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  • 今日は私のブログ最終日です。今まで長い間有難うございました。

    2023年3月12日 「春三月魂揺するバイオリン」 今日は岡山フィルの定期演奏会に行きました。山下一史さん指揮、黒川 侑さんのバイオリンでベートーベンバイオリン協奏曲ニ長調作品61。素晴らしいバイオリンの音色に心を揺さぶられました。今日の俳句は「春三月」が季語。バイオリン演奏に感動したことを俳句に。 ところで突然ですが、今日は本ブログを今回で終わらせていただくことを皆さんにお伝えしなければなりません。2012年以来これまで11年間続けてきたブログですが、明日の私の74歳の誕生日を機にブログからの引退を決意しました。年齢を考えるといずれやめる日が来ます。元気で連続投稿を続けている今が引き時だと判…

  • 春眠

    2023年3月11日 「春眠や季節はめぐる足早に」 今日は3.11。あの東北の震災の記念日です。あの日のことを思い出します。 今日の季語は「春眠」。句例を紹介します。 「春眠のつづきの如き一日(ひとひ)かな」 高木晴子 ほんとうにこんなふうに感じることがあります。ぼーとして過ごす春の一日。これも貴重です。 サンシュユの花

  • 春日和

    2023年3月10日 「春日和虫歯なおして安堵の日」 今朝は10時から近くの歯医者へ。先週の診察で上奥歯に虫歯が見つかり、治療することになりました。麻酔の後に歯の削り。昔は麻酔なしに治療されることが普通だったのでその痛さが記憶に残りました。最近の治療は全く痛みがありません。これは有り難いです。歯を削った後に少し詰め物をしておしまい。比較的軽い虫歯だったようです。 80−20とよく言います。80歳で20本の歯を残す目標。80歳まであと6年となった今、やはり歯の大切さを痛感します。今のところ失った歯は奥歯2本。これは30歳代前半で失いました。しかしその後は何とか維持できています。おいしくご飯を食べ…

  • 草青む

    2023年3月9日 「草青む野外スケッチ陽のまぶし」 今日はグループのスケッチ会でした。岡山市北区のピーチファーマーズビレッジ周辺を会場に20人の参加がありました。最高気温20℃。3月初旬とは思えない暖かさでした。 描いたのはピーチファーマーズビレッジのレストランの建物。以前にここの建物を描いてほしいとオーナーさんから頼まれていたのでその依頼にこたえることにしました。 建物はとてもユニークな構造です。外側に広がる構造物が面白いのですが、描くのは大変でした。何とか形をとって、周辺の林の美しさや空の美しさと調和がとれるように描きました。 今日の俳句の季語は「草青む」。まさに今日のスケッチにふさわし…

  • 辛夷(こぶし)

    2023年3月8日 「辛夷咲けり畑で静かに煙立つ」 今日は我が家の庭の辛夷(こぶし)の花が咲きました。これが咲くと春の到来を実感します。今年は例年より早めです。このところ4月並みの暖かさがつづいているせいでしょう。 明日は近所のぶどう農家の立ち上げたレストラン周辺でグループのスケッチ会です。今日の午後、その打ち合わせと下見で現地にでかけました。やはりゆっくり歩くといろいろな俳句の材料が目に入ります。やはり俳句もスケッチも現場を歩かなければだめですね。農家がそろそろ農作業を始めています。所々で畑で煙が上がっているのが見えました。 「辛夷」を季語にした句を一つ。 「一弁のはらりと解けし辛夷かな」 …

  • 暖か

    2023年3月7日 「暖かやサッカー談義理髪店」 一日一句も時には辛い時があります。なかなか句が頭に浮かばない。浮かんでもちっともよくない。昨年の6月中旬から毎日詠み始めてもう9ヶ月になろうとしています。だんだん俳句になれてくるにつれて、できの悪い句をブログやツイッターで発表できなくなります。それで一日何時間も悶々とする。これを乗り越えるとまた少し階段を上に登れるのでしょうね。 今日の句は今日の出来事を詠んだわけではなく、ちょっと前に行った理髪店での出来事を詠みました。サッカー好きの店主と奥さんとの会話がいつも楽しいです。 地元岡山のファジアーノはJ2。今年は初めからJ2優勝を宣言していますが…

  • 啓蟄(けいちつ)

    2023年3月6日 「啓蟄や命かがやく季節来ぬ」 今日は啓蟄。俳句を始めると、季節の変化に敏感になってきます。『新版今はじめる人のための俳句歳時記』(角川ソフイア文庫)で「啓蟄(蛇穴を出づ)」を見てみました。 「立春の次の二十四節気の節で、虫などが隠れている状態(蟄)がひらける(啓)こと。つまり隠れていた虫が出始める時期(三月六日頃)。具体的に、蟻・地虫・蛇・蜥蜴(とかげ)穴を出づ、ともいう。」 今日は今朝散歩道で出会った子猫2匹をスケッチしました。冬の寒い時期を乗り越えてこれから彼らの命輝く季節がやってきます。 「啓蟄」を季語にした句を一つ。 「犬耳を立て土を嗅ぐ啓蟄に」 高浜虚子 これは啓…

  • クロッカス

    2023年3月5日 「クロッカス今日はエアコン全部『切』」 庭にクロッカスの球根を植えていたら花が咲きました。まだ光の強さや気温をうかがいながら恐る恐るの開花に見えます。今日の日曜日から今週はずっと4月並みの気温のあたたかい日が続くようです。今日の昼間は家中のエアコンを全部切って節電しました。 『花おりおり』(湯浅・矢野、朝日新聞社)によると、クロッカス(アヤメ科)の特徴は細い剣状の葉に銀色の条(すじ)。冬の終わりを告げる花とされています。庭のクロッカスに顔を近づけてスケッチしました。 「クロッカス」を季語にした句を一つ。 「クロッカス外気窺ひつつひらく」 西村和子 作者はクロッカスをよく見て…

  • 犬ふぐり

    2023年3月4日 「犬ふぐり陽の熱量をもっともっと」 今朝の散歩道は冷えて霜が降りていました。いつもより足を伸ばして田んぼの中の農道を歩きました。三月に入ってあたたかい日が増えてきましたが、今日のように朝晩はまだまだ気温が低めです。農道脇の雑草もオオイヌノフグリやホトケノザなど、いずれも霜で真っ白になっていました。しかしこの寒さでもしっかり花を咲かせるのがさすがに雑草です。耐寒性が相当強そうです。耐寒性が強い植物の細胞には独特の特徴があることが分かっています。低温でも細胞の膜などに細胞機能が低下しない仕組みがあります。 さて、今日の季語は「犬ふぐり」。早春の季語です。『新版今はじめる人のため…

  • 花いちご

    2023年3月3日 「花いちごやさしい風の金曜日」 今日は桃の節句、ひな祭り。今日の季語は「花いちご」。いちごの花です。去年買って1年楽しんだいちごの苗二つ。屋内で冬を越して、今年また花を咲かせました。いちごの苗を買って分かったのは、いちごの収穫を狙ってはだめということ。そこそこのいちごは出来ますが、市販のいちごとは比べられません。苗を育てて花を楽しんで、実を楽しんで、植物全体を楽しむものだということが分かります。丈夫で育てやすいので、水やりだけ気をつければ大丈夫です。 このいちごの鉢をスケッチしました。短時間で鉛筆スケッチし、さっと水彩で色付けしました。使ったのはホワイトワトソン水彩紙SMサ…

  • 三月

    2023年3月2日 「三月の背なの日差しの暖かさ」 今日の季語は「三月」。三月になっただけで急に春めいた気分になります。実際には今日は寒い一日でした。明日からはまた暖かくなりそうです。 昨日は歯医者で虫歯が見つかり、来週に治療することになりました。ややショックですが、歯を抜くわけではないので良しとしましょう。私の場合、親知らずが抜かれないまま4本全て残っていて、その周辺の歯磨きが悪くて虫歯になりやすいようです。もう高齢者なのでそのうち歯が次々と抜けてしまうことは覚悟しなければなりません。これが老化ということなのでしょう。一日一日大事に生きようと思います。 さて、「三月」を季語にした句の紹介です…

  • 寒卵(かんたまご)

    2023年3月1日 「思い出せぬ人の名ありて寒卵」 俳句ポスト365の兼題「寒卵」で初級入選しました。俳句を始めるまで「寒卵」という言葉を知りませんでした。冬の季語です。『新版今はじめる人のための俳句歳時記』(角川ソフイア文庫)で「寒卵」を見てみました。 「卵は四季を通じてあるのに寒卵のみが季語として定着しているのは、寒中の卵がほかの季節のものより格別に滋養があるといわれているからである。」 「寒卵」を季語にした句を一つ。 「寒卵二つ置きたり相寄らず」 細見綾子 何とも言えない精神世界を表現しているようなそんな句に思えます。机の上に卵が二つ並んで置かれている。ゴロンと転んでぶつかりそうな気もす…

  • 春の日

    2023年2月28日 「春の日や洗濯物の白眩し」 今日は2月最後の日。明日からは3月になります。今日から暖かくなりました。近所でも庭仕事をする人が増えました。昼間の光も強くなってきました。 2月の自分の俳句に関する課題は、『新版20週俳句入門』(藤田湘子著、角川書店)の第10週の内容、すなわち 上五に季語を置き、「や」で切る。 中七・下五はひとつながりのフレーズである。 中七・下五は、上五の季語とはまったくかかわりない内容である。 下五は名詞止めではなく、動詞、形容詞などを使う。 でした。 一応、この型を繰り返し練習したつもりなので、3月からは第11章の課題に入ります。それは、 上語を「や」以…

  • 文旦

    2023年2月25日 「文旦や猫はゆったり毛づくろい」 知人から土佐名物の文旦を送ってもらいました。それで今日の季語は「文旦」。 文旦はザボンの関連季語になっています。句をみるとザボンの句が圧倒的に多いです。どうしてでしょう。ネット記事によると文旦とザボンは同じものだそうです。ザボンは九州で使われる表現、文旦はもっと広い地域で使われているそうです。 「文旦」を使った句を一つ。 「文旦の天然のいろ出し渋る」 高澤良一 文旦の色も地域で微妙に違うようです。どれがもっとも自然な色なのかは分かりません。品種改良が進んでもともとの色合いが分からなくなっているみたいです。今回いただいた文旦はきれいな黄色。…

  • 受験子

    2023年2月24日 「受験子よきっとあなたの夢かなう」 昨日から国公立大学の二次試験が始まっています。今日の季語は「受験子」。いうまでもなく春の季語です。 「受験子、受験生、入学試験」などを季語にした俳句を紹介します。 「こんなきれいな空合格の子と仰ぐ」 中村明子 「とんとんと二階を降りて合格子」 豊田八重子 「鉛筆に残る歯のあと合格す」 吉野トシ子 「携帯をはみ出す笑顔合格す」 福田節子 「合格の子さりさりとサラダ食む」 高田よし子 受験関係の句はとても多いです。それも女性の句が多い。多分受験生の母親として詠んだ句なのでしょう。合格の句はどれも喜びが溢れています。これらの句を読むと、自分の…

  • 春氷

    2023年2月25日 「母の縫う雑巾一つ春氷」 今日は寒い土曜日です。明日日曜日も寒い予報で、これを過ぎると月曜からは4月並の暖かさとなるようです。来週が楽しみです。 母親は土曜、日曜はデイサービスが休み。いつも週末は退屈でこまっているようなので、今日は私の古いパジャマを使って雑巾縫いを頼みました。母は若い頃から裁縫が得意でした。しかし今回久しぶりの作業。雑巾一枚縫うのにも時間がかかりました。仕上がりはとてもきれいでした。時間はかかりますが、まだ腕は落ちていません。 今日の季語は「春氷」。「薄氷」の関連季語です。 「春氷」を使った句を一つ。 「遠景のごとくに揺るる春氷」 小宅容義 地面に氷が張…

  • 如月(きさらぎ)

    2023年2月24日 「如月や早一年のウクライナ」 ロシアによるウクライナ侵攻からちょうど一年となりました。戦争の長期化が懸念されています。世界はどうなっていくのか。何となく楽観視できない雰囲気になってきました。日本の安全保障もそうですが、戦争に伴うエネルギー問題や食糧問題もとても心配です。 今日の季語は「如月」。『新版今はじめる人のための俳句歳時記』(角川ソフイア文庫)で「如月」を見てみました。 「陰暦二月の異称。寒さが残っていて更に着物を重ねて着るという着更衣(きさらぎ)の意味という。新暦に直せば、仲春で三月半ばから四月半ばをいうことになるが、実作ではややうそ寒い早春の趣を詠むことが多い。…

  • 雉子(きじ)

    2023年2月23日 「雉子鳴くや令和の前方後円墳」 今日はスケッチ会で造山古墳のスケッチ。今月2回目です。造山古墳群の第5古墳(千足古墳)の見える風景を描きました。この古墳は現在生えていた草木を取り払って復元整備中です。きれいな前方後円墳の形がよく見えます。まるでピラミッドみたいです(ピラミッドの実物を見たことはありませんが)。古墳は近々一般公開の予定ということです。 スケッチ仲間からの情報では、近くで雉子(きじ)が鳴いていたようです。雉子は晩春の季語。私が朝歩く散歩道でも時々雉子が見られます。 今日のスケッチ ホワイトワトソン水彩紙 F6 鉛筆、筆ペンとホルベイン水彩絵の具 所要時間:2時…

  • 春動く

    2023年2月22日 「春動く思わずマスクつけ忘れ」 今日の季語は「春動く」。「春めく」の関連季語です。これらの季語は人気で、確かにこれらの季語を使うとどんどん句が詠めそうな気がしてきます。2月も下旬になって、本当に春めいてきました。晴れた日の日差しが強くなってうれしくなります。外を歩くと気持ちがいいので、ついマスクを外したくなります。幸い新型コロナもかなり下火になってきました。3月13日からはマスクをすることを各自で判断できるようになります。気分的にはずいぶん楽になるでしょう。もちろん我々高齢者は今までどおり外出時にはマスクをつけたほうがいいとは思いますが。 明日2月23日は木曜スケッチ会で…

  • 春寒

    2023年2月21日 「春寒や税の申告やっと済み」 今日は確定申告をしました。パソコンからできる e-tax のシステムを使用。これは自宅で申告作業が全てできるのでかなり楽です。しかし実際には昨日から作業を始めて、途中でデータを保存しようとして失敗し、また今日の午後に再開して2時間ほどかかりました。昨日の失敗の原因は古いパソコン(MacBook Air) を使ったこと。OSが古いとe-taxに対応できないことに気が付きませんでした。比較的新しいOSの3年ほど前に買ったパソコン(MacBook Pro)に変えて作業をやり直したらスムーズに最後までいきました。調べてみたら昨年の申請でも同じ間違いを…

  • 春めく

    2023年2月20日 「春めきて土持ち上ぐる小さき芽」 寒さが引いたり寄せたり、まるで波のようです。今日は午後から少し寒くなりました。明日は晴れますが、今日よりずっと寒いようです。庭に植えた球根類が少しずつ芽を出し始めました。チューリップの濃い緑色の芽にさわると思いのほか固くてびっくりします。小さいのにしっかり充実した感じ。これがこれからどんどん伸びて、あっというまに成長する姿は驚きです。 「春めく」を季語にした句を一つ。 「春めきて髪を短く切ることも」 稲畑汀子 「春めく」を季語にした句がたくさんある中で、本当に春めいて見える句がこれ。なんとも言えない春の明るさ、よろこびを表現しています。女…

  • 雨水(うすい)

    2023年2月19日 「目覚めれば暦どおりの雨水かな」 暦の上では今日は「雨水」。歳時記によると「雨水は二月十九日頃。雪氷とけて雨水にかわる」とあります。今朝はまさに暦通りの比較的暖かな朝でした。窓のカーテンを開けると外は雨。春はもう間近かと感じさせる雨です。 「雨水」を季語にした句を一つ。 「書道部が墨擦ってゐる雨水かな」 大串 章 この時期、春の書道展の準備でもあるのでしょうか。たまたま私も今日は青墨を硯で摺る準備をしていたので、この句が気になりました。私の場合は書道ではなく、水彩画の線描きに青墨を使うためです。市販の青墨液では何となく満足せず、自分で硯で墨を摺ることを思い立ちました。これ…

  • 2023年2月18日 「歳時記の『春』や心の踊りける」 今日の季語は「春」。手元の俳句歳時記の『春』の項を見ると、心躍る季語と俳句が並んでいます。寝そべって歳時記を開いて眺めているだけでも春の雰囲気が押し寄せてきます。今日は一日中雨。気温は上がってきていますが、日が差さないのでやや寒く感じます。明日は岡山市は今日よりさらに4℃気温が上がって最高気温15℃の予報ですが、雨が続きます。 今日からサッカーのJ2リーグ戦が始まりました。地元岡山のファジアーノは磐田に3−2で勝ちました。去年はリーグ3位。今年も地元の期待は大きいです。

  • 薄氷(うすらい)

    2023年2月17日 「薄氷や人影のなき畑の道」 早朝に散歩してもまだ寒さが厳しく、田んぼの農道に人影はありません。水たまりは凍っています。今朝は公園の水道栓も凍って水が出ませんでした。そのかわり昼間は比較的暖かくなりました。明日と明後日は雨が降るとの天気予報です。 NHKの番組で笑福亭鶴瓶の『家族に乾杯』を見ていたら、岡山市が出ていて、その後編で歌手の森山良子さんがうちの近所を歩いているのを発見。番組中にぶどうのハウスを訪問するのですが、私の毎朝の散歩道ととても近いところです。その番組の中に出るコーラスグループのメンバーが妻の友達であることも判明。びっくりです。 今日の季語は「薄氷(うすらい…

  • 寒菖蒲(かんあやめ)

    2023年2月16日 「寒菖蒲母に増えたる物忘れ」 今、庭に寒菖蒲が咲いています。何もない寂しい庭にここだけが明るく輝いています。冬には貴重な花です。 私の母は今98歳。もうすぐ99歳です。最近物忘れがひどくなってきました。しかしまだ生活に支障が出るほどではありません。あと1年ちょっとで100歳。頑張って欲しいです。 今日の季語は「寒菖蒲」。 「寒牡丹よりも凍えて寒あやめ」 細見綾子 寒牡丹も寒菖蒲もともに冬の季語ですが、花の時期は少しずれていて、寒菖蒲のほうが寒牡丹に遅れて寒い時期に咲くのでしょう。この辺りの事情は花好きの作者でないとわからないと思います。この句を見て開花時期を再認識し、花を…

  • 春雪

    2023年2月15日 「春雪や野猫の背にも白きもの」 今日は寒くなりました。午前中は雪もちらほら。やや暖かい日が2、3日続いたあとの寒波なので体調の維持が難しくなります。なるべく体を冷やさないようにしたいものです。 今日の季語は「春雪」。まだまだ春は遠い感じなので春雪という季語もやや今の時期の雪を表現している気がしませんが、しかし暦の上ではもう春に入っています。あと1週間ぐらい我慢したら暖かくなるのではと期待しています。 「春雪」を季語にした句を一つ。 「淡雪のつもるつもりや砂の上」 久保田万太郎 「つもるつもりや」とは、つもりにつもる、どんどんつもるという意味でしょうか。それとも、つもるつも…

  • バレンタインデー

    2023年2月14日 「バレンタインデー妻からのチョコ目がさめる」 今日はバレンタインデー。季語は「バレンタインデー」です。歳時記が何と書いているのか見てみました。 「二月十四日、十三世紀後半のキリスト教の聖人バレンチヌスの祝日。しかし、この日の成立に関しては諸説ある。恋人同士が贈り物などを取り交わす。現在の日本では、女性が男性にチョコレートを贈るのが盛ん。」 「バレンタインデー」を季語にした句を一つ。 「バレンタインデーか中年は傷だらけ」 稲垣きくの 何となく苦笑いしてしまいそうです。本来あるべき5・7・5のリズムは変調で、最後の5でやっと形に収まっていますが、読んだ時に全体のリズム感は意外…

  • 春寒

    2023年2月13日 「春寒やきょうのお昼は中華鍋」 今日からまたまた寒くなりました。寒さは2,3日続くようです。まさに三寒四温です。寒いときには温かい鍋料理ということで、今日のお昼は中華の肉団子鍋にしました。私が寒い時期によく作るメニューです。豚肉の団子と白菜の味がピッタリ合ってとてもおいしいです。 豚のひき肉か豚肉を細かく刻んだものに、生椎茸のみじん切り、ネギ、生姜のみじん切りを加え、塩・こしょう、醤油、卵、パン粉を加えてよく混ぜ、いくつかの団子にします。それを油を引いたフライパンでこんがりと焼きます。鍋に中華スープを入れ、白菜を入れ、その上に焼団子を乗せて煮ます。最後にネギと春雨を加えて…

  • 麗か(うららか)

    2023年2月12日 「うららかや猫といっしょにウトウトと」 今日は暖かい日曜日でした。多分今年一番の暖かさでしょう。実際岡山市の今日の最高気温は16℃でした。昼にホウレンソウと鶏肉のマカロニグラタンを作りました。年寄りも食べやすく好評でした。このグラタンは時々作ります。牛乳、バター、野菜、チーズ、鶏肉などを使うのでバランスよく栄養が取れます。 今日の季語は「麗か」。『新版今はじめる人のための俳句歳時記』(角川ソフイア文庫)で「麗か」を見てみました。 「春の日差しの明るく穏やかで美しいさまをいう。うららかはうらうらともいい、『万葉集』でも<うらうらに照れる春日に雲雀上がり心悲しもひとりし思へば…

  • 霞立つ

    2023年2月11日 「これがあのいつもの木々や霞立つ」 朝から暖かさの予感。春霞です。散歩道で辺り一面が霞んで幻想的な風景。いつもと同じ風景がずいぶん変わって見えました。今日の霞はすぐに消えてしまい、早起きした者にだけ与えられる恩恵でした。 昼間は予想通り暖かくなりました。午前中はのんびり以前に描いた絵の直し。このところ筆ペンで線描きをする自分本来の絵の描き方をやめていましたが(線が強すぎるので)、もし筆ペンの線が強すぎて嫌なら、その線に負けないぐらい強く彩色すればいいとふと気がつきました。それと、これまで現場で3時間のスケッチで仕上げることを当たり前としてきましたが、別にそれにこだわらなく…

  • 草の芽

    2023年2月10日 今日は一日中冷たい雨。昨日スケッチした造山古墳集落の絵に、今日は午後から手を加えました。昨日の段階では全体にボーとした感じの絵だったので、すこし近景に力強いタッチをと思い、民家の色を強くし、さらに昨日写した写真に写っていた自動車を描き入れました。これで少し動きも出たのではないかと思います。最近景の田んぼの様子もザザッと描き入れました。 今日の俳句は 「草の芽や古墳の丘は今日は雨」 季語は「草の芽」です。春になるとあちこちから草の芽が出始めます。ワクワクする季節がもうそこまで来ています。

  • 春きざす

    2023年2月9日 「春きざす古墳の里を描く朝」 今日はスケッチ会。19名の参加でした。新しい会員が一人増えました。岡山市北区の造山(つくりやま)古墳に初めて来た人が結構いました。私も今回7年ぶりのスケッチ。朝のうちは春らしい陽気。気持ちよくスケッチを始めましたが、昼前からかなり寒くなりました。結局この時期らしい天気と気温となりました。 この寒い2月に20名近い参加者数はすごいです。やはり先週の作品展(木曜スケッチ会第6回作品展)の効果でしょう。次の作品展まであと半年しかないので、かなり気合を入れないといけません。月2回のスケッチで2月、3月、4月、5月、6月ぐらいまで。合計10回。このうちか…

  • たんぽぽ

    2023年2月8日 「たんぽぽや古墳の上を渡る風」 明日のスケッチ会の下見で岡山市北区の造山(つくりやま)古墳に行きました。今日は晴れで暖かく、最高気温13℃でした。 造山古墳は全国第4位の規模の前方後円墳です。古墳の上まで登れます。上からは周囲の広い田園風景が望めます。まだ民家が少ないこの広大な風景はかなり貴重。頂上にはタンポポ、オオイヌノフグリ、ホトケノザなど春を告げる草花が少しずつ咲き始めていました。 「たんぽぽ」を季語にする句を一つ。 「たんぽぽや日はいつまでも大空に」 中村汀女 有名な句です。春ののどかな風景が目に浮かびます。「日はいつまでも大空に」という中七・下五と季語たんぽぽとの…

  • 春遠し

    2023年2月7日 木曜スケッチ会(岡山)のお知らせです。 日時:2023年2月9日(木)9:30〜12:30 場所:岡山市北区 造山古墳 古墳下の駐車場に集合してください。当日は曇り時々晴れの予報。最高気温9℃です。暖かくしてお出かけください。 今日の季語は「春遠し」。句は 「春遠し卵売り場に卵なく」 今日行ったスーパーでは卵売り場に卵が全くありませんでした。たまたま今日だけなのか、それとも最近の卵不足の影響なのか。もし卵の供給がこれからも滞るなら大変です。日本は食料供給がとても厳しい状態。その多くを輸入に頼ってます。これから先の食料事情が心配になります。 造山古墳の上からのスケッチ。201…

  • 春立つ

    2023年2月6日 「春立つや机の上が片付かぬ」 立春を過ぎて、暦の上でも俳句の世界でも春なのですが、まだまだ寒さが厳しいです。昨年暮れに部屋の大掃除をしてずいぶんきれいにしたはずなのに、また机の上や周りが雑然としてきました。実は自分の部屋の床の掃除機は毎日しています。猫が一緒にいるからです。家の掃除機も1週間に3回。訪問看護などがあるからです。そういうわけで比較的掃除はしているのですが、肝心の自分の机の上が乱雑。机の上をきれいに片付ければ仕事が進むというのは本当か。もし本当なら、もう少しきれいにしたいものです。 今日の季語は「春立つ」。 「春立つ」を使った句を一つ。 「春立つと影が勝手に動き…

  • 初午(はつうま)

    2023年2月5日 「初午や作品展を今日閉じる」 今日は初午(はつうま)。先週火曜日に始まった水彩グループ作品展が今日最終日となりました。会場に来ていただいた300名あまりの皆さんには感謝です。今回が第6回。第7回は早くも今年8月に予定されています。それまでしっかりスケッチして作品を作っておかねばなりません。 今日の季語は「初午」。春の季語です。昨日の立春以来、俳句の世界では春です。この辺りの切替の素早さがとても面白い。『新版今はじめる人のための俳句歳時記』(角川ソフイア文庫)で「初午」を見てみました。 「二月最初の午の日の行事で、全国各地の稲荷神社では祭礼を行う。稲荷は本来農業の神だが、現在…

  • 立春

    2023年2月4日 「立春やふくらむつぼみ風にゆれ」 今日は立春。暦の上では今日から春。従って俳句歳時記も今日から春の部。季語は「立春」です。『新版今はじめる人のための俳句歳時記』(角川ソフイア文庫)で「立春」を見てみました。 「一年の最初の二十四節気の節に当たり、春の気の立つ日というが、この頃は実際は一年で一番寒い。これ以上寒くはならない、寒さが極まって春の気が兆すという中国古代の思想に基づいている。」 「立春」を季語にした句を一つ。 「立春や菓子のうす紙はかなくて」 村沢夏風 立春にお菓子を頂いているようです。その菓子は多分和菓子。薄い紙が上に乗せられています。和菓子の繊細な形をくずさない…

  • 節分

    2023年2月3日 「節分やいつも会う猫今日どこに」 今日は節分。したがって今日の俳句の季語は「節分」です。今朝の散歩道。いつも会う子猫二匹のうち、黒猫が出てきませんでした。寒い時期なので心配になります。元気でいてくれればいいのですが。兄弟でいつも仲良く一緒に行動しているので、どちらか一匹でいると気になります。 今日が節分で明日は立春。暦の上では春になります。日もだいぶ長くなりました。1月は寒くて休んでいたスケッチも2月には再開する予定です。 「節分」を季語にした句を一つ。 「節分の雲の重たき日なりけり」 稲畑汀子 2月はじめはまだまだ寒さが厳しい時期です。雲も雪雲かもしれません。そんな季節感…

  • 春近し

    2023年2月2日 「春近しホットミルクをすする午後」 少し気温が上がったと思ったらまた低温。しばらくはこんな天気が続きそうです。幸い瀬戸内地方は比較的温暖で雪はほとんど降りません。子供の頃は冬の雪が多い日本海側に住んでいたので、雪の大変さはよく分かります。 一昨日からスケッチグループの作品展が始まり、その前日の搬入と合わせて連続3日間展示会場にいました。さすがに疲れて、今日から3日間は自宅でゆったりすることにしました。最終日の日曜日には朝から夕方までまた会場に詰めることになります。撤収作業もあるので最終日は大事です。 今日の季語は「春近し」。冬の季語です。「春近し」を使った句を一つ。 「パン…

  • 二月

    2023年2月1日 「光増し命うごめく二月かな」 今日から2月。すこし暖かくなりました。これから三寒四温で寒い日と暖かい日を繰り返しながら次第に春に近づきます。今日は木曜スケッチ会作品展の2日目。約50名の来場者がありました。初日の昨日も約50名だったのでこのペースでいくと6日間で300人となる計算です。ほとんど宣伝をしなかった割には、そしていまだコロナ禍の影響が大きい割には入場者は多いと思います。毎年こんな感じで作品展を続けられればとても嬉しいです。 今日の季語は「二月」 「二月」を季語にした句を一つ。 「切り株に鶯とまる二月かな」 原 石鼎 きれいな句です。鶯が鳴き始めるのが2月ぐらいでし…

  • 冬萌(ふゆもえ)

    2023年1月31日 「冬萌や高校生と絵の交流」 今日から私達の水彩スケッチグループ20名の作品展が始まりました。会場には同時開催の岡山県高校美術展に参加する高校生たちが来てくれて、思いがけない交流ができました。皆美術部に所属する生徒さんたちで、中学も高校も美術部。そして大学も美術部に行きたいと言っていました。中には美術系大学を目指す人もいるかもしれません。 これから1週間展示が続くので、まだまだ交流ができます。こちらからも高校生の作品を見にたびたび彼らの会場を訪れたいと思います。 今日の季語は「冬萌」。『新版今はじめる人のための俳句歳時記』(角川ソフイア文庫)によると、「日だまりなどで、いち…

  • 春待つ

    2023年1月30日 「春待つや庭の小鳥の賑やかさ」 朝食のりんごの切れ端を、庭木に吊るしたらせん形餌台に置いたら、今年初めてのメジロが来ました。それ以外にも雀やヒヨドリは朝から餌を求めて飛び回っています。 Twitter で愛鳥家の写真や動画をフォローしています。多くのバードウオッチャーたちが写真に撮って見せてくれるルリビタキにはこの辺りではお目にかかりません。あのきれいな青い鳥を見たいと思い、毎朝の散歩にはズームのデジカメを持っていきますが、ルリビタキはいっこうに姿を見せません。この辺りの開けた土地では無理なのでしょうか。 今日の季語は「春待つ」。『新版今はじめる人のための俳句歳時記』(角…

  • 葉牡丹

    2023年1月29日 「葉牡丹や淋しき庭の救世主」 今日の季語は「葉牡丹」。ここで詠んだ通り、葉牡丹は冬の何もない庭に明るさをくれる貴重な植物です。何となく一般的過ぎて自分で買うのはためらわれるのですが、今年は妻が近くの園芸店で買ってきました。植えた当初は正直言って「やれやれ」という気持ちがありました。しかし徐々に存在感を増す葉牡丹。とにかく大きなキャベツのような葉が元気いっぱい。朝も夕方も、余り光のない時間帯にパッと明るさをもたらしてくれます。 『新版今はじめる人のための俳句歳時記』(角川ソフイア文庫)で「葉牡丹」を見てみました。 「キャベツの仲間だが結球はしない。こまかく波打った中心の葉が…

  • 底冷え

    2023年1月28日 「底冷えや洗濯物を揺らす風」 寒さの厳しい毎日が続きます。一日中暖房(エアコン)をつけっぱなしで、電気代も心配になります。夕方になると早めにシャッターを下ろして断熱効果・防寒効果をねらっていますが、あまり効果がないような・・・。曇り空だと外に干した洗濯物も乾きません。 今日の昼ごはんは田舎うどん。スーパーで太麺のさぬきうどん乾麺を売っていたので、それを使って作りました。鶏ひき肉、大根、人参、里芋、細ねぎ、ぶなしめじが入っています。野菜が多いのが特徴。太麺のうどんが腰があって美味しかった。 「冷たし・底冷え」を季語にした句を一つ。 「鯖の道冷たき手足もていそぐ」 柿本多映 …

  • 俳句ポスト365 兼題「落葉」

    2023年1月27日 「落葉や野に一台の錆びたバス」 松山市の俳句ポスト365に投句しています。今回の兼題は「落葉」。上の句が初級金曜入選となりました。車で走っていると、近所でもバスが放置されている場所があります、もう長い間使われなくて錆びています。なんとなく侘しい風景で、それが秋の落葉と重なりました、具体的に風景のポイントを描いたところが良かったのかもしれません。 ここしばらくは「上五(季語+切れ字のや)+中七+下五の名詞」というパターンを練習します。この型で1月いっぱい詠みます。2月になったら、このパターンに加えて、下五を動詞や形容詞にします。これで1ヶ月詠み続けます。こんな調子で、この1…

  • 雪山

    2023年1月26日 「雪山や比良から望む滋賀の海」 今日の季語は「雪山」。全国で記録的な寒さとなり、日本海側を中心に大雪になっています。若い頃は雪山に憧れがありました。夏は夫婦で1年間に30ピークぐらい登る山好きでしたが、冬山の経験は殆どありません。わずかに関西の雪深い低山を歩いたぐらいです。やはり冬山には特別の準備と体力が要ります。 その数少ない冬山経験のうち、滋賀県の比良山系武奈ヶ岳に登った時の思い出を詠んでみました。冬山の入門コース。深い雪の道を歩いて頂上へ。辺り一面白一色の印象的な風景でした。 「雪山」を季語にした句を一つ。 「雪山へ顔上げつづけ一人旅」 細見綾子 冬の一人旅。冬の雪…

  • 厳寒

    2023年1月25日 「厳寒やブタひき肉のだんご鍋」 寒くなりました。今朝の岡山市の最低気温はマイナス5℃。地面が雪で覆われていました。7時過ぎに、滑らないように足元に気をつけながら散歩へ。こんな寒い朝でも雪道には既に犬の散歩の足跡が。野猫たちは寒くて出てこないだろうと思っていたら、みな元気に現れました。小鳥もカラスも飛んでいました。こういう生き物の姿を目にすると励まされます。 昼はブタひき肉を使っただんご鍋を作りました。白菜がおいしいのでたっぷり入れます。スープは鶏ガラ中華スープの素を使って作ります。ひき肉にみじん切りにしたネギ、生姜、しいたけを加え、塩コショウ、しょうゆ、酒、卵、パン粉を加…

  • 雪空

    2022年1月24日 「雪空やさあ来週は絵画展」 木曜スケッチ会(岡山)第6回作品展を開催します。 日時:2023年1月31日(火)〜2月5日(日) 場所:岡山市北区 岡山県天神山文化プラザ第3展示室 会員20名の水彩風景画約60点を展示します。 (写真は私の作品「岡山後楽園の秋」F10号です) 今日の季語は「雪空」。『新版今はじめる人のための俳句歳時記』(角川ソフイア文庫)で見てみました。 「雪空・雪気・雪催(ゆきもよい)・雪模様は雪の降り出しそうな空の様子。雪嵐は雪を誘う風。雪兆(きざ)すは雪の降る寸前の気配。」 関連する季語で詠まれた句を一つ。 「湯帰りや灯ともし頃の雪もよひ」 永井荷風…

  • 裸木

    2022年1月23日 「裸木やズームで探る鳥の影」 今日は朝から冷たい雨。ひょっとしたらみぞれになるのではと思うような寒さでした。こんな雨の中でも雀は餌を食べにやってきます。庭に置いた皿には小鳥の餌。そして庭木に吊るした餌皿にはひまわりの種。普通、ひまわりの種はヤマガラやシジュウカラが食べに来ますが、観察していると雀が遠慮なくどんどん割り込んできます。体の大きな雀です。春から夏に卵を生んで子育てをするので、そのための準備でしっかり食べる必要があるのでしょう。 今日の季語は「裸木(枯木)」。『新版今はじめる人のための俳句歳時記』(角川ソフイア文庫)で見てみました。 「葉をすべて落とした冬の木のこ…

  • 新春(初春)

    2022年1月22日 「新春や今宵ワルツのコンサート」 今日は旧暦の正月(旧正月)。午後から岡山シンフォニーホールで開かれた岡山フィルニューイヤー・コンサートに出かけました。 今日の演目はヨハン・シュトラウスのワルツと喜歌劇『こうもり』。岡山市出身の若いソプラノ歌手森野美咲さんや実力のある岡山ゆかりの歌手が揃って出演し、とてもいいコンサートでした。今年はNHKの正月番組ウイーンフィル・ニューイヤー・コンサートを見逃したので、今回生のウインナーワルツの演奏を聞けてよかったです。 「新春(初春)」を『新版今はじめる人のための俳句歳時記』(角川ソフイア文庫)で見てみました。 「陰暦一月一日は立春前後…

  • 冬晴

    2023年1月21日 「冬晴や声高々と群れ鴉(からす)」 土曜日の朝。透き通るような冷たさ、寒さ。空はきれいに晴れていますが、これから先今晩あたりから寒波が予想されています。この寒さに少し身構えてはいますが、むやみに外に出なければ何とかやり過ごせると思います。週末なので散歩をする人もあまりいません。 小鳥が朝から盛んに空を飛んでいます。この寒さの中、餌探しも大変でしょう。カラスもよく飛んでいます。ハシブトガラスだと思います。日中、各地に散らばって餌を食べていた群れは、夕方ねぐらの林に集合して休みます。 野猫たちは今日はあまり姿を見せませんでした。さすがに寒さに尻込みしているのでしょう。畑に植え…

  • 大寒

    2023年1月20日 「大寒や遠くに犬の吠える声」 今日は大寒。暦の通り大変寒い一日になりました。明日、明後日ともう一段寒さが増す予報です。今週末から来週にかけてが今冬の寒さのピークでしょうか。 「寒」を『新版 今はじめる人のための俳句歳時記』(角川ソフイア文庫)で見てみました。 「小寒に入った日から大寒の明ける日までの約30日間。寒に入って四日目(一月八日頃)を寒四郎、九日目(十三日頃)を寒九という。前者は厄日。後者はこの日天が降ると豊作という。」 「大寒」を季語にした句を一つ。 「大寒や真赤な苺店先に」 逸見静江 ちょうどこの時期、苺がスーパに並び始めます。真っ赤で大粒。味も新鮮です。旬の…

  • 山眠る

    2023年1月19日 「空覆う厚き雲あり山眠る」 今日の季語は「山眠る」。『新版 今はじめる人のための俳句歳時記』(角川ソフイア文庫)で「山眠る」を見てみました。 「冬山の形容。郭煕(かっき)の語『冬山惨淡として眠るが如し』に基づく。惨淡とは痛ましく悲しい意味から転じて、様々に心を悩ます様子。従って、本義は疲れて眠りに入った暗い感じであるが、今ではゆったり眠っている意味に広げて使われている。」 「山眠る」を季語にした句を一つ。 「山眠る岡山兵庫国境」 吉屋信子 これは現代では山陽新幹線に乗ってこの辺りを通過したことのある人はよくわかると思います。山陽新幹線はトンネルが多いのですが、新神戸から姫…

  • 冬枯

    2023年1月18日 「冬枯やコロナが攻めるまた攻める」 昨日の岡山県の新型コロナによる死者は過去最高の20人。第8波もあなどれません。もうそろそろピークアウトして欲しい。そのためには引き続きのワクチン接種とさらなる予防の徹底です。この波がいつまで続くのか、そしてまた次の波が来るのか、変異株が新たに現れるのか、心配は尽きません。 病院での新型コロナ検査のシーンももはや日常になってきました。行きつけの病院やその他の病院でも医師と看護師がペアになって防護服を着てフェイスシールドを顔につけて対応しています。これも大変な緊張の作業でしょう。 今日の季語は「冬枯」。『新版 今はじめる人のための俳句歳時記…

  • 冬霞

    2023年1月17日 「野猫待つ夜明けの道や冬霞」 今朝の散歩道は冷えました。遠くに見える山のふもと付近に霞のようなものが漂っていました。目に見えない空気の層があるのでしょう、霞は横に広がっても上下には移動しません。よくよく見ると霞ではなく農家が草を燃やしている煙でした。しかし冬霞が出てもおかしくない季節です。 朝の散歩道では最近見かけるようになった子猫2匹がいました。よく見ると耳が桜の花びら型にカットされたさくら耳になっていて、避妊手術を受けたことがわかります。どなたか地域猫を世話している方が獣医師のもとに連れて行って処置されたのでしょう。これからまだまだ寒い時期が続きます。猫たちがこれから…

  • 寒月

    2023年1月16日 「目疑う電気料金寒月夜」 電気会社から請求書がきました。値上げは分かってはいたものの、実際の数字を見てびっくり。去年より倍以上高い請求額です。我が家は屋根に太陽光パネルを置いて蓄電器に昼間は電気をためていますが、日射しが弱い冬季はそんなのは焼け石に水みたいなもの。最近のエネルギー価格の高騰には為すすべもありません。やはり節電しか無いのです。 今日の季語は「寒月・冬の月」。寒さの厳しい冬をイメージさせる季語を選びました。ロシアのミサイル攻撃により全土で停電になっているウクライナに思いを馳せながら、一方、高いといってもまだ電気が自由に使える日本の幸せを感じつつ詠みました。 「…

  • 春めく

    2023年1月15日 「春めくや快走少女都大路」 今日開催された全国都道府県対抗女子駅伝。3区を走った岡山・津山鶴山中学3年のドルーリー朱瑛里(しえり)選手は、17人抜きの区間新記録。テレビで見ていてその走りにびっくりしました。先日の全国高校サッカー優勝の岡山学芸館高校といい、今日の中学生といい、岡山の若者の活躍が素晴らしい! 地元民としてはとてもうれしいです。 さて、今日の昼食は久しぶりの中華丼。これは作るのが簡単で、しかもおいしい。豚肉、白菜、玉ねぎ、人参、しいたけ、ねぎ、中華スープの素、にんにく、しょうが、片栗粉があれば出来ます。今は白菜がおいしい時期なので、この時期にぴったりのメニュー…

  • 初電話

    2023年1月14日 「初電話友が一人で暮らす町」 今年最初の電話をしたのは実は1週間前。少し遅れての俳句です。普段電話が嫌いな私は、スマホを使っていても電話はあまり使いません。電話がかかってきても知らない番号の場合は出ません。こんな私ですが、スケッチ会の友達の場合は例外。今回奈良に移っていったスケッチの友達から新年にお菓子を送って頂いたのでお礼の電話をしました。彼は数年前に奥さんを亡くして一人暮らし。その頃から一人暮らしは寂しいとしきりに一人暮らしのつらさを私に話してくれました。 私の友人で奥さんに先立たれた人は意外と多い。高齢になってからではなく、40代の若い人にもいます。私はもし一人残さ…

  • 冬日向(ふゆひなた)

    2023年1月13日 「レストランから絵の依頼来て冬日向」 昨日私製カレンダーを差し上げた農家レストランのオーナーさんからレストランの全景スケッチを描いてほしいとの依頼を受けました。レストランに飾るそうです。これまでも絵の依頼を受けたことは何度かあります。でも今回は久しぶり。地域の活性化のためにも、ボランティアで頑張るつもりです。 新型コロナであちこちスケッチに行けない今、車、または自転車や徒歩で行ける近くの風景をスケッチすることは大事なことだと思います。これもコロナを逆手にとる活動。コロナ禍だからこそ出来ることです。今年1年も(これまでの2,3年と同様)自分の住んでいる地域をしっかり見つめる…

  • 冬うらら

    2023年1月12日 「冬うららミックスピザの食べごたえ」 今日の季語は「冬うらら」。今朝は零下の気温でしたが、昼はうららかな春のような暖かさなりました。このまま春というわけにはいかないのでしょうが、冬にこんな暖かい日があると気持ちがほっとします。 昨年暮れに作った私製カレンダーを、今日は近所に最近できた農家レストランに届けに行きました。朝の散歩道の途中にあるレストランです。建物を作っている時から、ここのオーナーさんとよく話をしていました。若い人で、自力で周囲の雑木を切り倒し、駐車場を整備し、この地域には珍しい大きなレストランの開店にこぎつけました。 カレンダーを届けたついでにミックスピザを持…

  • 水仙(水仙花)

    2023年1月11日 「友からの手術の知らせ水仙花」 今日の季語は水仙花。冬の季語で、今まさに咲こうとしています。私の友達は皆70歳前後の高齢者です。そろそろ体調の異変に悩む年齢です。新型コロナの死者がこのところ増えていて、ほとんどが高齢者だと言われています。そうか高齢者か、と一瞬他人事のように感じるのですが、よく考えると自分も正真正銘の高齢者。気をつけないといけないです。 水仙を季語にした句をいくつか。 「静かさや水仙のみの飾棚」 小崎淳子 「校庭の水仙しんと授業中」 高澤良一 「水仙の初花一本目の香気」 高澤良一 水仙はしんと静かな風情が印象的です。その印象をこの3句とも見事に詠んでいます…

  • 初写真

    2023年1月10日 「初写真三毛にキジトラ茶トラかな」 正月に朝の散歩道で猫友達と出会い、新年挨拶と記念撮影をしました。三毛、キジトラ、茶トラ、黒、白黒。彼らが私の絵のモデルです。今年も彼らの姿と小鳥たち、それに散歩道の木々や野草などをスケッチします。来年のカレンダー作成のための準備です。 今日の季語は「初写真」。『新版 今はじめる人のための俳句歳時記』(角川ソフイア文庫)で、「初写真」を見てみました。 「新年、はじめて写真をうつすこと。一家の長老を囲んでの写真はめでたいかぎりである。」 「初写真」を季語にした句を一つ。 「分校の子ども九人の初写真」 樋笠 文 こんな初写真もあります。今日が…

  • 成人の日

    2023年1月9日 「成人の日の国立やオーレの輪」 今日は成人の日。東京の国立競技場では午後2時から高校サッカー決勝 岡山学芸館—京都東山の試合がありました。テレビで中継されていたので地元の岡山学芸館を応援すべく観戦。 前半は京都東山がボールを支配して優勢でした。しかし、ワンチャンスをものにして京都東山のオウンゴールで1−0で岡山がリードして折返し。 後半はじわじわと岡山が京都陣内に攻め入る時間が増え、やがて見事な2ゴール。結局3−1で岡山学芸館が勝利し、岡山県勢初の全国制覇となりました。素晴らしい試合でした。 京都の東山高校は紅葉の名所永観堂の近くにあり、前に紅葉見物に京都に行った時に高校・…

  • 松過ぎ

    2023年1月8日 「松過ぎて今日は得意のカツカレー」 昨日玄関の松飾りを取りました。鏡開きはすでに早めに終わりました。もちにカビが生えるので早めに回収。町内のどんど焼きは新型コロナの影響で今年も中止。したがって、正月の行事はすべて終わりました。 お雑煮は大好きですが、さすがに連日続くと飽きます。食事も少しずつ日常に戻っていきます。今日は日中とても暖かく、太陽の光もこころなしか強く感じました。これからどんどん春に向かって季節が進むのでしょう。 今日の季語は「松過ぎ」。『新版 今はじめる人のための俳句歳時記』(角川ソフイア文庫)で、「松過ぎ」を見てみました。 「正月の松飾りを取り去った、関東では…

  • 七日(なぬか)

    2023年1月7日 「奈良名物葛菓子食べし七日かな」 スケッチ会のメンバーで昨年奈良市に移って行ったFさんが奈良の名物を送ってくれました。葛餅です。それでこれを俳句に詠もうとした時、葛餅が夏の季語であることを知りました。仕方なく、葛餅を葛菓子に変えて詠みました。 今日の季語は「七日」。『新版 今はじめる人のための俳句歳時記』(角川ソフイア文庫)で、「七日」を見てみました。 「一月七日をいう。この日、七日粥を食べ、七日正月を祝い、関東ではこの日に松飾りを取り払う。なお、中国では元日から八日までを、鶏・狗(いぬ)・豚・羊・牛・馬・人・穀(こく)に当てはめ、七日は人の日に当たるため、人日(じんじつ)…

  • 年始め

    2023年1月6日 「年始めメール一行気持ち込め」 今日の季語は「年始め」。今は手紙やはがきに代わってメールのやりとりが普通になりました。新年は普段メールをもらわない海外の友人からのメールも受け取る機会があり、一行一行丁寧に慎重に文章を書きます。国内の友人知人に年賀メールを送る時も同様です。 今年頂いた年賀状には、びっくりするような年賀状がいくつかありました。退職した友人の次の働き先、病気の報告、子や孫の報告など、転居、転職報告など、年賀状も結構大事な情報源だと思いました。しかし、私は今年で年賀状は最後にしますと書いた年賀状を皆さんに差し上げました。来年からの年賀状中止は、自分の中でひとつの区…

  • 読初(よみぞめ)

    2023年1月5日 「読初や武田百合子の富士日記」 今日の季語は「読初」。『新版 今はじめる人のための俳句歳時記』(角川ソフイア文庫)で、「読初」を見てみました。 「恋愛小説であれ、推理小説であれ、書物を正月はじめて繙く(ひもとく)ことである。昔は読初の慣習があって、漢籍などを朗々と音読した。」 そう言えば高齢の母が、今日は通っているリハビリ施設で何かの本を大きな声で皆で音読した、と言っていました。まさに読初です。 私の読初は武田百合子著「富士日記」。昭和39年から始まる日記を読むと、最初の部分は当時高校生だった私の青春時代(受験勉強時代)と重なります。「富士日記」は何かのんびりゆったりした時…

  • 四日

    2023年1月4日 「ゆっくりとやる気増したる四日かな」 今日は正月四日。世の中は仕事始め。元日から始まり、二日、三日、四日、五日、六日、七日は皆それぞれ季語になります。関東では元日から七日までが松の内。関西では十五日までです。この期間中は門松を立てておきます。 私のような年金生活者には仕事始め・御用始めの感覚はもう無いのですが、世の中が仕事始めなので、今日は何となくお正月気分は抜けて、「やる気モード」になりました。テレビも正月番組は昨日までのようです。受験生はこれからが勝負ですね。 「四日」を季語にした句を一つ。 「三ヶ日早や過ぎ四日遅々と過ぎ」 星野立子 やはり正月三ヶ日と正月四日では時間…

  • 初茜(はつあかね)

    2023年1月3日 「おごそかに山輝けり初茜」 今朝の散歩道で見た風景。近くの山が朝日を浴びて茜色に輝いていました。それで今日の句の季語は「初茜」です。 『新版 今はじめる人のための俳句歳時記』(角川ソフイア文庫)で、「初茜」を見てみました。 「初東雲(はつしののめ)と同様、太陽が昇りきる前の空のこと。初日の出にちなむ季語だが、太陽の上る前の、暁光に染まった雲や空が、明るさを増し、やがて茜色となって鮮やかに染まっていく情景をいう。初空関係の季語では時間的に最も早い時期。」 「初茜」を季語にした句を一つ。 「機種立てしより全翼に初茜」 土生重次 初日の出を見ながら一番機が飛び立ったのでしょう。見…

  • 初暦

    2023年1月2日 「初暦めざす一日一句かな」 今日の季語は「初暦(はつごよみ)」。昨年暮れに自家製のカレンダーを初めて作りました。自分の水彩スケッチを使っています。絵のモチーフは毎朝の散歩で出会う野猫たちと小鳥たち。絵の写真を12ヶ月12枚と表紙1枚の合計13枚揃えて業者に頼み、卓上型のカレンダーに仕上げてもらいました。近所の猫好き、鳥好きの人に差し上げましたが、喜ばれています。 今日はそのカレンダーの1月の写真をブログに載せます。 「初暦」を季語にした句をいくつか紹介します。 「初暦めくれば月日流れそむ」 五十嵐播水 「幸せの待ち居る如く初暦」 稲畑汀子 「初暦静かならざる日もあらむ」 山…

  • 初詣

    2023年1月1日 「初詣備前一宮徒歩の道」 明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。 今日は恒例の初詣。近所の備前一宮・吉備津彦神社へ出かけました。近所と言っても徒歩で片道1時間。往復2時間の道です。年の初めにこのお参りをしておくと、やはり1年の新たなスタートが切れたという気分になります。車で行くと途中の渋滞がすごいですし、駐車場もいっぱいになり、年始めからストレスがたまります。それが嫌なので、もっぱら歩いての参拝になります。 今日は、コロナのせいもありますが、例年よりずっと人出が少なかったように思いました。今日は穏やかな晴れの天候で、ウオーキングには丁度よいコ…

  • 年越し

    2022年12月31日 「年越しや空黄昏(たそがれ)の色を帯び」 いよいよ大晦日。寒さは和らぎ、穏やかな年越しとなりました。俳句を始めて半年。何とかここまで来ました。1日の午後平均1時間ぐらいはその日の句をひねり出すための時間になります。この時間は自分のことを振り返るとてもいい時間です。 来年の目標。やはり俳句は型から入る文芸です。5・7・5や季語や切れ字の理解に始まり、そしてそれに終わる。つまり型は俳句の基礎のまた基礎。これをしっかり勉強したいです。ここを1年かけてじっくり学んで、力をつけたい。読み返す教科書は『新版20週俳句入門』(藤田湘子著、角川書店)1冊のみ。これを完全にマスターしたい…

  • 門松立つ

    2022年12月30日 「角松立つ家の片づけ済まぬまま」 時間が経つのが本当に早い。この数日、年末の片づけを予定していたのに、予定の半分もこなせないまま今年も幕切れになりそうです。昨日はエアコンの掃除をしました。これが結構時間をとられて大変でした。最近は1台1万円で掃除を引き受けてくれる業者がいます。1台1万円は高すぎると思って頼みませんが、自分でやってみると掃除は慣れるまではなかなか厄介なものでした。要領がわかると楽にできるようになります。 部屋の窓ガラス拭きはまだ出来ていません。明日はこれにかかりきりになるでしょう。それと窓の網戸の掃除も要ります。これも水洗いから乾燥まで時間がかかります。…

  • 俳句ポスト365

    2022年12月29日 今年は新たに俳句を始めました。6月からは一日一句に挑戦。このブログとTwitterで拙句を紹介しています。その関係で、今年最も熱心にくり返し読んだ本は、『新版20週俳句入門』(藤田湘子著、角川書店)と『今はじめる人のための俳句歳時記』(角川ソフィア文庫)となりました。 俳句の投句も始めました。主に「俳句ポスト365」と「NHK俳句」の二つ。「NHK俳句」は、私の力ではまだ厚い壁を破るのは無理のようで、これまで半年間無採用。一方俳句ポストは選者が初心者にも優しくて、初級入選3回、中級並選1回という結果でした。今日も初級入選をいただきました。 以下、私の今年の入選句を並べま…

  • 御用納め

    2022年12月28日 「田仕事の御用納めや煙立つ」 今日は御用納め。会社や官庁と違い、農家には御用納めなどないのかもしれませんが、近所の農家を見ると何となく師走の片付けムードが漂っていました。きれいに手の入った畑は見ていても気持ちのいいものです。農家の畑は一般家庭の庭と同じですね。やっぱり綺麗になっているほうが、近くを通行する人も気持ちがいいです。 今年も残すところあと3日となりました。出来る範囲で家の中と家の周りの掃除をする予定。家の中はエアコンの掃除(今日やるつもりが、他の用事で出来なかった)、ガラス窓の掃除、いらない本の整理。いらない衣類の整理。家の外は、枯れ草の除去、玄関周りの水を使…

  • 寒ブリ

    2022年12月27日 「スーパーに寒ブリどどっと並びけり」 今日の季語は「寒ブリ」。スーパーに買い物に行ったら、正月用の食品が並びはじめていました。鮮魚コーナーには寒ブリの切り身がズラッと並んでいました。正月のお雑煮用に必ず必要なのがこのブリの切り身です。まだ客の数はそれほど多くはないのですが、店内では師走の慌ただしさを感じました。 今日は家の周りの落葉の掃除と溝掃除。そして垣根の木の剪定。歳のせいか1時間もしないうちに疲れてきたので、また明日以降に続けて作業をします。家の中のエアコンの掃除も予定しています。 「寒ブリ・ブリ」を季語にした句をひとつ。 「鰤網を越す大浪の見えにけり」 前田普羅…

  • 餅つき

    2022年12月26日 「立ちのぼる湯気や餅つき始まりぬ」 今日の季語は「餅つき」。今朝、もち米をといで餅つき機(正確にはパン焼き器)で餅をつきました。例年、鏡餅を含めて何度か餅つき機のお世話になります。餅つき機は好きな時に餅を作れるので便利です。 子供の頃は町内で臼と杵を使って餅をつきました。正月前の一大イベントでした。子どもたちが沢山見守る中で、女性がもち米を洗って蒸し、それを若い男性が交代でつく。もうそんな光景は特別の催しでも無い限り見なくなりました。寂しいですね。 今日の昼はこの餅を使った雑煮。人参、白菜、しめじ、鶏もも肉、ねぎ、豆腐を使い、味付けはゆず醤油です。つきたての餅の美味しさ…

  • 冬の日

    2022年12月25日 「午後まぶた閉じれば冬の日のなごり」 今日の季語は「冬の日」。今日の句では「日」ではなく「陽」の方が適当かもしれません。午後の南向きの部屋に日がさして、冬なのでわずか1、2時間ですが、暖かい時間があります。思わず目を閉じると、まぶたの裏に明るい太陽の残像が残っていい気持ちです。冬の寒い時期ならではの体験です。 日本列島は寒いクリスマス。これから大晦日までずっと寒さが続くようです。今年初めて作ったスケッチカレンダー「里山の仲間たち」を近所の人や朝の散歩仲間に配りました。来年もできれば作りたい。そのためには散歩道でスケッチの材料になる写真を1年を通して撮らねばなりません。特…

  • クリスマス

    2022年12月24日 「野猫らと分かつ喜びクリスマス」 今日の季語は「クリスマス」。俳句歳時記を見るまでもなく、クリスマスはキリストの生誕を祝うキリスト教最大の祭日です。今日はそのイブ。日本でもホワイトクリスマスを迎える地域が多いことでしょう。豪雪地帯では雪対策でクリスマスどころではないかもしれません。 クリスマスと関連した語を季語にした句をいくつか。 「へろへろとワンタンすするクリスマス」 秋元不死男 「星樹にて雪青くなり赤くなり」 山口誓子 「聖夜劇終へし天使が母探す」 遠藤若狭男 どの句も状況・情景がよく分かります。クリスマスを詠んだ句はとても多いようです。どの句もクリスマスの浮き立つ…

  • 年の暮れ

    2022年12月23日 朝起きると屋根や道路にうっすらと雪。道はところどころ凍っていて、歩くと滑りやすくなっていました。岡山市はまだこんな状態ですんでいますが、隣県の広島市や四国の高知市では今日は記録的な雪だったようです。 今日は倉敷市の病院に行くついでに久しぶりに行きつけの画材屋さんに顔を出しました。寒波襲来で倉敷の商店街の客足は鈍く、いかにも外国人観光客と思える若いカップルがわずかに目につく程度でした。画材を見ると、値上げが厳しい。輸入品の水彩紙や絵筆などはびっくりするほどの高値です。水彩画の画材は結構輸入品に頼っているところがあるので、絵を描く人にとっては大変です。 倉敷の商店街で売って…

  • 寒波

    2022年12月22日 「スケッチの筆先鈍る寒波かな」 今日は今年最後のグループスケッチ会。木曜スケッチ会(岡山)@岡山烏城公園でした。寒さは覚悟で、その準備はしていましたが、いきなり想定外の氷雨。そしてじわじわと凍りつく寒さ。この冬一番の寒波は明日から始まり数日続くという予報です。昼前に少し青空になって日がさす時間があったものの、その後はぐんぐんと気温が下がる一方。そんな状況下でも、今日の参加者15名、よく頑張りました。来年1月末に作品展を予定しているので、皆さん寒さに負けておれないという雰囲気でした。 私はグループの中では一番先に寒さにギブアップした方かもしれません。高齢になるとこういう寒…

  • マフラー

    2022年12月21日 「マフラーや散歩の人と猫談義」 猛烈に寒くなりました。庭の植物の葉が寒さで縮こまっています。うちの猫も急な寒さで体調を崩しました。慌ててエアコンの暖房温度を上げ、猫の寝場所であるソファーに敷いている電気アンカの温度も上げました。猫は風邪をひいたようで、食欲がこの2,3日落ちています。 朝7時に散歩に出ると、この寒さの中でもかなりの人がウオーキングや犬の散歩で歩いています。時々出会う猫好きのご夫婦と今日は運良く出会えて、私が作った地域の猫と小鳥のカレンダーを差し上げることができました。しばらく地域猫の情報交換で盛り上がりました。 冬は地域猫にとって一番厳しい季節です。この…

  • 木曜スケッチ会@岡山烏城公園

    2022年12月20日 12月22日(木)は今年最後の木曜スケッチ会(岡山)です。新型コロナの第8波が全国的に勢いを増していますので、十分感染対策を取ってご参加ください。 日時:12月22日(木)9:30〜12:30 集合場所:岡山県立図書館駐車場広場 参加自由・無料(どなたでも参加できます) 2023年1月31日(火)〜2月5日(日)には木曜スケッチ会第6回作品展を岡山県天神山文化プラザ第3展示室で行います。どうぞご来場ください。

  • 寒空

    「寒空や日暮れの部屋に灯もつけず」 今日の季語は「寒空」。今日は今年一番の寒さ。日本列島の日本海側では大雪です。日が暮れるのが早いので、ぼんやりと窓越しに外を眺めているといつの間にか日暮れの時間になってしまいます。 この季節の夕暮れは何となく寂しい。過ぎ去った過去のことをいろいろと思い出したりします。もう思い出してもどうにもならないようなことが頭をよぎります。特にその時間に来年の年賀状を書いたりしていると、1枚書くごとにその宛先の相手のこと、その人の昔の出来事や昔の情景を思いだすことになります。どうも最近はそういうのが苦手になってきました。 それで来年の年賀状には「高齢だから」という理由で「本…

  • 寒椿

    2022年12月18日 「君の姿目で追う朝や寒椿」 今日は岡山市は初雪。全国的に強い寒波に見舞われ、冬に雪が殆ど降らない当地でも雪となりました。雪は屋根や道路にうっすらと積もる程度ですが、気温が低いので日中もしばらく溶けませんでした。 今朝は町内の一斉清掃がありました。参加者に若い人が増え、世代交代が進んでいるのを感じました。私は30年前にこの団地に家を建てて移ってきたときは40代になったばかりで、町内でも若い方でしたが、今は完全に高齢者グループの一員です。あと10年もするとこの町内の作業から免除になります。 団地内はどんどん高齢化がすすんでいますが、一方で家を建て替えるところもところどころあ…

  • 賀状書く

    2022年12月17日 「若き日の友懐かしや賀状書く」 今日の季語は「賀状書く」。この五音で一つの季語です。年賀状を書こうか止めようか、いろいろ悩みながら、結局今年も書き始めました。形だけの年賀状の交換になっている人も多いので、その人達に対しては「今年で年賀状は最後にさせていただきます」と書くことにしました。年賀状を一度に全部はやめられないので、毎年少しずつ減らして行くことにします。 海外からクリスマスカードを送ってくれる人もいます。こちらからはE-メールで送ります。これからの時代、Eメールやスマホのショートメールでの新年の挨拶が増えるでしょう。 「賀状書く」を季語にした句を一つ。 「賀状書く…

  • 凍星(いてぼし)

    2022年12月16日 「凍星や庭の鉢植え軒下に」 今日の季語は「凍星」。これからの季節にふさわしい季語です。夜間から明け方にかけて凍りつくような寒さになりました。庭や玄関先に置いている鉢植えの植物を軒下に移しました。軒下だと北風や霜や雪をしのげて、植物も幾分楽かなと思います。 あと気になるのは、夏の間に大きく枝を伸ばしたサルスベリの枝落としです。サルスベリはこの時期強く剪定しても、春には元気に新しい芽を出して枝をのばします。それと、綺麗に紅葉しないで枯れてしまった紅葉の枝落とし。もう復活しそうにない枝を選んで切ります。更に夏の間伸び放題になっていた草とり。これはかなり時間がかかる厄介な仕事に…

  • 冬夕焼

    2022年12月15日 「冬夕焼け隣家の屋根のシルエット」 今日の季語は「冬夕焼け」。日暮れを迎えた部屋でライトをつけずに夕空を眺めていると、何となく感傷的な気分になります。人生にはいろいろなことがある。しかし人生は何しろ短い。あっという間に時間が過ぎていく。そして突然ピリオドを打たれる。それに比べて自然の何と雄大でおおらかなことか。時間のスケールが、気が遠くなるほど大きい。夕焼けを見ているだけでもそんな気分になります。 「冬夕焼」を季語にした句を一つ。 「冬夕焼みつめることを獣らも」 正木ゆう子 野生の動物達も冬の夕焼けをみつめているのだろうという作者の思いです。これには強く共感できます。自…

  • 白鶺鴒(ハクセキレイ)

    2022年12月14日 「吹く風やハクセキレイの声かすか」 今朝の散歩道でハクセキレイを見かけました。カップルで仲良く地面を移動していました。 俳句では鶺鴒(セキレイ)は秋の季語。キセキレイ、セグロセキレイなどが俳句に詠まれます。一方ハクセキレイは冬の鳥です。 「声が聞こえる野鳥図鑑」(文一総合出版)でハクセキレイを調べてみました。 「白い顔に、黒い過眼線(かがんせん)があるのが特徴。以前は北海道や東北地方の海岸などで繁殖したが、今では本州の中部まで繁殖の分布を広げている。水辺のほかに農耕地で昆虫を捕らえて食べる。冬は全国に移動して生活し、夕方になると街路樹や橋げたなどに数十羽から数百羽が集ま…

  • 紅葉

    2022年12月13日 「二つ三つ紅葉残して大樹立つ」 寒くなって来ました。木々の紅葉もほとんど落ちていますが、なかにはまだ二つ三つ紅葉をつけたままの木もあります。明日は強い寒波で強風が吹く予報なので、これらの木も全部葉を落とすでしょう。いよいよ本格的な冬の到来です。 午後、先日スケッチ会で描いた絵に加筆しました。現場(岡山・烏城公園から見た旭川)では時間が足らず、細部が描ききれていませんでした。1時間ほど手を加えて一応完成。 やはり絵を描いているときは充実感があります。 絵は現場で描いた感覚が大事です。現場のスケッチには基本的に変更は加えず、家の陰や水への建物の映り込みの追加、手前の木々の色…

  • パンジーの苗

    2022年12月12日 「パンジーや苗青々と光りおり」 今日の季語は「パンジーの苗」。パンジーは春の季語ですが、この時期売られているパンジーの苗は冬の季語だと勝手に決めて詠みました(こんなふうに勝手に季語にするのは駄目かもしれませんが)。 例年冬の時期に庭が寂しくなるとパンジーかビオラの苗を買って植えます。いろいろな色が売られていますが、私の好みは青・紫・白の混色です。青系統の色と白を混ぜて植える。それも規則正しく列植するのではなく、複数のボールを一度に転がした時にあちこちにボールが転がるようにランダムに植えるとよいと何かで読みました。毎年そのとおりに植えています。 これから冬の寒さを迎えて、…

  • シシガシラサザンカ(寒椿)

    2022年12月11日 「山茶花のつぼみ膨らむ夜明けかな」 普通のサザンカにかなり遅れてようやくシシガシラサザンカのつぼみが膨らんできました。シシガシラサザンカは別名寒椿。特に関東ではこの寒椿の呼び名が一般的のようです。 我が家の庭のシシガシラサザンカは、30年前に家を建てた時に一番初めに入れた庭木の一つなので、特に愛着があります。しかしその割には手入れが雑かもしれません。実際今日ブログ用に写真を撮ったら、葉っぱの色が一部黄色くなっているのに気付きました。年に一度世話をしてくれる植木屋さんが春に「肥料が足りませんね」と言っていたのに、夏の暑さもあって対応できていませんでした。今週は頑張って緩効…

  • 冬の雨

    2022年12月10日 「空恨む鳥の声して冬の雨」 冬の雨のあとには寒波が控えています。年末に向かって日毎に寒さが増してきました。 今日は注文していた私製の卓上カレンダーが出来上がってきました。やはり嬉しいです。 スケッチカレンダー「里山の仲間たち」というタイトル。12枚の野猫と野鳥のスケッチ。朝の散歩道でデジカメを向けて対象物を撮影し、あとでその写真を見ながら水彩でスケッチしました。コロナ禍で遠くにスケッチ旅行に行くことができず、代わりに自宅の周りの生き物をスケッチしてきた3年間でした。 1年後の来年の年末にも、できればまた新しいカレンダーを作りたい。これが次の目標です。小さな目標を少しずつ…

  • 冬空

    2022年12月9日 「冬空や散髪のたび知る齢い」 今日の季語は「冬空」。今日は月に1度の散髪の日。もう20年ぐらい通っている散髪屋さん。最近は散髪をするたびに白髪が増えたのと髪が減ったのが気になります。もうこれは老化に伴うことでどうしようもないこと。私の場合、自分の見かけで老いを感じ始めたのはこの2,3年です。それまでは結構若いつもりでいましたが、髪だけでなく、顔のしわやシミ、目、口の中(歯)、内蔵など、さすがに70歳代だという実感がわきます。 老化を遅らせるために自分が心かげていることは、毎日最低5000歩の散歩、毎日のラジオ体操、筋トレ、野菜や果物の多い食事、牛乳やチーズなどの乳製品の摂…

  • 冬景色

    2022年12月8日 「冬景色川辺りの街描きけり」 今日はグループのスケッチ会。木曜スケッチ会@岡山・烏城公園です。参加者は16名でした。晴天で最高気温15℃で絶好のスケッチ日和。岡山の烏城は最近天守閣の改修工事が終わり、新しい姿を見せていました。観光客もかなり多いと思いました。 今日描いたのはその烏城ではなく、烏城公園から旭川の土手の道に出て、そこから見える旭川の対岸の風景です。気持ちよくスケッチしましたが、2時間半弱のスケッチ時間内には描き終えられませんでした。最近歳のせいかやや筆が遅くなった気がします。画風も変わりつつあります。はっきりした線を好んだ以前に比べると、今はぼんやりぼかした絵…

  • 枯尾花

    2022年12月7日 「君の目に射られし朝や枯尾花」 昨晩はその前の晩のサッカー生中継テレビ観戦の寝不足を解消する快眠でした。夜中にトイレに立つこともなく、久し振りに熟睡しました。 今年6月の半ばから始めた俳句の一日一句。ほぼ6ヶ月が経ちました。そのため、このブログもタイトル通りに行かず「俳句ブログ」に変わってしまいましたが、今年中(あと20日あまり)はこのペースで行きたいと思います。お許しください。 俳句を始めて思うのは、句を詠むと心の微妙なバランスが保てるということです。1日ごとに区切りがついて、自分の心の軌跡を短い17音に残せる満足感。これはやはりいいです。 今日の句は、毎日の朝の散歩で…

  • 木曜スケッチ会(岡山)開催のお知らせ

    2022年12月6日 12月の定例木曜スケッチ会を以下のとおり開催します。 日時:12月8日(木)9:30 — 12:30 場所:岡山・烏城公園周辺 9:30に岡山県立図書館駐車場付近に集合してください。参加自由・無料です。 今日の俳句 「午後からの日ざし楽しむ冬日かな」 午後からの2時間ほどの日ざしがとても貴重な季節となりました。スケッチ会では朝の明るい光の中で3時間スケッチし、午後に参加者全員で簡単な講評会をします。 以前に描いた烏城公園のスケッチ

  • 寒菊

    2022年12月5日 「寒菊や伸びし背のさき白き花」 今日の季語は「寒菊」。『今はじめる人のための俳句歳時記』(角川ソフィア文庫)で「寒菊・冬菊」を見てみました。 「菊の花期は思いのほか長い。霜が降りた庭に、なお咲き残っている菊を見ることもある。一般には、そうした冬になっても咲いている花をいうが、別に寒菊と呼ばれる自生種(アブラギクの変種)が西日本にはある。」 「寒菊・冬菊」を季語にした句を一つ。 「冬菊のまとふはおのがひかりのみ」 水原秋櫻子 なんてきれいな句なんだろうと感動します。たった17音でこんなに見事に冬菊の様子を描写する。それも単なる描写に終わらずに、冬菊の放つ光や美しさを表現して…

  • 落ち葉

    2022年12月4日 「黄昏の校庭に舞う落ち葉かな」 今日の季語は「落ち葉」。ちょうど今、あちこちで落葉のピークです。私は以前11月に「落ち葉」を詠んでいます。何度でも使いたくなる季語です。夕方、今日はずいぶん暗くなるのが早く、あわてて近くの小学校の校庭まで歩いてでかけました。運動場の中にも落ち葉が舞っている状況を予想して、予め句を用意して出かけましたが、行ってみると、運動場の中は綺麗に掃除されていて落ち葉はなく、周囲の植木の下に落ち葉がたまっているだけでした。子どもたちが普段から掃除しているのかもしれません。 「落ち葉」を季語にした句を一つ。 「大木の落葉を仰ぐ五六人」 橋本鶏二 五六人の人…

  • 木枯(こがらし)

    2022年12月3日 「木枯や採血室の人の列」 今日の季語は「木枯」。だいぶ冬めいてきました。昨日行った病院では血液検査を受けました。年に1回の定期検査です。この地域の基幹病院のひとつなので、採血室も20人ぐらいのスタッフが採血にあたっていました。待合室の沢山の長椅子も人でいっぱいです。もう見慣れた風景ですが、師走なので一層あわただしい感じがしました。 『今はじめる人のための俳句歳時記』(角川ソフィア文庫)で「木枯・凩」を見てみました。 「晩秋から初冬にかけて季節風の吹きはじめの冷たく強い風で、木の葉を落とし枯れ木としてしまう風の意味。古くは和歌では秋の風としても詠まれた。なお北国では雨を伴う…

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