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  • 2022年8月31日 「秋梨やもう死んでもと思う朝」 今日の季語は「梨」。今日の句は、このまま死んでもいいと思うぐらいおいしい梨を今朝食べたという句。もう死にたいと思っているわけではないのでご安心を。私が育った鳥取県は二十世紀梨の産地。子供の頃から食べてきたこの味が忘れられない。たまたま買った二十世紀梨がとてもおいしくて感動した。ちょうど今が出荷の最盛期だ。『今はじめる人のための俳句歳時記』(角川ソフィア文庫)で「梨」を見た。 「日本梨と洋梨があるが、ふつうはなしといえば日本梨のことであり、古くは長十郎、二十世紀梨などの品種が好まれたが、最近は両者の味わいをあわせもつ、歯ごたえがあってしかも水…

  • 無花果(いちじく)

    2022年8月30日 「無花果や嵐の前を走る雲」 今日の季語は「無花果」。今日行ったスーパーにも売っていた。西洋いちじくだ。『今はじめる人のための俳句歳時記』(角川ソフィア文庫)で「無花果」を見た。 「原産地はアラビアといわれ、江戸時代に渡来した。花らしい花が咲かないところから『無花果』の字を当てたものだが、実は果肉のように見える部分が花である。独特の甘さがあり、そのままでも十分美味だが、煮て食べたり、乾燥して保存用にもする。」 うちの家族の中でも無花果の好みは分かれる。私は好きだ。以前に庭に植えていたが、どんどん成長して大きな葉の落葉が手に負えなくなり、切ってしまった。実もよくなったが、それ…

  • 青栗

    2022年8月29日 「青栗や児童ら向かう始業式」 今日の季語は「青栗」。まだ成長過程の青いイガの栗だ。『今はじめる人のための俳句歳時記』(角川ソフィア文庫)で「栗」を見た。 「栗は古代から食用にされており、栽培が盛んである。針状の毬(いが)が特徴で、熟すると自然に割れを生ずる。少し開いて実がのぞいている状態を『笑栗』(えみぐり)という。」 地元の小学校は今日が2学期の始業式。さて夏休みの宿題は無事終えただろうか。また子供たちの集団登校が始まった。町内の通り沿いに栗の木がある。青栗は元気を与えてくれる。青々とした毬が目を引く。子供の目にもきっと魅力的に写っているにちがいない。どんな実がなるのか…

  • 爽やか

    2022年8月28日 「爽やかやジョギングの人日曜日」 今日の季語は「爽やか」。『今はじめる人のための俳句歳時記』(角川ソフィア文庫)で「爽やか」を見た。 「本来は季節と関係ないが俳句では季節の言葉とされるものに、春の『麗か』『長閑(のど)か』と、秋の『爽やか』『冷(すさ)まじ』がある。『爽やか』は秋の日の晴れわたった日の爽快感をいう。」 今朝は涼しかった。うれしくなる。日曜日なので、いつもの散歩道で親子でジョギングする人や親子でサイクリングする人がいた。私も自転車のタイヤに空気を入れて、いつでもぶらりと近くにでかけられるようにしておきたい。 「爽やか」を季語にする句を載せる。 「爽やかに日の…

  • 秋晴れ

    2022年8月27日 「秋晴れや誕生ケーキチョコレート」 今日の季語は「秋晴れ」。さすがに8月だとまだ秋晴れという感じはないが、今日は家族の誕生日を祝ったので明るい季語にした。季語の力を信じるとはこのことだろう。『今はじめる人のための俳句歳時記』(角川ソフィア文庫)で「秋晴れ」を見た。 「秋の空がよく澄んで晴れ渡っていること。秋日和も同様であるが、十月の秋空がふさわしい。また『麗(うらら)』は春の季語であるが、暖かでまるで春を思わせる秋晴れは「秋麗(あきうらら)」という。 というわけで、「秋晴れ」は本当はあと1ヶ月ぐらい後の季節の季語だ。 「秋晴れ」を季語にした句を載せる。 「秋晴れや神を信ず…

  • 秋澄む

    2022年8月26日 「秋澄むや眼下に見える里景色」 今日の季語は「秋澄む」。ネットの記事で「秋澄む」を見た。 「秋の澄んだ大気をいう。この時期、大陸上空の乾燥した冷たい空気が流れ込むため、遠くまで澄み渡る。目に映えるものだけでなく、ものの音も澄んで響くように感じられる。」 「秋澄む」は秋の季語だが、似たような言葉「空澄む」は季語ではないので、これを使って他の季語とともに空気の澄んだ情景を表すのも面白そうだ。 「秋澄む」と「空澄む」を使った句を調べた。 「秋澄みて一連なりの山の色」 高澤良一 「四万十川底の石まで秋澄める」 山本八重子 「柿紅葉焚くけむり立ち空澄めり」 水原秋桜子 第1句。秋に…

  • 稲の花

    2022年8月25日 「稲の花匂いゆかしき朝の風」 今日の季語は「稲の花」。『今はじめる人のための俳句歳時記』(角川ソフィア文庫)で「稲」を見た。 「稲作の歴史ははるか太古にさかのぼるが、いまもなお日本人は米を主食とし、稲作が文化の根底を支えている。夏の間青々としていた稲田が金色に変わり収穫を待つ風景は、日本人の郷愁を誘う。」 ちょうど今、岡山市近郊の田んぼでは稲の花が開花している。咲いているのは一番暑い頃のほんの短い期間で、その間に自家受粉し、いよいよ米が成熟を始める。稲の花の匂いは何とも言えない懐かしい感じの匂いだ。それが風にのってあたりに漂う。 「稲の花」を季語にした句をさがした。 「田…

  • 秋めく(初秋)

    2022年8月24日 「秋めくや瓦を濡らす夜半(よわ)の雨」 今日の季語は「秋めく(初秋)」。『今はじめる人のための俳句歳時記』(角川ソフィア文庫)で「秋めく」を見た。 「秋を三期に分けた最初の一ヶ月。時期としては八月ということになるがこれは実感からはなかなか遠い。昔の人は暑さの中で秋の訪れの兆しを待望していた、そうした『さきがけ季語』なのだと理解しておきたい。」 昔も今も人々が秋の訪れを待つ気持ちに変わりはない。今年のように6月はじめから高温が続いた夏は特にそうだ。しかし、毎朝散歩をしながら観察していると、確実に季節は夏から秋に移っていることを実感する。雨が降る日も増えてきた。 「秋めく(初…

  • 残暑

    2022年8月23日 「やーれやれ母のため息残暑かな」 今日の季語は「残暑」。『今はじめる人のための俳句歳時記』(角川ソフィア文庫)で「残暑」を見た。 「立秋となってもまだ暑さは厳しくこれを残暑という。二十四節気の処暑(8月23日頃)はこの時期にあたり、暑さが処(や)む意味。しかし、実際、8月中はまだ暑さが残っているのである。」 確かに今日はとても暑い。湿度があるので蒸し暑い。近所の家を壊す音がその暑さに拍車をかける。工事に携わっている人は大変だ。うちの近所の家は築30年ぐらいの家が多い。皆が一斉に家を建てたので、新築時には明るくきれいな団地だったが、今は家を売ったり建て替えたする人が結構な数…

  • 秋の雲

    2022年8月22日 「秋の雲高校野球終わりけり」 今日の季語は「秋の雲」。『今はじめる人のための俳句歳時記』(角川ソフィア文庫)で「秋の雲」を見た。 「澄んだ秋の青空に映える特徴的な雲の一つは白い小石を並べたような巻積雲や高積雲で、海原に群れた鰯(いわし)に見立てて鰯雲と呼ぶ。雲の塊が大きく陰影のあるのは鯖(さば)の背の斑点模様に似ており鯖雲と呼ぶ。」 これから本格的な秋を迎えるので、これからは空の雲を注意して眺めたい。「秋の雲」を季語とした句は沢山詠めそうな気がする。 今日は夏の全国高校野球の決勝戦だった、宮城の仙台育英が山口の下関国際に勝って優勝した。点差はついたが、緊迫したいい試合だっ…

  • 露草

    2022年8月21日 「つゆ草や山裾までも雲の中」 今日の季語は「露草」。秋の季語だ。『今はじめる人のための俳句歳時記』(角川ソフィア文庫)で「露草」を見た。 「繁殖力旺盛で、道端や小流れのほとりなどに群生する。茎が地を這うようにしてひろがり、茎が分かれて上部は斜めに立ち、たくさんの葉と花をつける。早朝、露をふくんで咲く瑠璃色の花は可憐な美しさがある。」 ツユクサはツユクサ科・ツユクサ属の一年生植物。花は朝咲き、昼にしぼむ。この時期、朝の散歩道でたくさん目にする。ツユクサの花弁は午後には溶けて、それは次の花の準備に使われるらしい。リサイクルの花と言われている。野草の力強さを感じる。 「露草」を…

  • 稲妻(稲光)

    2022年8月20日 「稲妻やコーヒーカップの白き肌」 今日の季語は「稲妻(稲光)」。今日の午後、雷が鳴り空が急に暗くなった。ぽちぽちと雨が落ちてきたので、洗濯物を取り込んで本格的な雨を待った。しかし、雷雲はそれほど大きく発達しないで行き過ぎてしまった。机の上でコーヒーカップを眺めながら、空模様を気にして過ごした午後。確実に季節は動いている。 『今はじめる人のための俳句歳時記』(角川ソフィア文庫)で「稲妻」を見た。 「雷鳴を伴わない雷光のこと。雷鳴の多い年は豊作となるという俗説があり、雷雨のあと稲がはらむためだとして、雷光を稲の妻、稲の殿、稲交(いなつるび)などと呼ぶ。雷は夏の季語にもかかわら…

  • 2022年8月19日 「彼方より風吹き渡る真葛原」 今日の季語は「葛」。今あちこちに葛が繁茂している。これを目にすると植物の強い生命力を感じる。『今はじめる人のための俳句歳時記』(角川ソフィア文庫)で「葛」を見た。 「葛は繁殖力が強く、長い蔓を伸ばして谷などをたちまち埋め尽くす。真葛原は野を一面におおっている様子。風に吹かれると白い葉裏が目立つところから、『恨み』に掛けて『裏見葛の葉』という。赤紫の花が美しい。」 大木でも葛の葉に全体を覆われているのをよく見る。こうなると光がささなくなるので、下の木の方は命を脅かされる。植物同士でも光を求める生存競争が激しいのだ。地面を覆う葛の葉の下はどんな環…

  • 新涼(しんりょう)

    2022年8月18日 「新涼や細(ほそ)路地めぐる豆腐売り」 今日の季語は「新涼」。だいぶ涼しくなった。「新涼」とは秋になってから感じる涼しさのこと。『今はじめる人のための俳句歳時記』(角川ソフィア文庫)で「新涼」を見た。 「『涼し』が夏の季語で、『新涼』が秋の季語。秋の季語が『新涼』とは矛盾しているようだが、『涼し』は暑さの中で一点の涼しさを心理的に求めて使われていると考える。本当に涼しい季節は秋。」 なるほど、そういう訳で「新涼」が秋の季語なのだ。さて、今日の豆腐売り。この近所では1週間に1度ぐらい軽トラックの豆腐屋さんが豆腐りのラッパを鳴らしながら売りに来る。多分ラッパの音は録音だろう。…

  • 秋蝉(しゅうせん)

    2022年8月17日 「秋蝉やしずかに暮るる里のみち」 今日の季語は「秋蝉(しゅうせん)」。秋の蝉だ。『今はじめる人のための俳句歳時記』(角川ソフィア文庫)で「秋蝉」を見てみた。 「単に蝉といえば夏の季語だが、ひぐらしや法師蝉は秋。発生の時期が遅れるだけでなく、油蝉やみんみん蝉の暑苦しい声に対し、涼しげで哀調を帯びる。」 岡山市あたりではツクツクホウシが鳴き始めるのが早くて、7月末にはその声を聞く。今は朝の散歩道で夏のうるさい程の蝉しぐれが収まって、ちょっと寂しいぐらい静かな日もある。ツクツクホウシの鳴き声はその寂しさに輪をかける。季節が確実に動いていると分かる瞬間だ。 秋の蝉も多くの俳人に詠…

  • 木槿(ムクゲ)

    2022年8月16日 「雨脚に白花落とす木槿かな」 今日の季語は「木槿(ムクゲ)」。秋の季語だ。夏の盛りを過ぎたらしく、激しい雨の日が増えた。木槿が今が盛りと咲いているが、強い雨で花を落とす。もともと一日花なので、朝咲いて夕方には花が終わる。夏から秋にかけてサルスベリの花と並んで季節を彩る花だ。 『今はじめる人のための俳句歳時記』(角川ソフィア文庫)の「木槿」を見る。 「庭木や垣根として植えられる落葉低木で、初秋たくさんの花をつける。白のほか薄紅、薄紫、しぼり、花の底部だけが赤い底紅などいろいろな種類があるが、朝開いた花は夕方にはしぼむ一日花」。 我が家には白の他に薄紫色が咲いている。アオイ科…

  • 終戦日

    「終戦日つかれて深くねむる午後」 今日の季語は終戦日。今日8月15日は77回目の終戦記念日だ。私には戦争の記憶はない。しかし、戦後間もない生まれなので日本の貧しい暮らしは経験した。幼い頃から戦争は絶対やってはいけないと教えられた。親の世代の厳しい体験が身近に感じられた頃だった。そして平和憲法の戦争放棄・不戦の精神も自然に身についた。今、ウクライナ戦争が激化する中、戦争では物事は絶対解決しないと強く思う。核兵器は絶対反対だし、日本の軍備の急激な拡張には反対だ。戦後77年経っても、戦争を嫌い平和を望む気持ちは変わらない。今日は1年に一度、その気持を高める日だと思う。 今日は凄まじい暑さ。朝4時頃か…

  • 盆休み

    2022年8月14日 「散歩道猫にも有りや盆休み」 今日の季語は「盆休み」。世の中はお盆の三日間は休みとなり、墓参りになどに出かける。我が家では島根県と福岡県への墓参りには新型コロナでもう3年も行っていない。 そうは言ってもこの時期は故人を偲ぶ大事な時期だ。亡くなった家族や、親しかった人や、昔のことなどをいろいろと思い出す。こうやって過去を思い出すのはきっと人間だけなんだろうなとふと考える。過去を繰り返し繰り返し思い出すのがいいことなのかどうなのか、分からない。長く生きるとそれだけ良い思い出も苦しい思い出も心にたまる。自分自身は過去を忘れて今を淡々と生きたいという気持ちが強い。理想は猫や犬のよ…

  • 柘榴(ザクロ)

    2022年8月13日 「朝の路色づき肥える柘榴(ザクロ)かな」 今日の季語は「柘榴(ザクロ)」。秋の季語だ。柘榴を詠んだ句は多い。昔から人々に親しまれてきた。柘榴の実は、はじけて割れる前も割れた後も絵になる。絵かきも好んで描いてきた。実は甘酸っぱい。好きかと聞かれると、うーんまあまあと答えると思う。子供の頃に近所の柘榴の実を食べたが、取り憑かれるほど感動はしなかった。微妙な甘さ微妙な味。しかしどこか懐かしい。町内のどこかに植えておいて欲しいと願う木だ。 期待通り、私の住む町内には小ぶりな柘榴の木がある。熟れた実を収穫している気配はない。ずっと丸い赤い大きな実がついたまた冬を迎え、年を越して実が…

  • 枝豆

    2022年8月12日 「枝豆や茹(ゆ)でて悩まし塩加減」 今日の季語は「枝豆」。俳句歳時記の「枝豆」の項を以下そのまま載せる。 「大豆のいまだ十分に熟していない青いもので、塩を加え莢のまま茹でて中の青い種を食べる。噛むとやわらかくわずかに甘みがある。食卓などに枝ごと出されるところからこの名がついた。ビールによくあい、おつまみとしてまさに定番といえる」(「今はじめる人のための俳句歳時記」角川ソフィア文庫)。 枝豆は茹でるのが意外と難しい。まず時間。固くても柔らかすぎても美味しくない。その適度な茹で時間の見極めが難しい。そして塩加減。塩辛いとその辛さが食べ終わるまで気になる。逆に塩気が足らないと枝…

  • 秋暑し

    2022年8月11日 「秋暑し暫し(しばし)経口補水液」 今日の季語は「秋暑し」。水分補給が欠かせない毎日だ。一番よく飲むのは単なる水。次は牛乳。そして食事時のお茶。お茶はほうじ茶か玄米茶だ。食事の間に時々コーヒーや紅茶。コーヒーはもともと飲む習慣が無かったのだが、香りは好きだ。少ない量をちびちびなめるように時間をかけて飲む。最近結構増えたのが市販の経口補水液。体調が悪いときにはこの経口補水液のお世話になる。高齢の母親も時に水分補給にこれを飲む。ゼリー状になった経口補水液があるが、あれを冷やして口に入れるとおいしい。新型コロナに感染すると水が飲めないぐらい喉が痛いらしいが、このゼリー状の補水液…

  • 白桃

    2022年8月10日 「白桃やすする口より果汁落つ」 今日の季語は「白桃」。秋の季語だ。私の住む辺りは岡山の清水白桃の産地。あちこちに桃の木がある。清水白桃は贈答用だと10個入りで1万円以上もする。しかし、地元のスーパーや野菜直販店には規格外の白桃が格安の値段で出回る。今のシーズンには清水白桃以外の桃も次々と出てくるので、ありがたいことによく食べる。そしてたまにご近所から白桃をいただくこともある。親戚の農家の手伝いで桃の収穫の手伝いに行く家が結構あるのだ。 白桃を句にする場合、とにかくそのみずみずしさ、美味しさを詠むしか無いと思う。あれこれ考えないでとにかくストレートに。岡山に住んでいる幸せを…

  • 長崎原爆忌

    2022年8月9日 「想うより行こう長崎原爆忌」 今日の季語は「原爆忌」。今日は長崎の平和記念日。午前中10時半からNHKの中継で平和式典を見た。田上長崎市長の平和宣言は素晴らしかった。この人の話は何時聞いても心にしみる。岸田首相の挨拶も、核兵器禁止条約の批准についての話はなかったものの、歴代の首相の挨拶の中では原爆の使用禁止を世界でリードしたいという意欲の感じられる内容だった。やはり広島出身の政治家だからだろう。これからも強いリーダーシップを期待したい。国連のグテーレス事務総長のメッセージを日本語で代読した中満 泉国連事務次長もよかった。 長崎の式典には数年前に参加したことがある。当時は新型…

  • 秋に入る

    2022年8月8日 「秋に入り筆とパレット洗いけり」 今日の季語は「秋に入る」。昨日は立秋だった。昨日、西日が強烈だったので「大西日」という夏の季語で俳句を作ってTwitterに投句したが、見てくれる人の反応がいつもと違って鈍かった。どうしたのかなと思って他の人の句をみると、皆さん見事に秋の句を出している。そうか、俳句をする人は「二十四節気をもとにした季節感」をとても大事にしているのだ、と分かった。実際には毎日暑い夏の日が続くのに、暦の上で秋となる立秋を迎えると、俳句の世界ではそこからスパッと秋なのだ。よい勉強になった。 と言うわけで、1日遅れで私の句も秋の句に。早くグループスケッチ会を再開し…

  • 大西日

    2022年8月7日 「断捨離や部屋片付かず大西日」 今日の季語は「大西日」。夏の西日が強いことをさす。 今日は立秋。暦の上で秋が始まる日だ。天気が不安定で昼前にザーと雨が降ったが、午後は夏の暑い日差し。今朝は町内の廃品回収で古新聞やダンボールを出した。その勢いで家の片付けをしたかったが、なかなか思うようにいかない。 世の中、断捨離という言葉が流行っている。シンプルライフは私も目指したいが、実際はなかなか物が無くならない。逆に最近は無理に今持っている物を捨てなくてもいいと思い始めた。新しい物を買わないかわりに、とことん使い切ってから捨てたい。衣類も穴があくまで着るようになった。 今無理に捨てなく…

  • 原爆忌

    2022年8月6日 「ドーム行き市電満員原爆忌」 今日は広島平和記念日。朝の平和記念式典のテレビ中継を見た。今年の8月6日も暑い。数年前に式典に出席するために広島に行った日のことを思い出した。朝早い新幹線自由席は人で一杯だった。広島駅で降りて、広島電鉄の乗り場に行くと、そこにはすでに長い人の列ができていた。平和公園は市民や国内・海外の旅行者で溢れていた。原爆投下時間に合わせた黙祷。式典後の原爆慰霊碑への参拝。平和のために祈る人たちの姿に触れることができてとてもいい経験になった。 今は新型コロナ第7波の真っ只中で動けない。コロナが落ち着いたら、また平和公園に行って祈りたい。また、近い将来、日本が…

  • なす

    2022年8月5日 「島原の麺をゆがいてなすそうめん」 今日の季語は「なす」。夏の季語だ。なすは夏の料理には欠かせない。同じ時期に採れるきゅうりに比べて、茄子を使った料理レシピーは断然多い。油とよく合う。どんなふうに料理してもあっさりとおいしいのがなすだ。 今日のなすそうめんはNHKテキスト『きょうの料理ビギナーズ』(2021年8月号)を参考にして作った。 yaswatercolor.hatenablog.com なす2個(3人分)はヘタを除いて縦半分に切り、皮に格子状に切れ目を入れる。その半分をさらに食べやすいように3つに切って分ける。フライパンにごま油大さじ2を入れて中火にし、なすの皮側を…

  • 暑し、夏

    2022年8月4日 「君はニャー僕暑いニャー猫散歩」 今日の季語は暑しと夏。どちらも何度も使いたくなる。 朝の散歩道で猫に会う。「ニャー」と挨拶してくれる。こちらも「暑いニャー」と応える。もう長い付き合いだ。どこかの飼い猫なのか、野猫なのか分からない。とにかく地域猫として、地域の人たちに可愛がられている。オスのブレッド君は推定6歳。メスの三毛ちゃんは推定2歳。どちらも避妊手術を受けたサクラ猫(耳がサクラの花びら型にカットされているのが手術を受けた印)だ。 彼らは私の絵のモデルだ。写真に撮って、それをもとに水彩でスケッチする。この猫たちの絵がだいぶたまってきたので、実は今年は二匹のミニカレンダー…

  • 夏まひる(夏真昼)

    2022年8月3日 「夏まひる湖底の貝もゆだりけり」 今日の季語は「夏まひる(夏真昼)」。まさに夏そのものを示す季語だ。 昨日スーパーで久しぶりにしじみを見かけた。しかしわずか2パックしかなかった。私のふるさと島根県宍道湖産の大和しじみだ。ヤマトシジミというと、ヤマトシジミ蝶というかわいい蝶がいるのでまぎらわしいが、今日の話題はしじみ貝の方。島根県のホームページを見ると、宍道湖の湖底の生物量の99%以上が大和しじみだという。宍道湖からはウナギやしじみなど7種類の特徴的な水産物が獲れて、それらは宍道湖七珍(しんじこしっちん)と呼ばれて地元で大事にされている。 最近この宍道湖七珍の漁獲量が激減して…

  • 夏の夕

    2022年8月2日 「子蜘蛛にも水をやりたし夏の夕」 今日の季語は「夏の夕」。夕方、日が傾くとやや暑さが和らぎ、ほっとする。夕立でもざっと降ってくれると嬉しいのだが、その気配はない。今日も猛烈な暑さだった。全国のどこかで日本の過去最高気温を更新の可能性ありとテレビで言っていたが、さてどうだろう。 この暑さだといろいろな生き物が生きづらいだろう。夕方玄関先に小さな蜘蛛を見つけた。 よく見かける蜘蛛だ。放おっておいても大丈夫。昔からこの蜘蛛は縁起がいい言われている。それにしても水気が何もない場所だ。こころなしか動きが鈍いように見える。多分暑すぎるのだろう。水が欲しいのかもしれない。 我々も水分補給…

  • 百日紅(サルスベリ)

    2022年8月1日 「百日紅(サルスベリ)地球は熱くなりにけり」 今日から8月だ。暑さがますます厳しい。岡山市の最高気温36℃。外に出ると日差しが皮膚に刺さる。用事を早々に済ませて家の中に入る。さてこれから1ヶ月、どうなることか。新型コロナの感染も怖いし・・・。 サルスベリがあちこちで咲いている。我が家にも若い小さな木が1本ある。昨年は花が咲かず、枝だけがひょろひょろ伸びた。昨年の秋-冬にネットの記事を参考にしながら、思い切ってのこぎりとハサミで大きく剪定した。ちょっと切りすぎたなと思うぐらい切って、みすぼらしい姿になったのに、この木は強い。春になると残った枝のあちこちから新芽が出始め、ああ大…

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