いま人間に備わっていない能力が必要とされるであろう」 ーーーでは、科学が進歩しても、人間は大自然の神秘の一部を知ることが出来ないのですか。「科学的能力は、人間の進歩の手段として、人間に与えられているものである。しかしそれ...
ーーー神とは、宇宙と別個に在るものですか。また一説によると、神とは宇宙のもつ力と知の結果生じたものと言っていますが、そうですか。「後者の説が本当とすれば、神はもはや神ではない。神が結果であって万物の原因ではないということになるから。神が結果であり、また同時に原因でもあるという筈はあるまい。神は実在する。これを疑ってはいけない、これが一番の基本点である。またこれ以上に出てはならない、出れば迷路に入っ...
ーーー神の本質を人間は知ることが出来ますか。「それは出来ない。人間にはそれを理解する感覚が欠けている」 ーーーでは、神の神秘を理解できるようになりますか。「心の目が物質で曇らされなくなって、進歩して神に近づけば、神を見、神を理解するようになろう」 ーーーもし、神の本性を知ることが出来なくても、神の相貌のいくらかを理解できるようになれましょうか。「ある程度はできる。人が物質を超越していくにつ...
ーーー物が形成された第一原因は、物質の本性の中にあるとは言えませんか。「もしそうだとすれば、物質の本性の原因は何かということになり、常に他に第一原因がなければならない」 ーーー物の形成の第一原因は、物質が偶然に結合したという、いわば偶然説がありますが、これは如何でしょう。「これも愚説である。常識のある人なら、偶然を知的動因と考えることが出来ようか。偶然とは何か。そのようなものは存在しない」&nbs...
神について(神と無限)ーーー神とは何ですか。「神とは至上の英知、一切の第一原因である」 ーーー無限とは何ですか。「始めもなく、終わりもなく、未知なるもの。未知なるものはすべて無限である」 ーーー神は無限と言ってよろしいですか。「それは完全な定義とは申せない。人間の言葉は有限であり、人智を越えるものを定義することは難しい」 ーーー神の存在の証拠は何でしょう。「結果があるからには、必ず原因...
ーーー現段階では心臓移植は必ず失敗に終わると考えてもよろしいでしょうか。「実験そのものは成功するケースもあると思います。ただ私が気がかりなのは、実験そのものが霊的にみて間違った方向へ進みつつあることです。その方向は人間の幸福のために献身すべき人が選ぶべき道ではないということです。現段階のやり方では健康は得られません。健康とは調和状態のことです。今の医学者のやっていることは一時的な部分品の継ぎ合わせ...
ーーー霊的観点から見て心臓移植をどう思われますか。「何ごとも動機が大切です。移植が純粋に生命を永らえさせるためである場合が確かにあります。が、実験を重ねていくうちに実験そのものの興味が先行して肝心の目的を忘れている場合があります。興味本位で無抵抗の動物を残酷な実験に使用することは、霊的観点から言うと褒められた行為ではありません。人間の健康は残酷な行為からは得られません。これまでナゾとされている大自...
ーーー死体は火葬にした方がいいでしょうか。「絶対に火葬がよろしい。理由にはいろいろありますが、根本的には、肉体への執着を消す上で効果があります。霊の道具としての役割を終えた以上、その用のなくなった肉体のまわりに在世中の所有物や装飾品を並べてみたところで何になりましょう。本人を慰めるどころか、逆にいたずらに悲しみや寂しさを誘うだけです。人間は、生命の灯の消えたただの物質となった死体に対してあまりに執...
ーーー病気は教訓として与えられるのだとか人間性を築くためだとか言う人がおりますが、本当でしょうか。「言っていること自体正しいのですが、
ーーー例えば脳神経に異常をきたしてノイローゼのような形で自殺したとします。霊界へいけば脳がありませんから正常に戻ります。この場合は罪はないと考えてよろしいでしょうか。「話をそういう風に持って来られると、私も答え方によほど慎重にならざるを得ません。答え方次第では私がまるで自殺した人に同情しているかのような、あるいは、これからそういう手段に出る可能性のある人に口実を与えていることになりかねないからです...
別の日の交霊会では、親戚の者が自殺をしてしまったという人からの投書が読み上げられた。その最後に「自殺行為は霊的進歩の妨げになるのでしょうか」という質問があった。これに対してシルバーバーチが「もちろんです」と答えると ーーー神は耐え切れないほどの苦しみは与えないとおっしゃったことがありますが、自殺に追いやられる人は、やはり耐え切れない苦しみを受けるからではないでしょうか。「それは違います。説明の...
ーーー自殺者は死後どのような状態に置かれるのでしょうか。「それは一概には申し上げられません。それまで送ってきた地上人生によって異なるからです。開発された霊的資質によって違ってきます。魂の発達程度によって違ってきます。そして何よりも、その自殺の動機によって違ってきます。キリスト教では自殺をすべて一つのカテゴリーに入れて罪であるとしておりますが、そういうものではありません。地上生活を自分で勝手に終わら...
ーーーこの方は現在の自分の置かれている状態が不当だとおっしゃりたいようです。「分かっております。地上の人間は時として物事を逆さまに見ていることがあります。極めて不完全な知識でもって判断しようとされます。人間にも一定範囲の自由意志が許されており、それを行使していらっしゃいますが、誰一人として自然の摂理から逃れられる人はいません。物質の世界から霊の世界へ移ったからといって、それだけで魂に課せられた責任...
大きな悩みを抱えて自殺まで考えている男性から投書があり、シルバーバーチ霊は自殺行為をどう観ているかを聞いてみて欲しいとあった。投書が読み上げられるのを聞いてシルバーバーチはこう語った。「事態を改善するよりも悪化させるようなことは、いかなる魂に対してもお勧めするわけにはまいりません。自殺行為によって地上生活に終止符を打つようなことは絶対にすべきではありません。もしそのようなことをしたら、それ相当の代...
ーーーインディビジュアリティがパーソナリティのひとかけらなのですか。それともその反対ですか。「パーソナリティがインディビジュアリティのひとかけらです」 ーーーみんなグループソウルに属しているとなると、仲間の良い体験の恩恵をこうむると同時に、良くない体験の悪影響も忍ばねばならないのでしょうか。「その通りです。それが全体に寄与するのだと思えば、それも有難い体験です」 ーーーということは、私が今...