「我意と神から来る直観とは全く違ったものです。それを見分けるには、先ず何よりも、我を捨てることです。感情的なもの、欲望を去ることです。不統制の感情、これが直観を妨げる大敵です。波立つ水は影をこわし、何も映すことは出来ません。静かなる水面は、正しくその影を映します。同じ事です、よく統制された静かな平和な魂には、霊的世界が映ります。これが直観、内面の知です。神からの使者、天使達は、皆さんを助けるために...
この世にちゃんと生を享けるように定められている子供には、ちゃんと魂が宿る手筈になっている。計画なしで何ものも創造されることはない。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー霊は地上へ再生する時期を予知しますか。「彼等は再生の予感はもつ。それは丁度、盲人が火に近付きながら熱さを感じるように。彼等は自分がいつか再生することは知っている。それは恰も、諸君等がやがて死ぬことを知っているのと同じように。ただ、いつ再生するか時期は知らない」 ーーーでは、死が地上生活に避けられないように、再生は霊の生活に不可避のものですか。「その通りだ」 ーーー霊は皆、来たるべき再...
霊が自分の葬式に参列することは極めて多い。霊の書スピリチュアルメッセージ 私の息子も自分のお葬式に来てくれていて、私を心配して寄り添ってくれていたようです。
ーーー故人の銅像とか記念碑が建立される時、本人の霊は除幕式に出席しますか。その式典を嬉しい気持ちで見守りますか。「そういう場合、霊は可能な限り、出席することが多い。しかし霊にとっては、そういう名誉よりも、人々に思い出して貰うことの方が大事なことなのである」 ーーー特定の場所に葬って貰いたいと希望する人がいますが、あれはどういうことですか。死後そこへ本人は好んで行くものですか。こういう物質的なこ...
死者のためになるのは心に念ずることであって、墓に行くかどうか、例えそれが心からそうしたものでも、大した意味はないものである。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー地上で好きだった人達が思い出してくれると、霊は心を動かされますか。「それは諸君が想像する以上に、その影響は大きい。もし霊が幸福な場合は、その幸福を倍加するものだし、不幸だったとしたら、大きな慰めになる」 ーーー国によっては死者の慰霊の日が定まっています。そういう日には、特に霊は地上の知人に心を惹き付けられますか。霊はその日、お墓参りに来る人達に会うことを目的としますか。「それはいつの日で...
前生での苦しい出来事を霊は記憶しているそうです。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー前生での苦しい出来事を霊は記憶していますか。「よく覚えている。この記憶があるから、霊が享受できる至福の有難さが、一層はっきりと理解できる」 ーーー幸福な地上生活を送った者は、現世を去る時、地上の喜びに哀惜をの情を抱きますか。「低級霊の場合は、そういう物質的快楽の喜びを愛しがる。だがそういう態度は、苦しみをもって報われることになる。高級霊の場合は、永遠の至福の方が、地上の一時的な快楽などよ...
死者の霊を引き付けるものは、遺族の念であって、遺物ではない。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー霊は自分の地上での生活を覚えていますか。「覚えている。霊は人間として過去何度も地上生活を送っているが、その事をよく覚えており、そして時には、過去の愚行を思い出しては微苦笑を洩らすこともある」 ーーー霊は死ぬと直ぐに、その地上生活の記憶が完全に自動的に蘇るものですか。「いや、それは少しずつ蘇ってくる。即ち、彼が地上生活に注意を向けるにつれ、恰も霧の中から物体が段々現れてくるように」 ー...
地上での互いの愛情が本物だったら、こちらに来ても変わることはない。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー霊の似通った者同士の共感の外に、霊が個人的に相互に好感を抱くことがありますか。「ある、それは人間の場合と同じだ。しかし肉体を脱すると、その結び付きは一層深くなる。それはもはや情緒の浮き沈みに身をさらすことがなくなるからである」 ーーー霊が相互に憎しみ合うことがありますか。「浄化していない霊は憎しみを抱く。人間の間に憎悪や不和の種を蒔くのは彼等である」 ーーー地上で仇敵であった者は、他...
霊のあるところ、すべてが明らかである。もしそれが望ましければ、高級霊は低級霊に対して、自分が全く見えないようにすることも出来る。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー霊同志のお互いの意志の疎通は、どのように行われるのですか。「霊は相手を見て、相手を理解する。会話は物質的なもので、霊の反映である。宇宙には液状体があって、これが霊魂間の通信を絶えず可能にしている。丁度、地上では空気が音の媒体であるように、この液状体は思想を伝える媒体である。この液状体は一種の宇宙的な通信機能を果たすもので、あらゆる世界を結びつつ、甲の世界から乙の世界へと、霊の通信を可能にして...
肩書きは意味をもたない。魂の偉さのみが人間の価値を表す。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー霊には進歩の段階がいろいろありますが、この段階に、力の階層というものがありますか。即ち、霊には支配被支配の関係が存在しますか。「存在する。進歩如何による霊相互間の、権威の関係は極めて大きい。進歩した霊はそれ以下の霊に対して、厳然たる道徳的支配力をもっている」 ーーー低級霊が自分より高級な霊の支配を受けないようにすることが出来ますか。「高級霊の権威は進歩により備わっているもので、低級霊はこ...
自分の奴隷に残忍だった主人は、次は奴隷となり、他人に与えた苦しみを今度は自分が受けることになろう。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー霊が自分で選ぶ試練の効果を見誤っていたということがありますか。「霊が自分の力に余る試練を選んで、これに負けてしまう場合があるやも知れぬ。また何の利益にもならない試練を選んでしまうことがあるかも知れない。例えば、本人が怠惰でろくでもない人生を過ごそうと思うような場合。しかしそういう場合、霊界に戻って来ると、何も得るところがなかったと感じ、失われた時間を埋め合わせようと願う」 ーーー人がその...
霊は完全といえなくても、ある程度の浄化に達すると、もはやそういう物質的苦難は受けなくなる。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーーある霊は道徳心を養うために、悪に身をさらす道を選ぶとします。しかし、他の霊は同じ悪の道を選ぶにしても、別の動機から、つまり低い自分の堕落した好みに合った環境に住みたい、またその環境なら快楽が自由に得られるからという願いから、そういう霊もいるのではありませんか。「確かにそのようなことはある。但し、それは徳性が大変未完成な霊の中に、そういう例があるだけである。その場合も、必要な試練は自然に発生し...
霊が自分の受ける試練を決める時、ある霊は貧困の苦を自己に課して、それに耐える勇気を養おうとする。またある霊は、財産や権力の試練で抵抗力の訓練をしようと望む。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー霊が完全に到達するためには、あらゆる種類の試練を経験する必要があるのですか。高慢、嫉妬、貪欲、肉欲をそそるような、あらゆる環境を体験せねばならないのですか。「いやそんなことはない。ご承知のように、多くの試練を受ける必要のない道を、初めからとる多くの霊がいるのだから。しかし道を誤ると、その道のもつあらゆる危険に身にさらすことになる。例えば、ある霊が富を求め、それが認められるかもしれない。この場...
神は霊に選択の自由を授けるにあたり、自分の行為とその結果に全責任を持つように委ねられた。前途には正道が開かれており、同じく誤りへの道も開かれている。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー遍歴の状態にある霊が、再生に入る前に、次の人生で起こることを予見しますか。「霊は独力で、やがて自分が受ける試練を選ぶ。霊の自由意志とは、この選択の自由の中にある」 ーーーでは、懲罰として、人生の苦難を課すのは神ではないのですか。「何事も神の許可なしに生じない。何となれば、宇宙を支配する法則を定められたのは神であるから。諸君も右顧左うこさべんせず、何故に神がそのような法を創られたかを探求し...
霊は人間が考えるような疲労は感じない。従って地上的な意味の休息も必要としない。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー霊は自然の美を感じることが出来ますか。「自然の美は各天体によってそれぞれ違っているから、そのすべてに通暁することはとても出来ないが、霊の能力に応じて部分的にその美を味わうことが出来る。しかし、高級な霊はこまごました美を超えて、一大調和をもった美を享受できる」 ーーー霊は、私共のような肉体的欲求を持ったり、身体的苦痛を味わったりしますか。「霊と言えども、過去の経験からそれを知っている。しか...
霊界の音楽は地上の何ものをもってしても表現できない調和があり、とても地上の音楽の比ではない。それは原始人の叫びと、至上の妙なるメロディーの差がある。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー霊は神を見ますか。「最高級の霊のみが神を見、神を知る。低い段階の霊は神を感じ、神を察知する」 ーーー低い段階の霊達は、自分はこれこれの事を神に許されているとか、これは禁じられているとか言いますが、そういう決まりを神がしているということを、彼はどのようにして知るのですか。「彼は神を見ないが、神を感じている。そこで、これはしてはいけないとか、言ってはいけないとか言う時は、直覚や目に見えぬ警告...
死後も地上で持っていた感覚などはそのまま持っているようです。それだけでなく、地上で持っていなかったものまで持つようです。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー魂が霊の世界に帰って来ても、地上生活中に持っていた感覚をまだ持っていますか。「持っている。それだけでなく、地上で持っていなかったものまでも持っている。何故かというと、地上時代には肉体があって、ヴェールのように色々なものを隠していたのだから。知性は霊の一つの属性であって、肉の目隠しが外されると、一層自由に発揮される」 ーーー霊の知覚や知識は無限ですか。つまり、霊は何でも知っていますか。「霊...
遍歴霊の滞在の場、過渡的世界について。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー今までの話によって、遍歴霊が留まったり、休んだりする世界というものが存在しますか。「ある。これらの霊を受け入れるのに適しており、彼等が一時的に住む世界というのがある。つまり、これらの霊が暫時休む逗留とうりゅう場、長い遍歴の後の休息場ーーそれはある意味では退屈な状態だが、そのような場がある。これらの世界は、各段階の世界の中間境であって、やがてそれぞれの世界へ入ることになっている霊の質に応じて区...
遍歴の状況下では、改善の努力その熱意に比例して、大きな進歩を遂げる。但し、ここで獲得した観念を実践に移すのは地上世界においてである。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー遍歴霊はどのようにして学習しますか。それは人間とはやり方が違うのでしょうね。「高級霊は、肉体を去る時、人間のもつ悪い感情の面を捨て去り、善い愛のみを残している。だが未熟な霊は、地上的な欠陥をいろいろ残している。そうでなければ高級霊ということになろう」 ーーー地上を去る時、霊が悪い感情を捨ててしまわないのは何故ですか。彼等は悪い感情が不幸を生むことを、その時には分かる筈ですから。「人間の中...
再生までの間、新しい運命に憧れて、遍歴する霊となる。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー肉体を去った霊はすぐに再生するのですか。「すぐ再生するものもあるが、多くは大なり小なり一定の期間をおいて後再生する。高級の天体では、一般に再生がすぐ行われる。高級天体の物質は低次の天体の物質に比しずっと精妙だから、そこで肉体をもって生活していても、霊的能力はだいたい維持している。彼等の常態は諸君等の高度な神憑状態にある」 ーーー再生までの間、魂はどうなっていますか。「彼等は新しい運命に憧...
霊は肉体をまとった後も、霊であった時の直覚があり、従って目に見えない世界に本能的な意識をもっている。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー再生した時、霊は前生の感じとか知識の痕跡を残しているものですか。「かすかな記憶、いわゆる生得の観念というものがある」 ーーー生得の観念という見解は妄想ではありませんか。「いや違う。それぞれの人生で獲得した知識は失われるものではない。肉体は消えても、霊は学び取ったものを記憶している。再生すると、部分的にまた一時的には忘れもするが、一度知った一切は直覚となり、本人の進歩を助けるものだ。もし過...
肉体は滅びる。新しい肉体と古い肉体との間に何のつながりもない。しかしながら、霊は肉体に反映する。一番目立つのは顔であるが、その中でも特に目に現れる。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー兄弟、特に双生児の場合は、正確が似ていることが多いが、これは何故ですか。「彼等のもっている心情の類似性がお互いを引き付け合うのだ。しかも、彼等は一緒になって幸福なのである」 ーーー兄弟で、身体が接着しており、内蔵の一部も共有している子供達がいます。あれは二つの霊、つまり二つの魂なのですか。「二つの霊だ。ただ二人はよく似ているので、一つの霊のように思えるものだ」 ーーー双生児は二つの霊...
血族として結ばれている者への愛情は、切っても切れない真実のものである。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー同一家系の子孫として次々生まれてきても、霊的な子孫関係がないとしたら、祖先の名誉を誇りにしても、それは馬鹿げたことですかね。「いや、それは違う。人は優れた霊が生まれたことのある家系に属することを喜ぶべきである。霊から霊が生まれたわけではないが、血族として結ばれている者への愛情は、切っても切れない真実のものである。何となれば、前生で抱いた愛情や前生で結ばれた親族関係の愛著によって、同じ血族とし...
両親が子供に与えるのは肉体だけである。魂は分割できないものだから。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー両親は子供に自分の魂の一部を譲り渡すのですか。それとも肉体を与えるだけで、魂は全然別個のものですか。「両親が子供に与えるのは肉体だけである。魂は分割できないものだから。従って、愚かな親に賢い子が出来たり、この反対のこともある」 ーーー私達は多くの前生を経てきたのだから、私共の身内は現世を越えて彼方にまで続いているわけですか。「それは勿論だ。多くの地上生活を続けた結果、前からつながる多数の...
ーーー幼児のままで死ぬ子供の霊は、大人の霊ほどに進歩していますか。「時には、大人よりずっと進歩していることがある。つまり、その子供は前生ではもっと長生きし、多くの経験を既に重ねていたかも知れぬから。それが相当な進歩を遂げていた霊の場合は、特にそうである」 ーーーでは、子供の霊が父親の霊よりも進歩しているかもしれないのですか。「そういうことはしばしばある。諸君もそういう実例を数多く見るのではない...
諸君の霊こそすべてである。肉体は朽ちるべき着物、それ以上の何ものでもない。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー次の人生で、既に彼が到達している点よりも、低い点に下がることがありますか。「社会的地位のような意味でなら可能だが、霊としての進歩の程度という意味でなら不可能である」 ーーー善人の魂が、次の人生で無頓着となることがありますか。「ない。霊魂が退歩することはないからだ」 ーーー悪人の魂が善人の魂にかわることがありますか。「もし、悔悟しているなら、あり得る、その場合は、彼の次の人生は、改善の...
人間が完全と考えるものは、完全から未だ遙かに遠い。人間に計り知れないものが存在する。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー 霊はその形成の初期において、自己のすべての能力を具えていますか。「いや、霊にも人間同様に幼年期がある。その初期は、霊は本能的な生活をするのであって、自分や自分の行為については殆ど意識をもっていない。知性は徐々にしか発展しない」 ーーー霊が初めて肉体をとった時の状態はどうですか。「人間の幼児に似た状態である。知性がやっと芽を吹き始めたところで、生きることを試みているという状態だ」&nbs...
他の天体に住んでいる人類も、必ず肉体を持っている。霊魂が物質に働きかけるには肉体が必要だからだ。今回もやはり大変に興味深い内容です。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー他の天体に住んでいる人類も、私共のような肉体をもっているのですか。「それは必ずもっている。霊魂が物質に働きかけるには肉体が必要だからだ。だが、肉体は霊の浄化の程度に応じて、濃厚であったり精妙であったりする違いはある。また行くべき天体を決定するのもこの浄化の程度である。吾等が父なる神の家には、多くの宿あり、この宿は多くの段階があるのだ。地上にありつつこの事を知り、この事実に気付いている者達がい...
別の天体への再生について。かなり長いですが、興味深い内容です。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー私共の再生は、この地球上で繰返し行われるのですか。「いや、すべて地球上とは限らない。多くの天体で再生が行われる。現在諸君が生きているこの地球は、諸君にとって、最初の地球生活でもないし、また最後でもない。しかし、最も物質的な生活の中の一つであり、完全からは最も遠いものである」 ーーー再生は次々と別の天体へ移りながら行われるものですか。それとも、同じ天体で何回か再生して次の天体へ移るのですか...
罪の償い、即ち、それによる人類の進化改善。この目的なくして、再生の正義はない。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー地上生活中に完成の域に達しなかった魂は、浄化を成し遂げることが出来ましょうか。「新たな人生の試練を受ければ、それは出来る」 ーーーその新しい人生とは、どのようにして経験するのですか。それは魂が霊として変化をすることですか。「勿論、魂は浄化すれば変化する。だが、最も有効な変化は、魂が地上生活の試練を体験することである」 ーーーでは、魂は何度も地上生活を繰り返すのですか。「左様、吾等も繰...
ーーー肉体を去ると、魂は直ちに自己意識があることに気付きますか。「いや、すぐにではない。しばらくの間、何が何だか分からない状態が続く」 ーーーその戸惑いを、どの霊も、同じ程度に同じ時間だけ、経験するのですか。「いやそうではない。魂の進歩の度合いによって違ってくる。既にある程度の浄化を達成している者は、殆どすぐに意識をもつ。それは地上生活中に既に物質の束縛から脱しているからである。これに反し、現...
魂は徐々に肉体から離れていく。鳥籠が開かれて急に鳥が飛び出す、そんな形ではない。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー肉体から魂が離脱するのは苦しいものですか。「そうではない。死の瞬間よりも、生きている時の方が肉体の苦痛の大きいことが多い。死の時は、魂が肉体の苦痛を意識しないのが普通である」 ーーー霊肉の分離はどのように行われるのですか。「魂をつなぎとめている絆が切れるので、魂は肉体から放たれるのである」 ーーーその分離は瞬時に、つまり霊肉の唐突な分離という形で行われるのですか。また生死の間には、何...
死ぬと魂は再び霊となる。即ち、しばらく留守にしていた霊の世界へ帰るのである。霊の書スピリチュアルメッセージ
ーーー死ぬと魂はどうなりますか。「魂は再び霊となる。即ち、しばらく留守にしていた霊の世界へ帰るのである」 ーーー死後も、魂に個性はありますか。「ある。魂が個性を失うということはない。個性のない魂、いったいそれは何と申すべきか」 ーーー肉体を捨てた魂が、どのようにして個性の意識をもち続けるのですか。「魂には依然として個有の液状体がある。これはその天体の大気から魂が引き出すもので、生前と同じ形...
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「我意と神から来る直観とは全く違ったものです。それを見分けるには、先ず何よりも、我を捨てることです。感情的なもの、欲望を去ることです。不統制の感情、これが直観を妨げる大敵です。波立つ水は影をこわし、何も映すことは出来ません。静かなる水面は、正しくその影を映します。同じ事です、よく統制された静かな平和な魂には、霊的世界が映ります。これが直観、内面の知です。神からの使者、天使達は、皆さんを助けるために...
「無言の友が、貴方の傍に居ます、霊の姿で、彼等は貴方の悩みも喜びも、また、あなたの魂の求めるところも、知り抜いています。一人っきりと、貴方は思っていても、貴方は一人ではないのです。魂の友、貴方の愛する者は、貴方の傍に立っています。一人と感じるのは、貴方が現実の生活で一人っきりであったり、またそういう意識を持つからです。貴方の霊はそんな枠を乗り越えて、愛する者と一つになることは可能なのです。ただ、そ...
「民族間、国家間の誤解や衝突によって、人間の心の平和も、信頼関係も閉ざされています。しかし、地上の人を超える視力でものを見る時、人間は内的には驚くべき成長を遂げつつあるのです。宇宙の星々の霊団から、地上に向けて、光明と愛の光線が投射されております。皆さんは、愛について語り合うことがありますね。しかし、高い世界から放射される愛の本当の力や秘密については、殆ど判っていません。そのような愛と光明と慈しみ...
「霊師達は、何よりも、皆さんが神に素直に身を委ねることを求める。と申しても、決して貴方の人生を苦労なしにしてやろうとか、目を開き意識を高めるに大切な人生勉強をなしにしてやろうとか、そういう事ではありません。心に善意を持ちなさい。素直になりなさい。進んで悩みも重荷も、貴方を見守り導いてくれる霊的な愛に委せてしまいなさい。無私の、援助を求める声があるところ、必ずや吾々はそれに応えることが出来ます。他者...
「地上にも、他界にも、霊師達が居られます。これら諸霊は、更に偉大な霊師達と結んで、宇宙に一大組織を形成しておられ、生命の諸階層で活動しておられます。この組織を大ホワイト霊団と申します。これら霊師達は、過去に様々の苦難をなめ、霊性を清められた結果、その輝きが神の使徒に相応しいホワイト(白色)となられたわけです。霊師達は、静寂の中に、いつも皆さんを待ち受けて居られる。もし出来ることなら、皆さんの目を開い...
「第二のことは、感謝です。神への感謝の念を絶やすことのないよう。これが完全な生に至る秘訣です。神への感謝の行いによって、人は神と道交するものですから。この世に生まれたことを神に感謝しなさい。この世に生を享け、そのおかげで貴方は神性発揮に歩一歩近づける、この事に感謝しなさい。決して一日一日をぼんやりと過ごすことのないよう、生活の一つ一つにその意義を学び取るようにして生きなさい。泥まみれになることが人...
「昔、東方の賢人達が星の導きで、イエスの元に至りました。もし貴方がその星に至りたいなら、どうしても胸に温めて貰いたい二つの事があります。許しと感謝、これです。これが天国の門を開く鍵です。いとも単純な鍵、この教訓を身に付けぬ者は、誰一人天国の門をくぐることは出来ません。イエスは申しました『私達に背く者を私達が許すように、私達の過ちも許し給え』と。許すことは難しい。しかしどうしても人が学び取らねばなら...
「貴方の内に宿る神性に気付く事は、何ものにも勝る霊的経験です。それは貴方の霊的諸媒体の浄化に役立ちます。ひるがえって、貴方の肉体の健康にも有効なのです。人間は四六時中、自分の乗る車ーーーつまり肉体・幽体・霊体などの媒体ーーーの浄化をすすめる事が出来ます。それが貴方の未来の地上生活や他界での生活の有り様を決定します。生命の幾段階が、神の子である貴方を待ち受けています。盲目ではその美を見ることは出来ず...
「皆さんは霊的進歩の道を選びました。そこで毎日こう祈っています、「神よ、私を見捨てないで下さい。私がつまずくことのないように、誘惑に会うことがないように。神よ、私に力を、悪魔のささやきにも挫けぬ力をお与え下さい」と。それにも拘わらず、貴方がたはつまずき、しばしば悪魔の世俗のささやきに負け、神の道を、愛の道を見捨ててしまいます。なぜ、魂はこうした誘惑に耐えねばならないのでしょうか。その答えは簡単、試...
「常に、心の静穏を保つように努めなさい。心から争いと恐怖の思いを消しなさい。これは、愛を学ぶにつれ、出来るようになるものです。師を求めて荒野へ行った、ある新入りの信者の話があります。師はその者を受け入れこう言いました。入門者はすべて、絶えず霊的進歩を目指す強い心構えがなければいけないと。この新入りの弟子は、人並み以上にそうした強い願望を持っていました。しかし唯一、一番大事なものを欠いていました。つ...
「人は神秘を学べば、何か道が開けると思いがちです。だが、霊的神秘は言葉で魂に伝わるものではありません。それは行為です。貴方がその神秘に触れるための行為によるのです。世の全ての書を読み、知識を知り尽くしても、人は依然無力です。それに至る道は唯一つ、日常の貴方の生活如何です。どんなに願い、憧れ、欲求しても無駄です。肝心なのは人類への現実の奉仕です。それがつまらない床掃除であったり、人の嫌がる仕事であっ...
「魂の試練は四種類あります。それは人間の霊的要素と関係しています。第一は『水』の目覚めです。この試練を経る者は『水』の要素を獲得したわけで、その日以後、感情の統制者となります。第二段階は思考の統制です。真と偽、黒と白、表と裏、高い心か低い心かを見抜く思考の修練です。これは『空』の目覚めで、これを経て心の見分け方を身に付けます。次に『火』の目覚め、これは愛の訓練、愛の力の聡明な使い方の修練です。最後...
「個人の問題も、人類の問題も、その回答はすべて、神の意に身を委ねるところにあります。貴方の内在の声『神の意なさるべし』これに従うところにです。しかし、人が神の意のままに従うことはなかなか難しいことです。人は未だ霊的進歩の途上にあるわけですから。それに、自己の力を過信している場合は、とりわけ難しい事です。神に仕えようと思う者は、誰しも重荷と試練に耐えねばなりません。それは、貴方が多くの魂の役立つ者と...
「人の師たること、救世者たること、その資質は限られた少数の人だけのものではありません。神の子はすべて、内にその可能性を秘めています。そして、貴方がたこそ、その神の子、人の師、救世者たり得る資質をもつものです。貴方には自由意志があります。貴方は霊性の開顕に必要な最高な状況に置かれています。それは貴方が神の偉大な計画の部分だからです。一粒の種子の中に、やがて花開く、花のすべての美が隠されています。種子...
「夜空に目を向ければ、広大な星空の拡がりに目もくらみます。しかし、人は空のほんの外側を見ているにすぎないのです。大空の星の一つといえど、一つの偉大な魂ーーー神と私達は呼びますがーーーその指揮下にあるのです。神は星々の命、その活動をみそなわし給う。この太陽系にある無数のもの、それは神の愛の通路です。それらもまた奉仕に生きることによって、同じ愛と同胞性の真理を表現しています。一枚の蝶の翅を思ってみられ...
「貴方が病気の時、また、貴方の愛する者が病んでいる時、貴方は自分の霊を高めて、キリスト、その輝く存在に触れることも可能です。本当にこれが出来さえすれば、一切の病気も痛みも治癒します。キリスト神霊は医師です。キリスト神霊はイエスを通じて、これを行ってみせました。この創造主の治癒力は、今もなお示され続けております。貴方は明日のことが気になりますか。行くべき道が分からないのですか。怖くて一歩が踏み出せな...
「救済とは、特定の一人の人物を信じることではなく、人間内在のキリスト神霊の目覚め、その愛の働きによるものです。この愛は同胞と戦うことを禁じます。隣人を踏みつけにすることを禁止します。逆に、言葉で行為で、親切や思いやりを勧めます。ーーー日常を神のために、上方の、周りの、また内なる栄光を感じつつ、生きるように奮い立たせます。これがキリストによる救いです。かつてイエスは弟子達に申しました。聞く耳を持つ者...
「どうしたら、人は、宇宙にあるキリストの生命と力を、自分のものとすることが出来るのでしょうか。善人ならば死んでから会える、キリストとはそんな遠い存在ではありません。キリストは、目の前に存在する力であり智です。現に、キリストは貴方の友であり、貴方の兄弟です。もし貴方が望むならばですが。また、キリストは救世主でもあります。と申しても、私共は人間の主イエスのことを言っているのではありません。この地上の生...
「霊界の上に『光の宮』があります。魂が再生するのはこの境からです。しかし、地上で奉仕の苦闘生活を終わって後、この境で、長期に渡る至福の生活を続けることも可能です。其処の滞在期間については各別の決まりはなく、また、地上への再生も強制されません。しかし終局においては、再生することが生命の法則です。魂がある段階まで成長しますと、目覚めというか、刺戟が起こり、きびすを返して再生する決断をします。それは更に...
「地上生活中に、人は宮居を建設しています。先ず第一に、日々の食物と呼吸する空気とで肉体をつくります。同時に、日常の欲求・情緒・好みによって幽体を建設します。その思想・想像・祈り・向上心・真我の直観を通じて、霊体を建設しています。秀れた霊視能力者なら、これら諸媒体は、オーラとして見ることが出来ます。幽体は肉体に滲透しつつ、その周りを取り巻いており、色彩をもっています。その色は人により、美しく洗練され...
ーーー宇宙空間は無限ですか。それとも有限ですか。「無限である。境界があると考えてみよう。ではその境界の向こうに何があるだろうか。こう考えていくと何もかも分からなくなる。しかしながら、これ以外にどう考えたらよろしいか。従ってどう考えてみても、無限という観念に行き着く。唯この無限という観念は、人間の小さな頭では、とても理解できるものではない」 ーーー絶対の真空というものが、どこかの空間に存在するの...
ーーー鈍重さは物質の本性ですか。「その通り。但し、それは人間が知っている物質の本性であって、宇宙的液状体としての物質の本性ではない。このエーテル的で精妙な物質は、人間からみると重さはない。しかし、これは物質の原理である」[注解]鈍重性は相対的な性質である。宇宙諸天体の引力空間の彼方には、重さなどというものはない、そこに上も下もないように。 ーーー物質は一つの要素からできているのですか、それとも幾...
ーーー霊と物質は別物ですか。それとも、霊は物質の持つ諸性質の単なる一つにすぎないのですか。たとえば、色は光の、音は空気の、それぞれ一性質でありますように。「霊と物質とは全く別物である。しかし、霊と物質の結合があって初めて、物質に知的活動が与えられるのである」 ーーーこの霊と物質の結合は、霊の発顕はつげんにも必要なのですか。(ここで言う霊とは、抽象的に知的原理の意味であって、個性をもった霊魂の意...
ーーー物質は神とともに、永遠より存在したのですか。あるいは、ある時期に創造されたのですか。「神のみが知り給う。しかしながら唯一つ、諸君の理性に訴えて言えることは、愛と慈悲の源泉である神は、一時も休まれることがないということ。いかに深く、神の活動の始原にさかのぼって想像をたくましくしても、いやしくも神が一瞬たりとも、その活動を停止なされたことがあり得ようか」 ーーー物質の一般的な定義として次のも...
ーーー人間は、未知なものの神秘を明らかにする日が来るのでしょうか。「もし人間が浄化を遂げるなら、神秘の扉は一部分開かれるであろう。しかし、あるものに限って、これを理解するには、いま人間に備わっていない能力が必要とされるであろう」 ーーーでは、科学が進歩しても、人間は大自然の神秘の一部を知ることが出来ないのですか。「科学的能力は、人間の進歩の手段として、人間に与えられているものである。しかしそれ...
ーーー神とは、宇宙と別個に在るものですか。また一説によると、神とは宇宙のもつ力と知の結果生じたものと言っていますが、そうですか。「後者の説が本当とすれば、神はもはや神ではない。神が結果であって万物の原因ではないということになるから。神が結果であり、また同時に原因でもあるという筈はあるまい。神は実在する。これを疑ってはいけない、これが一番の基本点である。またこれ以上に出てはならない、出れば迷路に入っ...
ーーー神の本質を人間は知ることが出来ますか。「それは出来ない。人間にはそれを理解する感覚が欠けている」 ーーーでは、神の神秘を理解できるようになりますか。「心の目が物質で曇らされなくなって、進歩して神に近づけば、神を見、神を理解するようになろう」 ーーーもし、神の本性を知ることが出来なくても、神の相貌のいくらかを理解できるようになれましょうか。「ある程度はできる。人が物質を超越していくにつ...
ーーー物が形成された第一原因は、物質の本性の中にあるとは言えませんか。「もしそうだとすれば、物質の本性の原因は何かということになり、常に他に第一原因がなければならない」 ーーー物の形成の第一原因は、物質が偶然に結合したという、いわば偶然説がありますが、これは如何でしょう。「これも愚説である。常識のある人なら、偶然を知的動因と考えることが出来ようか。偶然とは何か。そのようなものは存在しない」&nbs...
神について(神と無限)ーーー神とは何ですか。「神とは至上の英知、一切の第一原因である」 ーーー無限とは何ですか。「始めもなく、終わりもなく、未知なるもの。未知なるものはすべて無限である」 ーーー神は無限と言ってよろしいですか。「それは完全な定義とは申せない。人間の言葉は有限であり、人智を越えるものを定義することは難しい」 ーーー神の存在の証拠は何でしょう。「結果があるからには、必ず原因...
ーーー現段階では心臓移植は必ず失敗に終わると考えてもよろしいでしょうか。「実験そのものは成功するケースもあると思います。ただ私が気がかりなのは、実験そのものが霊的にみて間違った方向へ進みつつあることです。その方向は人間の幸福のために献身すべき人が選ぶべき道ではないということです。現段階のやり方では健康は得られません。健康とは調和状態のことです。今の医学者のやっていることは一時的な部分品の継ぎ合わせ...
ーーー霊的観点から見て心臓移植をどう思われますか。「何ごとも動機が大切です。移植が純粋に生命を永らえさせるためである場合が確かにあります。が、実験を重ねていくうちに実験そのものの興味が先行して肝心の目的を忘れている場合があります。興味本位で無抵抗の動物を残酷な実験に使用することは、霊的観点から言うと褒められた行為ではありません。人間の健康は残酷な行為からは得られません。これまでナゾとされている大自...
ーーー死体は火葬にした方がいいでしょうか。「絶対に火葬がよろしい。理由にはいろいろありますが、根本的には、肉体への執着を消す上で効果があります。霊の道具としての役割を終えた以上、その用のなくなった肉体のまわりに在世中の所有物や装飾品を並べてみたところで何になりましょう。本人を慰めるどころか、逆にいたずらに悲しみや寂しさを誘うだけです。人間は、生命の灯の消えたただの物質となった死体に対してあまりに執...
ーーー病気は教訓として与えられるのだとか人間性を築くためだとか言う人がおりますが、本当でしょうか。「言っていること自体正しいのですが、
ーーー例えば脳神経に異常をきたしてノイローゼのような形で自殺したとします。霊界へいけば脳がありませんから正常に戻ります。この場合は罪はないと考えてよろしいでしょうか。「話をそういう風に持って来られると、私も答え方によほど慎重にならざるを得ません。答え方次第では私がまるで自殺した人に同情しているかのような、あるいは、これからそういう手段に出る可能性のある人に口実を与えていることになりかねないからです...
別の日の交霊会では、親戚の者が自殺をしてしまったという人からの投書が読み上げられた。その最後に「自殺行為は霊的進歩の妨げになるのでしょうか」という質問があった。これに対してシルバーバーチが「もちろんです」と答えると ーーー神は耐え切れないほどの苦しみは与えないとおっしゃったことがありますが、自殺に追いやられる人は、やはり耐え切れない苦しみを受けるからではないでしょうか。「それは違います。説明の...
ーーー自殺者は死後どのような状態に置かれるのでしょうか。「それは一概には申し上げられません。それまで送ってきた地上人生によって異なるからです。開発された霊的資質によって違ってきます。魂の発達程度によって違ってきます。そして何よりも、その自殺の動機によって違ってきます。キリスト教では自殺をすべて一つのカテゴリーに入れて罪であるとしておりますが、そういうものではありません。地上生活を自分で勝手に終わら...
ーーーこの方は現在の自分の置かれている状態が不当だとおっしゃりたいようです。「分かっております。地上の人間は時として物事を逆さまに見ていることがあります。極めて不完全な知識でもって判断しようとされます。人間にも一定範囲の自由意志が許されており、それを行使していらっしゃいますが、誰一人として自然の摂理から逃れられる人はいません。物質の世界から霊の世界へ移ったからといって、それだけで魂に課せられた責任...
大きな悩みを抱えて自殺まで考えている男性から投書があり、シルバーバーチ霊は自殺行為をどう観ているかを聞いてみて欲しいとあった。投書が読み上げられるのを聞いてシルバーバーチはこう語った。「事態を改善するよりも悪化させるようなことは、いかなる魂に対してもお勧めするわけにはまいりません。自殺行為によって地上生活に終止符を打つようなことは絶対にすべきではありません。もしそのようなことをしたら、それ相当の代...
ーーーインディビジュアリティがパーソナリティのひとかけらなのですか。それともその反対ですか。「パーソナリティがインディビジュアリティのひとかけらです」 ーーーみんなグループソウルに属しているとなると、仲間の良い体験の恩恵をこうむると同時に、良くない体験の悪影響も忍ばねばならないのでしょうか。「その通りです。それが全体に寄与するのだと思えば、それも有難い体験です」 ーーーということは、私が今...