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村上春樹の「1973年のピンボール」は、「僕」と「鼠」三部作の2作目。 1973年9月に始まり、11月に終わる。 第1章から第25章まで。 「僕」の物語の章と鼠の物語の章に分かれ、交互に物語が進行していく。…
・ ・ ・ ・ 📖『1973年のピンボール』 村上春樹著 1980年6月20日1刷 1995年8月21日28刷 207ページ 図書 1973年のピンボール (講談社文庫) [ 村上 春樹 ] (自分の記憶 […]
【本】村上春樹『1973年のピンボール』~古い光のような過去の想い、停滞と喪失、そして再生~
1、作品の概要 『1973年のピンボール』は村上春樹の中編小説。 1980年に刊行された。 村上春樹の2作目の小説。 第83回芥川賞候補作。 タイトルは、大江健三郎の『万延元年のフットボール』をもじったとのこと。 『風の歌を聴け』から始まり『羊をめぐる冒険』につながる『鼠三部作』の第2作。 700キロ離れた、「僕」と「鼠」の1973年の9月~11月の出来事を綴った。 2、あらすじ 「僕」は、東京で友人と翻訳事務所を設立し、翻訳の仕事をしながら繰り返しの毎日を送っていた。 そんなある日、ひょんなことから双子の女の子と3人で暮らすようになり、奇妙だけど穏やかな日々を過ごしすようになる。 一方、鼠は…