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  • 冬萌(ふゆもえ)

    2023年1月31日 「冬萌や高校生と絵の交流」 今日から私達の水彩スケッチグループ20名の作品展が始まりました。会場には同時開催の岡山県高校美術展に参加する高校生たちが来てくれて、思いがけない交流ができました。皆美術部に所属する生徒さんたちで、中学も高校も美術部。そして大学も美術部に行きたいと言っていました。中には美術系大学を目指す人もいるかもしれません。 これから1週間展示が続くので、まだまだ交流ができます。こちらからも高校生の作品を見にたびたび彼らの会場を訪れたいと思います。 今日の季語は「冬萌」。『新版今はじめる人のための俳句歳時記』(角川ソフイア文庫)によると、「日だまりなどで、いち…

  • 春待つ

    2023年1月30日 「春待つや庭の小鳥の賑やかさ」 朝食のりんごの切れ端を、庭木に吊るしたらせん形餌台に置いたら、今年初めてのメジロが来ました。それ以外にも雀やヒヨドリは朝から餌を求めて飛び回っています。 Twitter で愛鳥家の写真や動画をフォローしています。多くのバードウオッチャーたちが写真に撮って見せてくれるルリビタキにはこの辺りではお目にかかりません。あのきれいな青い鳥を見たいと思い、毎朝の散歩にはズームのデジカメを持っていきますが、ルリビタキはいっこうに姿を見せません。この辺りの開けた土地では無理なのでしょうか。 今日の季語は「春待つ」。『新版今はじめる人のための俳句歳時記』(角…

  • 葉牡丹

    2023年1月29日 「葉牡丹や淋しき庭の救世主」 今日の季語は「葉牡丹」。ここで詠んだ通り、葉牡丹は冬の何もない庭に明るさをくれる貴重な植物です。何となく一般的過ぎて自分で買うのはためらわれるのですが、今年は妻が近くの園芸店で買ってきました。植えた当初は正直言って「やれやれ」という気持ちがありました。しかし徐々に存在感を増す葉牡丹。とにかく大きなキャベツのような葉が元気いっぱい。朝も夕方も、余り光のない時間帯にパッと明るさをもたらしてくれます。 『新版今はじめる人のための俳句歳時記』(角川ソフイア文庫)で「葉牡丹」を見てみました。 「キャベツの仲間だが結球はしない。こまかく波打った中心の葉が…

  • 底冷え

    2023年1月28日 「底冷えや洗濯物を揺らす風」 寒さの厳しい毎日が続きます。一日中暖房(エアコン)をつけっぱなしで、電気代も心配になります。夕方になると早めにシャッターを下ろして断熱効果・防寒効果をねらっていますが、あまり効果がないような・・・。曇り空だと外に干した洗濯物も乾きません。 今日の昼ごはんは田舎うどん。スーパーで太麺のさぬきうどん乾麺を売っていたので、それを使って作りました。鶏ひき肉、大根、人参、里芋、細ねぎ、ぶなしめじが入っています。野菜が多いのが特徴。太麺のうどんが腰があって美味しかった。 「冷たし・底冷え」を季語にした句を一つ。 「鯖の道冷たき手足もていそぐ」 柿本多映 …

  • 俳句ポスト365 兼題「落葉」

    2023年1月27日 「落葉や野に一台の錆びたバス」 松山市の俳句ポスト365に投句しています。今回の兼題は「落葉」。上の句が初級金曜入選となりました。車で走っていると、近所でもバスが放置されている場所があります、もう長い間使われなくて錆びています。なんとなく侘しい風景で、それが秋の落葉と重なりました、具体的に風景のポイントを描いたところが良かったのかもしれません。 ここしばらくは「上五(季語+切れ字のや)+中七+下五の名詞」というパターンを練習します。この型で1月いっぱい詠みます。2月になったら、このパターンに加えて、下五を動詞や形容詞にします。これで1ヶ月詠み続けます。こんな調子で、この1…

  • 雪山

    2023年1月26日 「雪山や比良から望む滋賀の海」 今日の季語は「雪山」。全国で記録的な寒さとなり、日本海側を中心に大雪になっています。若い頃は雪山に憧れがありました。夏は夫婦で1年間に30ピークぐらい登る山好きでしたが、冬山の経験は殆どありません。わずかに関西の雪深い低山を歩いたぐらいです。やはり冬山には特別の準備と体力が要ります。 その数少ない冬山経験のうち、滋賀県の比良山系武奈ヶ岳に登った時の思い出を詠んでみました。冬山の入門コース。深い雪の道を歩いて頂上へ。辺り一面白一色の印象的な風景でした。 「雪山」を季語にした句を一つ。 「雪山へ顔上げつづけ一人旅」 細見綾子 冬の一人旅。冬の雪…

  • 厳寒

    2023年1月25日 「厳寒やブタひき肉のだんご鍋」 寒くなりました。今朝の岡山市の最低気温はマイナス5℃。地面が雪で覆われていました。7時過ぎに、滑らないように足元に気をつけながら散歩へ。こんな寒い朝でも雪道には既に犬の散歩の足跡が。野猫たちは寒くて出てこないだろうと思っていたら、みな元気に現れました。小鳥もカラスも飛んでいました。こういう生き物の姿を目にすると励まされます。 昼はブタひき肉を使っただんご鍋を作りました。白菜がおいしいのでたっぷり入れます。スープは鶏ガラ中華スープの素を使って作ります。ひき肉にみじん切りにしたネギ、生姜、しいたけを加え、塩コショウ、しょうゆ、酒、卵、パン粉を加…

  • 雪空

    2022年1月24日 「雪空やさあ来週は絵画展」 木曜スケッチ会(岡山)第6回作品展を開催します。 日時:2023年1月31日(火)〜2月5日(日) 場所:岡山市北区 岡山県天神山文化プラザ第3展示室 会員20名の水彩風景画約60点を展示します。 (写真は私の作品「岡山後楽園の秋」F10号です) 今日の季語は「雪空」。『新版今はじめる人のための俳句歳時記』(角川ソフイア文庫)で見てみました。 「雪空・雪気・雪催(ゆきもよい)・雪模様は雪の降り出しそうな空の様子。雪嵐は雪を誘う風。雪兆(きざ)すは雪の降る寸前の気配。」 関連する季語で詠まれた句を一つ。 「湯帰りや灯ともし頃の雪もよひ」 永井荷風…

  • 裸木

    2022年1月23日 「裸木やズームで探る鳥の影」 今日は朝から冷たい雨。ひょっとしたらみぞれになるのではと思うような寒さでした。こんな雨の中でも雀は餌を食べにやってきます。庭に置いた皿には小鳥の餌。そして庭木に吊るした餌皿にはひまわりの種。普通、ひまわりの種はヤマガラやシジュウカラが食べに来ますが、観察していると雀が遠慮なくどんどん割り込んできます。体の大きな雀です。春から夏に卵を生んで子育てをするので、そのための準備でしっかり食べる必要があるのでしょう。 今日の季語は「裸木(枯木)」。『新版今はじめる人のための俳句歳時記』(角川ソフイア文庫)で見てみました。 「葉をすべて落とした冬の木のこ…

  • 新春(初春)

    2022年1月22日 「新春や今宵ワルツのコンサート」 今日は旧暦の正月(旧正月)。午後から岡山シンフォニーホールで開かれた岡山フィルニューイヤー・コンサートに出かけました。 今日の演目はヨハン・シュトラウスのワルツと喜歌劇『こうもり』。岡山市出身の若いソプラノ歌手森野美咲さんや実力のある岡山ゆかりの歌手が揃って出演し、とてもいいコンサートでした。今年はNHKの正月番組ウイーンフィル・ニューイヤー・コンサートを見逃したので、今回生のウインナーワルツの演奏を聞けてよかったです。 「新春(初春)」を『新版今はじめる人のための俳句歳時記』(角川ソフイア文庫)で見てみました。 「陰暦一月一日は立春前後…

  • 冬晴

    2023年1月21日 「冬晴や声高々と群れ鴉(からす)」 土曜日の朝。透き通るような冷たさ、寒さ。空はきれいに晴れていますが、これから先今晩あたりから寒波が予想されています。この寒さに少し身構えてはいますが、むやみに外に出なければ何とかやり過ごせると思います。週末なので散歩をする人もあまりいません。 小鳥が朝から盛んに空を飛んでいます。この寒さの中、餌探しも大変でしょう。カラスもよく飛んでいます。ハシブトガラスだと思います。日中、各地に散らばって餌を食べていた群れは、夕方ねぐらの林に集合して休みます。 野猫たちは今日はあまり姿を見せませんでした。さすがに寒さに尻込みしているのでしょう。畑に植え…

  • 大寒

    2023年1月20日 「大寒や遠くに犬の吠える声」 今日は大寒。暦の通り大変寒い一日になりました。明日、明後日ともう一段寒さが増す予報です。今週末から来週にかけてが今冬の寒さのピークでしょうか。 「寒」を『新版 今はじめる人のための俳句歳時記』(角川ソフイア文庫)で見てみました。 「小寒に入った日から大寒の明ける日までの約30日間。寒に入って四日目(一月八日頃)を寒四郎、九日目(十三日頃)を寒九という。前者は厄日。後者はこの日天が降ると豊作という。」 「大寒」を季語にした句を一つ。 「大寒や真赤な苺店先に」 逸見静江 ちょうどこの時期、苺がスーパに並び始めます。真っ赤で大粒。味も新鮮です。旬の…

  • 山眠る

    2023年1月19日 「空覆う厚き雲あり山眠る」 今日の季語は「山眠る」。『新版 今はじめる人のための俳句歳時記』(角川ソフイア文庫)で「山眠る」を見てみました。 「冬山の形容。郭煕(かっき)の語『冬山惨淡として眠るが如し』に基づく。惨淡とは痛ましく悲しい意味から転じて、様々に心を悩ます様子。従って、本義は疲れて眠りに入った暗い感じであるが、今ではゆったり眠っている意味に広げて使われている。」 「山眠る」を季語にした句を一つ。 「山眠る岡山兵庫国境」 吉屋信子 これは現代では山陽新幹線に乗ってこの辺りを通過したことのある人はよくわかると思います。山陽新幹線はトンネルが多いのですが、新神戸から姫…

  • 冬枯

    2023年1月18日 「冬枯やコロナが攻めるまた攻める」 昨日の岡山県の新型コロナによる死者は過去最高の20人。第8波もあなどれません。もうそろそろピークアウトして欲しい。そのためには引き続きのワクチン接種とさらなる予防の徹底です。この波がいつまで続くのか、そしてまた次の波が来るのか、変異株が新たに現れるのか、心配は尽きません。 病院での新型コロナ検査のシーンももはや日常になってきました。行きつけの病院やその他の病院でも医師と看護師がペアになって防護服を着てフェイスシールドを顔につけて対応しています。これも大変な緊張の作業でしょう。 今日の季語は「冬枯」。『新版 今はじめる人のための俳句歳時記…

  • 冬霞

    2023年1月17日 「野猫待つ夜明けの道や冬霞」 今朝の散歩道は冷えました。遠くに見える山のふもと付近に霞のようなものが漂っていました。目に見えない空気の層があるのでしょう、霞は横に広がっても上下には移動しません。よくよく見ると霞ではなく農家が草を燃やしている煙でした。しかし冬霞が出てもおかしくない季節です。 朝の散歩道では最近見かけるようになった子猫2匹がいました。よく見ると耳が桜の花びら型にカットされたさくら耳になっていて、避妊手術を受けたことがわかります。どなたか地域猫を世話している方が獣医師のもとに連れて行って処置されたのでしょう。これからまだまだ寒い時期が続きます。猫たちがこれから…

  • 寒月

    2023年1月16日 「目疑う電気料金寒月夜」 電気会社から請求書がきました。値上げは分かってはいたものの、実際の数字を見てびっくり。去年より倍以上高い請求額です。我が家は屋根に太陽光パネルを置いて蓄電器に昼間は電気をためていますが、日射しが弱い冬季はそんなのは焼け石に水みたいなもの。最近のエネルギー価格の高騰には為すすべもありません。やはり節電しか無いのです。 今日の季語は「寒月・冬の月」。寒さの厳しい冬をイメージさせる季語を選びました。ロシアのミサイル攻撃により全土で停電になっているウクライナに思いを馳せながら、一方、高いといってもまだ電気が自由に使える日本の幸せを感じつつ詠みました。 「…

  • 春めく

    2023年1月15日 「春めくや快走少女都大路」 今日開催された全国都道府県対抗女子駅伝。3区を走った岡山・津山鶴山中学3年のドルーリー朱瑛里(しえり)選手は、17人抜きの区間新記録。テレビで見ていてその走りにびっくりしました。先日の全国高校サッカー優勝の岡山学芸館高校といい、今日の中学生といい、岡山の若者の活躍が素晴らしい! 地元民としてはとてもうれしいです。 さて、今日の昼食は久しぶりの中華丼。これは作るのが簡単で、しかもおいしい。豚肉、白菜、玉ねぎ、人参、しいたけ、ねぎ、中華スープの素、にんにく、しょうが、片栗粉があれば出来ます。今は白菜がおいしい時期なので、この時期にぴったりのメニュー…

  • 初電話

    2023年1月14日 「初電話友が一人で暮らす町」 今年最初の電話をしたのは実は1週間前。少し遅れての俳句です。普段電話が嫌いな私は、スマホを使っていても電話はあまり使いません。電話がかかってきても知らない番号の場合は出ません。こんな私ですが、スケッチ会の友達の場合は例外。今回奈良に移っていったスケッチの友達から新年にお菓子を送って頂いたのでお礼の電話をしました。彼は数年前に奥さんを亡くして一人暮らし。その頃から一人暮らしは寂しいとしきりに一人暮らしのつらさを私に話してくれました。 私の友人で奥さんに先立たれた人は意外と多い。高齢になってからではなく、40代の若い人にもいます。私はもし一人残さ…

  • 冬日向(ふゆひなた)

    2023年1月13日 「レストランから絵の依頼来て冬日向」 昨日私製カレンダーを差し上げた農家レストランのオーナーさんからレストランの全景スケッチを描いてほしいとの依頼を受けました。レストランに飾るそうです。これまでも絵の依頼を受けたことは何度かあります。でも今回は久しぶり。地域の活性化のためにも、ボランティアで頑張るつもりです。 新型コロナであちこちスケッチに行けない今、車、または自転車や徒歩で行ける近くの風景をスケッチすることは大事なことだと思います。これもコロナを逆手にとる活動。コロナ禍だからこそ出来ることです。今年1年も(これまでの2,3年と同様)自分の住んでいる地域をしっかり見つめる…

  • 冬うらら

    2023年1月12日 「冬うららミックスピザの食べごたえ」 今日の季語は「冬うらら」。今朝は零下の気温でしたが、昼はうららかな春のような暖かさなりました。このまま春というわけにはいかないのでしょうが、冬にこんな暖かい日があると気持ちがほっとします。 昨年暮れに作った私製カレンダーを、今日は近所に最近できた農家レストランに届けに行きました。朝の散歩道の途中にあるレストランです。建物を作っている時から、ここのオーナーさんとよく話をしていました。若い人で、自力で周囲の雑木を切り倒し、駐車場を整備し、この地域には珍しい大きなレストランの開店にこぎつけました。 カレンダーを届けたついでにミックスピザを持…

  • 水仙(水仙花)

    2023年1月11日 「友からの手術の知らせ水仙花」 今日の季語は水仙花。冬の季語で、今まさに咲こうとしています。私の友達は皆70歳前後の高齢者です。そろそろ体調の異変に悩む年齢です。新型コロナの死者がこのところ増えていて、ほとんどが高齢者だと言われています。そうか高齢者か、と一瞬他人事のように感じるのですが、よく考えると自分も正真正銘の高齢者。気をつけないといけないです。 水仙を季語にした句をいくつか。 「静かさや水仙のみの飾棚」 小崎淳子 「校庭の水仙しんと授業中」 高澤良一 「水仙の初花一本目の香気」 高澤良一 水仙はしんと静かな風情が印象的です。その印象をこの3句とも見事に詠んでいます…

  • 初写真

    2023年1月10日 「初写真三毛にキジトラ茶トラかな」 正月に朝の散歩道で猫友達と出会い、新年挨拶と記念撮影をしました。三毛、キジトラ、茶トラ、黒、白黒。彼らが私の絵のモデルです。今年も彼らの姿と小鳥たち、それに散歩道の木々や野草などをスケッチします。来年のカレンダー作成のための準備です。 今日の季語は「初写真」。『新版 今はじめる人のための俳句歳時記』(角川ソフイア文庫)で、「初写真」を見てみました。 「新年、はじめて写真をうつすこと。一家の長老を囲んでの写真はめでたいかぎりである。」 「初写真」を季語にした句を一つ。 「分校の子ども九人の初写真」 樋笠 文 こんな初写真もあります。今日が…

  • 成人の日

    2023年1月9日 「成人の日の国立やオーレの輪」 今日は成人の日。東京の国立競技場では午後2時から高校サッカー決勝 岡山学芸館—京都東山の試合がありました。テレビで中継されていたので地元の岡山学芸館を応援すべく観戦。 前半は京都東山がボールを支配して優勢でした。しかし、ワンチャンスをものにして京都東山のオウンゴールで1−0で岡山がリードして折返し。 後半はじわじわと岡山が京都陣内に攻め入る時間が増え、やがて見事な2ゴール。結局3−1で岡山学芸館が勝利し、岡山県勢初の全国制覇となりました。素晴らしい試合でした。 京都の東山高校は紅葉の名所永観堂の近くにあり、前に紅葉見物に京都に行った時に高校・…

  • 松過ぎ

    2023年1月8日 「松過ぎて今日は得意のカツカレー」 昨日玄関の松飾りを取りました。鏡開きはすでに早めに終わりました。もちにカビが生えるので早めに回収。町内のどんど焼きは新型コロナの影響で今年も中止。したがって、正月の行事はすべて終わりました。 お雑煮は大好きですが、さすがに連日続くと飽きます。食事も少しずつ日常に戻っていきます。今日は日中とても暖かく、太陽の光もこころなしか強く感じました。これからどんどん春に向かって季節が進むのでしょう。 今日の季語は「松過ぎ」。『新版 今はじめる人のための俳句歳時記』(角川ソフイア文庫)で、「松過ぎ」を見てみました。 「正月の松飾りを取り去った、関東では…

  • 七日(なぬか)

    2023年1月7日 「奈良名物葛菓子食べし七日かな」 スケッチ会のメンバーで昨年奈良市に移って行ったFさんが奈良の名物を送ってくれました。葛餅です。それでこれを俳句に詠もうとした時、葛餅が夏の季語であることを知りました。仕方なく、葛餅を葛菓子に変えて詠みました。 今日の季語は「七日」。『新版 今はじめる人のための俳句歳時記』(角川ソフイア文庫)で、「七日」を見てみました。 「一月七日をいう。この日、七日粥を食べ、七日正月を祝い、関東ではこの日に松飾りを取り払う。なお、中国では元日から八日までを、鶏・狗(いぬ)・豚・羊・牛・馬・人・穀(こく)に当てはめ、七日は人の日に当たるため、人日(じんじつ)…

  • 年始め

    2023年1月6日 「年始めメール一行気持ち込め」 今日の季語は「年始め」。今は手紙やはがきに代わってメールのやりとりが普通になりました。新年は普段メールをもらわない海外の友人からのメールも受け取る機会があり、一行一行丁寧に慎重に文章を書きます。国内の友人知人に年賀メールを送る時も同様です。 今年頂いた年賀状には、びっくりするような年賀状がいくつかありました。退職した友人の次の働き先、病気の報告、子や孫の報告など、転居、転職報告など、年賀状も結構大事な情報源だと思いました。しかし、私は今年で年賀状は最後にしますと書いた年賀状を皆さんに差し上げました。来年からの年賀状中止は、自分の中でひとつの区…

  • 読初(よみぞめ)

    2023年1月5日 「読初や武田百合子の富士日記」 今日の季語は「読初」。『新版 今はじめる人のための俳句歳時記』(角川ソフイア文庫)で、「読初」を見てみました。 「恋愛小説であれ、推理小説であれ、書物を正月はじめて繙く(ひもとく)ことである。昔は読初の慣習があって、漢籍などを朗々と音読した。」 そう言えば高齢の母が、今日は通っているリハビリ施設で何かの本を大きな声で皆で音読した、と言っていました。まさに読初です。 私の読初は武田百合子著「富士日記」。昭和39年から始まる日記を読むと、最初の部分は当時高校生だった私の青春時代(受験勉強時代)と重なります。「富士日記」は何かのんびりゆったりした時…

  • 四日

    2023年1月4日 「ゆっくりとやる気増したる四日かな」 今日は正月四日。世の中は仕事始め。元日から始まり、二日、三日、四日、五日、六日、七日は皆それぞれ季語になります。関東では元日から七日までが松の内。関西では十五日までです。この期間中は門松を立てておきます。 私のような年金生活者には仕事始め・御用始めの感覚はもう無いのですが、世の中が仕事始めなので、今日は何となくお正月気分は抜けて、「やる気モード」になりました。テレビも正月番組は昨日までのようです。受験生はこれからが勝負ですね。 「四日」を季語にした句を一つ。 「三ヶ日早や過ぎ四日遅々と過ぎ」 星野立子 やはり正月三ヶ日と正月四日では時間…

  • 初茜(はつあかね)

    2023年1月3日 「おごそかに山輝けり初茜」 今朝の散歩道で見た風景。近くの山が朝日を浴びて茜色に輝いていました。それで今日の句の季語は「初茜」です。 『新版 今はじめる人のための俳句歳時記』(角川ソフイア文庫)で、「初茜」を見てみました。 「初東雲(はつしののめ)と同様、太陽が昇りきる前の空のこと。初日の出にちなむ季語だが、太陽の上る前の、暁光に染まった雲や空が、明るさを増し、やがて茜色となって鮮やかに染まっていく情景をいう。初空関係の季語では時間的に最も早い時期。」 「初茜」を季語にした句を一つ。 「機種立てしより全翼に初茜」 土生重次 初日の出を見ながら一番機が飛び立ったのでしょう。見…

  • 初暦

    2023年1月2日 「初暦めざす一日一句かな」 今日の季語は「初暦(はつごよみ)」。昨年暮れに自家製のカレンダーを初めて作りました。自分の水彩スケッチを使っています。絵のモチーフは毎朝の散歩で出会う野猫たちと小鳥たち。絵の写真を12ヶ月12枚と表紙1枚の合計13枚揃えて業者に頼み、卓上型のカレンダーに仕上げてもらいました。近所の猫好き、鳥好きの人に差し上げましたが、喜ばれています。 今日はそのカレンダーの1月の写真をブログに載せます。 「初暦」を季語にした句をいくつか紹介します。 「初暦めくれば月日流れそむ」 五十嵐播水 「幸せの待ち居る如く初暦」 稲畑汀子 「初暦静かならざる日もあらむ」 山…

  • 初詣

    2023年1月1日 「初詣備前一宮徒歩の道」 明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。 今日は恒例の初詣。近所の備前一宮・吉備津彦神社へ出かけました。近所と言っても徒歩で片道1時間。往復2時間の道です。年の初めにこのお参りをしておくと、やはり1年の新たなスタートが切れたという気分になります。車で行くと途中の渋滞がすごいですし、駐車場もいっぱいになり、年始めからストレスがたまります。それが嫌なので、もっぱら歩いての参拝になります。 今日は、コロナのせいもありますが、例年よりずっと人出が少なかったように思いました。今日は穏やかな晴れの天候で、ウオーキングには丁度よいコ…

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