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  • かまきり

    2022年7月31日 「カーテンにかまきりの子や迷い路」 今日の季語は「かまきり」。秋の季語だが、生まれたばかりのかまきりの子の季語は夏かもしれない。 二階のガラス窓のレースカーテンにかまきりの子を見つけた。どうして部屋の中に入ってきたのか分からない。多分、妻が二階のベランダに洗濯物を干す時に入ってきたのだろう。外は暑いから部屋の中のほうが快適かもしれないが、中にいては生きていけないので、そっと外に放してやった。かまきりは時々家の外壁に卵を産み付ける。孵化すると小さな子どもたちがわっと湧き出すように出てくる。しかし、彼らもほとんどは成長できなくて死んでしまい、わずかの個体が成虫になる。 かまき…

  • 旱空(ひでりぞら)

    2022年7月30日 「花壇へはそっと水やり旱空(ひでりぞら)」 今日の季語は旱空(ひでりぞら)。瀬戸内地方はこの夏も水不足だ。岡山市の水源の旭川では取水制限をしている。まだ市内の給水制限には至っていないが、今年水が厳しいのは間違いない。瀬戸内海を挟んで岡山県と向き合う香川県では例年水不足はもっと深刻だ。 水が厳しくなると、庭の植木や花壇への水やりにも気を使う。普段はホースでじゃんじゃん水をまくのだが、流石にそれは気が引ける。小さなジョウロで必要なだけ水をかけて回ることになる。しかも、近所にあまり目立たないように、おとなし目にだ。 それでなくても最近の温暖化で夏の暑さは厳しく、長い間大事にして…

  • 暑し

    2022年7月29日 「アスファルト泡立つほどの暑さかな」 今日の季語は「暑し」。「暑し」より「熱し」の方が当たっているようなこの暑さ。岡山市の最高気温35℃、最低気温27℃。これから8月に入ってますます暑くなりそうだ。しかも新型コロナ第7波が始まった。岡山県の感染者は昨日が過去最高の2434人。今日はそれより少し少なくて2403人。もう家にじっとしているしかない感じ。 しかし、この状態をあまりネガティブに考えないで、今だからやれることをやっておきたい。行動はなるべく朝早い涼しいうちに。あとはじっくり室内で、読んだり、詠んだり、書いたり、描いたり。そして「暑さ」の意味を考えることも。 今年は北…

  • 蝸牛(かたつむり)

    2022年7月28日 「君に会う久しぶりだねかたつむり」 俳句ポスト365(松山市が運営)に初めて投句した。兼題は「蝸牛(かたつむり)」。超初心者なので、初級者コースに作品を送った。今週の月曜から金曜まで5日に渡って発表がある。月、火、水と発表があって、どこにも自分の句が見当たらず、さすがに諦めていたら、今日になって自分の句を入選句の中に見つけた。やはりうれしい。 たまたま投句を考えていた日、散歩道で道を横切るかたつむりを見た。最近はその数が減っていて、なかなかお目にかかれない。それで素直に久しぶりだねと句に詠んだ。こんなシンプルな句でいいのか自分でも自信はなかったが、素直さがよかったのかもし…

  • 炎昼

    2022年7月27日 「炎昼や道に一枚捨てマスク」 今日の季語は「炎昼」。まさにその通りの暑さ。散歩道に使ったあとのマスクが落ちていた。子供が気が付かずに落としたのかもしれない。最近よく見かける光景だ。気がついたら拾って片付けたいが、どこの誰がつけていたのかわからないのでそのままに放置する。町内のどなたかがきっと回収して下さっているに違いない。感謝だ。 マスクは今や毎日の必需品。一時と違ってかなり安く手に入るようになったが、これを毎日使い捨てにするのは家族が多い家庭では結構大変だろう。我が家では妻が1度は塩素剤につけて消毒しその後洗濯して再利用しているが、マスクの袋の表には「決して洗濯して再利…

  • 夕立

    2022年7月26日 「夕立と眺めしうちに豪雨かな」 ブログに毎日俳句を載せるようになって1ヶ月がたった。だんだん俳句にのめり込んでいる。1ヶ月たって何となく分かったことは、俳句は17音の短い詩で、しかもその中の5音ぐらいは季語であるため、残りの12音と季語との組み合わせで個性的な表現をすることが大事ということ。これだけ俳句人口が多いと、一つの兼題で似た句が山のように出てくるのは当然。自分の句を人と同じような発想の句にしないように工夫するのはなかなか難しい。 今日はNHKラジオ・ラボ句会に投句した句。兼題は「夕立」。自分でいくつかノートに作って、これがいいだろうと思って投句したが、あとで見ると…

  • 蝉しぐれ

    2022年7月25日 「蝉しぐれ朝からせわしゴミ出し日」 今日の季語は「蝉しぐれ」。ちょうど今の時期の季語だ。今日は各家庭の週2回の可燃ごみを出す日だった。朝から家中の可燃ごみを集めて袋に詰めるのが忙しい。ゴミが詰まった重たいビニール袋を両手に持って町内の集積所まで持っていくのは私の仕事だ。結構距離があるからいい運動になる。集積所が遠い家は車で運んでくる。 今朝は早くからセミの大合唱だ。何だかゴミ出しを急かされているようだ。どこかで読んだ記事だが、ゴミ出しの作業はストレスになるらしい。ゴミ集積場で倒れる高齢者が多いそうだ。緊張して血圧があがるのか、早朝に急に激しい運動になるので血圧があがるのか…

  • 大暑

    2022年7月24日 「沖縄の野菜天ぷら大暑かな」 今日の季語は「大暑」。二十四節気の一つで、今年は7月23日(土)〜8月6日(土)。今日の句の主役は沖縄野菜の代表であるゴーヤーだ。ゴーヤーは秋の季語である。大暑とゴーヤーは季重なりになるので同時に使えない。それで「沖縄の野菜」とした。 今朝の散歩で近所の方からゴーヤーを頂いた。実は最近までゴーヤーは苦くてあまり好きではなかったが、NHKの『きょうの料理ビギナーズ』でゴーヤーの肉詰め天ぷらを知って以来、ゴーヤーが現れるのが待ち遠しくなった。それぐらいインパクトのある美味しさだ。 yaswatercolor.hatenablog.com 今日の昼…

  • メロン

    2022年7月23日 「メロンなら入れ歯なしでも食べる母」 今日の季語はメロン。夏の季語だ。スーパで売っているのは熊本県産が多い。生産量の県別1位は茨城。2位が熊本だ。1玉700円前後。高いので迷うが、この時期とてもおいしいのでよく買う。スーパーには地元岡山足守のメロンも置いてある。これは別格の1玉4000円〜5000円程度。ちょっと手がでない。足守では今メロン祭りが開催され、大勢の人が買いに来る。 先日、高知の知人から夜須のエメラルドメロンというのを2玉送っていただいた。食べごろを見極めて、今朝1つを切っていただいてみた。わあーとため息が出るほどのおいしさ。私の98歳の母など、総入れ歯だが、…

  • 夏木立

    2022年7月22日 「里ねこが今朝も我れ待つ夏木立」 今日の季語は「夏木立」。句の主役は里ねこ。つまり地域猫。もっと一般的な言い方をすれば野良猫だ。最近は野良猫という呼び方ではなく地域猫と呼ぶようになっている。俳句にする場合、この地域猫だと長過ぎるので、自分で勝手に里ねこという表現にした。 朝の散歩で出会うのはブレッドくん(推定6歳オス)と三毛ちゃん(推定2歳メス)の2匹だ。散歩する人たちに可愛がられている。どちらも去勢・避妊手術を受けたサクラねこだ(手術を受けた猫は耳にサクラ型のカットが入れられる)。この2匹、いつもきちんと時間どおりに出てくるわけではない。それぞれ事情があるのだろう。足を…

  • カエル

    2022年7月21日 「子ガエルのうずくまりけり雨強し」 今日は不安定な天気。強い日差しだと思っていたら急に空が暗くなり強い雨が降った。雨はすぐにやんで、また太陽の光が差してきた。 散歩道の農道に沿って広がる水田の稲は順調に生育している。今は戻り梅雨状態なので、道のあちこちに水たまりができている。時々農家の軽トラが走るぐらいで、交通量は極めて少ない。水たまりを避けながら歩いていると、小さな小指の先ぐらいの大きさのカエルがぴょんぴょん飛んで出てくる。水田のなかで卵が孵化して成長して、その後道に上がってきたのか、それとも道の水たまりで生まれて育ったのかよくわからない。こんなところにも小さな命がある…

  • スイカ

    2022年7月20日 「大スイカ畑に転び誰を待つ」 今日の季語は「スイカ」。「スイカ」は何と秋の季語らしい。夏の季語のような気がするのだが。 毎朝歩く散歩道のそばの畑に大きなスイカができている。農家の人が毎年いかにも大事そうに育てている。すいか畑の面積はそれほど広くない。多分自家用に育てているのだろう。いかにも美味しそうな大きなスイカ。毎年見ているが、あっという間に大きくなる気がする。そしてあっという間に姿を消す。他人が育てているのだが、すごく気になる。 昔、自宅の庭にスイカの苗を3本ほど植えたことがあった。花が咲いて、スイカの実が2つ3つ見えてくると感動した。そしてそのスイカが日増しに成長す…

  • カブトムシ

    2022年7月19日 「カブトムシ昆虫図鑑折れ目あり」 今日のNHKラジオ第一朝10時5分からのラボ句会。兼題は「カブトムシ(甲虫)」。私の句が6月14日の初投句・初採用以来2度めの採用となった。素直にうれしい。 カブトムシはもちろんよく知っているが、子供の頃自分で捕まえた体験はない。もちろん夜店で買ったりした経験もない。それほど昆虫好きの子供ではなかった。子供向けのファーブル昆虫記は読んだ。それでもそれほどひかれなかった。田舎に住んでいて近くに山や林があったのに、今思うと意外だ。 大学で生物学を専攻したので、それ以来生物の図鑑を見る機会は格段に増えた。それでも昆虫図鑑を自分で買って読むほどの…

  • 海の日

    2022年7月18日 「海の日や海から遠き田舎道」 今日の季語は「海の日」。私の住んでいる岡山市北区は海からかなり距離がある。ここに住む前は、岡山市は瀬戸内海に面しているというイメージがあった。昔は確かに海が近かったらしいのだが、干拓で海が埋められて陸地がひろがり、街の中心から海がずいぶん遠くなった。 私の海の思い出はほとんどが日本海だ。子供の頃住んでいた鳥取市。父がよく連れていってくれた鳥取砂丘から見る日本海はまさに海そのもの。砂丘と海だけの風景は雄大だった。中学時代は鳥取県米子市に住んでいて、友達とよく日本海に面した皆生海岸に水泳の練習に行った。日本海の荒波で砂が持ち去らせるのを防ぐテトラ…

  • 夏の昼

    2022年7月17日 「ワクチン後寝てばかりなり夏の昼」 今日の季語は「夏の昼」。今日の昼は体がだるくて結構辛かった。それに頭痛、筋肉痛、関節痛もあった。4回目の新型コロナワクチン接種を昨日終えた。 これまで3回の接種では接種の翌日に発熱していたが、今回は接種当日の夜、眠ってから何となく寝苦しさに気が付き、日が変わってすぐの頃からから体がきつくなった。夜に検温はしなかったが、たぶんかなり発熱していたのだろう。体が暑くて汗をかいたり、逆に寒くて布団をかぶったりで、よく寝れなかった。朝起きて検温したら37.4℃だった。寝不足と、体のだるさがあって、今日の昼は安楽椅子の上でずっと眠っていた。夕方にな…

  • ワクチン接種

    2022年7月16日 「雨の音七月七波の接種かな」 今日の季語は七月だ。さすがに「接種」は季語ではない。もうこれだけ1年中新型コロナのワクチン接種が続くと季語になりようがない。今日は4回目のワクチン接種に行った。4回ともファイザー製ワクチンだ。病院で朝9時半に接種を受けた。天気が不安定で病院の窓に雨があたっていた。その後天気は回復。夕方になりいつものように注射された左腕がズーンと痛重くなってきた。明日はやや倦怠感が出るかもしれない。発熱も覚悟している。ちょうど日曜日だからゆっくりしよう。 それにしても第7波の感染は急拡大だ。やはり怖い。しかし外出しないわけにはいかない。マスク、手洗い、うがいに…

  • 炎暑

    2022年7月15日 「男でも銀色の傘炎暑かな」 朝から暑い。しかし天気は不安定で午後からところにより雨の予報。今日は午後から散髪に行ったが、今年始めて日傘を差して出かけた。この日傘は雨天兼用で、夏の炎天下を歩くときには重宝する。とても軽くできていて、持ち運びに負担はない。もともと夏のスケッチ用に買った。 日傘を差す時は、はじめはちょっと抵抗があった。日傘は女性が差すものという社会観念があったから。しかし、これだけ夏の日差しが強くなるとそんなことを言っておれない。日傘は上半身を陰ですっぽりと包んでくれて、気持ちがいい。男性用の日傘には銀色の反射材を表面に使っているものが多く、それで太陽光を反射…

  • 戻り梅雨

    2022年7月14日 「雨音で夢から覚めし戻り梅雨」 今朝はまだ暗い4時半ごろに激しい雨音で目が覚めた。梅雨明け宣言をしたのに、また雨が戻ってきた。こういうのを戻り梅雨というのだろう。中国地方は朝から激しい雨で、午後も所々で雷雨があるという。とにかく蒸し暑い。 散歩道では田んぼやあぜ道で時々カモのカップルを見かける。全身こげ茶色で黒いくちばしの先が黄色い。足は鮮やかなオレンジ色。カルガモだ。4月〜7月が繁殖期なので近くに巣を作っているのだろう。ここではひなを見たことがないので、是非見てみたい。しかし自然が豊かな場所だから天敵は多いかもしれない。 今日は少し前、田植えが終わった頃に撮った写真から…

  • 柏餅

    2022年7月13日 「柏餅店から消えて季節知る」 週一回行くスーパーでいつも餅菓子を買う。3月は桜餅、4月半ばからは柏餅。餅菓子にも季節がある。この柏餅はおいしいのでファンが多い。私もその一人。しかも熱烈なファンだ。5月を過ぎて7月になっても柏餅は売られていた。しかし、昨日買い物に行ったら流石にその姿が無かった。ちょっとがっかり。やはり柏餅は5月の節句のものだ。「柏餅」は夏の季語になっている。 餅菓子では、桜餅、葛餅、よもぎ餅(草餅)は皆春の季語だ。春に食べられるが、葛餅、よもぎ餅は夏でも冬でも一年中売っているような気がする。葛餅で思い出すのは、福井県の若狭熊川宿の葛餅。ここは葛の産地で、土…

  • うちわ

    2022年7月12日 「腰うちわオイサオイサの博多かな」 今日のNHKラジオラボ句会の兼題は「うちわ」。7月の九州・博多は何と言っても博多祇園山笠。700年の歴史をもつ博多・櫛田(くしだ)神社のお祭だ。2週間の祭りの最終日には追い山といって、重さ約1トンの山笠を20人ほどの若い男性が担いで「オイサ!オイサ!」の掛け声とともに早朝の櫛田神社周辺を走る。いくつかの町内が自慢の山笠でそのスピードを競うのを大勢の見物人が楽しむ。昔若い頃毎年目にした光景を思い出して句を作ってみた。 実際のところうちわは昔ほど使わなくなった。我が家でもやっと一つ見つけて写真に撮ることができたほどだ。ほとんどの家で一つある…

  • こんな本読んだことありますか? 『NHKテキスト NHK俳句』(NHK出版)

    2022年7月11日 最近俳句に興味を持ち始めた。とりあえず入門的な本やテキストから読もうとおもっている。時々NHK Eテレの日曜日朝(6:35〜7:00)の番組「NHK俳句」を見ていたので、ついでにきちんとテキストを買うことにした。2022年7月号からとりあえず来年3月号まで定期購読する。 テキストの内容は期待通り。初心者にも十分わかる内容だ。俳句についての基礎的な知識が身につくし、継続してやる気分が高まる。読者の作品が多数載っているのがとても刺激になり、また参考になる。俳句はのめりこむとなかなか抜け出せないみたいだ。それほど魅力があるのだろう。5−7−5の17文字を通して深く日本文化に触れ…

  • 夏の蝶

    2022年7月10日 「欲しいのは蜜か葉陰か夏の蝶」 庭に蝶々が飛んでいる。名前はよくわからないが、オレンジ色でタテハチョウの仲間のツマグロヒョウモンのようだ。暑いのに何を探して飛んでいるのか、聞いてみたくなる。あるいは産卵のためなのか。今我が家でよく咲いているのはアベリアや朝顔ぐらい。他にもあるが盛夏にはだいたい庭に花は少ない。それでも彼らはやってくる。 かつて庭に温州みかんや夏みかんの木があったときにはクロアゲハなどのアゲハチョウがよく飛んできていた。産卵し、幼虫も育っていた。それらの木がこのところの毎年の暑さのせいで次々と枯れてしまってからは、そんな大型の蝶もあまり見かけなくなった。 私…

  • 挿し木

    2022年7月9日 「雨上がる挿し木でつなぐ命かな」 1ヶ月前に大きく成長したゼラニウムの茎を挿し木用に10本ほど切って赤玉土の入ったビニールポットに挿しておいた。毎日乾燥気味に管理してきたが、葉は枯れることなく元気な緑色で、中には新たに花を咲かせている茎もある。もう多分うまく発根しているのではと思ってビニールポットから取り出してみた。 予想通り、ほとんどの茎が根を出していた。かなりこんもりと根を張っているのもあれば、ほんの少ししか根が無いものもある。どれも大事に取り出して、新しい培養土の入った大きめの鉢に寄せ植えにした。 ゼラニウムの赤い花を見ると元気になる。夏の暑い間は涼しい半日陰の場所に…

  • 柿若葉

    2022年7月8日 「近所の子声変わりして柿若葉」 新型コロナ流行前は、ボランティアで近くの小学校に行き、放課後に小学生と勉強や運動をしていた。コロナが始まって以来、小学校には行っていない。コロナ前に小学生だった子どもたちも今は中学生となり、成長が著しい。朝の散歩道でいつも「お早うございます」と挨拶してくれる男子生徒たちも変声期。声が急に大人びた低音になってびっくりする。 私は中学生になってもなかなか変声期が来なかった。友達の声が皆低く男らしくなるのに、いつまでも女の子のような高い声で劣等感を持った。中学2年の国語の時間に先生に当てられて教科書を読んだら、「まあ、可愛い声ね」とその先生(女性)…

  • 緑蔭

    2022年7月7日 「緑蔭や昼味噌汁と焼きがれい」 今日も猛烈に暑い。7月7日は七夕だが、俳句歳時記によると七夕は秋の季語。今日は二十四節気の「小暑」で、Twitterで俳句の記事を見ていると、皆さん「小暑」を季語として句をつくっている。流石に「七夕」を季語にした句は見当たらない。七夕は旧暦の7月に句にするようだ。私など朝から「七夕や」で始まる句をひねっていたが、それに気がついて急きょ取りやめ。よかったよかった気がついて。 それで今日の季語はいかにも夏らしい「緑蔭」に。毎日食事の準備をしているが、暑くなるとあっさりしたものが欲しくなる。今日のメニューは、なす、みょうが、それになめこの入った味噌…

  • 青柿

    2022年7月6日 「青柿や風流れくる田のほとり」 散歩道に何本か大きな柿の木がある。どれも渋柿の木で、農家が秋に実を収穫して干し柿用にする。近くの野菜直販所でも大きな袋入りの渋柿が売りに出される。今この柿の木には沢山の青柿がついている。 柿の木は日本古来のものと思われているが、実際には8世紀(奈良時代)に中国から渡来したという。最初は渋柿の木だったのが、やがて甘い柿の木に改良された。英語で柿は Persimmon と言うが、ニューヨークでもパリでも「カキ」といって売っているらしい。おいしい甘い柿が日本の果物として世界に出回っているのならうれしい。 散歩道の両側に広がる水田の青々とした稲の苗も…

  • 2022年7月5日 「朝虹や雨滴が濡らす通学路」 毎週火曜日朝10時5分から始まるNHKラジオ第一の「ラボ句会」。今週の兼題は「虹」。私の投稿句は近所の散歩道でみた虹の風景。朝のうちに降った雨が上がり、東の空に朝日が照り始めた時、ふと見ると西の空に大きな虹が。ちょうど通学路の農道を集団登校してくる小学生たちが通りかかったので、「ほら見て、虹だよ」と教えてあげた。虹をしばらく見上げていた子どもたちから「ありがとうございます!」と元気な声が返ってきた。田んぼでは田起こしをする耕運機が働いていた。 本句は残念ながら不採用。しかし、この虹の光景は忘れられない。虹と言えばすぐに思い出すのが映画『オズの魔…

  • 夏草

    2022年7月4日 「夏草や小雨に濡れし猫二匹」 今朝は小雨。傘を持って思い切って散歩に出た。散歩するかどうかで、その日の気分と体調が大きく影響を受ける。どんなに短い距離でも、朝の散歩は気持ちがいい。そして散歩の仲間に会えるのも楽しみだ。 散歩道では猫、犬、小鳥に出会う。植物もどんどん種類や姿が変わる。それを観察するのが面白い。今朝も小雨の中、いつもの猫に会った。最近は仲間でなわばりを巡って喧嘩でもしたのか、顔や体を痛めている時がある。また、この暑さも相当こたえているに違いない。雨が降っているので、近くの池でウシガエルが鳴いている。 午前中にいったん雨は上がったが、また午後から小雨が降ってきた…

  • 7月

    2022年7月3日 「7月や母100歳まであと2年」 今日は母の誕生日。大正13年生まれ、大正、昭和、平成、令和と生きてきた。昼にバースデーケーキでお祝いをした。幸いとても元気で週に4回デイサービスに行っている。このデイサービスが楽しくて仕方ないらしい。友達も多い。母は習字や手芸や絵が得意だ。五目並べもする。五目並べでは若い男性に時々勝つらしい。自転車こぎなどの運動も毎日する。支えてくださるデイサービスの皆さんに感謝だ。 デイサービスにいかない日は、やることがなくて退屈で困っている。「あーあ」とか「やれやれ」とか大きな声を上げるので分かる。長生きすることはかなり退屈なことらしい。もう十分生きて…

  • 焼きなす

    2022年7月2日 「焼きなすや節電せよと昼ニュース」 今日も猛烈な暑さだ。電力供給が逼迫しているとテレビが言っている。最近は家中回って余分な電気を切るようにしている。しかしエアコンだけは切れない。ロシアの天然ガス開発事業サハリン2で日本が締め出されたら、きっと将来の日本の電力事情は厳しいだろう。突然の停電の時にどうすればいいか、今から心の準備をしておきたい。 なすが美味しい季節だ。今日の昼は「肉味噌なす」を作った。厳密な意味で焼きなすとは言えないかもしれないが、なすを炒めるので焼きなすの一種だろう。NHK テキスト『きょうの料理ビギナーズ』(2021年7月号)を参考にした。 yaswater…

  • 炎天・ひまわり

    2022年7月1日 「炎天や畑の中に花一つ」 7月に入った。猛烈な暑さだ。日中外に出ると、光と熱でフラフラする。熱中症アラートが出ているのでエアコンのきいた部屋の中にこもっている。こんな夏が来るとは子供の頃は想像もしなかった。もちろんエアコンなんて無い時代だった。扇風機も無かった。家の戸や窓を全部開け放して外の風を通していた。外は空き地や田んぼだらけで、家は古い木造。吹き抜ける風は夏でも結構涼しかった。今は窓を開けると外気が熱をもって入ってくる。隣近所のエアコンの熱も音もついでに入ってくる。この先、この暑さはどうなるのだろう。 ヒマワリ 朝の散歩道でヒマワリが咲いているのをみつけた。最初の一輪…

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