紅葉に彩られた秋の高尾山。山頂に到達したあとは薬王院をはじめ名所を散策しながら1号路を歩きます。
薬王院と天狗信仰 浄心門を過ぎてしばらくすると,山道が2つに分かれます。 右の緩やかな坂が女坂,左の直線の階段が男坂。百八段階段と呼ばれる男坂は,下から眺めると迫力があります。百八段の階段を登って1つずつ己の中の煩悩を消せということでしょうか。これも修行のひとつだと思い,男坂を選びます。ちなみに女坂はぐるりと遠回りするコースで,段差のないゆるやかな坂道になっています。 男坂を登り終えれば,またしば
■前回の記事はこちらから■ 琵琶滝から霞台への短絡コース 6号路を歩いて,琵琶滝に到着しました。 この琵琶滝は高尾山中腹にある薬王院の水行道場のひとつで,現在も修行者が滝行を行う宗教的空間になっています。そもそも高尾山は薬王院を中心として修験道の聖地として信仰されていた山なので,各所に修験道にまつわる史跡があります。 以前は山に入り修行をする前,身を清めるために行われていたという滝行ですが,現在は予約をすれば体験もできるようです。 関東でも滝行が体験できる場所は数少ないので,興味があれば是非。 神聖な空間のため,一般の方は滝の近くまでは行くことができませんが,滝の音が聴こえて神聖な雰囲気があります。隣にあるお堂に参拝して,先へ進みましょう。 琵琶滝を参拝した後は,通常6号路をそのまま進んで山頂を目指しますが,今回は別の道を利用します。お堂の横に階段があり,2号路を経て1号路の霞台まで行くことができます。この登山道は高尾山にある6つの自然研究路(一般的な登山道)には数えられていませんが,コース途中で6号路から1号路を繋いでいる唯一の道です。 知る人ぞ知る隠しルートのようで面白いですが,標高差がある2つのコースを最短ルートで繋いでいるため,終始急傾斜な道になっています。未舗装で足元も悪いため軽装でのチャレンジはオススメできません。 最初は舗装されていた階段も,すぐに木の根がむき出しになった本格的な山道へと変わります。しばらく登っていくと分かれ道になっています。案内板があるので迷うことはありませんが,1号路方面へと進みます。 分かれ道の周辺は大きな岩肌がむき出しになっており,途中のちょっとした休憩にも最適です。近くにはお地蔵さまが等間隔に並んだ不思議な空間もあります。 その後もつづら折りになった,急傾斜な道が続きます。ひと休みするような平地も少なく,たどり着けるのか不安になりますが,人々で賑わう声が遠くから聴こえてくればもう少し。途中に2号路の南側ルートと合流があり,道が二手に分かれますが,1号路方向へ進みます。もう一方の3号路方面へ進むと,賑やかな1号路を通ることなく山頂を目指すこともできます。
11月のよく晴れた週末は,日帰りハイキングなんていうのもオススメ。東京都内から1時間程度で気軽に行くことのできる山もたくさんあります。
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