工業簿記2級(44)標準原価計算7
問題19-7 「三分法」とか「四分法」という書き方がされていますが、3つに分けるか、4つに分けるかなので、「能率差異」を変動費分と固定費分をまとめて分析するか、変動費と固定費別々に分析するかの違いです。 前者が三分法、後者が四分法です。 分析は、昨日まで描いたような図を描いて解いていただければ大丈夫ですね。 標準時間は、資料(6)より換算投入量が3,500と求められるので、それに、資料(1)により、1個当たり要する作業時間0.5時間を掛けた 1,750時間と求められると思います。 問題19-8 本問は、「材料費差異」、「労務費差異」、「製造間接費差異」と、今まで、標準原価計算で学習してきた内容が全て登場です。 数字を拾う際に迷いそうなところは、製造間接費の基準操業度かと思います。 資料1(製造間接費:300円/時)と資料2(変動比率:140円/時)から固定比率が160円/時と求められます。 固定費の予算が35,200円とあるので、35,200÷160=220時間と分かります。 本問は、たまたま、標準時間と基準時間が同じでした。 後は、今までの問題と同じ要領で解けますね。(#^.^#) 今日は、ここまでにしようと思ったのですが、野球観戦日に備えて、先行してやっておく習性がありまして…。(笑) 問題19-9もやってみましたら、19-8とそっくりなんですよ。 ということで、19-8が理解できたかどうかの確認になると思うので、時間がありましたら、問題19-9までチャレンジしてみてください。 問題19-9 問題19-8とそっくりな問題です。 どちらかが過去問とほぼ同じで、どちらかが少しアレンジされた問題だと思います。 基準操業度がどこにも表示されていないですが、問題19-8と同様の考え方で求められます。 資料1(製造間接費:1,500円/時)と資料2(変動比率:600円/時)から固定比率が900円/時と求められます。 固定費の予算が2,700,000円とあるので、2,700,000÷900=3,000時間と分かります。 完成1,450+月末150×0.6-月初100×0.8=換算投入量1,460個と求めることができ、 本問は、1個当たり標準時間2時間×1,460個=2,920時間が標準時間となりますね。
2023/05/23 23:56